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1/14ヒロインズカップ回顧

トカチプリティー久々の重賞4勝目 

 14日(祝・月)は重賞・ヒロインズカップ(4歳以上8歳以下牝馬オープン)が行われ、1番人気のトカチプリティーが優勝。03年ばんえい大賞典、04年クインカップ、ヒロインズカップ以来となる重賞4勝目を挙げました。

 道中はサダエリコがペースを握り、ゆったりとした展開。これを追走するかたちでスターエンジェルやトカチプリティー、エメラルドといったあたりも続いて第2障害を迎えました。
 真っ先に動いたのは外枠の2頭、スターエンジェルとトカチプリティー。やや遅れて仕掛けたニシキユウも抜群の登坂力を見せて天板に脚を掛けました。しかし先頭で越えたのはトカチプリティーで、少し遅れてニシキユウ、タケトップクインとギャンブラークインが続きました。
 トカチプリティーの逃げ脚は快調で、後続も必死の追撃を見せますが、なかなか差が詰まりません。しかし、ここで一気に伸びてきたのがフクイズミ。障害5、6番手クリアのいつもの位置から末脚を伸ばし、残り20メートル付近で2番手に浮上。トカチプリティーの脚いろが鈍ったこともあって、残り10メートルを切ってからさらに猛追しました。しかし、ここまで。ソリ半分くらいのリードを保ってトカチプリティーが荷物を運び切り、久々の重賞初制覇。追い込み届かずフクイズミが2着で、障害2番手からしっかり歩き切ったニシキユウが3着を確保しました。

 トカチプリティーの重賞制覇は、04年12月以来のこと。これまではオープン戦線で堅実なレースを見せており、その活躍ぶりからいって、これだけの長い期間重賞タイトルから離れていたのには少し驚かされました。今季は春先こそこの馬らしくない競馬が続いていましたが、旭川記念後は【6、4、4、2】。2度の着外はともに4着と抜群の安定度。早めに障害を越えられる登坂力がなによりの武器で、それがこの好成績をもたらしています。
 フクイズミはこの馬らしい豪脚を見せてくれたものの、今回は届かず2着。しかし絶望的な位置から飛んでくる末脚は魅力十分で、今回も0秒5差までトカチプリティーを追い詰めました。確かに障害次第の面があり、軸とするには不安も同居しますが、やはりその実力は信頼に足るもの。今後ビッグタイトルの獲得も十分に期待できます。
 ニシキユウは歴戦のオープン馬を相手にしての3着だけに、上々の結果。今後ハンデを課せられてどうか、というのが気になるところですが、ばんえい大賞典制覇、ダービー2着の実績の持ち主だけに、克服は十分可能でしょう。今後のばんえい牝馬戦線を盛り上げる1頭であることは間違いありません。

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