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今週の見どころ(10/10〜10/12)

2009年10月 9日(金)

 先週の開催終了後、帯広競馬場の本走路(第1障害後〜第2障害前にかけての部分)で砂の入れ替えが行われました。従来より粒子の大きな砂を使用することで、水はけが格段によくなり、ばんえい競馬らしいパワフルなレースが期待できそうです。

 10月10日(土)のメイン第11レースにはくるみ特別(350万円未満・17:25発走予定)が行われます。
 砂の入れ替えはありましたが、台風の影響により軽馬場が予想されることから、思い切って4歳馬アカダケキングに期待。馬場水分4.0%以上での連対率62.1%はメンバー中でナンバー1です。これまでに行われた4歳三冠の2戦、5月の柏林賞(馬場水分8.6%)3着、9月の銀河賞(同5.7%)では優勝しています。その両レースで2、3着とほぼ互角の戦いをしていたウメノタイショウが、その後350万円未満特別を勝ち上がり、450万円条件でも好勝負を続けていることから、アカダケキングはここで間違いなく通用するはずです。
 前開催の同条件戦・ほうせんか特別を快勝したホクショウドラゴン、同2着で障害巧者のマックスセンプーが相手として有力。
 ほうせんか特別はゴール前で競走中止のブランドボーイも実力的に巻き返してきそう。
 馬場が軽くなりすぎると困りますが、同3着のグレートサンデーも走りに集中できれば、今回も上位進出に期待が持てそうです。

 10月11日(日)のメイン第11レースはパシフィックマンション特別(450万円未満・17:30発走予定)です。
 9頭中、前開催の同条件戦・ききょう特別の出走馬が8頭を占める組み合わせ。ですが、ここはそのレースに不出走だったオレワスゴイに注目します。オープン混合に出走した近2走で1、2着と好走。特に前走は20キロ差あったとはいえスーパークリントン、アローファイターらのオープン一線級に先着しています。メンバー的には格段に楽になっており、チャンスは十分でしょう。
 ニシキセンプーはききょう特別2着で、前走450万円未満決勝混合を勝利。目下5戦連続連対と好調を持続しており、今回も大崩れは考えられません。軽馬場もプラスで決め手を生かせそうです。
 昇級初戦のききょう特別で3着だったウメノタイショウは、続く450万円未満決勝混合で2着。クラス慣れが見込めるここは勝ち負けでしょう。
 ニシキダイジンはききょう特別、450万円未満決勝混合でともに6着も、すでにこの条件の特別を勝っています。今年のばんえいグランプリ3着の実績もあり軽視はできません。

 この日の第6レースに2歳A-1が組まれています。
 今季最初の2歳重賞・ナナカマド賞を制したテンマデトドケは今回休場。同2着ミスタートカチ、同3着ホクショウバトルに、前走2歳A-2を快勝したレットダイヤがどこまで迫れるかという構図です。

  10月12日(祝・月)のメイン第11レースにマロニエ賞(オープン・17:25発走予定)が行われます。 ここはギャンブラークインが断然。前走のオープン特別は6着でしたが、そのレースの1〜5着はすべて来週の岩見沢記念に出走を予定している力量馬で、相手が悪かった印象です。第2障害でもたつきましたが、もともとは巧者だけに修正は可能。十分勝ち負けが期待できるでしょう。
 同じくシベチャタイガーもオープン一線級相手では苦戦続きも、この相手関係なら上位進出が望めそうです。
 先行力あるギンガリュウセイはオープン昇級初戦ですが、450万円条件でのレースぶりからは通用しそう。
 好位につけられればホッカイヒカルの末脚も侮れません。

今週の見どころ(10/3〜10/5)

2009年10月 2日(金)

 10月10日(土)よりオッズパークにて五重勝単勝式馬券のインターネット発売が開始(予定)されますが、4日(日)には、帯広競馬場で五重勝式クイズ大会が実施されます。当日の第7〜第11レースの5レースすべての1着馬を予想するもので、的中者にはサッポロビール1ケース(予定)をはじめ豪華賞品がプレゼントされます。投票は12:15〜15:00まで、スタンド1階中央特設会場にて行うことができます。なお参加には発走前の確定前馬券1000円分以上の提示が必要となります。

 10月3日(土)のメイン第11レースに野菊特別(オープン・17:25発走予定)が行われます。
 8月16日のばんえいグランプリで1、2着のフクイズミカネサブラックが秋初戦を迎えます。ともに次開催の岩見沢記念へのひと叩きという意味合いが強いものの、力量的にも凡走は考えられません。
 ナリタボブサップは前開催のポテト特別(オープン)を勝利し復活ののろしを上げました。前々走から20キロも減った馬体重は気がかりですが、こちらも岩見沢記念へ向け好レースを期待したいところです。
 ポテト特別2着のホクショウダイヤは、700キロ台前半のレースでの安定感では前述3頭を上回ります。今回、主戦の大口泰史騎手が騎乗できませんが、西弘美騎手への乗替わりなら心配なし。金曜からの降雨で馬場が軽くなるようなら、一気の差し切りもありそうです。

 10月4日(日)のメイン第11レースはオッズパーク杯・第3回秋桜賞(3歳オープン・17:25発走予定)ホクショウバンクアオノレクサスの680キロから、タワノアヤカの640キロまで上下40キロ差がつきました。
 注目したいのは660キロで出走のコウドウフジ。7月26日の3歳重賞・ばんえい大賞典は第2障害での遅れが響き8着でしたが、勝ったワタシハスゴイから9秒4差と大きくは負けていません。近4走は連闘で使われましたが馬体重が減ってないのが好調の証。障害力を生かして勝利を狙います。
 ばんえい大賞典2着のアアモンドヤマト(670キロ)も負担重量的に有利で上位進出が期待できそう。トップハンデの2頭アオノレクサスホクショウバンクも最大40キロ差なら、実力的に十分勝ち負けになりそうです。

  10月5日(月)のメイン第11レースはもみじ特別(270万円未満・17:25発走予定)です。 
 スギノディアスは障害力を武器に270万円特別への出走となった近6走で3、1、4、3、3、2着と堅実な成績を収めています。前走の勝ち馬が抜けたここは勝利で飾りたいところです。
 ただ、オープン経験があるキングファラオカネタマルという新たな強敵が現れました。
 キングファラオは今季180万円条件で10勝(ほかオールカマーで1勝)を挙げ、270万円条件に昇級。その初戦も勝利で飾っています。近走障害も安定しており、自慢の決め手がさく裂しそうです。
 カネタマルは昇級初戦。パワーで押すタイプで、時計勝負になると弱いですが、馬場がまずまず落ち着きそうなここは堅実に差し脚を伸ばしてくるでしょう。
 スギノディアスが勝つためには、キングファラオカネタマルに第2障害でどれだけ差をつけられるかが重要といえそうです。

今週の見どころ(9/26〜9/28)

2009年9月25日(金)

 今週より薄暮開催がスタート。発走予定時刻が、第1レース・12:00メイン第11レース・17:25(重賞時は変更あり)に繰り上がっておりますのでご注意ください。
 27日(日)のメインには2歳馬による重賞・第32回ナナカマド賞が行われます。今年の2歳世代は抜けた馬がおらず混戦模様。ここも白熱した戦いが期待できそうです。

 9月26日(土)のメイン第11レースはききょう特別(450万円未満・17:25発走予定)
 近2開催の450万円未満特別・らわんぶき特別、初秋特別でともにワンツーを決めたニシキダイジンニシキセンプーが、三たび、一騎打ちを演じそうです。逃げきりを狙うニシキダイジンと好位から脚を伸ばすニシキセンプー。ゴール前の攻防は激しくなることが予想されます。
 トカチタカラは昇級後、らわんぶき特別、初秋特別を含め僅差の4、5、5着。前走の450万円未満決勝混合こそ骨っぽいメンバーが相手で10着でしたが、ここに入れば能力上位の存在です。末脚が生きる流れになれば勝ちきっても不思議ありません。
 ウメノタイショウは今年の4歳二冠で僅差の2、3着と好走。昇級初戦ですがその障害力はここでも通用しそう。
 8月のオープン混合で4着があるキングシャープも好調を維持しており侮れません。

 9月27日(日)のメイン第11レースは重賞・第32回ナナカマド賞(17:30発走予定)です。このレースは別掲のナナカマド賞プレビューをご覧ください。

  9月28日(月)のメイン第11レースはほうせんか特別(350万円未満・17:25発走予定)です。
 350万円条件への昇級初戦・秋天特別で4着と健闘したマックスセンプーに注目。徐々に障害巧者ぶりが復活してきました。勝ちきれない面はありますが、重馬場で道中息が入るこの馬向きの流れが予想される今回は、逃げきりの期待が持てそうです。
 秋天特別5着のブランドボーイは先行して粘れるようになり、成績が安定してきました。ここも大崩れはないでしょう。
 そろそろ激走に警戒したいのがグレートサンデー。秋天特別9着など不本意なレース続きですが、今季、450万円未満選抜混合勝ちの実績はここに入れば上位のもの。走りに集中できれば間違いなく勝ち負けできるはずです。
 アグリミズキは秋天特別3着など、近走この条件で好走を続けていますが、馬場が重くなったときにやや不安があります。

今週の見どころ(9/19〜9/21)

2009年9月18日(金)

 今週の3日間で今季のナイトレースが終了。その最終日21日(祝・月)のメインには3歳牝馬による重賞・第33回ばんえいプリンセス賞が組まれています。当日は、帯広競馬場でさまざまなイベントが行われますのでぜひご来場ください。
 20日(日)、21日には福山競馬場でばんえい競馬の場外発売が行われます。こちらも場内では、矢野吉彦アナと山崎エリカさんによるばんえい十勝トークショー&場立ち予想会や、ばん馬デモンストレーションほか盛りだくさんのイベントが予定されています。お近くの方はぜひお立ち寄りください。

 9月19日(土)のメイン第11レースにファイナルナイト賞(270万円未満・20:00発走予定)が行われます。
 能力拮抗のメンバー構成で混戦が予想されますが、近走の安定感からスギノディアスに期待します。270万円未満特別への出走となった近5走で3、1、4、3、3着。第2障害を越えた順位のままゴールすることも多い馬ですが、じりじりとですが、末脚を使えるようになったことが成長を感じさせます。ここも大崩れは考えにくいでしょう。
 フレイムスワローは決め手が武器。ここ3走の世代限定戦では不本意な結果でしたが、それまで270万円未満特別では僅差の4、2着に健闘していました。軽い馬場のほうが得意ですが、自己条件に戻っての巻き返しに期待したいところです。
 近2走は惨敗のアサヒセンショウは障害さえまともなら差のない戦いができるはず。障害巧者のホシタロウ、軽量と先行力魅力のダイヤオーザクインも争覇圏です。

 9月20日(日)のメイン第11レースは山鳩賞(オープン混合・20:00発走予定)コーネルフジが450万円未満混合で1勝を挙げている以外は、すべて今季未勝利馬という組み合わせです。
 スーパークリントンは夏負けが長引いているようで、好調時の行きっぷりがまだ戻ってきません。とはいえ障害が崩れているわけではなく、相手関係的には負けられないところでしょう。
 450万円未満格付で10キロ軽いヨコハマイサムは近5走の自己条件とオープン混合で6、6、3、8、8着ですが、着順ほど負けていません。このメンバーなら互角の戦いができるはずです。
 底力があるトモエパワーも重馬場を味方に上位に食い込む可能性がありそう。涼しくなって馬体が戻ってきたアローファイターにも注目でしょう。

 この日の第5レースに2歳A-1が組まれています。次開催の重賞・ナナカマド賞の前哨戦です。 全馬別定5キロずつ加増されハンデ差がつかないため、実力どおりの決着が予想されます。牡馬では8月16日の青雲賞(牡馬オープン)で接戦の2着争いを演じたハクバオウジレットダイヤミスタートカチホクショウバトル、牝馬では8月23日のいちい賞(牝馬オープン)を制したメンコイワタシが有力でしょう。

  9月21日(祝・月)のメイン第11レースは重賞・第33回ばんえいプリンセス賞(20:05発走予定)です。このレースは別掲のばんえいプリンセス賞プレビューをご覧ください。

今週の見どころ(9/12〜9/14)

2009年9月11日(金)

 6月20日よりスタートした今年のナイトレースも今週、来週の6日間で終了。9月26日〜10月19日はレース発走時刻をこれまでより繰り上げてのはくぼ開催となります。来年まで見おさめとなる、カクテル光線に照らされたばん馬の走りにご注目ください。

 9月12日(土)のメイン第11レースに初秋特別(450万円未満・20:00発走予定)が行われます。
 前開催の同条件戦・らわんぶき特別(馬場水分5.4%)はニシキダイジンニシキセンプーギンガリュウセイがほとんど差なく先頭で第2障害をクリアし、そこからニシキセンプーが抜け出して勝利。今回は唯一の別定10キロ増となりますが障害巧者だけに苦にしないでしょう。
 2着惜敗のニシキダイジンはもう少しパワーの生かせる馬場が希望。今回は乾いた馬場が予想されるため逆転も十分でしょう。
 3歳馬のキタノタイショウは、世代限定オープン2戦、350万円未満特別と3連勝中。特に前走はグレートサンデー、ミスターハヤサキらオープン経験馬たちを相手に圧巻の逃げ切りでした。ここは昇級初戦で重量は初めての705キロですが、勢いは侮れません。

 9月13日(日)のメイン第11レースはポテト特別(オープン・20:00発走予定)。前開催の見て来て音更!東士幌ばん曳記念(オープン・馬場水分4.9%)のメンバーが7頭を占める組み合わせです。
 ニシキユウはそのレースで4着。第2障害先頭クリアから粘れずといういつものパターンでしたが、今開催から基礎重量が10キロ増となるのは障害巧者のこの馬に有利。展開待ちの面は否定できませんが、久々の勝利は目前です。
 見て来て音更!東士幌ばん曳記念1、2着のギャンブラークイントカチプリティーは牡馬に混じっての重賞では分が悪いものの、平場や特別戦でのスピード戦なら好勝負可能。同程度の馬場であれば引き続き期待できるでしょう。追い込んで3着だったホクショウダイヤは、もっと軽い馬場になればさらなる前進が見込めそうです。
 1番人気を裏切り9着に敗れたナリタボブサップは、相手関係が有利で、得意の軽めの馬場での結果だけに体調面に疑問符がつきます。しかし目標はまだ先だけに、焦らず立て直してほしいところです。

  9月14日(月)のメイン第11レースは秋天特別(350万円未満・20:00発走予定)
 ブランドボーイは前開催の同条件戦・ふるさと銀河線りくべつ鉄道賞2着をはじめ善戦止まりのレースが続きますが、障害力を生かせる特別戦のほうが好走の確率が高いようです。障害を越えてからの踏ん張りが課題ですが、前走強いレースをした勝ち馬が抜けた今回は、勝利の期待が高まります。
 そのふるさと銀河線りくべつ鉄道賞は馬場水分7.2%でスピード戦となり、上位人気に支持された実力馬2頭、キョウエイボーイが6着、グレートサンデーが7着に敗れました。前日の降雨がそれほどでもなければ当然巻き返しがありそうです。
 前開催、4歳重賞・銀河賞に出走し3着のウメノタイショウはすでにこの350万円未満特別で連対実績があります。重量的には有利なだけに、ここを勝ってすんなり450万円条件へ昇級を決めたいところでしょう。

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