12日(土)は霧氷特別(4歳以上オープン)が行われ、カネサブラックが優勝。ここまで5戦連続2着のうっぷんを晴らし、8月以来久々の勝利を挙げました。
第2障害は大方の予想どおり、ニシキダイジンが先頭でクリア。しかし差なくカネサブラック、シンエイキンカイ、タケタカラニシキ、エビスオウジャの4頭も続きました。残り30メートルまで到達する前に、カネサブラックが先頭へ。そのまま脚を伸ばしてセーフティーリードを保つと、楽な手ごたえのままゴールを迎えました。じわ脚を伸ばしたタケタカラニシキでしたが、差はいっこうに縮まらず2着まで。障害で詰まったものの、ゴール寸前で追い込んできたトモエパワーが3着を確保。
13日(日)のメインレースはポプラ賞(4・5歳オープン)。ここは2番人気のツジノコウフクが制し、銀河賞勝ちの実力を存分に見せつけました。
ツジノコウフクとヒロノドラゴンが真っ先に第2障害に挑み、この2頭が並ぶようにして先頭クリア。これにニシキセンプーも加わり、三つどもえの様相を呈しました。残り30メートルでは3頭が横一線、残り20メートルでツジノコウフクがわずかに先頭へ。そして残り10メートルからは完全に底力だけで勝負しているようなサバイバル戦となりました。それでも力を振り絞って先着したのはツジノコウフク。1馬身ほど遅れてヒロノドラゴンが入り、ニシキセンプーが世代限定戦では久々となる3着好走。1番人気のホクショウダイヤは課題の障害で詰まってしまい、よく追い込んだものの4着まで。
この日の第10レースはジャニュアリー特別(3歳オープン)が行われ、8番人気のウメノタイショウが勝利。世代トップクラスにあることを証明しました。
ひと息入れて第2障害に挑んだウメノタイショウは、これを難なくクリアすると一気に差を広げて逃げ込み態勢へ。残り10メートルを切ってからは脚いろが鈍りましたが、あらかじめ築いたセーフティーリードが生き、後続の追撃を振り切りました。2番手争いでわずかに優位に立っていたマルモスペシャルが、ゴール線上で痛恨のストップ。ニシキエースが2着入線を果たし、3着にリードムサシ。立て直したマルモスペシャルは4着まで。
14日(祝・月)のメインレースは、重賞のヒロインズカップ(4歳以上8歳以下牝馬オープン)。ここはトカチプリティーが久々の重賞タイトルをゲットしました。詳細は別掲のヒロインズカップ回顧をご覧ください。
この日の第10レースは樹氷特別(4歳以上430万円未満)が行われ、タカラオーシャンが優勝。3連勝後の前走7着から、見事に巻き返しました。
第2障害はシンエイスターが先頭で越えましたが、後続は大苦戦。そこからようやくコトブキライアン、タカラオーシャン、カネミセンショーがクリアしていきました。大きくリードを広げていたシンエイスターですが、脚取りは重く後続がグングン差を詰める展開。残り20メートル付近で4頭が一団となる大混戦となりました。そこから抜け出したのがタカラオーシャンで、最後は2着に1馬身ほどの差をつけて快勝。沈みそうだったシンエイスターはなんとか踏ん張って2着を確保。カネミセンショーはわずかの差で3着に敗れました。