ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
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今週の見どころ(7/11〜7/13)

2008年7月10日(木)

 7月11日(金)は、ラリー北海道・セレモニアルスタートが帯広競馬場で行われる関係で、発走時刻が、第1レースは13:45、最終でメインの第11レースが19:20に繰り上がっておりますのでご注意ください。
 またこの日は、笠松競馬場でばんえい競馬の場外発売(笠松競馬終了後にリレー発売)が行われます。その笠松競馬場では『ばんえい十勝in笠松競馬』として、ばん馬のデモンストレーション、ばん馬とのふれあいコーナー、ばん馬との綱引き大会、ばんえい場立ち予想会などさまざまなイベントが行われます。お近くの方はぜひお立ち寄りください。

 7月11日のメイン第11レースは芦毛馬選抜による第2回白夜賞19:20発走予定)。オープンから200万円条件までの9頭が集まりました。
 注目はオープンの牝馬2頭、ニシキユウフクイズミ
 このところめきめき力をつけているのがニシキユウ。牝馬重賞・カーネーションカップ(5月11日)では、同重量のフクイズミらを退けて優勝しています。その後はオープン一線級を相手に8、8、5着ですが、勝ち馬とは10秒差前後にまとめています。相手関係が楽になった今回、軽ハンデ馬との兼ね合いはありますが、すんなり先行できれば勝機もみえてきます。
 フクイズミは昨年のこのレースの覇者。前走の重賞・旭川記念では750キロを曳き2着に追い込んでいますが、障害にやや不安がある同馬にとって690キロに減量されるのはプラス材料です。実績的には最上位で、ニシキユウからあまり離されずに追走し、決め手比べに持ち込みたいところです。
 もしどちらかが障害に苦戦するようなら、昨年のこのレース2着のトウリュウ、前走400万円未満を快勝し勢いに乗るホワイトオーザンの食い込みがあるかもしれません。

 7月12日(土)のメイン第11レースは楽天競馬水・土・日1%還元特別(500万円未満)。前開催の同条件戦・ムーンライト特別は障害を先頭で越えたトカチタカラが2番手から追ってきたライジングサンとの大接戦を制しました。
 このクラスは毎回勝ち馬が変わる混戦ですが、今回中心視したいのはハマナカキング。5月4日の混合500万円未満は障害で体勢を崩し10着でしたが、その後は400万円未満、500万円未満で4戦2勝、2着1回と立て直してきました。昨季、オープン混合で勝ち負けしていた実力は折り紙つきで、ここも上位進出が期待できます。
 決め手上位のキョクシンオーアローコマンダー、今季この条件(混合戦含む)で6戦して3着以内4回と安定感あるコマタイショウ、先行力あるヒロノドラゴン、そして前開催を制したトカチタカラなど相手も多彩で、今回も好レースは必至です。

 7月13日(日)のメイン第11レースは北海道競馬記者クラブ特別(オープン)
 ここは前走旭川記念組が中心となりそう。そのレースは、持ち前の登坂力で障害をひと腰クリアのナリタボブサップがそのまま逃げ切り勝ち。残り30メートルで2番手に上がったマルミシュンキを中位から追い込んだフクイズミがゴール線上できっちり差し切って2着で、3着にマルミシュンキ、以下やや離されてミサイルテンリュウカネサブラックという着順でした。
 今回は2着のフクイズミが金曜の白夜賞にまわって不在だけに、ナリタボブサップマルミシュンキによる一騎打ちが濃厚でしょう。
 一角崩し候補も、ミサイルテンリュウカネサブラックら旭川記念上位馬に絞られそうです。
 一発がありそうなのはヤマノミント。近2走のオープンは9、10着ですが、3走前のオープンではナリタボブサップマルミシュンキから少差の3着に入っています。スピードならオープン一線級相手でも通用するものを持っており、障害さえまともなら差のない競馬ができるはずです。

 この日の第6レースに2歳A-1戦が組まれています。 ここ2回の2歳A-1戦はともにホクショウバンク、タワノアヤカによる決着でしたが、今回はタワノアヤカが回避。収得賞金の関係でホクショウバンクは5キロ増となりますが、他馬との実力差を考えても不安はなく相手探しの一戦でしょう。ライトアームキンノカミが2着候補です。

今週の見どころ(7/4〜7/6)

2008年7月 3日(木)

 今週より帯広競馬場内に、昨年も好評だったばんえい十勝ビアガーデンがオープンします。生ビールとジンギスカンを味わいながらレース観戦などいかがでしょうか?
 さて福山競馬場では、6日(日)にばんえい競馬の場外発売(※福山競馬開催終了後にリレー発売)が、そして7日(月)には地方全国交流重賞・オッズパークグランプリ2008が行われます。それらを記念して、福山競馬場では、5日(土)〜7日の3日間、『ばんえい十勝in福山競馬』として様々なイベントが行われます。ばん馬によるそり実演や、ばん馬との記念撮影、ばん馬とのふれあいコーナー、ばんえい競馬トークショーなども予定されていますので、お近くの方はぜひ足をお運びください。

 7月4日(金)のメイン第11レースは文月特別(400万円未満)
 前開催のエルム特別(400万円未満)は、先頭で障害をクリアしたイッスンボウシとこれに続いたグレートサンデー、人気を集めたこの2頭が残り30メートルから一騎打ちを展開。残り10メートルでクビほど前に出たグレートサンデーがその差を最後まで守り抜きました。そのレースの再戦模様の今回も両馬の中心は揺るがないでしょう。
 怖いのは前開催は世代限定オープン戦に出走していた4歳馬2頭。
 コーネルフジは5月16日のばんえい青葉特別(400万円未満)で、僅差3着に入った実績があります。
 プリンセスモモは400万円条件に昇級初戦だった2開催前(6月13日)の士幌高原特別は、追走に手一杯で8着(2番人気)でしたが、クラス2走目の今回はペースにも慣れ変わり身に期待できます。コーネルフジとは世代限定戦で好勝負していた実績も心強いところです。
 なにがなんでも行きたい馬もおらず、レースの流れは落ち着きそう。決め手比べになれば、キングファラオシンザンウィークらの台頭もありそうです。

 7月5日(土)のメイン第11レースは七夕特別(オープン)
 6頭が2開催前の涼風特別(オープン)に出走していました。注目は今回のメンバー中、そこで最先着の2着だったホクショウダイヤ。今季は初戦のばんえい十勝オッズパーク杯4着をはじめ、オープン一線級に混じって、豪快な末脚を武器に勝ち馬とそれほど差のない戦いを繰り広げています。前開催のせせらぎ特別(オープン)は離された9着でしたが、第2障害で転倒してしまったため参考外。今回は巻き返しに期待できるでしょう。
 相手は、せせらぎ特別で3、4着のツジノコウフクニシキセンプーが有力。旭川記念では惨敗しましたが、相手関係が楽になったことでトモエパワーにもチャンスがありそうです。

 7月6日(日)のメイン第11レースは第2回とかちダービー(3歳オープン)。200万円条件が650キロ、120万円条件が640キロ(牝馬20キロ減)で8頭が出走します。
 注目は、昨年12月のヤングチャンピオンを制しているホクショウジャパン。そのレースでは最大35キロ差のトップハンデをものともせず、今回も出走しているウィナーナナニシキボスリードムサシライデンロックらを退けました。その後の別定戦ではハンデとの戦いが続き、定量戦の重賞・イレネー記念(3月9日)では第2障害で転倒してしまうなどもあり勝ち星から遠ざかっています。今回は、ヤングチャンピオン以降では、(イレネー記念を除き)他馬との最大ハンデ差がもっとも少なくなっており、巻き返しに期待。8月10日に行われる3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典に向けて沽券を示しておきたいところです。
 相手は、3歳牝馬三冠の初戦・黒ユリ賞(6月15日)で2着のウィナーナナや、3月23日の若草特別(3歳オープン)勝ちのあるライデンロック、イレネー記念2着のニシキボスらが有力でしょう。

今週の見どころ(6/27〜6/29)

2008年6月26日(木)

 鈴木邦哉調教師が20日(金)の第10レースをヨコハマイサムで制し、通算1000勝に王手をかけました。鈴木調教師は通算2200勝を誇る鈴木勝堤騎手のお兄さんで、自身もかつては騎手として活躍されました。はたして今週、ばんえい史上11人目、現役では7人目の快挙達成となるかご注目ください。

 6月27日(金)のメイン第11レースはエルム特別(400万円未満)
 注目は今季開幕からこの条件で3戦連続連対していたグレートサンデー。2開催前(5月30日)のサクラ草特別(400万円未満)は1番人気を裏切り7着でしたが、もともとムラ駆けなところがある馬で、この敗戦だけでは見限れません。昨季は準オープンで勝利を挙げるなど実績では上位。前開催を回避し立て直された今回は巻き返しに期待できるでしょう。
 前開催の士幌高原特別(400万円未満)を逃げ切ったシンザンウィークも昨季は準オープンで勝利していた実績馬。持ち前の登坂力を生かし、早めの障害クリアからグレートサンデーとの一騎打ちに持ち込みたいところです。
 今季初戦の前走(6月6日)400万円未満を制したスピード馬ハヤテショウリキや、前走(6月15日)の勝入混合500万円未満を押し切ったキングシャープ、士幌高原特別2着のキングファラオも争覇圏。障害さえまともならタケノホウシュウも差はありません。

 6月28日(土)のメイン第11レースはせせらぎ特別(オープン)
 ここは、今季初戦のばんえい十勝オッズパーク杯で4着に健闘したホクショウダイヤに期待します。そのレースはカネサブラック、ナリタボブサップがマッチレースを展開し1、2着で、やや離れた3番手からこの2頭を際どく追い込んだマルミシュンキが3着。ホクショウダイヤはさらに大きく離された4番手から、オープンでも決め手上位のマルミシュンキを2秒差まで追い詰めました。続くシルバーカップ(オープン)では障害で苦戦し7着も、前開催の涼風特別(オープン)では先行策から2着に巻き返しました。今回の相手関係なら障害で多少後手を踏んでも持ち前の末脚でリカバーが可能で、今季初勝利の可能性は十分でしょう。
 相手筆頭は、このメンバーに入れば障害力ではナンバー1のツジノコウフクが有力。展開次第では先行力あるニシキダイジンや、牝馬の強豪トカチプリティーギャンブラークインにもチャンスがありそうです。

 6月29日(日)のメイン第11レースはライラック賞(4歳オープン)。6月1日の4歳重賞・柏林賞のほぼ再戦となりました。そのレースは、先頭で障害を越えたホッカイヒカルが、差なく続いたアローファイターを残り20メートルで突き放して快勝。2着には3番手から差を詰めたプリンセスモモが入り、以下、ミサキスペシャルアローファイターという着順でした。
  注目はプリンセスモモ。多くの馬が柏林賞より10キロ減となっているなか、同馬は据え置きの660キロですが、それでもトップハンデ馬と40キロ差はまだ有利な条件に映ります。
 相手は、ミサキスペシャルアローファイターらが有力。もう1頭の柏林賞不出走馬マルニゼウスも自己条件で4戦連続連対中と好調だけに不気味な存在です。
 ホッカイヒカルは、柏林賞ではいつもは後方に置かれるところを先行させた阿部武臣騎手の好騎乗もあり、重賞初挑戦での制覇でした。ノーマークで臨めた当時と違い、ここは当然他馬の目標となるでしょうが、無様な戦いは見せられません。

 この日の第7レースには2歳A-1戦が組まれています。
 ハンデ差がないのなら、6月15日の2歳優勝馬戦で1、2着のタワノアヤカホクショウバンクによる再度の上位争いが濃厚。2頭ともデビューから一度も連対を外していない安定感が魅力です。
 そのレースで3着だったワタシハスゴイは、先頭のタワノアヤカが残り20メートルに差しかかったときにようやく第2障害を越えましたが、10秒7差まで差を詰めたのは力のある証明。一角崩しを狙うならこの馬でしょう。

今週の見どころ(6/20〜6/22)

2008年6月19日(木)

 今週日曜(22日)には古馬一線級が揃った重賞・旭川記念が行われます。
 旭川記念当日、帯広競馬場では、当日配布のチラシと旭川記念の馬券500円分以上を持参された方に旭川の名産品が当たる旭川うまいもん☆抽選会(総合案内所横特設コーナーにて18:00〜20:00)などのイベントが予定されています。
 また20日(金)には、金沢競馬場でばんえい競馬の当日全レースの場外発売が行われます。当日、金沢競馬場では、 『ばんえい場立ち予想会』in金沢競馬場が行われます。出演は当情報局の重賞予想でもおなじみの矢野吉彦アナウンサーと元高崎競馬ジョッキーの赤見千尋さん。15:30頃〜20:35頃まで特設コーナーにて、ばんえい競馬の楽しみ方をレクチャーしますので、近くの方はぜひお立ち寄りください。

 6月20日(金)のメイン第11レースはオッズパーク賞十勝岳特別(300万円未満)
 ここは5月23日のカフェ・ド・ペルシュロン特別(300万円未満)を障害先頭から押し切って、開幕5連勝を飾ったニシキタカラに期待します。続く前々走の300万円未満、前走の勝入300万円未満では僅差の2、3着に敗れましたが、展開のアヤで勝利も十分あり得たレースでした。脚質に柔軟性があるのも魅力で、ここも上位争いは必至でしょう。
 前開催の薫風特別(300万円未満)で2、3着のコトブキライアンコブラダイオーや、このクラスで安定したレースを続けているスギノディアスらが相手として有力。馬場が軽くなるようなら、4歳馬エビスオニワカの上位食い込みにも警戒が必要です。

 6月21日(土)のメイン第11レースはムーンライト特別(500万円未満)
 注目は昇級初戦の前走水無月特別を制したハマナカキング。障害を越えたのは6番手あたりでしたが、残り30メートルで先行勢をとらえ抜け出しました。昨季、オープン混合や準オープンで勝ち負けしていた実績は、このメンバー中でも上位。前走の再戦模様となる今回も負けられないところです。
 その水無月特別でハマナカキングよりあとに障害を越え、コンマ4秒差2着に追い込んだのがコマタイショウ。ここ3回の同条件特別ではすべて3着以内と安定感抜群で、今回はハマナカキングが5キロ加増となることで逆転の目も十分です。
 決め手あるバンゼンや、実績上位のアローコマンダー、末脚切れるキョクシンオーらも争覇圏でしょう。

 6月22日(日)のメイン第11レースは、重賞・第39回旭川記念(20:00発走予定)です。このレースは別掲の旭川記念プレビューをご覧ください。

今週の見どころ(6/13〜6/15)

2008年6月12日(木)

 15日(日)のメインレースには、3歳牝馬重賞・黒ユリ賞が行われます。当日はばんえいレディースデーとして、帯広競馬場にご来場の女性(またはカップル)に、バックヤードツアーや、黒ユリ賞優勝馬との記念撮影、カフェ・ド・ペルシュロンのスイーツプレゼントなどさまざまな特典があります。参加希望の方は、当日16:10までにインフォメーションカウンターにお申し込みください。
 また、13日(金)・14日(土)には15日の父の日にちなみ、当日配布のイベントチラシと、確定前の馬券500円以上を持参の方を対象に、ばんえいグッズが当たる父の日抽選会(19:00から総合案内所横特設コーナー)も行われます。

 6月13日(金)のメイン第11レースは士幌高原特別(400万円未満)
 注目は、前々走の混合400万円未満、前走の勝入混合500万円未満でともに2着に好走したシンザンウィーク。前々走は早め障害クリアからコトノカツマとマッチレースを演じコンマ1秒差、格上馬との対戦だった前走は先行できず中団からの競馬になりましたが、終いはきっちり末脚を伸ばしてきました。今回は自己条件に戻っての一戦だけに、昨季は準オープンで勝ち負けしていた実力を示したいところです。
 相手筆頭はコトノカツマ。今回は鈴木勝堤騎手への乗替わりで10キロ減の恩恵がありませんが、すんなり先行できれば好勝負に持ち込めるはずです。
 前開催のサクラ草特別(400万円未満)出走馬が多数を占める組み合わせとなりましたが、そのなかでは、今回のメンバー中で最先着の2着だったタケノホウシュウに期待。今季開幕から300万円条件を3連勝し臨んだ昇級初戦の前走も積極的なレースから僅差の2着に粘り込みました。
 牝馬の20キロ減+4歳馬の10キロ減で最軽量660キロが魅力のプリンセスモモ、サクラ草特別6着からの巻き返しを期すキングファラオも争覇圏でしょう。

 6月14日(土)のメイン第11レースは涼風特別(オープン)
 ここはツジノコウフクに注目です。オープン一線級との対戦だった重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯、じゃらんカップ(オープン)はともに6着に敗れましたが、相手が楽になった前開催のつつじ特別(オープン)では障害先頭から僅差3着に粘りました。メンバー的にそれほど強化した感がない今回も引き続き好走の期待がもてるでしょう。
 一発を秘めているのがホクショウダイヤ。ばんえい十勝オッズパーク杯では鋭く追い込んで4着を確保。今回は、ニシキセンプーエメラルドギャンブラークインはじめ前に行きたい馬が揃ったため、道中は息が入らないハイペースになる可能性があります。そうなれば決め手のあるこの馬が突き抜けるシーンも一考です。
 先行して粘れればニシキセンプー、障害さえスムーズならホクショウファイト、実績上位のシンエイキンカイもそれほど差はありません。

 6月15日(日)のメイン第11レースは、重賞・第34回黒ユリ賞(20:00発走予定)です。このレースは別掲の黒ユリ賞プレビューをご覧ください。

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