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今週の見どころ(5/23〜5/25)

2009年5月22日(金)

 先週日曜(17日)第3レースに行われた今シーズン初の勝ち馬だけの2歳戦は、ミスタートカチ(牡、前原和信厩舎)が逃げ切って2連勝としました。シーズンで最初にデビューから2連勝を飾った2歳馬を調べてみると、過去5年では、08年ホクショウバンク(ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップ)、06年シベチャタイガー(ばんえい菊花賞、銀河賞)、04年カネタマル(イレネー記念、ばんえい菊花賞)など活躍馬が並びます。ミスタートカチがこのあとどんな成長をみせてくれるのか楽しみです。
 なお今週も薄暮開催のため、発走予定時刻が第1レース12:30、メイン第11レース17:55となっております。ご注意ください。

 5月23日(土)のメイン第11レースはクラブツーリズムカップ(450万円未満)
 オープン特別を快勝し昨シーズンを締めくくったホクトキングは年度替わりのクラス編成により350万円条件へと降格。そして今シーズン開幕からの2戦ともに好位追走から差し切って連勝と、格上位の実力をみせつけています。今回は昇級初戦ですが、オープン復帰への通過点でしょう。
 ギャンブラークインは前走の牝馬重賞カーネーションカップでは僅差の2着。前々走の春駒特別(4月27日・450万円未満混合)では楽々逃げ切って今回のメンバーの半数を下しており、ここは早めに動いてホクトキングを封じたいところです。
 前開催の450万円未満決勝混合(5月16日)は障害での苦戦が響いて7着のハマナカキング。近走、人気を裏切ることが多いものの、障害さえすんなりクリアできれば差のない戦いができるはず。軽い馬場もプラスでしょう。
 同じく軽い馬場ならホシマツリの巻き返しも一考です。

 5月24日(日)のメイン第11レースさつき特別(オープン)
 前開催シルバーカップ(オープン)のメンバー10頭中7頭がここにも出走してきました。その前走は、逃げ粘るナリタボブサップ(1着)を、やや離れた2番手からライデンロック(2着)が猛追し馬体を併せたままゴール。見ごたえのある一騎打ちとなりました。今回はライデンロックが5月31日の重賞柏林賞へまわったため不在。またライバルのカネサブラックもいないだけに、ナリタボブサップにとっては負けられない一戦となりそうです。
 第2障害で体力を使い末脚が不発に終わった(6着)ホクショウダイヤは軽い馬場で巻き返しは必至。スーパークリントンは上位2頭からは離されたものの障害3番手から最後まで粘れたのが収穫でした。
 前走は牝馬重賞カーネーションカップに出走(6着)したニシキユウはとにもかくにも障害を越えてからの踏ん張りがカギ。展開待ちということになりますが、常に一発の警戒が必要なタイプでしょう。

  5月25日(月)のメイン第11レースにシャクナゲ特別(270万円未満)が行われます。
 前開催の新緑特別(270万円未満)はライデンヒーローが逃げ切り、出走取消を挟んで2連勝。昨年は4歳の第2グループで主役を張っていた底力を示しました。コンスタントに使えないのが悩みですが、順調であれば3連勝の期待ができそうです。
 キンサマは同じ前走で3着。好位から安定して脚を使えるタイプで、ここも上位争いに加わってくるでしょう。
 雨の影響が残る馬場状態なら4着だったスピード馬ハマカツの巻き返しもありそうです。

今週の見どころ(5/16〜5/18)

2009年5月15日(金)

 開幕週から始まった2歳戦。先週終了現在で、第1回能力検査で一番時計を叩き出したレットダイヤをはじめ18頭が勝ち名乗りを上げました。17日(日)第3レースには今季最初の勝ち馬ばかりの2歳戦が組まれています。一日の前半に行われることが多い2歳戦ですが、ぜひこちらにもご注目ください。
 なお今週も薄暮開催のため、発走予定時刻が第1レース12:30、メイン第11レース17:55となっております。ご注意ください。

 5月16日(土)のメイン第11レースは新緑特別(270万円未満)
 キョウワテンリュウは長く使える末脚の持ち主。今季初戦を快勝し臨んだ前走270万円未満決勝(5月3日)では第2障害最後方クリアから鋭く追い込んで勝ち馬から5秒0差の3着に健闘しました。昨季後半は準オープンクラスで勝ち星マークの実績もあり、ここに入れば格上の存在です。
 出走取消を挟んで3連勝中の障害巧者ヒグマキングや、こちらも4戦連続連対と勢いが出てきたキンサマ、堅実なハマカツも有力。3歳馬アオノレクサスは昇級初戦ですが、ここでも十分通用するスピードの持ち主です。

 5月17日(日)のメイン第11レースはシルバーカップ(オープン)
 前走ばんえい十勝オッズパーク杯(4月26日)組が人気となりそう。なかでも2着ナリタボブサップが中心。当日は重い馬場が予想されますが、前走より相手関係が楽になっただけに実績的に負けられないところでしょう。
 ばんえい十勝オッズパーク杯は8.8%の超高速馬場。スピード勝負では分が悪かったスーパークリントン(8着)は乾いた馬場となりそうな今回は巻き返し必至。同4着ホクショウダイヤは前が止まらない流れのなか、離れた6番手からよく伸び、3着争いに加わってきました。決め手勝負になれば一目おきたい存在です。
 前走大雪賞(5月3日・オープン・3着)より相手強化も5歳馬の勢いにかけたいアローファイター、ノド鳴りの手術後初戦となった同レース2着で復活ののろしを上げたツジノコウフクにも注目です。

  5月18日(月)のメイン第11レースは緑風特別(180万円未満)
 ここは最軽量610キロのワタシハスゴイに注目します。180万円条件でのここ2戦とも好位追走からすんなり障害を越え1、4着と、歴戦の古馬に混じっても一歩もヒケをとらない戦いぶり。40キロのハンデは有利だけに、3歳牝馬で最高位格付のプライドにかけ負けられないところです。
 ミノルユウセンも開幕から180万円条件で2、1着と好調。4歳馬の格付では13番目だけに、ここで賞金を加算し、次開催(5月31日)に行われる重賞・柏林賞出走に望みをつなげたいところでしょう。
 ほかにも、今季2戦2勝のコウドウフジ、2戦2連対のキタノドリーマーリードムサシホッカクヒメら好調馬が揃っており、熱戦が期待できるでしょう。

今週の見どころ(5/9〜5/11)

2009年5月 8日(金)

 今週より薄暮開催がスタート。6月15日(月)までの18日間は発走予定時刻がこれまでより繰り下がります。ご注意ください。
 10日(日)のメインは母の日にちなんだ重賞・カーネーションカップ。当日、帯広競馬場では、新人騎手によるトークショーやカーネーションのプレゼントなど様々なイベントも予定されています。

 5月9日(土)のメイン第11レースは若葉特別(450万円未満・18:00発走予定)
 注目はギンガリュウセイ。昨年9月以降、一度も3着を外さない破竹の快進撃を続け、前走ばんえい十勝オッズパーク杯で古馬一線級に初挑戦。馬場水分8.8%の超高速馬場での乱ペースに巻き込まれ6着でしたが、第2障害を3番手で越え見せ場は作りました。今回は自己条件での戦いだけに、負けられないところ。主戦の藤野俊一騎手に戻ったのも心強い材料です。
 ハマナカキングは今季開幕からオールカマーに2度出走し1、9着です。1番人気に推された前走は第2障害での苦戦が原因だけに参考外。こちらも自己条件に戻っての巻き返しなるかに注目です。
 ハマナカキングと同じ2走を使われ2、1着のヤマノミントはオープンクラスからの降級馬。ここに入れば実績上位だけに、障害力を生かして上位争いできそうです。

 5月10日(日)のメインは3歳以上牝馬による重賞・第2回カーネーションカップ(18:00発走予定)です。このレースは別掲のカーネーションカッププレビューをご覧ください。

  5月11日(月)のメイン第11レースは青葉特別(350万円未満・17:55発走予定)
 ここではホクトキングの実績が抜けています。昨季は平場オープンの大将格として活躍。今季初戦の350万円未満特別(4月25日)では、同じくオープンからの降級馬エンジュオウカンとの後続を離しての一騎打ちを制しています。今回はそのエンジュオウカンが不在(10日のカーネーションカップに出走)だけに、連勝が濃厚でしょう。
 相手筆頭はニシキセンプー。今季2度出走したオールカマーで、元オープン馬ヤマノミントと差のない競馬をしていました。両レースとも得意の軽馬場に助けられた感は否めませんが、ここにきて走りに安定感が出てきました。
 障害のキレが戻ってきたトウリュウや、オープンからの降級馬トカチタカラもここに入れば上位進出が期待できそうです。

今週の見どころ(5/2〜5/4)

2009年5月 1日(金)

  ゴールデンウイーク開催の3日間は、競馬場に今年も「ふわふわランド」が登場します。
 また今週は、4月12日の第1回能力検査で好時計を出した2歳馬たちが続々デビュー予定。一番時計(1分46秒1)をマークしたレットダイヤ(牡、松井浩文厩舎)と牝馬トップタイム(1分57秒1)のアオノラブチャン(金田勇厩舎 ※能検時の名前はキタノオジロワシ)が4日(祝・月)に、2番時計(1分51秒6)のバカヂカラ(牡、尾ケ瀬富雄厩舎)は2日(土)第2レースにエントリーしています。将来を嘱望される若駒たちの初戦にご注目ください。

 5月2日(土)のメイン第11レースはスーパージョッキー賞(オールカマー・16:50発走予定)。昨年度のリーディング上位騎手による選抜戦です。
 4月25日第10レース(オールカマー)の再戦。その前走はハマナカキングが障害先頭から後続を突き放し、昨年8月以来の実戦を白星で飾りました。休養をはさんで5連勝中の勢いをここにつなげたいところです。
 今回は特別戦で、各馬20キロずつ負担重量が加増されています。馬場も乾きそうなだけに、前走2着のヤマノミントにとっては障害力を生かせる舞台となり、逆転まで考えられそう。同じことがキョウエイボーイ(前走4着)、トウリュウ(同5着)にもいえ、上位争いは混戦となりそうです。

 5月3日(祝・日)のメイン第11レースは大雪賞(オープン混合・17:00発走予定)。オープンから7頭、450万円条件から3頭が出走します。
 ここはアローファイターに注目。昨季、スーパークリントン、ホクショウダイヤらオープン一線級と互角にわたりあってきた実力はこのメンバーなら格上でしょう。
 次位争いは混戦です。アローファイターと世代限定戦で好勝負のシベチャタイガーや、すんなり逃げればニシキユウの残り目も考えられます。ナカゼンスピードは障害が安定しないもののきっちり末脚を使えるようになりました。
 大口泰史騎手とのコンビでは掲示板を外していないエメラルド、重馬場得意のニシキガールも最軽量だけに侮れないところです。

  5月4日(祝・月)のメイン第11レースはすずらん賞(4歳オープン・17:20発走予定)
 2月8日の白雪賞(4歳オープン)のメンバー10頭中6頭が出走しています。そのレースでライデンロックはトップハンデを課せられながら障害を先頭でクリア。ゴール前、マルモスペシャルの急襲にあったものの僅差2着を確保しました。ばんえい大賞典、ばんえいダービーを制し、チャンピオンカップでも見せ場を作った世代ナンバー1馬だけに、当時45キロあった差が30キロに縮まるここは逆転必至でしょう。
 相手はもちろんマルモスペシャルが筆頭格。3歳牝馬三冠に輝いたニシキエースも白雪賞(3着)より重量的に有利になっており、2頭との差を詰めてきそうです。
 白雪賞は9着もその後巻き返し、5連勝で昨季を締めくくったウメノタイショウも侮れません。

今週の見どころ(4/25〜4/27)

2009年4月24日(金)

  いよいよ平成21年度のばんえい十勝が開幕。来年3月29日(月)までの計150日間が予定されています。なお5月4日(祝月)までの6日間は昼間開催として行われ、第1レースが11:20発走予定となっています。
 26日(日)のメインは重賞・第3回ばんえい十勝オッズパーク杯。オープンの強豪や楽しみな上がり馬など9頭が揃い、好レースが期待されます。スカパー!の放送チャンネルは795chとなりますのでご注意ください。

 4月25日(土)のメイン第11レースは旭川北彩都場外発売所開設記念レラ・スポット特別(350万円未満・16:50発走予定)
 ばんえい競馬では年度替わりを区切りとして、過去3シーズンの収得賞金額によってクラス編成がなされます。そのため、大幅な降級が生じることがあります。
 ここも実績上位のオープンからの降級組が有利でしょう。なかでもエンジュオウカンの実力が抜けています。昨シーズンは重賞ヒロインズカップ2着をはじめ、オープン(混合戦除く)で3勝を挙げる活躍。今回は唯一の牝馬で20キロ減も有利だけに、障害力を生かしての押し切りが濃厚でしょう。
 相手筆頭はホクトキング。こちらも昨シーズンはオープンで活躍した力量馬で、昨シーズン最終戦勝利の勢いをここにつなげたいところです。
 イケダガッツは昨シーズン終盤、おもに混合500万円未満戦で早めに先行勢にとりつく競馬で好成績を挙げていました。実績的には前述2頭に劣りますが、障害さえうまく越えられれば、割って入る余地もありそうです。

 4月26日(日)のメイン第11レースは重賞・第3回ばんえい十勝オッズパーク杯(16:55発走予定)です。このレースは別掲ばんえい十勝オッズパーク杯プレビューをご覧ください。

  4月27日(月)のメイン第11レースは春駒特別(450万円未満・16:50発走予定)。準オープンクラスの中堅どころが揃いました。
 ここはホシマツリに期待します。昨シーズン後半はオープン、混合500万円未満で勝ち切れないレースが続きました。しかしここは相手関係が楽になっており、当日は軽い馬場状態となりそう。得意のスピード勝負に持ち込んで久々の勝利を狙います。
 格上的存在のギャンブラークイン、5歳馬の勢いを感じるミサキスペシャル、ばんえい記念に2年連続して挑戦したヨコハマイサムらが相手でしょう。

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