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今週(6/18~6/20)のみどころ

2005年6月17日(金)

 いよいよやってきました、夏の風物詩・岩見沢開催。10月3日まで48日間におよぶ熱戦の火ぶたが切って落とされます。札幌、小樽からの観戦ツアーも用意されているので、ぜひこの機会に岩見沢競馬場へお越しください。
 さて今週の見どころは、19日(日)の岩見沢えぞまつ特別(3歳以上オープン)。前走の旭川記念で、今季初出走ながら3着に健闘したエンジュオウカンが登録しています。一度レースを使って状態が上がっているのか、気配に注目しましょう。そのほか、サンデーブライアンはこのレース3戦2勝と相性がよく、スミヨシセンショーは今季、オープンを2連勝した実績を買いたいところ。
 今週は各条件戦で3歳の注目馬が出走する予定です。18日(土)の第8レースにナリタボブサップ、第10レースにカネタマルの2頭がスタンバイ。20日(月)の第7レースには黒ユリ賞馬ウィナーサマーが、今シーズンの初出走を予定しています。そして同日の第8レースにはスーパークリントンなど、見逃せない馬たちばかり。次代のエースたちの走りに期待しましょう。

やっぱり馬が好き(第3回)  旋丸 巴

2005年6月16日(木)

ばんえい最高峰・三井牧場

 ばんえい競馬では生産者ランキングが公表されていなくて、だから、存外知られていないのが、三井牧場の偉大さ、である。

 熱心なファン諸氏ならご承知の通り、ばんえい記念3連覇を果たし、今や史上最強馬の1頭となったスーパーペガサスは、この牧場の生産馬。のみならず、スーパーペガサスと並んで「現役3強」と言われるミサキスーパーもアンローズも、三井牧場生産馬なのである。もちろん、アンローズの兄にして97年の3冠馬ウンカイも同様。

 かくの如く毎年確実に活躍馬を出し、優良農用馬生産者賞を受賞されている三井牧場は、だから、規模こそ違うけれど、まさに「ばんえい界の社台ファーム」とも言うべき大牧場なのである。

 さて、そんな三井牧場に、しかし、私は今まで行ったことがなくて、だって、そんな偉大な牧場、とても恐れ多かったんだもーん。

 それでも、先日、ようやく意を決して、この大牧場を訪問してみると……。

 こんな凄い牧場だから、きっと怖い方が経営されているのだろう、という予想に反して、登場した牧場主の三井宏悦さんは40歳を過ぎたばかりの若さで、しかも、とっても気さくな方。20頭もの繁殖牝馬が出産、種付けを迎えている超多忙の時期だというのに、親切に牧場を案内して下さったのだから、感謝感激。

miharu  中でも、嬉しかったのは名牝ミハル(写真)との対面。前述ウンカイとアンローズを生んだ偉大な母ミハルだけれど、美形アンローズに似た優しい面差しを見た時には狂喜してしまった。

 今年は残念ながら産駒のいないミハルだが、既にタツリキを種付けしたとのこと。来春には、また、この牧場の輝かしい歴史の1ページを飾る馬が誕生するのだと思うと、今から胸高鳴なる気の早い私なのでした。

「旭王冠賞観戦ツアー」潜入レポート

2005年6月15日(水)

 6月12日の旭川競馬場では、「旭王冠賞観戦ツアー」が行われました。参加されたのは、東京および関東近県から4組10名、それから大阪から参加の方も1名いらっしゃいました。また、札幌市内からも3名が現地合流で参加されました。ツアー参加者には、今話題の旭山動物園入園招待券がプレゼントされ、前日11日に訪れた方もいたようです。

ban1  旭王冠賞当日、午前10時半すぎにツアー参加のみなさんが旭川競馬場に到着。専用の来賓室が用意されていました。ここで市営競馬組合の担当者による挨拶があり、ばんえい競馬が詳しく解説されている「ばんえいポケットBook」や、当日の専門紙、クオカード、マグカップなどがプレゼントされました。
 ばんえい競馬を見たことがないという人にも、市営競馬組合の担当者が詳しく丁寧に解説してくれるので安心です。
 ここで驚いたのは、冬の帯広競馬場ツアーに続く2度目の参加という方がいらっしゃったこと。やっぱり、ばんえい競馬には病みつきになる魅力があるんですね。

ban2  第3レースまで観戦、馬券で軽く勝負したところで、お昼にはジンギスカンが用意されていました。最近話題になっている北海道産のおいしいラム肉です。こちらではうどんの麺を入れて、一緒に焼きうどんにするんですね。
 当日競馬場内の売店や食堂で使える500円分の飲食補助券があらかじめ参加者に配られていたので、これを使ってビール片手にジンギスカン、という方もいたようです。

 第6レースでは、実況席を訪問。ばんえい競馬といえば井馬アナウンサーの実況はハズせません。その井馬アナの名調子を生で見る予定が、なんと。この日、ばんえい競馬観戦に訪れていた矢野吉彦アナウンサーが実況することになりました。普段、東京近郊にお住まいの方にとっては、土曜日の中央競馬のテレビ中継で聞きなれた矢野アナの声を目の前で聞けるという、貴重な体験でした。
 矢野アナはといえば、「こんなに大勢に見られながら実況するのは初めて」と、やや緊張した様子でした。

ban3  この日はあいにくの雨。馬の近くで傘をさすと馬が驚くことがあるので、外でのイベントは中止も検討されました。しかし、せっかくここまで来たのですから、参加のみなさんはめげませんでした。
 雨にぬれながらも、スタート地点や、コースの向こう側から迫力のレースを間近で観戦。旭王冠賞を勝ったスーパーペガサスの口取り写真にも収まりました。
 そして最終レース終了後。雨の降り続く中、現役のばん馬の背に乗ってパドックを1周。ばん馬の大きさを実感しました。

 馬券だけではない、さまざまな体験ができる充実のばんえい競馬観戦ツアーは、岩見沢開催でも計画されているようです。

レース回顧(6/11~6/13)

2005年6月14日(火)

 旭川開催の最終週は、あいにくの天気。注目の旭王冠賞も、雨・馬場水分2.5%の中で行われました。このレースの詳細は「旭王冠賞回顧」をご覧ください。
 13日(月)に行われたクリスタル特別(3歳オープン)は、9番人気のハイランドエビスが勝利。馬連単6万馬券の波乱となりました。スーパークリントンとナリタボブサップは、やはり負担重量を積まれた関係で、それぞれ4着、10着に敗退。それでもスーパークリントンは勝ち馬からおよそ3秒という僅差で、実力を発揮しました。
 12日(日)の第6レース、注目の2歳戦はカップオーが出走せず、マルミシュンキの独壇場。単勝1.4倍の圧倒的人気に、見事にこたえました。
 同じ12日の第3レースは、スーパーペガサスの弟ストロングペガサスが勝利。最終第12レースは、ミサキスーパーの妹トーヨーシャルムが優勝と、現役有名馬のきょうだいが活躍しました。
 なお13日の第7レースは、西弘美騎手が手綱を取ったイサムキンショウが優勝。西騎手は、ばんえい競馬史上6人目、現役3人目となる通算2000勝を達成しました。関連記事、画像はこちら

6/12旭王冠賞回顧

2005年6月12日(日)

王者ペガサスに敵なし!

asahiokan  朝から雨が降ったり止んだりだったが、旭王冠賞が近づくころには本格的な降りとなった。
 第2障害は、スーパーペガサスとミサキスーパーがほぼ同時に仕掛け、ほぼ同時にクリアしたが、坂を降りてからの脚いろはスーパーペガサスが断然。そのまま後続をまったく寄せ付けず圧勝。旭王冠賞は01年、03年に続いて3勝目、重賞は通算18勝目。獲得賞金1億円まで、あと828万円余りと迫った。
 2着には5番手に第2障害をクリアして一気に脚を伸ばしたグレートサンデーが入り、2番人気のサダエリコは第2障害に手惑い7着に沈んだ。

成績はこちら
映像はこちら

藤野俊一騎手
「2障害は早めの仕掛けになりましたが、馬が自分から掛かっていったのであのタイミングになりました。夏負けする馬なので、夏はどのくらい使えるかわかりませんが、1億円が近いのでなんとかひとつでも多く重賞を勝てればと思います」

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