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今週の見どころ(2/21〜2/23)

2009年2月20日(金)

 菊池一樹騎手が先週土曜(14日)第1レースでカイセイフィーバーに騎乗し初勝利。これで今年1月にデビューした新人騎手4名全員が勝利を挙げたことになります。同日第10レースでは長澤幸太貝羽智生両騎手がデビュー以来初の新人騎手ワンツーを決め、馬単万馬券を演出するなど、いずれも活躍しています。どうぞ彼らにあたたかい声援をお願いいたします。
 なお今週のスカパー!放送チャンネルは795chとなります。ご注意ください。

 2月21日(土)のメイン第11レースはキタキツネ特別(200万円未満)
 9頭中6頭が12月22日の3歳混合200万円未満に出走。となれば、そのレースで好位抜け出しを決め勝利したアカダケキングが中心です。前開催の白雪賞(4歳オープン)では障害で体力を使い最後一杯になってしまい7着でしたが、格上馬相手に積極的なレースぶり。それまで200万円未満では6戦連続して3着以内をキープしており、自己条件に戻るここは巻き返し必至でしょう。
 3歳重賞路線で活躍した実績馬ウメノタイショウ、すんなり行ければ強いミノルユウセンも有力。
 近走勝ち切れないもののキタノドリーマーは強烈な決め手を誇ります。展開しだいでは一発がありそうです。

 2月22日(日)のメイン第11レースに本年度重賞・特別競走優勝馬によるウィナーズカップが行われます。次週(3月1日)の重賞チャンピオンカップ(本年度重賞優勝馬限定)に出走できないメンバーによる一戦で、オープン7頭、300万円条件2頭の計9頭が出走します。
 オープン勢ではマルミシュンキが筆頭格。今季出走した重賞(ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念)でともに僅差3着の実績はもちろん、スピードでも一枚上の存在です。ただ2走前は障害で気が入らずに、2歳時以来となる複勝圏外(6着)に敗退。巻き返しをかけた前走は勝ったとはいえ障害でヨレてしまうなど、まだ本来のデキではない印象もあります。
 牝馬重賞のヒロインズカップで2着があるエンジュオウカンも実力的に差はありません。
 昨年のこのレースは、人気薄の軽量4歳牝馬(プリンセスモモ、エリザベスライデン)のワンツーで馬連単3万6660円と波乱に終わりました。今年、4歳牝馬はカネヅルが出走。実績的には昨年の両馬とそん色ないだけに、一発の可能性もありそうです。

  2月23日(月)のメイン第11レースにオッズパーク賞・とかち白鳥特別(300万円未満)が行われます。
 スギノディアスは近走障害がひと息ですが、もともとは巧者だけにきっかけひとつで巻き返してきそうです。
 ホクショウドラゴンも近2走こそ大敗していますが、今季300万円未満特別で8戦4連対と実績上位だけにまだ見限れません。
 面白そうなのがハマカツ。昇級2戦目で特別挑戦です。一気に増える負担重量は心配で、相手も強化されますが、大崩れのない走りは魅力です。

今週の見どころ(2/14〜2/16)

2009年2月13日(金)

 2月15日(日)には新設の3歳牝馬重賞・第1回バレンタインカップが行われます。当日は女性ジョッキーや厩舎女性スタッフによるチョコレートのプレゼント(14:55ころからスタンド中央付近)もあります。ぜひ競馬場へお出かけください。
 なお今週のスカパー!の放送チャンネルは709chとなっておりますのでご注意ください。

 2月14日(土)のメイン第11レースは白嶺特別(オープン)
 ここはフクイズミに期待します。極端な軽馬場で前が止まらない流れになると厳しいものの、帯広記念(1月2日)制覇の実績はこの中に入れば一枚上。ナリタボブサップ、カネサブラックが不在のメンバーなら負けられないところでしょう。
 そのフクイズミをヒロインズカップ(1月12日)で破っているトカチプリティーは当時よりハンデ差が縮まるものの、最軽量745キロはやはり有利。障害で差をつけ、フクイズミの追い込みをかわしたいところです。
 軽馬場得意のホクショウダイヤ、ペースを握るとしぶといニシキダイジン、オープン特別では堅実駆けのミサイルテンリュウも争覇圏です。

 2月15日(日)のメイン第11レースは重賞・第1回バレンタインカップ(16:30発走予定)です。このレースは別掲のバレンタインカッププレビューをご覧ください。

 この日の第10レースはポプラ賞(4・5歳馬オープン)。先週のダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)と白雪賞(4歳オープン)の上位馬が出走できるレースです。
 ホッカイヒカルはダイヤモンドダスト賞では障害3番手から、前を行くコーネルフジシベチャタイガーを計ったように差し切って、混合500万円未満特別から2連勝中です。スタートで置かれるのは相変わらずですが、その欠点を十分にカバーできる障害力、決め手を身につけてきました。
 4歳勢は白雪賞2、3着馬が回避でやや手薄なメンバーとなっただけに、優勝馬マルモスペシャルには期待がかかるところです。

  2月16日(月)のメイン第11レースは丹頂特別(400万円未満)
 タケノホウシュウは前々走まで混合500万円未満で3戦連続連対。前走愛国特別(混合500万円未満)で6着に敗れましたが、勝ったホッカイヒカルを別格とすれば、2着馬とは3秒4差と着順ほど負けていません。今回は久々の自己条件同士の戦いだけに当然上位争いに加わってきそうです。
 もう1頭注目したいのが前開催きさらぎ特別(混合500万円未満)で5着のブライトダンサー。その前走は昇級初戦ながら特別挑戦。前々走からプラス55キロの負担重量と厳しい条件でしたが、後方から豪快に末脚を伸ばしてきました。障害に甘さがありますが、今回はクラス2戦目での上がり目に期待できるでしょう。
 ワカテンザンは年明けにオープン混合で連続2着と実績上位の存在。きさらぎ特別はゴール前で失速し4着だったカップオーも巻き返してきそうです。

今週の見どころ(2/7〜2/9)

2009年2月 6日(金)

 2月5日、都内目黒雅叙園にてNARグランプリ2008の表彰式が行われ、ばんえい最優秀馬に選ばれたナリタボブサップを管理する大友栄人調教師が関係者を代表してトロフィーを受け取りました。ナリタボブサップは今季も旭川記念、北斗賞とすでに重賞を2勝。3月29日の大一番ばんえい記念に向けて、今後のローテーションが注目されます。
 なお今週のスカパー!の放送チャンネルは709chとなりますのでご注意ください。

 2月7日(土)のメイン第11レースは北斗七星特別(オープン)
 ここは前開催の銀嶺特別(オープン)を1番人気で僅差4着のニシキユウに注目します。その銀嶺特別は障害巧者が揃った一戦。ニシキユウは先行力を生かし先頭で第2障害をクリアしたものの、後続も続々と障害を越え、最後は飲み込まれてしまいました。今回は近走障害に不安を抱える馬が多い組み合わせで、馬場(前走馬場水分6.0%)も重くなりそう。この馬向きの流れが見込めるだけに、巻き返しが期待できそうです。
 相手筆頭は、オープンで5戦連続連対中のホクトキング。銀嶺特別(2着)から負担重量の加増がないだけにここも勝ち負けでしょう。
 ひと開催空けて調整されたマルミシュンキも実績上位だけに侮れないところ。前走節分特別(オープン)は障害を越えて粘れなかったエンジュオウカンも相手関係が楽になったここは上位争いに食い込んでくること必至です。

 2月8日(日)のメイン第11レースはダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)。1月4日の5歳限定重賞・天馬賞の再戦となりました。
 なおこのダイヤモンドダスト賞と第10レース白雪賞(4歳オープン)の上位馬が、来週日曜のポプラ賞(4・5歳オープン)へ出走します。
 注目は牝馬ニシキガール。天馬賞2着後のヒロインズカップは古馬牝馬一線級の洗礼をうけ9着でしたが、続く混合500万円未満では1、2着に好走。4歳時は不本意なレースが続いたものの、3歳時にはばんえいオークスを制している実力馬の復活を思わせる近況です。課題の障害も安定。実績、好調度からして最軽量710キロは断然有利だけにここは逃げきりを決めてくれそうです。
 天馬賞圧勝のアローファイター、ヒロインズカップではニシキガールに先着(3着)しているペガサスプリティー、天馬賞は障害で苦戦し4着もその後立て直されたホッカイヒカルらが相手として有力でしょう。

 この日の第10レースに白雪賞(4歳オープン)が行われます。
 キタノメイゲツは3歳牝馬三冠で4、3、3着と堅実な成績を残しました。特に定量戦の三冠目・ばんえいオークスはハイペースで馬群を引っ張っての3着と、格上馬相手でも互角にやれることを証明しています。自己条件(200万円未満)ではひと息のレースが続きますが、障害力が武器だけに荷物を積まれる特別戦なら変わり身を見せてくれるはず。他馬より30〜85キロも軽いハンデからいっても好勝負に持ち込みそうです。
 ライデンロックは1月3日の4歳オープンでは最大50キロ差のトップハンデを課せられながらも僅差4着に追いこんで地力上位をアピール。その4歳オープンで3着に好走したオレワスゴイや、力をつけているアカダケキングも争覇圏でしょう。

 この日の第9レースは黒竹特別(3歳牡馬オープン)。次週(2月15日)に3歳牝馬の重賞・バレンタインカップが行われる関係で、牡馬のみの特別戦が編成されました。
 トップハンデのホクショウバンを除けば、各馬5キロ以内のハンデ差に落ち着きました。期待したいのはコウドウフジ。前走3歳勝入A-2・3ではハナを奪うとそのまま逃走。2着ヤマトジャイナーに18秒8もの差をつけ、昨年10月以来となる白星を挙げました。相手なりに駆ける堅実さがウリですが、この勝利で勢いづいた今回はどんなレースをみせてくれるでしょうか。
 年が明けて3歳オープン特別を制しているライトアームアオノレクサス、スピード比べになれば強いスギノハリアーも差はありません。重賞2勝と実績断然のホクショウバンクは25キロ差のハンデが克服できるかがカギです。

  2月9日(月)のメイン第11レースは立春特別(500万円未満)。 ここは近2走の混合500万円未満、愛国特別(混合500万円未満)で5、4着と調子を上げているミスターセンプーに注目します。昨年10月後半以降は障害で苦戦の連続でしたが、夏には500万円未満特別で3戦連続連対するなどこのクラスでの実績は文句なし。もともと決め手あるタイプだけに、障害のキレが戻ってきた今なら勝ち負けになって不思議ありません。
 前走きさらぎ特別(混合500万円未満)を押し切ったキョウエイボーイ、このクラスの上位安定勢力ヨコハマイサム、障害巧者のカネミセンショーコブラダイオーも有力でしょう。

今週の見どころ(1/31〜2/2)

2009年1月30日(金)

 1月30日(金)〜2月1日(日)の3日間、第46回おびひろ氷まつり(会場:帯広市緑ヶ丘公園)が行われます。大雪像、氷彫刻の展示や、雪の迷路、夜空を彩る冬の花火のほか様々なアトラクションで盛り上がる毎年恒例の一大イベントです。
 これに合わせ帯広競馬場でも、31日(土)、1日(日)に、おびひろ氷まつりinばんえい十勝『馬の冬まつり』が開催されます。帯広競馬場スタンプラリー、馬とのふれあい、そのほか盛りだくさんの企画が予定されています。またイベント期間中、氷まつり会場から帯広競馬場まで無料のシャトルバスが運行します。ぜひ競馬場にも足をお運びください。。
 なお今週のスカパー!の放送チャンネルは795chとなりますのでご注意ください。

 1月31日(土)のメイン第11レースに幸福特別(300万円未満)が行われます。
 注目はここ2開催の300万円未満特別で連続2着のホクショウドラゴン。トップハンデを課せられながら、ともに離れた3番手から勝ち馬に迫っています。引き続きトップハンデですが、ここもバテない末脚を武器に上位争いに加わってきそうです。
 障害巧者のスギノディアスも近2開催の同条件特別で1、3着と安定感あふれる走りを披露。4歳馬マルモスペシャルは昨年11月以降200万円条件で3着を一度も外さない活躍をみせているだけに、昇級初戦といえど即通用しておかしくありません。2連勝と勢いに乗るエビスオニワカも侮れないところです。

 2月1日(日)のメイン第11レースは節分特別(オープン)
 前開催の柏林馬事公苑特別(オープン)から勝ち馬カネサブラックと最下位馬を除く6頭が参戦。ここは同2着のナリタボブサップに期待します。その柏林馬事公苑特別では、すんなり障害を2番手で越えると、カネサブラックには交わされましたが、最後までしっかり伸びました。馬体減もあり、近走やや精彩を欠いていましたが、久々にこの馬らしいレースができたのは収穫でした。
 このところの軽めの馬場を味方に、自慢の決め手を発揮しているのがホクショウダイヤ。昨年10月以降、オープン特別、オールカマーで一度も5着以下がなく、近走いかに安定して末脚を使えているかがうかがい知れます。
 柏林馬事公苑特別組以外では、紅一点のエンジュオウカンに注目。近2走の重賞では勝てませんでしたが、大幅に負担重量が軽くなるここは、スピード能力全開で逃げ切る可能性もあるでしょう。

 この日の第10レースに若竹特別(3歳オープン)が行われます。
 ここは最軽量牝馬2頭のなかからウィナーミミに期待します。2走前の2歳A-1(12月6日)を逃げ切って楽勝。ヤングチャンピオンシップ(12月30日)を回避しひと息入れられたあとの前走3歳A-2(1月11日)は2番手から抜け出す圧勝劇で目下2連勝。これまで勝ち味に遅い面がありましたが、それも徐々に解消されてきたようです。スピードならA-1のメンバーに入っても上位だけに、3連勝で初のオープン特別勝ちといきたいところです。
 重賞で上位入着の実績があるワタシハスゴイタワノアヤカはハンデを積まれていますが、最軽量馬と10キロ差なら地力で克服できそう。当然上位争いに加わってきそうです。

  2月2日(月)のメイン第11レースはきさらぎ特別(混合500万円未満)
 ここはカップオーに注目します。2走前の混合500万円未満(1月11日)では、ブランドボーイトウリュウとの叩き合いを制して勝利。今回のメンバー中6頭が出走していた前走の勝入混合500万円未満(1月17日)はゴール前でのストップが響き6着でしたが、障害はキレていました。ここは前走の1、2着馬が不在。主戦の尾ヶ瀬馨騎手の騎乗となれば巻き返してきて不思議ありません。
 先行しての粘りが身上のブランドボーイマックスセンプー、馬場が回復すればキョウエイボーイも有力。キングファラオの末脚も展開がハマると侮れないところです。

今週の見どころ(1/24〜1/26)

2009年1月23日(金)

 1月19日終了現在のジョッキーリーディングは、藤本匠騎手が143勝を挙げ、2位の松田道明騎手に20勝差をつけ独走しています。これまでのばんえいの年間最多勝は坂本東一騎手(現調教師)が2000年度に記録した173勝ですが、その更新が十分に狙える数字で、今後の騎乗ぶりも注目されます。
 なお今週のスカパー!の放送チャンネルは709chとなりますので、ご注意ください。

 1月24日(土)のメイン第11レースは愛国特別(混合500万円未満)
 ここは近3走の500万円未満特別(混合戦含む)ですべて僅差3着のコブラダイオーに期待します。そのうちの2戦の勝ち馬はカネミセンショーですが、今回は昇級と賞金ハンデなどにより25キロ増での出走。対するコブラダイオーが10キロ増と有利なため十分に逆転が見込めるでしょう。
 面白そうなのが昨年の3歳牝馬三冠馬ニシキエース。前走の牝馬混合400万円未満では離れた障害3番手から差し切って勝利し、400万円条件でやっていける目途が立ちました。今回は未経験の725キロで格上馬相手と条件は楽ではありませんが、好走できれば今後に楽しみが広がります。

 1月25日(日)のメイン第11レースはウインターカップ(オールカマー)。オープンから3頭、500万円条件から2頭、400万円条件から1頭、300万円条件から3頭が出走。オープンのバンゼン(720キロ)から、300万円条件の4歳牝馬カネヅル(660キロ)まで上下60キロのハンデ差がつきました。
 実績からすれば、前走で重賞を制しているオープンの2頭、トカチプリティー(700キロ・ヒロインズカップ勝ち馬)、アローファイター(710キロ・天馬賞勝ち馬)が有利でしょう。とはいえ、ハンデ差と好枠を生かせれば、昨年のばんえいダービ2着の実績馬カイセテンザン(670キロ)、前走5歳300万円未満を押し切って今季12勝目を挙げた絶好調ギンガリュウセイ(680キロ)らがつけ入る余地もありそうです。

  1月26日(月)のメイン第11レースは銀嶺特別(オープン)。前開催の睦月特別(オープン)のメンバー中5頭が参戦してきました。
 その睦月特別で2着のホクトキングは持ち前の障害力を発揮し、近4走のオープンですべて連対と好調です。前走と比べてメンバーは骨っぽくなりましたが、ここも上位を狙っていけそうです。
 先行力あるヒロノドラゴン、オープン混合、勝入混合オープンと連勝で上り調子のニシキセンプーも侮れないところです。

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