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重賞(特別)回顧 アーカイブ

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9/27ナナカマド賞回顧

2009年9月28日(月)

テンマデトドケ、長澤騎手ともに重賞初制覇!

 27日(日)は2歳世代では初の重賞となるナナカマド賞(2歳オープン)が行われ、2番人気のテンマデトドケが勝利。今年1月デビューの長澤幸太騎手とともに、重賞初制覇を果たしました。

 道中はミスタートカチがやや速めのペースで先導し、バラついた展開。第2障害に近づくにつれ各馬の差は徐々に詰まりましたが、そのままミスタートカチが先頭で勝負どころを迎えました。
 ひと息入れて仕掛けたミスタートカチは、抜群の掛かりを見せてあっさり天板へ。1番人気のホクショウバトルが、やや体勢を崩しながらもこれに続き、ほぼ並んでテンマデトドケとハクバオウジもクリアしていきました。
 独走態勢を築いていたミスタートカチでしたが、残り25メートル付近でいったんストップ。そこへ後続3頭が並びかけ、4頭が横一線で残り10メートル。ここでグイッと抜け出したのがテンマデトドケ。重馬場に苦しむ各馬とは対照的に、しっかりした脚取りで荷物を運びきりました。体勢を立て直したミスタートカチが0秒8差で2着を確保。ホクショウバトルはゴール線上で止まったものの、後続を振り切って3着入線を果たしました。

 テンマデトドケはこれで【5-2-3-1】で、唯一の着外はトップハンデを背負わされた一戦だけと抜群の安定ぶり。各馬の脚が止まっていたレース終盤でもしっかりした脚取りを見せていたのは、実力の証明でしょう。今後は重量との戦いとなりますが、5〜10キロ程度のハンデ差なら軽視することはできないでしょう。
 ミスタートカチが青雲賞(4着)から前進。一度は止まったにせよ、終始レースを引っ張りつつ粘り通したレースぶりは高く評価できます。新馬戦を大差勝ちしたのはダテではなく、今後も卓越したスピードに注目です。

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長澤幸太騎手「道中で気を抜く面があるので、その点に気をつけて一生懸命追いました。障害を下りたら、馬に“頑張ってくれ”と思っていましたが、その通り頑張ってくれましたね。ゴールの瞬間は1着か2着かわからなかったので、あとでリプレイを見て“やった“と思いました。本当に嬉しいです」

9/21ばんえいプリンセス賞回顧

2009年9月22日(火)

ワタシハキレイズキ華麗に重賞初制覇!

 21日(祝・月)は3歳牝馬三冠の第2弾・ばんえいプリンセス賞(3歳牝馬オープン)が行われ、2番人気のワタシハキレイズキが勝利。一冠目の黒ユリ賞を制したウィナーミミが2着で、人気サイドでの決着となりました。

 道中はコマクイン、スーパーコマチあたりが馬群を引っ張り、そのうしろからワタシハキレイズキが追走。各馬バラバラの展開で、第2障害下にはワタシハキレイズキ、ウィナーミミ、コマクイン、スーパーコマチの順で到達しました。
 じっくりタメて、最初に障害に挑んだのはワタシハキレイズキ。コマクイン、サクラエビスあたりがこれに続き、差なくウィナーミミも登坂開始。各馬苦戦するなか、ゆうゆうと越えたのがワタシハキレイズキで、2番手クリアのコマクインに2馬身差をつけてゴールを目指します。離れた3番手でウィナーミミがクリアし、さらに離れてヒマワリカツヒメが4番手から。
 しかしワタシハキレイズキの脚いろは確かで、コマクインとの2馬身差を保ったまま残り10メートル。危なげないレースぶりで、重賞初制覇のゴールを果たしました。
 2着争いはコマクインが流れ込みそうなところ、ソリの後端がゴール線上に掛かったところで痛恨のストップ。その隙にウィナーミミがゴールラインまで荷物を運びきり、2着を確保。末脚を伸ばしてきたヒマワリカツヒメが3着に入り、コマクインは結局4着での入線となりました。

 ウィナーミミよりハンデが10キロ軽かったワタシハキレイズキですが、自分でペースを作りながらの完勝。これで6連続連対と目下の充実ぶりには目を見張るものがあります。思えば父シャトルシンザンも14連続連対があるように、勢いに乗るとそのまま突っ走る血脈。今後も目が離せない1頭です。
 2着のウィナーミミは障害で後手を踏んだのが、最後まで響いた印象。ただ、最後までしっかり歩き通したあたりはやはり実力馬。敗因は10キロのハンデ差と明確だけに、定量戦のばんえいオークス(12月13日)での巻き返しが十分に期待できそうです。

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鈴木恵介騎手「使い詰めでも疲れどころか、きょうは元気がありましたね。レース前は先に下りて逃げるしかない、差されたなら仕方ないと思っていました。この馬の一番いいところを出して勝てたと思います。ばんえいオークスでも頑張ります」

9/21ばんえいプリンセス賞回顧

ワタシハキレイズキ華麗に重賞初制覇!

 21日(祝・月)は3歳牝馬三冠の第2弾・ばんえいプリンセス賞(3歳牝馬オープン)が行われ、2番人気のワタシハキレイズキが勝利。一冠目の黒ユリ賞を制したウィナーミミが2着で、人気サイドでの決着となりました。

 道中はコマクイン、スーパーコマチあたりが馬群を引っ張り、そのうしろからワタシハキレイズキが追走。各馬バラバラの展開で、第2障害下にはワタシハキレイズキ、ウィナーミミ、コマクイン、スーパーコマチの順で到達しました。
 じっくりタメて、最初に障害に挑んだのはワタシハキレイズキ。コマクイン、サクラエビスあたりがこれに続き、差なくウィナーミミも登坂開始。各馬苦戦するなか、ゆうゆうと越えたのがワタシハキレイズキで、2番手クリアのコマクインに2馬身差をつけてゴールを目指します。離れた3番手でウィナーミミがクリアし、さらに離れてヒマワリカツヒメが4番手から。
 しかしワタシハキレイズキの脚いろは確かで、コマクインとの2馬身差を保ったまま残り10メートル。危なげないレースぶりで、重賞初制覇のゴールを果たしました。
 2着争いはコマクインが流れ込みそうなところ、ソリの後端がゴール線上に掛かったところで痛恨のストップ。その隙にウィナーミミがゴールラインまで荷物を運びきり、2着を確保。末脚を伸ばしてきたヒマワリカツヒメが3着に入り、コマクインは結局4着での入線となりました。

 ウィナーミミよりハンデが10キロ軽かったワタシハキレイズキですが、自分でペースを作りながらの完勝。これで6連続連対と目下の充実ぶりには目を見張るものがあります。思えば父シャトルシンザンも14連続連対があるように、勢いに乗るとそのまま突っ走る血脈。今後も目が離せない1頭です。
 2着のウィナーミミは障害で後手を踏んだのが、最後まで響いた印象。ただ、最後までしっかり歩き通したあたりはやはり実力馬。敗因は10キロのハンデ差と明確だけに、定量戦のばんえいオークス(12月13日)での巻き返しが十分に期待できそうです。

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鈴木恵介騎手「使い詰めでも疲れどころか、きょうは元気がありましたね。レース前は先に下りて逃げるしかない、差されたなら仕方ないと思っていました。この馬の一番いいところを出して勝てたと思います。ばんえいオークスでも頑張ります」

9/6銀河賞回顧

2009年9月 7日(月)

人馬ともにニューヒーローが誕生!

 6日(日)は4歳三冠の第2弾・銀河賞(4歳オープン)が行われ、6番人気のアカダケキングが強豪を退けて勝利。柏林賞(3着)に続く2度目の重賞挑戦で、見事タイトルを獲得しました。

 道中はライデンロックとウメノタイショウの人気2頭が引っ張る展開。軽馬場もあって、息の入らない速い流れとなり、ユーファンタジー、キンセイモンを除いた8頭が横一線で第2障害を迎えました。
 真っ先に仕掛けたのはウメノタイショウ。それを見てアカダケキング、ホクトタイガー、オレワスゴイも登坂開始。各馬抜群の掛かりを見せ、ウメノタイショウとアカダケキングが並んで先頭クリア。少し遅れてホクトタイガー、オレワスゴイ、ライデンロックと続いていきました。
 残り30メートル付近で、先頭はアカダケキング。ウメノタイショウも必死で食い下がりますがジワジワと引き離され、代わって追撃態勢に入ったのがライデンロック。グイグイと脚を伸ばし、アカダケキングを交わす勢いで残り10メートル。しかしアカダケキングの脚いろも衰えず、およそ半馬身の差はそれ以上縮まらずにゴールを迎えました。終いまでしぶとく粘ったウメノタイショウが3着。

 柏林賞に続く快走で、世代トップクラスに名を連ねたアカダケキング。重量差があったとはいえ、ゴール前での確かな脚取りは同馬の強さを再認識させるものでした。思えば柏林賞の着差は1着ライデンロックと0.8秒差、2着ウメノタイショウとは0.1秒差で、当時と同じ重量差なら好勝負を演じて不思議はないはず。先の話にはなりますが、4歳三冠最終戦の天馬賞(1月3日)でも好勝負が期待できるでしょう。また手綱を取った西謙一騎手は、07年1月のデビュー以来、重賞初制覇。ニューヒーローコンビの今後に注目です。
 惜しくも2着に敗れたライデンロックですが、結果的には障害でもたついた分の差。猛然と追い込んだレースぶりは悪くなく、勝ち馬と同等の強さを感じさせました。すでにナリタボブサップやスーパークリントンといった重賞級と好勝負を演じており、今後の古馬重賞でもがぜん注目を集めそうです。

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西謙一騎手「柏林賞のあとはずっと調子が悪かったですが、ここ一本で調整してきたので勝ててよかったです。ライデンロックやウメノタイショウも来ていたので、ゴールするまで勝てるかどうかまったくわからなかったですね。(自身の重賞初制覇に)最後の10メートルが長かったですが、今年は成績がひと息だったので重賞を勝てて本当に嬉しいです」

8/16ばんえいグランプリ回顧

2009年8月17日(月)

フクイズミ横綱相撲で重賞7勝目!

 16日は重賞・ばんえいグランプリ(3歳以上、ファン選抜)が行われ、単勝1.8倍の圧倒的人気に推されたフクイズミが優勝。旭川記念に続く今季重賞2勝目、通算での重賞7勝目を挙げました。

 4.1%の馬場水分はともかく、さすがに高重量戦だけあって第1障害から各馬がばらつく展開。ニシキダイジンが主導権を握り、スーパークリントン、ニシキユウ、カネサブラックあたりが先団を形成した状態で、第2障害を迎えました。
 各馬が揃いきらないなか、ニシキユウが早くも登坂を開始。カネサブラック、ニシキダイジン、スーパークリントンも続いて天板近くまで上がりました。ここで動いたのがフクイズミで、ひと腰で荷物を上げきると、先頭で障害をクリアしたニシキユウに1馬身ほどの差で続きました。ニシキダイジンがほぼ並んで3番手、カネサブラックは少し遅れて4番手から。
 フクイズミは残り30メートル付近で先頭に立つと、従来の爆発的な伸びこそありませんが、確実な末脚を披露。ニシキユウを突き放し、追いすがるニシキダイジンを残り20メートルで振り切ると、猛追してきたカネサブラックを完封。まさに横綱相撲で先頭ゴールを果たしました。2着はカネサブラックで松井浩文厩舎のワンツーフィニッシュ。3着にはニシキダイジンが粘り込みました。

 旭川記念に引き続き、抜群の登坂を見せたフクイズミ。障害の安定ぶりが成績に直結しており、8歳にして一皮むけた印象です。高重量戦の実績からも、さらなるタイトル奪取はもちろん、昨季のばんえい記念終了時に「来年はフクイズミも挑戦させる」と松井浩文調教師が明言しただけに、頂点奪取の可能性も十分でしょう。
 カネサブラックが2着で、松井浩文厩舎は旭川記念(フクイズミ・ホクショウダイヤ)、北斗賞(カネサブラック・ホクショウダイヤ)に続く今季3度目の重賞ワンツーフィニッシュ。スターホースが揃っているとはいえ、それらを毎回上位に送り込むことは並大抵のことではないでしょう。今後も松井厩舎から目が離せません。

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尾ヶ瀬馨騎手「人気投票で1位だったし、これだけの馬ですからプレッシャーは相当ありました。結果を出せてホッとしています。高重量だけに流れも落ち着いたので、フクイズミの展開になってくれましたね。第2障害を下りた時点でイケるなと思いました」

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