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重賞(特別)回顧 アーカイブ

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1/3天馬賞回顧

2018年1月 4日(木)

マルミゴウカイが王座を堅守!

 3日(火)は重賞・天馬賞(5歳オープン)が行われ、単勝1番人気のマルミゴウカイが優勝。重賞5勝目を挙げ、世代王者の地位を不動のものとしました。また、藤本匠騎手は前日の帯広記念に続き、2日続けての重賞制覇となりました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.ホクトノホシ 53.8
  2.フウジンライデン 8.3
  3.プレザントウェー 26.2
  4.タカラシップ 5.8
  5.ホクショウディープ 8.9
  6.ツルイテンリュウ 49.9
  7.タフガイ 39.2
  8.ヒカルナナヒメ 21.0
  9.マルミゴウカイ 1.4
 10.ブルーオーシャン 出走取消

 ブルーオーシャンが出走を取り消して9頭立て。ばんえいダービーのほか、柏林賞、銀河賞と、世代限定重賞を数多く制してきたマルミゴウカイが圧倒的な1番人気に推されました。目下、連勝中のタカラシップがこれに続き、3番人気はA1戦で好勝負を演じているフウジンライデン。ばんえいダービー、柏林賞、銀河賞でマルミゴウカイの2着となっているホクショウディープまでが、単勝ひと桁台の人気となりました。

 馬場水分は2.7%でスタート。道中はタカラシップが積極的に運び、多少ばらけた展開。それぞれの思惑を胸に、中間点を通り過ぎます。その後も、けれん味のない逃げでタカラシップが馬群をリード。早々と第2障害下にたどり着き、仕掛けのタイミングを計りはじめました。
 5、6頭が追いついたところで、タカラシップが満を持して登坂。ひと腰で障害を登り切り、ゆうゆうと最後の平坦路に向かいます。これを見て他馬も続々と障害に挑みはじめ、マルミゴウカイ、フウジンライデン、ホクショウディープ、プレザントウェーがほぼ横一線でクリア。後続は障害に手間取り、その後はほぼ5頭による争いとなりました。
 先頭で突破したタカラシップでしたが、前半のハイペースが響いたか、残り30メートル付近で脚いろが鈍りはじめます。代わってマルミゴウカイが先頭に立ち、ホクショウディープも2番手に浮上。ただ、タカラシップも極端に失速することはなく、隣枠のホクショウディープに食い下がって3番手をキープし、残り10メートルを迎えます。しかし、先頭のマルミゴウカイの脚いろは衰えるどころか、より勢いを増した印象。そのままゴール線を先頭で突き抜け、世代トップの座を守り抜きました。ホクショウディープが2着で、懸命に食い下がったタカラシップが3着で入線。結果的に人気サイドでの決着となりました。

 タカラシップの積極策こそあったものの、マルミゴウカイが危なげないレース運びで世代王者の地位を堅守しました。やはり定量戦なら力は一枚上で、落ち着き払ったレースぶりには風格すら感じられました。今後の重賞は年長馬が相手となりますが、通用の下地は十分。引き続き注目の存在です。
 ホクショウディープは、今回もマルミゴウカイに屈して2着。レースぶりは悪くなかったですが、それだけに勝ち馬との力の差を見せつけられた印象です。ただ、まだ5歳だけに、いくらでも成長の余地は残っているはず。今後の逆転に期待したいと思います。
 今回のレースで、もっとも見せ場を作ったのはタカラシップ。積極的に運びながら3着に粘った内容に、着実な成長がうかがえました。今後のさらなる成長、そして馬場や展開次第で、重賞制覇のチャンスもありそうです。

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藤本匠騎手「柏林賞と銀河賞をトップハンデで勝ったので、今回のノーハンデ戦は負けられないと、自分にプレッシャーをかけて騎乗しました。道中は少し反応が鈍くて流れに追いつくのがやっとでしたが、障害を上手に越えて最後までしっかり歩いてくれました。これからは古馬重賞戦でも活躍できるように育ってほしいです」

1/2帯広記念回顧

2018年1月 3日(水)

コウシュハウンカイが持ち味発揮!

 2日(月)は新年恒例の大一番、重賞・帯広記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝3番人気のコウシュハウンカイが優勝。ニュータカラコマと並んでの最重量920キロをものともせず、重賞7勝目を挙げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.カンシャノココロ 45.5
  2.トレジャーハンター 18.2
  3.ソウクンボーイ 85.5
  4.ニュータカラコマ 11.6
  5.オレノココロ 2.1
  6.フクドリ 29.4
  7.フジダイビクトリー 2.7
  8.シンザンボーイ 73.2
  9.コウシュハウンカイ 6.1
 10.サクラリュウ 20.9

 混戦が続くオープン戦線だけに、説得力のある"よりどころ"があるかどうかがオッズに表れた印象。このレースを連覇中で、高重量戦で力を発揮しているオレノココロが1番人気。2016年のばんえい記念馬で、復調を示すフジダイビクトリーが続き、北見記念勝ちのコウシュハウンカイは堅実に走れるのが魅力で3番人気。軽い馬場なら障害巧者のニュータカラコマと、馬場水分2.7%のなかで、それぞれの強みがどう発揮されるか注目されました。

 軽めの馬場とはいえ、900キロ前後の重量が積まれているだけに、各馬は慎重な脚どり。それぞれのペースで歩を進め、多少ばらけた展開で第2障害を迎えました。
 真っ先に第2障害に挑んだのはトレジャーハンター。差なくサクラリュウが続き、フジダイビクトリー、コウシュハウンカイも早めの登坂。なかではサクラリュウが鋭いかかりを見せ、先頭で突破。コウシュハウンカイも圏内で続き、3番手クリアは仕掛けを遅らせていたニュータカラコマ。さらにフジダイビクトリーも3頭を追いかける形で最後の平坦路に向かいました。
 残り30メートル付近で先頭に立ったのはコウシュハウンカイ。サクラリュウも懸命に食い下がりますが、その差はジワジワと広がりはじめます。こうなれば堅実に歩けるコウシュハウンカイの勝ちパターン。そのまま最後まで確かな脚どりを見せ、先頭で荷物を運び切りました。サクラリュウが4秒1差の2着で、さらに3秒2差の3着にフジダイビクトリー。1番人気のオレノココロは障害6番手から追い上げたものの、4着までとなりました。

 コウシュハウンカイは昨年の北見記念勝ちに続く重賞7勝目。旭川記念を15、16年に連覇しており、四市冠競走は残すところ岩見沢記念のみとなりました。多少勝ちみに遅い面もありますが、どんな競馬、馬場にも対応できる点が強みで、高重量戦もこなせるオールラウンダー。今後も混戦に拍車がかかるようなときには要注目でしょう。
 惜しかったのはサクラリュウ。これまで重賞勝ちこそありませんが、下級条件から着実に力をつけ、昨年の岩見沢記念で2着。そして、BG1でも好勝負を演じられるほど力をつけてきました。高重量にも慣れてきた印象で、初タイトルも時間の問題。さらなる活躍が期待できそうです。
 フジダイビクトリーは"完全復活"とはなりませんでしたが、レースぶりそのものは悪くなかった印象。もう少し力の要る馬場だったら違ったはずで、今後の重賞戦線でも好勝負が期待できそうです。

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藤本匠騎手「松井調教師が自ら調教をつけていて、仕上がりは十分でした。トップハンデが心配でしたが焦らずに行こうと考えていました。道中の流れはスムーズで障害も思ったより簡単に上がってくれましたから、あとはゴールまで脚がもってくれ、と思いました。最後まで勢いがあって、常に前に行こうとする馬なので僕自身、頭が下がります。大一番のばんえい記念に向けて、皆の期待に応えられるように頑張ります」

12/29ヤングチャンピオンシップ回顧

2017年12月30日(土)

オレワヤングチャンピオン!

 29日(金)は重賞・ヤングチャンピオンシップ(2歳、産地選抜)が行われ、北央産駒のオレワチャンピオンが優勝。ナナカマド賞2着の雪辱を果たし、手綱をとった鈴木恵介騎手もこのレース4連覇を達成しました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.アアモンドグンシン 9.1
  2.コウシュハレガシー 14.5
  3.フレイムゴールド 76.1
  4.センショウブルー 49.1
  5.バンリュウブラック 4.9
  6.インターセプト 163.9
  7.ジェイコマンダー 11.2
  8.オレワチャンピオン 1.4
  9.キンツルモリウチ 18.3
 10.コウシュハギョイ 139.9

 ナナカマド賞を制したミスタカシマが不在となれば、デビューから【6・6・2・1】のオレワチャンピオンが有力。前走の北央産駒特別を制して勢いにも乗っており、単勝1.4倍の圧倒的な1番人気に支持されました。以下バンリュウブラックが4.9倍、アアモンドグンシンが9.1倍。今回ばかりはオレワチャンピオンの勝ち方が焦点といった戦前予想となりました。

 馬場水分は1.5%でしたが、2歳戦らしく全馬が元気よく飛び出し、第1障害を難なく突破。コウシュハギョイがやや遅れ気味も、他馬は横一線の状態で中間点を通過し、そのまま第2障害を迎えました。
 初の600キロながら、オレワチャンピオンが真っ先に障害に挑みます。これを見てバンリュウブラック、ジェイコマンダー、キンツルモリウチ、アアモンドグンシンも登坂を開始します。しかし、オレワチャンピオンは手間取ることなく軽快に障害を突破。ジェイコマンダーとアアモンドグンシンも差なくクリアし、キンツルモリウチ、コウシュハレガシーも圏内で障害を下りていきました。
 最後の平坦路を迎えてジェイコマンダーがオレワチャンピオンに肉薄。しかしオレワチャンピオンもこれを抜かせず、白熱した叩き合いを演じます。残り20メートル標識を過ぎても、残り10メートルを切っても、2頭のクビほどの差はそのまま。結局1秒7の差を保って、オレワチャンピオンが先頭で荷物を運び切りました。接戦となった3着争いは、障害5番手から伸びたコウシュハレガシーに軍配が上がりました。

 終始ジェイコマンダーに追われる厳しい展開となったオレワチャンピオンでしたが、最後までその猛追をしのぎ切りました。積極的に運びながらの粘り腰だけに、その勝負根性は相当なもの。安定感のある障害とともに、今後も大きな武器となりそうです。
 2着のジェイコマンダーはナナカマド賞(3着)に続く好走。前3戦の案外な競馬からは一変し、復調気配がうかがえる好内容でした。今後も状態次第で、タイトルをうかがうことができるでしょう。

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鈴木恵介騎手「1番人気に応えられてほっとしています。障害の上手な馬なので自信を持っていましたが、スタートの出だしも道中の手ごたえもいつも以上に良く、障害を下りてからどこまでもってくれるかなと思っていました。ジェイコマンダーに差されるかと思いましたが、よく粘ってくれました。この4連覇の記録も馬に恵まれたおかげだと思います」

12/24ばんえいダービー回顧

2017年12月25日(月)

第46代ダービー馬はメジロゴーリキ!

 24日(日)は重賞・ばんえいダービー(3歳オープン)が行われ、単勝2番人気のメジロゴーリキが優勝。第46代ダービー馬の座に就きました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.ウンカイタイショウ 52.0
  2.ジェイワン 5.4
  3.マツカゼウンカイ 43.9
  4.カネサスペシャル 15.4
  5.ナカゼンガキタ 3.1
  6.ホクショウムゲン 16.8
  7.コウシュハサマー 20.6
  8.メジロゴーリキ 3.7
  9.シンエイボブ 19.5
 10.ミノルシャープ 4.5

 ばんえいオークス制覇など、3連続連対中と充実一途のナカゼンガキタが1番人気。前走のB1戦を快勝したメジロゴーリキが続き、はまなす賞勝ちのミノルシャープが3番人気に推されました。ただ、どの馬にもチャンスがありそうなメンバー構成で、上位人気だけにとどまらない混戦が予想されました。

 まだ3歳とはいえ、着実に経験を積んできた精鋭10頭。道中はほぼ横一線のまま進みます。中間点を過ぎても大きな動きはなく、ナカゼンガキタ、メジロゴーリキを筆頭に、各馬が第2障害にたどり着きました。
 じっくりためたのち、ナカゼンガキタとメジロゴーリキがほぼ同時に登坂を開始。スムースに越えたのはメジロゴーリキで、ナカゼンガキタは天板に脚をかけたところでヒザ折りを喫したものの、すぐに立て直して2番手でクリア。そのすぐ後ろからカネサスペシャル、コウシュハサマー、シンエイボブと続き、マツカゼウンカイとミノルシャープも圏内で突破しました。
 先頭を行くメジロゴーリキの脚いろは多少重く感じられましたが、追ってくる各馬も同様。1馬身ほどの差は終始変わらず、残り10メートル標識を通過します。ここから追走勢が苦しくなり、8番手で障害を越えたホクショウムゲンが猛追。一時は先頭を捕らえる勢いでしたが、残り5メートル付近で失速。その間にメジロゴーリキが逃げ、先頭で荷物を運び切りました。白熱した2着争いは、6番手で下りたマツカゼウンカイがマイペースで歩き続けて先着。9番手クリアのジェイワンが、わずか0秒1差の3着となりました。

 勝ったメジロゴーリキはこれが重賞初制覇。ばんえい大賞典2着、ナナカマド賞3着の実績がありましたが、この大舞台できっちり勝利をつかみ取りました。他の先行勢が苦しむなか、積極的に運んで勝ち切ったあたりは実力の証明。さらなる成長次第で、ばんえいを牽引する存在となりそうです。
 2着のマツカゼウンカイは、いわゆるブービー人気。展開が味方した面も多少はありますが、それでもしぶとく歩き切った内容が良く、高重量戦でこそ真価を発揮しそうな印象を受けました。今後が楽しみな存在となりそうです。
 ジェイワンは目をみはるような末脚を発揮したものの、3着まで。ただ、これまでの重賞で崩れず走れていることからも、障害さえスムーズならタイトルに手が届く器。さらなるパワーアップに期待したいところです。

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長澤幸太騎手「久々に重賞を勝つことができてすごく嬉しいです。レースは最初から積極的に進めて早めに仕掛けようと考えていました。障害が上手な馬なので、降りてからは頑張ってくれると思っていました。最後は頭を上げて苦しそうでしたが、気合で乗り切ってくれました」

12/3ばんえいオークス回顧

2017年12月 4日(月)

充実一途のナカゼンガキタが戴冠!

 3日(日)は重賞・ばんえいオークス(3歳牝馬オープン)が行われ、単勝2番人気のナカゼンガキタが優勝。4回目の重賞挑戦で初タイトルをゲットし、3歳女王の座に就きました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.メヂカラ 35.1
  2.マツノビューティ 29.9
  3.コウシュハサマー 2.3
  4.サクラニシキヒメ 35.0
  5.ナカゼンガキタ 2.6
  6.シンエイボブ 4.2
  7.キタノサカエヒメ 19.8
  8.ライデンメルテイ 145.6
  9.フェアリースズ 19.4
 10.サカノイサムヒメ 116.0

 注目は、ばんえい菊花賞で1、2着となったコウシュハサマーとナカゼンガキタ。当時はそれぞれ7、10番人気でしたが、牝馬同士となれば話は別。2頭で人気を分け合い、3番人気にもばんえい菊花賞5着のシンエイボブ。牡馬相手の重賞で健闘を続けている各馬が人気を集めました。

 馬場水分1.4%でゲートオープン。ナカゼンガキタが積極的に先行し、コウシュハサマー、シンエイボブがこれをマークするように追走。後方勢は追走に手間取り、多少ばらけた展開で進みます。それに構うことなく、ナカゼンガキタは強気の競馬を演じ、先頭で第2障害にたどり着きました。
 全馬を待つこともなく、ひと息入れたナカゼンガキタが登坂を開始。続けてシンエイボブ、コウシュハサマーも動きます。ナカゼンガキタとシンエイボブは馬体を併せる形で障害を突破。コウシュハサマーは2頭からやや遅れてクリアしますが、勝負圏内で最後の平坦路に向かいます。少し離れた4番手でキタノサカエヒメが障害を越え、マツノビューティもこの一角で続きました。
 先頭の2頭は早くも残り20メートル。びっしりと併せたまま、ゴールへ向けて歩を進めます。残り10メートルを切っても互いに譲らず、手に汗を握るマッチレースを展開。しかし、残り5メートル付近で、ナカゼンガキタがクビほど先行。そのままゴール線まで押し切り、念願の初重賞を手にしました。3着はしまいに脚を伸ばしたキタノサカエヒメ。コウシュハサマーは伸びを欠き、4着に敗れました。

 ナカゼンガキタはここまでの10戦で【5・2・2・1】と、目覚ましい充実ぶりと成長を見せています。前半から強気に運んで、最後の叩き合いを制したあたり、精神力の強さもうかがえました。ばんえい菊花賞2着の実績からは、牡馬相手でも力は互角以上。ばんえいダービーを含めた今後の重賞戦線での活躍が、おおいに期待できそうです。
 わずかの差で敗れたシンエイボブにとっては悔しい一戦。ただ、今回ばかりは勝ち馬が充実ぶりを見せつけて完璧なレースをした印象で、この馬自身のレースぶりは非常に良かったと言えます。これだけのレースができれば、いくらでもチャンスは巡ってくるでしょう。
 3着のキタノサカエヒメは黒ユリ賞2着以来の重賞挑戦でしたが、やはり同世代の牝馬では力上位。さらなる成長次第で、タイトルも見えてくるはずです。

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西将太騎手「1年ぶりに重賞を勝てて嬉しいです。道中はこの馬のペース通りにいけたと思います。第2障害を越えてからどこまで脚がもつかと思いましたが、厩舎関係者がしっかり仕上げてくれたおかげで、最後まで進むことができました。ゴールする瞬間に少し抜き出ているかな、と感じました」

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