今年も牝馬! エンジュダイヤがダービー制覇
3歳馬の頂点を決めるばんえいダービー(3歳)は、25日(日)帯広競馬場で行われました。勝ったのは単勝3番人気、牝馬のエンジュダイヤで、これでばんえいダービーは4年連続牝馬の優勝となりました。
第2障害を先頭でクリアしたのは、障害巧者ウィナーサマー。ここで一気に差を広げたいところでしたが、差なくエンジュダイヤが続いたところで万事休す。残り30メートルまで行かないうちにエンジュダイヤが先頭に立つと、しっかりとした脚いろで、そのままゴールまで一直線。後続を寄せ付けない圧倒的なレースを見せました。
ウィナーサマーは粘りに粘って2着を確保。ゴール寸前でスーパークリントンに迫られたあたりに、課題の末の甘さが出てしまいましたが、それでも追撃をしのぎきったことは収穫。今後も十分にタイトルを狙うことができるでしょう。
1番人気のカネタマルは8着に敗退。障害に手間取ってしまったのが誤算でしょう。今後の課題と言えそうです。
西弘美騎手
「北見コースになって10月くらいから力をつけていました。前回も期待していたのですが少し届かなかくて残念なレースでしたが、今回こそは勝ちに行こうと思い、期待にこたえてくれました。いずれオープンまで上がれるだろうし、将来的にも大きなところを勝ってくれるだろうと期待しています」
久田守調教師
「オークスと菊花賞と続けて2着だったのでなんとか勝ちたいと思っていました。ウィナーサマーより前でレースをしようということで調教を積んで、騎手とも話していました。前回は障害がうまくいかなかったですが、今回は西騎手がうまく乗ってくれていいレースができました」