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8/28ばんえい大賞典回顧

タカノテンリュウが三冠緒戦を制す!

 28日(日)は重賞・ばんえい大賞典(3歳オープン)が行われ、3番人気のタカノテンリュウが優勝。今季【6・3・1・0】と抜群の成績を残していた同馬が、勢いに乗って重賞初制覇を果たしました。

 馬場水分は2.0%と、標準からやや重め。通常よりも微妙に重い荷物だけに、各馬とも刻みながら、じっくりレースを進めました。フジダイビクトリー、レットフジ、アアモンドジャンボあたりが馬群をリードしますが、差なく他馬も追走。ほぼ横一線で第2障害を迎えました。
 最初に仕掛けたのはフジダイビクトリー。アアモンドジャンボが続き、ニュータカラコマも登坂開始。オイドン、タカノテンリュウもこれに続きます。しかし先頭クリアはフジダイビクトリー。やや遅れてニュータカラコマ、タカノテンリュウも難関を突破しました。
 先頭を行くフジダイビクトリーの脚どりは重く、ニュータカラコマが軽快に差を詰めて並び掛けました。しかし、さらに外からグイグイと脚を伸ばしてきたタカノテンリュウが、残り30メートルを切って力強く先頭に躍り出ました。フジダイビクトリーも持ち直して懸命に食い下がりますが、2馬身ほどの差はいっこうに変わりません。そのまま止まることなくゴールまで荷物を運び切ったタカノテンリュウが、3歳三冠の第1戦を見事に制しました。フジダイビクトリーが2着。道中2度止まりながら立て直したニュータカラコマが3着。障害後、いい脚で追い上げてきたオイドンは、残り10メートルを切ってから極端に脚いろが鈍り、フナノコーネルにも交わされて5着に敗れました。

 タカノテンリュウはナナカマド賞6着、イレネー記念7着と2歳シーズンは精彩を欠きましたが、前述の通り今季は抜群の安定ぶり。条件戦のみならず特別のとかちダービーも制したように、重賞レベルでも十分に戦える実力を身につけていました。今回の勝利で、名実ともに世代の頂点に名乗りを上げた格好。この勢いがどこまで続くのか、必見です。

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松田道明騎手「すごく気のいい馬なので、重賞をひとつでも獲れればと思っていたのですが、こんなに早く獲れるとは思いませんでした。パドックからスタート地点まで気合が乗っていたので、なんとなくイケるかなと感じていたし、切れのある馬なので前半でうまく折り合いがつけば、と思っていました。馬の状態がすごく良かったので、厩舎スタッフに感謝したいですね」

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