先週から始まった、2歳馬によるばんえい甲子園。8日(日)に行われた予選第1弾・北央産駒特別は、カネサブラックの半妹カネサアカリが制しました。15日(日)第10レースには予選第2弾・南北海道産駒特別が組まれています。
ところで、16日(月)の第10レース・とかち北あかり賞は園田競馬場などで場外発売されます。当日、同競馬場では竹之上次男アナ(園田・姫路競馬実況)によるばんえい競馬予想トークが予定されています。お近くの方はぜひお越しください。
11月14日(土)のメイン第11レースに七五三特別(オープン混合・16:50発走予定)が行われます。
オープンの7頭中5頭は前開催にばん馬まつり特別(オープン)を使われていました。
そのレースでメンバー中最先着の2着だったのがナカゼンスピード。平場でも障害で崩れて早々に勝負圏から去るレースが続いていましたが、前走は荷物を積まれる特別戦にもかかわらず、第2障害3番手から伸び、今年2月以来の連対を果たしました。障害さえマトモならという条件はつきますが、もともと切れ味には定評があるだけに、相手が楽になったここは差し切る可能性もありそうです。
ばん馬まつり特別ではナカゼンスピードとの叩き合いに敗れ3着惜敗のアローファイターや、同レースで僅差4着と引き続き好調なトモエパワーも有力。同7着に敗れたものの障害のキレは悪くなかったシベチャタイガーも展開しだいで巻き返しが期待できます。
11月15日(日)のメイン第11レースにオータムカップ(オープン・16:50発走予定)が行われます。
前開催の同条件戦・狩勝賞の上位3頭、ナリタボブサップ、ホクショウダイヤ、ニシキダイジンに、スーパークリントンを加えた4頭による争いが濃厚です。
なかでも注目はスーパークリントン。前開催のもうひとつのオープン特別を第2障害先頭クリアから、ゴール前後続に並ばれたものの振り切って勝利。競られると弱い馬ですが、最後まで根負けしなかったのが収穫でした。その勝利が昨年の北見記念以来の白星。次開催(11月29日)に控えた今年の同重賞へ向けて、ここを勝って勢いに乗りたいところでしょう。
この日の第10レースには南北海道産駒特別(2歳産地限定)が組まれています。石狩、後志、渡島、檜山、胆振、日高地区、及び道外産駒による限定戦。ちなみに、近年(06~08年デビュー)の同地区産の活躍馬としては、ライデンロック(08年ばんえい大賞典、ばんえいダービーなど重賞3勝)が挙げられます。
実績上位なのがダイリンビューティ。10月18日の白菊賞(2歳牝馬オープン)を第2障害先頭から押し切っています。これに続くのが2歳A-3勝ちがあるエアージャンボでしょうか。
勢いでは、デビュー以来連対を外していない2頭、ニューカツタロー(3戦3勝)とツジノコウフクヒメ(3勝、2着1回)。ともに今回がオープン初挑戦となりますが、メンバー的にさほど強化した感もないため、上位進出が狙えそうです。
11月16日(月)のメイン第11レースに初雪特別(270万円未満・16:50発走予定) が行われます。
8月以来久々の出走ですが、快速馬ライデンヒーローに期待。休養前はこの270万円条件で、特別を含め11戦2勝、2着2回、3着4回とほとんどのレースで上位に入っていました。実績的に連対は外さないでしょう。
相手は、フレイムスワロー、スギノディアスが有力。ともにゴール前でのひと押しが足りませんが、この条件では多くのレースで上位争いに参加しています。有力どころに前に行きたい馬が揃ったため、キンセイモンの末脚がハマる可能性もあるでしょう。。
この条件で2連勝中の3歳牝馬ワタシハキレイズキは別定25キロが心配です。
この日の第10レースはとかち北あかり賞(混合450万円未満)
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前走1着で惜敗続きに終止符を打ったマルミシュンキが中心になりそう。目下、準オープン格付に甘んじていますが、もともとはナリタボブサップ、ホクショウダイヤらと好勝負を演じていた実力馬。ここも勝ってオープン復帰といきたいところです。