北海道・東北地方では、各地で草ばん馬大会が行われています。この草ばん馬は、伝統的に行われているお祭りですが、来年ばんえい競馬でデビューを目指す1歳馬たちにとっては、プレ能力試験的な意味合いもあります。
草ばん馬で、将来のスター候補を先物買いというのも、いいかもしれません。
9月19日(金)のメイン第10レースは長月特別(300万円未満)。
注目は先行力あるアアモンドヤワラ。6月20日のオッズパーク賞十勝岳特別(300万円未満)を制するや、その後の7戦中6戦で3着以内を確保と完全に軌道に乗りました。今回は、前開催の300万円未満・らわんぶき特別(本馬は不出走)上位勢を相手にどんな戦いをみせてくれるか楽しみです。
そのらわんぶき特別で1着のニシキタカラは、今季300万円未満特別2勝と実績上位。アアモンドヤワラのペースを乱せれば連勝も見えてきます。
軽量の3、4歳馬が4頭出走でペースは速くなりそう。息の入らない展開となり先行勢が登坂に苦しむようなら、らわんぶき特別2着のコブラダイオーが障害力を生かし押し切る場面もありそうです。
不気味なのが3歳馬ホクショウジャパン。200万円条件を5戦4勝、2着1回の優秀な成績で突破して、今回が昇級初戦です。同世代のライバル・ライデンロックが、8月22日の300万円未満でアアモンドヤワラを下していることから、いきなり好勝負に持ち込む可能性もあるでしょう。
9月20日(土)のメイン第11レースは秋天特別(500万円未満)。
グレートサンデーが500万円条件に昇級してきました。昨季、混合700万円未満特別で勝ち負けしていた実績はここに入っても上位だけに、初戦から上位進出の期待がかかります。
次位争いは大混戦。ミスターセンプーは近2走の500万円未満特別で連続2着と堅実、決め手勝負になればキョクシンオーもヒケを取りません。乾いた馬場のパワー勝負となればコマタイショウや、ストロングペガサスも差のない競馬ができるはずです。
9月21日(日)のメイン第11レースはポテト特別(オープン)。
ばんえい十勝オッズパーク杯を勝ったカネサブラックが秋冬の重賞戦線へ向けここから始動します。6月22日の旭川記念5着で、オープン特別、重賞での連続連対が11でストップ。続く7月のオープンを2着して休養に入っていました。ここはきっちり勝って、今後に弾みをつけたいところでしょう。
末脚切れる牝馬フクイズミも、カネサブラックから離されずに追走できればチャンスがありそう。ホシマツリは前走8月31日のオープンでは障害に苦戦しながらも僅差5着と実力を示しており、ここも上位食い込みが期待できそうです。