ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

メイン

重賞(特別)回顧 アーカイブ

<<前へ 6768697071727374757677

7/17北斗賞回顧

2011年7月17日(日)

ニシキダイジンが貫禄勝ち!

 17日(日)は重賞・北斗賞(3歳以上オープン)が行われ、単勝1.4倍の圧倒的1番人気に推されたニシキダイジンが勝利。重賞6勝目を挙げました。

 この日も6Rから雨が降り出し、馬場水分は5.0%と軽め。フクドリ、ニシキダイジンらがペースを握って、フクイズミやエンジュオウカンがこれを追走。淀みない流れで第2障害を迎えました。
 真っ先に仕掛けたのは、大方の予想通りニシキダイジン。ひと呼吸置いてエンジュオウカン、フクドリも仕掛けますが、ニシキダイジンは抜群の登坂力を発揮してゆうゆうと障害を下っていきます。フクドリが2番手でクリアし、以下キタノタイショウ、エンジュオウカン、ギンガリュウセイが続く展開。
 残り30メートルを切ってフクドリも懸命に追いかけますが、ニシキダイジンは余裕の脚いろ。終始2馬身ほどのリードを保ったまま、危なげなくゴールまで荷物を運び切りました。障害を下りてからも確かな末脚を見せたキタノタイショウが3着。単勝2番人気のフクイズミは障害で苦戦を強いられ、7着に終わりました。

 登坂力、先行力を発揮したニシキダイジンが危なげない勝ちっぷり。定量戦で先行力を生かせるこの馬場なら、当然の結果といえるでしょう。持ち前の粘り腰は今季も健在。引き続き重賞戦線を賑わせてくれそうです。

成績はこちら
映像はこちら

鈴木恵介騎手「調子も良く、強い勝ち方をしてくれました。自分が引っ張っていったら他馬も余力がなくなるはず、と思っていたので、引っ張っていく競馬を考えて乗りました。フクドリが追いかけてきましたが、障害で離れて下りてきていたので、並んでくるころにはゴールできるかな、と思いました。ばんえいグランプリでも頑張りたいと思います」

6/26柏林賞回顧

2011年6月28日(火)

レットダイヤが粘り腰を発揮!

 26日(日)は重賞・柏林賞(4歳オープン)が行われ、単勝3番人気のレットダイヤが勝利。昨年のばんえい大賞典以来2度目の重賞制覇で、この世代での力上位を証明しました。

 馬場水分は1.5%で、砂煙が巻き上がる乾いた状態。道中はレットダイヤ、ミスタートカチ、ファーストスターあたりが先行して、その後ろから1番人気のトレジャーハンターを含む他馬が横一線で追いかける展開。隣枠同士のミスタートカチとレットダイヤが馬体を併せるかたちで、先頭で第2障害を迎えました。
 ひと呼吸入れて仕掛けたのはミスタートカチ。半馬身ほど遅れて、レットダイヤも登坂を開始します。掛かりがよかったのはレットダイヤで、一足先に天板に脚を掛けると、そのまま一気にクリアして障害を駆け下りました。ミスタートカチは脚が止まってしまい、後続集団からツジノコウフクヒメが2番手クリア。ようやく障害を突破したミスタートカチは、ファーストスターと並んで3番手から。さらに遅れてトレジャーハンターがクリアしていきました。
 先頭のレットダイヤは早めの競馬を演じたこともあり、脚いろはやや一杯。ツジノコウフクヒメがジリジリと差を詰めて、残り20メートルでは1馬身程度の差となりました。しかし残り10メートル付近では、逆にツジノコウフクヒメの脚いろが鈍り、レットダイヤがジワジワと差を広げにかかりました。外からはファーストスターも差を詰めにかかりますが、レットダイヤは驚異の粘り腰を見せ、結局5秒程度の差を保ってゴールしました。ファーストスターが残り2メートルでツジノコウフクヒメを交わして2着入線。トレジャーハンターは4着まで押し上げるのが精いっぱいでした。

 レットダイヤとミスタートカチでペースを作り、さらにレットダイヤは早めの競馬を演じて後続に脚を使わせました。そして、先行策から苦しくなってきたところへ迫ってきたのがツジノコウフクヒメ...。結果的にファーストスターが突っ込んできたとはいえ、まるでばんえい大賞典の再現VTRを見るかのようでした。やはり後続に脚を使わせつつ持ち前の粘り腰で逃げ切るのが、この馬の勝ちパターン。今後も展開がはまれば、さらなるビッグタイトルを手にすることができそうです。

成績はこちら
映像はこちら

大口泰史騎手「有力どころと20キロのハンデ差があったので、他の重量の軽い馬が相手かなと思っていました。その軽ハンデの馬の追撃に遭いましたけど、よく辛抱してくれたと思います。ここを勝ったことで荷物を積まれると思いますが、頑張りたいと思います」

6/19旭川記念回顧

2011年6月20日(月)

カネサブラックが順当勝ち

 19日(日)は重賞・旭川記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝1.5倍の断然人気に支持されたカネサブラックが勝利。昨季のチャンピオンカップ、ばんえい記念、今季のばんえい十勝オッズパーク杯を含め6連勝と充実ぶりを示しています。

 馬場水分は1.7%と乾き気味で、道中は各馬が巻き上げる砂煙がもうもうと沸き立ちました。ペースを握ったのはニシキダイジンで、エンジュオウカンがこれを追走。カネサブラックは3番手あたりから虎視眈々と先行勢を見るかたちで進めました。
 第2障害は、各馬がたどり着く前にニシキダイジンが登坂を開始。ひと呼吸おいてエンジュオウカンも仕掛けます。両馬が天板まで登り切ったと同時にカネサブラックが動き、ひと腰でこれをクリア。エンジュオウカン、ニシキダイジン、カネサブラックの順で、ほとんど差なく3頭が障害を下っていきました。フクイズミは離れた4番手から。
 ここからグイグイ脚を伸ばしたのはカネサブラック。残り30メートルで単独先頭に抜け出すと、懸命に食い下がるニシキダイジンを突き放す圧巻の強さを発揮。余力十分にゴールまで荷物を運びきりました。5秒差でニシキダイジンが入線。エンジュオウカンは終いが甘くなり、フクイズミの切れに屈して4着となりました。

 カネサブラックは4歳限定戦当時の旭川記念を勝っていますが、現行の旭川記念(旧・旭王冠賞)は初制覇。これまで相性が良くなかったこのレースを制したことは、目下の充実ぶりの表れでしょう。これで4市冠競走は帯広記念を残すのみ。さらなる勲章を手にするか、これからの走りに注目です。

成績はこちら
映像はこちら

松田道明騎手「順調すぎてびっくりしています。今回は、見た目にはニシキダイジンの作った流れが速いようだけど、先行集団から押し上げてくるタイプの馬がいなかったから、流れは落ち着くなと思っていました。勝ち続けることは大変ですが、記録に挑戦するよう頑張ります」

4/17ばんえい十勝オッズパーク杯回顧

2011年4月17日(日)

カネサブラック今季も盤石

 17日(日)は重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上選抜)が行われ、カネサブラックが優勝。現・ばんえい最強馬が、その実力を見せつけました。

 前日の雨の影響で馬場水分は2.6%。やや軽めの状態でレースは行われました。道中はキタノタイショウ、カネサブラック、トレジャーハンターらが先行し、ニシキダイジンもこの一角。しかし各馬曳き慣れた重量だけに、ほぼ横一線で第2障害を迎えました。
 真っ先に仕掛けたのはカネサブラックで、ほぼ同じタイミングでニシキダイジン、ライデンロックも登坂開始。キタノタイショウも仕掛けましたが、天板手前でヒザを折ってしまいます。それらを尻目に先頭で障害を駆け下りたのはカネサブラック。トレジャーハンターが続いて、ニシキダイジンが3番手で越えていきました。
 トレジャーハンターが一気に加速して並び掛けようとしますが、相手はばんえい記念馬。そうはさせじと、カネサブラックは再加速して逆にこれを突き放します。その脚いろは最後まで余裕が見られ、結局2着に2秒8差をつけて先頭でゴールを果たしました。トレジャーハンターはしまいに脚いろが鈍り、障害5番手から追い込んだホクショウダイヤに交わされ3着。以下ミサキスペシャル、ニシキダイジンの順で入線しました。

 今年で5回目を迎えるこのレースですが、カネサブラックはこのうち4回を制し、昨年2着を合わせて5連対と、抜群の相性を示しています。加えて今回はばんえい記念を制した直後だけに、この馬の特徴を非常によく示した一戦となりました。それは重量に左右されないオールラウンダーであるということ。スピードとパワーを高いレベルで兼ね備えていることを、改めて証明しました。今シーズンも引き続きこの馬を中心に回ることは間違いなく、今後もその走りに注目です。

成績はこちら
映像はこちら

松田道明騎手「ばんえい記念後も引き続き調子が良く十分乗り込めたし、ここを目標に順調に調整できていました。前半のペースが厳しかったので、差してくる馬がいるだろうと思っていたけど、調子は最高だったので、強さを発揮することができました。このまま勝ち続けたいですね」

3/27ばんえい記念回顧

2011年3月27日(日)

カネサブラック名実ともに頂点へ!

 27日(日)はばんえい競馬の最高峰レース、重賞・ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われ、カネサブラックが優勝。2年連続2着の雪辱を果たし、名実ともにばんえい界の頂点に立ちました。

 早朝の雪で馬場水分1.8%からスタートしたこの日。しかしレース直前には0.9%まで下がったうえ、1トンの負担重量だけに、各馬第1障害から脚が止まりました。ホクショウダイヤ、ニシキダイジン、ナリタボブサップ、カネサブラックあたりが先団を形成し、これに他馬が追いつき、そしてまた先行勢が引き離す展開。例年同様のスローペースで進み、ニシキダイジンを先頭にようやく各馬が第2障害下にたどり着きました。
 真っ先に仕掛けたのはニシキダイジンで、呼応するようにカネサブラックも登坂を開始。ばんえい記念初挑戦となるホクショウダイヤも果敢に挑みます。先に天板に脚を掛けたのはニシキダイジン。さらなる踏み込みを見せて、荷物を曳き上げました。時を同じくしてカネサブラックも天板へ。駆け下るニシキダイジンを逃すまじと懸命に歩を進め、射程圏で難関を突破しました。後続はやや苦戦ムードで、早くも両雄の一騎打ちの様相。
 障害を下りてカネサブラックが抜群の加速を見せると、みるみる差が詰まり、ほぼ横並びに。進んでは止まり、進んでは止まり、互いに相譲らず残り30メートル。ここからカネサブラックがぐんぐん加速して、1馬身ほどリード。しかし残り10メートルで脚を止めると、ニシキダイジンが反撃して逆に1馬身差をつけて先頭へ。高重量戦での粘り腰に特長があるニシキダイジンが、渾身の歩みを見せます。
 しかし、カネサブラックはどんな重量でも高いレベルのスピードを発揮できるタイプ。立て直すと並ぶまもなくニシキダイジンを交わして先頭を奪い返します。しかし、残り3メートル。勝負あったか、と思われたところで、またしてもストップ。そこでチャンス到来とばかりにニシキダイジンが交わしますが、脚いろは今ひとつ。わずかに前に出たところで脚が止まってしまいました。
 ここで勝負あり。立て直したカネサブラックが差し返し、通算60勝目、重賞13勝目、そして悲願のばんえい記念初制覇のゴールに飛び込みました。連覇を狙ったニシキダイジンは奮闘及ばず、2秒9差の2着。障害7番手からいつものように追い上げたフクイズミが3着に入りました。古豪トモエパワーが得意の超高重量戦で4着と存在感をアピール。障害3番手クリアのナリタボブサップは、凌ぎきれずに5着に敗れました。以下ホクショウダイヤ、ニシキユウ、ヨコハマイサム、アローファイター、タケタカラニシキ。全馬10頭が無事に完走を果たしました。

 ついに頂点を極めたカネサブラック。ばんえい随一の実力馬であることは明らかでしたが、このレースは過去2年で連続2着と苦杯をなめてきました。どうしても獲りたかったであろうこのタイトルを、昨年の覇者ニシキダイジンとのマッチレースの末、力でもぎ取りました。これまで見せていたような詰めの甘さはなく、むしろゴール前では、このレースを何度も制しているかのような抜群の底力を披露。王者としてふさわしい勝ち方でした。
 ニシキダイジンは、敗れたとはいえ持ち味の粘りを存分に発揮しての2着。15キロの馬体減は帯広記念制覇時(1104キロ)とほぼ同じで、陣営の仕上げも万全だったと思われます。それだけに、今回ばかりは相手が一枚上だったと言わざるを得ないでしょう。素晴らしいレースを見せてくれただけに、2着でも惜しみない拍手を贈りたいと思います。
 3着のフクイズミは、やはりこうした脚質だけに展開次第の面は否めず、障害さえまともなら、とはいつも思うこと。しかし、そうであるからこそ愛される存在であることも事実です。980キロの重量でも持ち前の切れは鈍っておらず、牝馬ナンバー1として存在感を強くアピールしました。実力を兼ね備えたこの愛すべき個性派にも、賛辞を贈るべきでしょう。

成績はこちら
映像はこちら

松田道明騎手「接戦で体も熱くなっていて、何とも言えませんが、とにかく勝ててホッとしています。スタートしてからも冷静に乗っていたつもりですが、第2障害に近づいてファンのみんなも応援してくれているのがわかって、『何とか落ち着かなきゃ』と思って乗っていました。障害にたどり着いた時には、ちょっと早いかなと思ったけど、馬の思い切りもあったから思い切って掛けてみました。障害で止まった位置がまずまずだったから、落ち着かせることに専念しました。残り30メートルの手前でニシキダイジンの脚いろが鈍ったのを見て、『絶対どこかでシーソーゲームになる』と思いました。だから離せるだけ離して、いったん相手の出方を見てみようと。昨年は目の前に相手がいても重量が重いぶん脚がきかなかったので、それと同じ轍を踏まないように意識しました。それでシーソーゲームの、最後の1メートルで前に顔を出していれば、というところまで持ち込もうと頑張りました。最後にゴールを跨いで止まった時にはヒヤッとしましたね。今回走った各馬もよく頑張っていたし、他の馬にも今後、応援をよろしくお願いします」

<<前へ 6768697071727374757677
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.