6月12日の旭川競馬場では、「旭王冠賞観戦ツアー」が行われました。参加されたのは、東京および関東近県から4組10名、それから大阪から参加の方も1名いらっしゃいました。また、札幌市内からも3名が現地合流で参加されました。ツアー参加者には、今話題の旭山動物園入園招待券がプレゼントされ、前日11日に訪れた方もいたようです。
旭王冠賞当日、午前10時半すぎにツアー参加のみなさんが旭川競馬場に到着。専用の来賓室が用意されていました。ここで市営競馬組合の担当者による挨拶があり、ばんえい競馬が詳しく解説されている「ばんえいポケットBook」や、当日の専門紙、クオカード、マグカップなどがプレゼントされました。
ばんえい競馬を見たことがないという人にも、市営競馬組合の担当者が詳しく丁寧に解説してくれるので安心です。
ここで驚いたのは、冬の帯広競馬場ツアーに続く2度目の参加という方がいらっしゃったこと。やっぱり、ばんえい競馬には病みつきになる魅力があるんですね。
第3レースまで観戦、馬券で軽く勝負したところで、お昼にはジンギスカンが用意されていました。最近話題になっている北海道産のおいしいラム肉です。こちらではうどんの麺を入れて、一緒に焼きうどんにするんですね。
当日競馬場内の売店や食堂で使える500円分の飲食補助券があらかじめ参加者に配られていたので、これを使ってビール片手にジンギスカン、という方もいたようです。
第6レースでは、実況席を訪問。ばんえい競馬といえば井馬アナウンサーの実況はハズせません。その井馬アナの名調子を生で見る予定が、なんと。この日、ばんえい競馬観戦に訪れていた矢野吉彦アナウンサーが実況することになりました。普段、東京近郊にお住まいの方にとっては、土曜日の中央競馬のテレビ中継で聞きなれた矢野アナの声を目の前で聞けるという、貴重な体験でした。
矢野アナはといえば、「こんなに大勢に見られながら実況するのは初めて」と、やや緊張した様子でした。
この日はあいにくの雨。馬の近くで傘をさすと馬が驚くことがあるので、外でのイベントは中止も検討されました。しかし、せっかくここまで来たのですから、参加のみなさんはめげませんでした。
雨にぬれながらも、スタート地点や、コースの向こう側から迫力のレースを間近で観戦。旭王冠賞を勝ったスーパーペガサスの口取り写真にも収まりました。
そして最終レース終了後。雨の降り続く中、現役のばん馬の背に乗ってパドックを1周。ばん馬の大きさを実感しました。
馬券だけではない、さまざまな体験ができる充実のばんえい競馬観戦ツアーは、岩見沢開催でも計画されているようです。