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レース回顧(7/23~7/25)

2005年7月26日(火)

 今週は岩見沢開催での最初の重賞、北斗賞が行われました。このレースの詳細は、別掲「北斗賞回顧」をご覧ください。
 23日のオープン勝入(混合3歳以上)は、6番人気のホクリュウイチが優勝しました。残り15メートル付近からサンデーブライアンとの一騎打ち。0秒1差の接戦を制して、今シーズンの初勝利となりました。
 25日(月)のニセコ特別(800万円未満)は、この路線の常連ツルマキシンザンとヤマノキャプテンが接戦を繰り広げ、わずかにヤマノキャプテンが先着しました。これで前走のエルム特別に続いて2連勝としたヤマノキャプテン。昨年同様、今夏も活躍が期待できそうです。
 なお24日(日)に行われた2歳戦は、メダマが優勝し、通算3勝目。デビュー以来8戦連続連対を続けています。

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7/24北斗賞回顧

サダエリコ快勝! ペガサス4連覇ならず

hokutosyo 7月24日(日)に行われた北斗賞(3歳以上)は、今シーズン絶好調のサダエリコが並みいる牡馬を抑えて優勝。このレース4連覇がかかっていたスーパーペガサスは、6着に敗れました。
 第2障害まではスーパーペガサス、サダエリコら有力どころが終始先行。そして真っ先に障害に挑んだスーパーペガサスでしたが、思いのほか馬体が上がらず苦戦。その隙にミサイルテンリュウ、サダエリコが抜け出しました。残り30メートル付近でサダエリコが先頭に躍り出ると、後続を一気に突き放して、ゆうゆうと今季初の重賞制覇。ミサイルテンリュウが、ゴール前で脚いろが鈍りながらも2着を確保しました。

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安部憲二騎手

「レース前は、第2障害をうまくまとめられれば、と思っていました。(先に抜けた)ミサイルテンリュウを交わせる自信は半々くらい。でも先頭に立ってからは、思ったより手ごたえがよかったです。でもスーパーペガサスは去年まで3連覇している馬ですから、さすがにうしろが気になりました。とにかく、前に行く気の強さと一瞬の瞬発力の強さが、この馬のいいところです。馬場は見た目以上に重いのですが、よく頑張ってくれました」

金山明彦調教師
「前走を勝ったあとも、ずっと好調を維持していました。いつも作戦を練ることはなくて、すべて騎手にお任せです。この馬の良さは、前に行く気が強くてマジメ、あとスピードもあるところでしょう。今シーズンは馬の体調がよく、馬体重も増えて、馬体が充実しています」

7/24北斗賞予想 矢野吉彦

2005年7月23日(土)

 ばんえい競馬ファンのみなさん、こんにちは。1カ月半のごぶさたでした。今週(24日)は久々の重賞、北斗賞。その予想をご披露させていただきます。

 その前に、旭川記念と旭王冠賞の反省を。まず旭川記念ですが、これはしょうがないでしょう。穴狙いが基本の私ですから、単勝1、2、3番人気の馬がスンナリ1、2、3着に来てしまうようなレースはお手上げです。ハズれてもあまり悔しくありません。それより、問題は旭王冠賞です。こちらを素直に予想しすぎちゃいましたね。堅い本命馬+穴馬で決まるパターンというのはよくあるわけで、グレートサンデーは見ておかなきゃいけない馬だったと思います。なんたって、今シーズンの序盤ではスーパーペガサスを負かしたこともありましたし、大河原騎手の手綱もあったんですから。直前2戦の連続9着で見限ったのが失敗でした。スミマセン!   
 さて、北斗賞。定量戦のここは、どこをどうひねって考えても、スーパーペガサス中心になっちゃいますよね。他馬より重い荷物を曳いた前走の北海道競馬記者クラブ特別でも2着を確保しました。牡馬とは同重量、牝馬との重量差も前走ほどではなくなる今回は、負けるわけにはいかないと思います。やっぱり相手探しに徹するしかなさそうです。
 そのレースでスーパーペガサスを破っているシンエイキンカイ、差のない3着に来たサダエリコは人気になりそう。だったら、それより着順は悪かったけど、ソコソコのレースをしていた馬、ヨコハマボーイ、ミサキスーパー、グレートサンデー、アンローズの4頭にしますか。どれがどう、という根拠はないんですが、ヨコハマボーイやアンローズは上位人気になるとは思えませんし、ひょっとしたらミサキスーパーの人気も少し落ちてくるかもしれません。一方、グレートサンデーはビッグウェイトカップに勝って弾みをつけましたから(旭王冠賞のこともあるので)、ここは穴人気に推されるような気がします。そうすると妙味はなくなっちゃいますけどね。

 ムムッ、それならいっそのこと、グレートサンデーの一発に期待して、この馬を1着、スーパーペガサスを2着にした馬単1点勝負なんていう手もありますか? ついでに、同重量でも逆転有りと見て、1着シンエイキンカイ、2着スーパーペガサスの馬単も買っちゃうとか……。

 こうなるともう、予想というより“当てモノ”ですね。まぁとにかく、やっぱりスーパーペガサスが順当に勝っちゃいそうなので(ということは北斗賞4連覇!)、この馬を頭に4~7番人気の馬へ馬単流し、ってことにしましょう。ただ、あまりにもスーパーペガサス断然というムードになったら、馬単で買っても馬複で買っても大した違いにはならなくなるのでは? そういうときは、万々が一ということを考えて馬複にしておいたほうが無難です。例えば、1着スーパーペガサス、2着グレートサンデーの馬単オッズが5.0倍、両馬の馬複オッズが4.5倍程度だったら、馬複で十分だと思います。本命馬を頭にした馬単が馬複の2倍近い倍率になっている場合には、馬単で勝負するのも面白いんですが。

 この先、よほどのことがない限り、スーパーペガサスが出てくるレースは同じような予想になっちゃうかもしれませんが、まだまだシーズンは長いんで、取りあえず今回はこんな作戦で様子を見ることにしました。さぁ、どうなりますか。ところで、今度の北斗賞は高知競馬場でも馬券が買えます。四国でこのホームページをご覧のみなさん、私以外の方の予想を大いに参考にしていただいて、ばんえい競馬の馬券をぜひ当ててください!そして今後、末永くばんえい競馬をご愛顧くださいますように。では、今回はこのへんで。

7/24北斗賞予想 斎藤修

 今シーズン緒戦を除いて連対を外していないスーパーペガサスは定量戦のここなら中心視せざるをえない。北斗賞4連覇の可能性はかなり高い。
 旭王冠賞では、第2障害を越えてから際立った伸びを見せたグレートサンデーを相手筆頭に見る。
 その旭王冠賞こそ7着に破れたものの、トップクラスの牡馬を相手に相変わらず安定したレースぶりを続けるサダエリコも上位争いは必至。
 前走でスーパーペガサスを破ったシンエイキンカイはたしかに上り調子だが、02年以降重賞で連対したのは昨年の旭王冠賞の勝利のみ。4歳時あたりまでと違い、安定感に欠ける印象があり、人気になるようならむしろ狙いにくく△まで。
 人気を落としそうなアンローズは一発狙い。
 今シーズンこれが5戦目になるミサキスーパーは、緒戦を勝って以降はイマイチの成績が続いているのでここは見送り。
 いずれにしてもスーパーペガサスを外す馬券は無理矢理の穴狙いでもない限り買いにくい。
 ◎スーパーペガサス
 ○グレートサンデー
 ▲サダエリコ
 △シンエイキンカイ
 △アンローズ

今週(7/23~7/25)のみどころ

2005年7月22日(金)

 今年も例年どおり8月15日に行われる真夏の祭典「ばんえいグランプリ」のファン人気投票がスタートしています。液晶カラーテレビやホテル宿泊券のほか、ばんえいオリジナルクオカードなどが当たります。インターネットからでも応募できますので、ぜひ投票しましょう。

 今週は24日(日)に、重賞・北斗賞(3歳以上)が行われます。定量戦だけに、やはりスーパーペガサスの天下となるのでしょうか。今年勝てばこのレース4連覇となります。
 同日には2歳のいちばん上のクラスのレースが組まれています。圧倒的な強さで連勝街道を突っ走るマルミシュンキの登録こそありませんが、7戦していまだ連対を外していないメダマの安定したレースぶりに注目です。前走、4戦目で初の敗戦を喫したカップオーの巻き返しも期待されます。
 25日(月)のメイン、ニセコ特別(800万円未満)は、7月4日のエルム特別の再戦といった顔ぶれになりそうです。そのレースで3着に敗れたツルマキシンザンですが、今シーズンは安定したレースぶりで、やはりこの馬を巡る争いになりそうです。

 子供たちにとっては待ちに待った夏休みに突入です。横浜にある馬の博物館では、21日から絵本『赤べえ』の原画展が行われています。お近くの方は、ぜひご家族でお出かけください。

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