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8/15ばんえいグランプリ予想 矢野吉彦

2005年8月14日(日)

 お暑うございます。さぁ、ばんえい競馬お盆シリーズの呼び物、ばんえいグランプリです。北斗賞でスーパーペガサスがまさかの6着に敗れていますから、ちょっと考えさせられるレースになりましたね。
 いやぁ、北斗賞はホントに参りましたよ。もともとスーパーペガサスは、障害を一気に上がる馬じゃなくて、途中で必ず一呼吸入れる馬。そのスキを突けば他馬にもチャンスがないわけではないんですが、それでも他馬との負担重量差がなかったあのレースは、スーパーペガサスがアッサリ勝っちゃうものと思いこんでいました。おそらく藤野騎手もそういう気持ちで乗っていたでしょう。ひょっとしたら、その分だけ第2障害への仕掛けがほんの少し早すぎたのかもしれません。でも、強引だったというわけではありませんよ。こういうこともあるさ、っていう感じですね。
  ただし、スーパーペガサスでもそういうことがあるんですから、やっぱり競馬には絶対はないんでしょう。それが、今回のレースにどういう影響を及ぼすか。戦うほうにも馬券を買うほうにも、北斗賞の結果をどう受け止めるかが試されているレースだと思います。
 で、無難な買い方をするなら、スーパーペガサス、サダエリコ、シンエイキンカイの馬単または馬複ボックス。スーパーペガサスの前走はたまたまの結果で、じっくり立て直しているはずのここはスーパーペガサスを改めて信頼、というなら、これを頭にサダエリコ、シンエイキンカイへの馬単。それをちょっとひねって、北斗賞以上にサダエリコとシンエイキンカイが勝ちにいったときにスーパーペガサスの返り討ちにあって、両馬が止まっちゃったら、スーパーペガサスを頭に両馬以外の穴馬への馬単。スーパーペガサスに前走の後遺症が残っていたら、サダエリコとシンエイキンカイからスーパーペガサスへの馬単。さらに大胆に狙うなら、サダエリコとシンエイキンカイの馬連1点か馬単の折り返し。このうちのどれを買うか、ということじゃないですか?
  いずれにしても、この3頭の勝負だと思うんですけど。「それでオマエはどうするんだ!」ですって? ウーン、このコラムの予想が3連敗中なだけに、ハッキリ言って悩んでます。外れてもともと、と考えれば、上のパターンにないもうひとつの狙い方で、シンエイキンカイを頭にスーパーペガサスとサダエリコへの馬単といきたいところなんですが。でもねぇ、たかが1回負けたくらいで、あれほど持ち上げていたスーパーペガサスを軽視するのはなんとも失礼な話ですので、やっぱりこれを頭にサダエリコとシンエイキンカイに馬単で流すことにします。押さえはその裏返し。配分はオッズとの相談です。
 なんだか頼りない予想になっちゃいましたが、今回はこれで様子を見させていいただきます。ここでスーパーペガサスがまたしても第2障害でもたついて惨敗するようなことがあったら、それはそれで一大事。今後の対応を考えなくちゃいけなくなりますから。
 とにかく、ばんえいの看板馬スーパーペガサスには、まだまだ頑張ってもらわないと。そこで、応援の気持ちも込めてこういう予想にしました。なんてったってファン投票レースですので。では、今回はこのへんで。

8/15ばんえいグランプリ予想 斎藤修

 個人的にそう思っているだけかもしれないが、荒れる印象のある「ばんえいグランプリ」。過去10年の1、2着馬と人気を列記してみた。
 読み方は、上が1着馬、下が2着馬。右端の数字が人気。カッコ内は1番人気馬の着順。2000年のみ、ばんえグランプリが10月1日に行われ、お盆の時期に行われた岩見沢記念を参考として掲載した。

1995年
ヨウテイクイン   牝5 千葉 3
マルゼンバージ   牡9 金山 1
1996年
ヨウテイクイン   牝6 千葉 1
リキミドリ     牡5 大河原4
1997年
コーネルトップ   牡7 坂本 2
フクイチ      牡8 西弘 1
1998年
グレイトジャイナー 牡6 坂本 1
アトミックドラゴン 牡7 大友 5
1999年
エビスホウザン   牡8 藤野 4
コブラテンリュウ  牡9 折口 3
(アトミックドラゴン4着)
2000年
ウンカイ      牡6 松井 4
キタノビッグエース 牡7 中島 8
(シマヅショウリキ6着)
2001年
グレイトジャイナー 牡9 藤本 1
アキバオーショウ  牡9 西弘 2
2002年
ヒカルセンプー   牡5 坂本 9
ウンカイ      牡8 大河原6
(サカノタイソン3着)
2003年
ヒカルセンプー   牡6 坂本 2
クシロキンショウ  牡9 大口 5
(スーパーペガサス6着)
2004年
スーパーペガサス  牡8 藤野 1
ヒカルセンプー   牡7 坂本 3

(参考)2000年 岩見沢記念
グレイトジャイナー 牡8 藤本 1
アキバオーショウ  牡8 西弘 2

 95~98年は1番人気が連対しているが、その後の6年間では4回も1番人気馬が連対を外している。2000年を岩見沢記念と入れ替えてみても、近6年では2回に1回は1番人気が連対にからんでいないので、やはり荒れるレースといってもいいだろう。暑いこの時期だけに、やはり体調維持が難しいのだろうか。
 1番人気で連対を外した馬を見てみると、サカノタイソン、シマヅショウリキ、スーパーペガサスといずれもばんえい記念を勝ったチャンピオン級だ。
 余談になるが、それ以前を見ても、マルゼンバージ、フクイチなども2着こそあれ、このレースは勝っていない。ばんえい記念勝ち馬でこのグランプリを制したのは、昨年のスーパーペガサス以前では、89年(第1回)のタカラフジまで遡らなければならない。史上初のばんえい記念3連覇を果たしたスーパーペガサスは、やはり実力が抜けているということだろう。
 さて、今回もそのスーパーペガサスの取捨が最大の問題。前走北斗賞では見せ場なく6着に敗れている上に、例年夏の岩見沢では安定感に欠けるため△まで。
 本命にはシンエイキンカイを推す。旭王冠賞、北斗賞ともにもう一息だったが、成績は安定している。アッと言わせるならこの馬だろう。
 安定感という意味では今シーズン抜群のサダエリコだが、別定のプラス10キロはこのメンバーに入っては不安材料。しかし牡馬に混じっての昨年からの活躍を見れば、ヨウテイクイン以来となる牝馬としての勝利があっておかしくない。
 穴なら成績は安定していないが一発のあるグレートサンデーを狙ってみたい。
 ◎シンエイキンカイ
 ○サダエリコ
 ▲グレートサンデー
 △スーパーペガサス

8/15ばんえいグランプリプレビュー

2005年8月12日(金)

 15日(月)に行われるのは、真夏の決戦ばんえいグランプリ(3歳以上)。1989年に創設され、今年で17回目を迎えます。かつてはアサギリが4連覇(91~94年)、ヨウテイクイン(95、96年)、ヒカルセンプー(02、03年)が2連覇を果たしており、今年はスーパーペガサスが史上4頭目のばんえいグランプリ連覇に挑みます。
 北斗賞では6着に敗れたスーパーペガサスですが、これはやはり障害で詰まった結果。ひと腰目で思ったほど馬体が上がらず、それに引き替えミサイルテンリュウ、サダエリコがすんなりとクリアしていった点が、勝敗の分かれ目でした。今回はレース間隔をあけて疲れを癒しただけに、気配を重視したいところ。
 対抗は、もちろん女傑サダエリコ。北斗賞を含み、ここまで4連勝ととにかく絶好調。馬体も充実しており、重賞連勝を虎視眈々と狙っています。終いの脚もしっかりしており、スーパーペガサスら追い込み勢を完封する姿も期待できるでしょう。
 3番手評価としたいのはミサイルテンリュウ。北斗賞2着のほかオープン2勝と、岩見沢開催に移ってから好成績を収めています。そのほかシンエイキンカイ、アンローズまでが争覇圏でしょう。

【参考レース】
6/12 旭王冠賞(勝ち馬:スーパーペガサス)
7/24 北斗賞(勝ち馬:サダエリコ)
7/31 カエデ賞(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)

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今週(8/13~8/15)のみどころ

 さあ今年もやってきました、真夏の決戦ばんえいグランプリ。注目はなんと言っても「スーパーペガサスの連覇なるか」。王者の力強い走りに期待しましょう。なおばんえいグランプリについては別掲の「ばんえいグランプリプレビュー」をご覧ください。
 14日(日)のゴールデンジョッキー賞(800万円未満)は、前開催までのリーディング上位騎手10人が出場する一戦。騎乗馬を抽選で決めるため、馬にとっては新境地が開けるかもしれません。注目は、やはりツルマキシンザン。前走はオープン混合戦で4着に敗れましたが、自己条件ならば不動の軸。宿敵ヤマノキャプテンは一足早くオープンに上がっており、それに続きたいところ。昇級初戦となるスーパーミントが、どこまで通用するかも注目です。なお、このレースの前、第10レースには、騎手は免許取得年の新しい順に10人を指定して行われるヤングジョッキー賞(270万円未満)も行われます。
 15日(月)、ばんえいグランプリのひとつ前の第10レースに、大倉山特別(4歳)が組まれています。ここはエンジュオウカンに期待したいところですが、旭川記念(1着)以来のタケタカラニシキも出走。この2頭に人気が集中しそうです。ただホクトキング、キングファラオあたりも虎視眈々と2強崩しを狙っており、激戦が期待できるでしょう。
 13日(土)のメインレースは洞爺湖特別(650万円未満)。前走の昇級戦、恵庭岳特別を2着したコウリュウオーザが中心と見ます。昨シーズンは800万クラスで好走していただけに、ここをあっさりと通過してもらいたいところ。また、その恵庭岳特別で7着に敗れたタカラボーイにも再度注目です。

レース回顧(8/6~8/8)

2005年8月 8日(月)

 突然ですが、ヒカルセンプーの調子が上がってきません。今回も7日の最終レースに登場して、見せ場なく最下位。ばんえいグランプリ3年連続連対が示すように、例年なら夏に成績が上向くのですが、今年はどうしたのでしょうか。復活を期待しているのですが……。
 さて、6日(土)に行われたJBCカウントダウン・余市岳特別(550万円未満)。障害を越えてから3頭の大激戦となりましたが、終始先行していた1番人気のヤマトモンジューが優勝。ヤマノトップレディ、マコトファイヤーの追撃を辛くも振り切りました。岩見沢へ開催が移ってから4着以下がなく、抜群の安定感を見せています。
 7日(日)のメインレースはサマーカップ(4、5歳)。7月31日のトライアルを勝ち上がった10頭による一戦です。これを制したのはサダエリコ。道中は後方からレースを進め、3番手で障害をクリア。しかし残り30メートルあたりから一気に差を詰め、最後は激しい2着争いを尻目に悠々とゴールイン。次元の違うレースを見せて優勝しました。2着はエンジュオウカン。サダエリコに交わされながらもしぶとく食い下がりましたが、残り10メートル付近で脚が止まり万事休す。それでも激しく追い上げたキングファラオ、ホクトキングらを抑えきったあたりは格の違いと言うべきでしょう。
 そのほか、7日第6レースの2歳戦はマルミシュンキが優勝して6連勝。メダマが2着で、これで6度目の2着となりました。第10レースのオープン混合戦(3歳以上)は、シンエイキンカイが優勝して、2着にアンローズ。実力馬2頭で決まり、順当な結果となりました。なお8日(月)の夕張岳特別(470万円未満)は、昨年のばんえい大賞典2着馬プリンセスサクラコが優勝。470万クラスに昇級後2連勝と、波に乗っている印象です。

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