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ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
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今週の見どころ(5/2〜5/4)

2009年5月 1日(金)

  ゴールデンウイーク開催の3日間は、競馬場に今年も「ふわふわランド」が登場します。
 また今週は、4月12日の第1回能力検査で好時計を出した2歳馬たちが続々デビュー予定。一番時計(1分46秒1)をマークしたレットダイヤ(牡、松井浩文厩舎)と牝馬トップタイム(1分57秒1)のアオノラブチャン(金田勇厩舎 ※能検時の名前はキタノオジロワシ)が4日(祝・月)に、2番時計(1分51秒6)のバカヂカラ(牡、尾ケ瀬富雄厩舎)は2日(土)第2レースにエントリーしています。将来を嘱望される若駒たちの初戦にご注目ください。

 5月2日(土)のメイン第11レースはスーパージョッキー賞(オールカマー・16:50発走予定)。昨年度のリーディング上位騎手による選抜戦です。
 4月25日第10レース(オールカマー)の再戦。その前走はハマナカキングが障害先頭から後続を突き放し、昨年8月以来の実戦を白星で飾りました。休養をはさんで5連勝中の勢いをここにつなげたいところです。
 今回は特別戦で、各馬20キロずつ負担重量が加増されています。馬場も乾きそうなだけに、前走2着のヤマノミントにとっては障害力を生かせる舞台となり、逆転まで考えられそう。同じことがキョウエイボーイ(前走4着)、トウリュウ(同5着)にもいえ、上位争いは混戦となりそうです。

 5月3日(祝・日)のメイン第11レースは大雪賞(オープン混合・17:00発走予定)。オープンから7頭、450万円条件から3頭が出走します。
 ここはアローファイターに注目。昨季、スーパークリントン、ホクショウダイヤらオープン一線級と互角にわたりあってきた実力はこのメンバーなら格上でしょう。
 次位争いは混戦です。アローファイターと世代限定戦で好勝負のシベチャタイガーや、すんなり逃げればニシキユウの残り目も考えられます。ナカゼンスピードは障害が安定しないもののきっちり末脚を使えるようになりました。
 大口泰史騎手とのコンビでは掲示板を外していないエメラルド、重馬場得意のニシキガールも最軽量だけに侮れないところです。

  5月4日(祝・月)のメイン第11レースはすずらん賞(4歳オープン・17:20発走予定)
 2月8日の白雪賞(4歳オープン)のメンバー10頭中6頭が出走しています。そのレースでライデンロックはトップハンデを課せられながら障害を先頭でクリア。ゴール前、マルモスペシャルの急襲にあったものの僅差2着を確保しました。ばんえい大賞典、ばんえいダービーを制し、チャンピオンカップでも見せ場を作った世代ナンバー1馬だけに、当時45キロあった差が30キロに縮まるここは逆転必至でしょう。
 相手はもちろんマルモスペシャルが筆頭格。3歳牝馬三冠に輝いたニシキエースも白雪賞(3着)より重量的に有利になっており、2頭との差を詰めてきそうです。
 白雪賞は9着もその後巻き返し、5連勝で昨季を締めくくったウメノタイショウも侮れません。

今週の見どころ(4/25〜4/27)

2009年4月24日(金)

  いよいよ平成21年度のばんえい十勝が開幕。来年3月29日(月)までの計150日間が予定されています。なお5月4日(祝月)までの6日間は昼間開催として行われ、第1レースが11:20発走予定となっています。
 26日(日)のメインは重賞・第3回ばんえい十勝オッズパーク杯。オープンの強豪や楽しみな上がり馬など9頭が揃い、好レースが期待されます。スカパー!の放送チャンネルは795chとなりますのでご注意ください。

 4月25日(土)のメイン第11レースは旭川北彩都場外発売所開設記念レラ・スポット特別(350万円未満・16:50発走予定)
 ばんえい競馬では年度替わりを区切りとして、過去3シーズンの収得賞金額によってクラス編成がなされます。そのため、大幅な降級が生じることがあります。
 ここも実績上位のオープンからの降級組が有利でしょう。なかでもエンジュオウカンの実力が抜けています。昨シーズンは重賞ヒロインズカップ2着をはじめ、オープン(混合戦除く)で3勝を挙げる活躍。今回は唯一の牝馬で20キロ減も有利だけに、障害力を生かしての押し切りが濃厚でしょう。
 相手筆頭はホクトキング。こちらも昨シーズンはオープンで活躍した力量馬で、昨シーズン最終戦勝利の勢いをここにつなげたいところです。
 イケダガッツは昨シーズン終盤、おもに混合500万円未満戦で早めに先行勢にとりつく競馬で好成績を挙げていました。実績的には前述2頭に劣りますが、障害さえうまく越えられれば、割って入る余地もありそうです。

 4月26日(日)のメイン第11レースは重賞・第3回ばんえい十勝オッズパーク杯(16:55発走予定)です。このレースは別掲ばんえい十勝オッズパーク杯プレビューをご覧ください。

  4月27日(月)のメイン第11レースは春駒特別(450万円未満・16:50発走予定)。準オープンクラスの中堅どころが揃いました。
 ここはホシマツリに期待します。昨シーズン後半はオープン、混合500万円未満で勝ち切れないレースが続きました。しかしここは相手関係が楽になっており、当日は軽い馬場状態となりそう。得意のスピード勝負に持ち込んで久々の勝利を狙います。
 格上的存在のギャンブラークイン、5歳馬の勢いを感じるミサキスペシャル、ばんえい記念に2年連続して挑戦したヨコハマイサムらが相手でしょう。

今週の見どころ(3/28〜3/30)

2009年3月27日(金)

  いよいよこの3日間で、今季のばんえい競馬も終了。29日(日)には古馬ナンバー1決定戦・第41回ばんえい記念が行われます。このレースはスパーキングナイター開催の川崎競馬場や大井競馬場ふるさとコーナー、金沢競馬場などでも購入することができます。なお当日、金沢競馬場では、園田・姫路競馬の実況でおなじみの竹之上次男アナと山崎エリカさんによるイベントも行われます。お近くの方はぜひお立ち寄りください。
 今週のスカパー!の放送チャンネルは795chとなります。ご注意ください。

 3月28日(土)のメイン第11レースはじゃらんカップ(300万円未満)
 ここはホッカイクロフネに期待。混合500万円未満などで目下6戦連続連対と勢いに乗るギンガリュウセイと世代限定戦で好勝負してきた実力馬です。同条件特別(1月31日・幸福特別)に初挑戦したときは7着でしたが、今回は当時よりも格下のメンバーが相手。西謙一騎手の強気の騎乗で押し切りに期待です。
 相手筆頭はブラックヘラクレス。近4走の300万円未満で2、2、3、3着と好調です。切れる脚がないため、なかなか勝利に手が届きませんが、特別の重量増は障害巧者のこの馬にはプラスにはたらくはず。大崩れのないエビスオニワカも上位進出が狙えそうです。

 3月29日(日)のメイン第11レースは重賞・第41回ばんえい記念(17:15発走予定)です。このレースは別掲のばんえい記念プレビューをご覧ください。

 この日の第10レースにはオッズパーク賞・スターライト特別(5歳オープン)が行われます。
 なんといっても注目はギンガリュウセイ。昨年9月以降、17戦14勝、2着1回、3着2回のほぼ完ぺきな成績を挙げ、前走(3月22日、4・5歳オープン)で世代限定オープン初挑戦も、2着に健闘しました。近3走で、今回の出走馬の多くに先着とほぼ勝負づけが済んでおり、ここはきっちり勝って、来季の飛躍につなげたいところでしょう。
 対するのは、経験と底力に優るオープン勢。なかでもアローファイターは、前走4・5歳オープン(3月22日)では4着も、トップハンデを課せられながら残り10メートルまで先頭を守り、底力を示しました。歴戦の古馬に混じっても互角の戦いを繰り広げており、ここはそう簡単には引き下がれません。

 この日の第9レースにはクリスタル特別(4歳オープン)が行われます。
 カイセテンザンがここにきて2連勝と再び調子を上げています。決め手では世代上位だけに、課題の障害さえまとめれば、ここもばんえいダービー2着の実力を見せつける場面がありそうです。
 好調さで負けていないのがウメノタイショウ。前走4・5歳オープン(3月21日)もひと腰で障害を越えるとそのまま一人旅で、連勝を4に伸ばしました。同レース2着のアカダケキングも好勝負が期待できそうです。

  3月30日(月)のメイン第11レースは大平原特別(混合500万円未満)。500万円条件から6頭、400万円条件から4頭が出走します。
 トウリュウは近5走の混合500万円未満で1、1、5、3、10着。前走こそ障害に手こずりましたが、もともとは障害巧者だけに立て直してくるでしょう。このところのパワーのいる馬場もプラスになりそうです。
 カネミセンショーももともとは登坂力で勝負するタイプ。3走前に崩れた障害も徐々に修正されてきており、ここは上位争いが期待できるでしょう。
 400万円条件馬ではカネタマルに注目。近3走の混合500万円未満で1、3、2着と好調です。それらは減量騎手騎乗での結果でしたが、ここも好走するようなら、04年度の2歳チャンピオンが完全復活といえるかもしれません。

 この日の最終第12レースは螢の光賞(300万円未満)。本年度、ばんえい競馬で最後に行われるレースです。
 前開催の春風特別(300万円未満)で逃げ粘って僅差2着のミノルタイソンに期待します。そのレースで大接戦を繰り広げたカイセテンザン、マルモスペシャルが世代限定戦出走で不在だけに、負けられないところです。
 春風特別4、6着のロングトップクロフネオーザン、好調持続のハマカツエナジークンシらが相手でしょう。

今週の見どころ(3/21〜3/23)

2009年3月20日(金)

 今年度のばんえい競馬も残すところ6日間。前開催を終えてのジョッキーリーディングは、藤本匠鈴木恵介両騎手が159勝を挙げ、2着数の差で藤本騎手が1位をキープしています。3位の松田道明騎手には20勝差をつけていることから、リーディング争いはこの2名に絞られたとみていいでしょう。どちらが取っても初となるタイトルだけに、両者の騎乗ぶりから目が離せません。
 今週のスカパー!の放送チャンネルは、709chです。ご注意ください。

 3月21日(土)のメイン第11レースは士幌高原特別(200万円未満)
 3月15日の200万円未満勝入を豪快に差し切ったフレイムスワローが中心です。そのレースで逃げ粘って2着のミノルユウセンは今回、減量騎手騎乗の恩恵がなくなるため、フレイムスワローがさらに有利になったといえるでしょう。
 同じく差し脚で忘れてならないのがユーファンタジー。パワータイプの牝馬で、平場戦ではやや安定性を欠くものの、荷物を積まれる重賞・特別では確実に追い込んできます。
 2連勝と勢いに乗るツジノオウカも侮れません。

 3月22日(日)のメイン第11レースに白樺賞(オープン)が行われます。
 ホクショウダイヤは3月15日のオープンで勝利。積極策で障害2番手からマルミシュンキをゴール前できっちり差し切りました。同世代のライバルとしてしのぎを削ってきた2頭ですが、11回目の対戦で初めてホクショウダイヤが先着。今回はマルミシュンキが不在で、相手関係的に楽になります。トップハンデ750キロですが、連勝で今季を締めくくる可能性は十分です。
 障害巧者の牝馬2頭エンジュオウカントカチプリティー、平場オープンの大将格ホクトキングらが相手。立て直されてくればヤマノミントも力量的に差はありません。

  3月23日(月)のメイン第11レースは夢見月特別(500万円未満混合)。オープンから7頭、500万円条件から2頭、400万円条件から1頭が出走します。
 ここは、ニシキセンプーに期待します。前走3月15日の500万円未満勝入混合を好位抜け出しで勝利し、年明け早くも4勝目。昨年までの勝てないレース続きがウソのような変身ぶりです。もともと障害力には定評がありましたが、ここにきて末脚の確かさも身につけてきました。
 エメラルドは3走前のオープン混合を逃げ切って勝利。前走の牝馬オープンでも障害に詰まったものの4着と好調を維持しています。今回は相手関係からみてハナに行けそう。また得意の重馬場が予想されるだけに、しぶとい脚を見せつけるかもしれません。
 年明けにオープン混合で2着2回のワカテンザンも、格下ですが、好勝負となりそうです。

今週の見どころ(3/14〜3/16)

2009年3月13日(金)

 今週日曜(3月15日)のメインには明け3歳馬による重賞・第40回イレネー記念が行われます。ちなみにレースタイトルについている“イレネー”とは、明治から昭和初期にかけ十勝地方で繋養されていた種牡馬の名前。存命中に残した直系の種牡馬は500頭以上を数えるなど、馬産地十勝の礎を築いた名馬で、その雄姿は現在でも帯広競馬場入口付近にある銅像からうかがい知ることができます。
 なお今週のスカパー!の放送チャンネルは709Chです。ご注意ください。

 3月14日(土)のメイン第11レースはとかちえぞまつ特別(混合500万円未満)
 前開催のひな祭り特別(混合500万円未満)は、ギンガリュウセイが、障害に苦しむ他馬を尻目に逃げ切って楽勝。今回のメンバー9頭中7頭は、そのひな祭り特別を使われていただけにギンガリュウセイが連勝を5に伸ばしそうです。その勢いから前走より5キロ増も問題ないでしょう。
 強敵は前走で別のレースに出走していた2頭、ホッカイヒカルオレワスゴイホッカイヒカルは重賞・チャンピオンカップからの参戦。オープン一線級相手では、さすがに出遅れを挽回できず7着でしたが、混合500万円未満特別で勝利の実績があります。
 オレワスゴイも、混合500万円未満では5戦3勝、2、3着各1回と堅実。障害巧者だけに730キロも苦にしないでしょう。

 3月15日(日)のメイン第11レースは重賞・第40回イレネー記念(16:30発走予定)です。このレースは別掲のイレネー記念プレビューをご覧ください。

  3月16日(月)のメイン第11レースは春風特別(300万円未満)
 中心視したいのはマルモスペシャル。昇級初戦だった3走前・幸福特別(1月31日・300万円未満)を障害先頭から押し切っており、今回のメンバーの大半はそこで下しています。近2走の世代限定戦も1、2着と好調。持ち味である末脚に障害の安定感が加わった今、このクラスでは敵なしでしょう。
 マルモスペシャル不在の前開催オッズパーク賞・とかち白鳥特別(300万円未満)を逃げ切ったクロフネオーザンが相手筆頭。近走堅実駆けのミノルタイソン、障害さえまともならスギノディアスも上位に食い込む力があります。

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