ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
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今週の見どころ(9/19〜9/21)

2009年9月18日(金)

 今週の3日間で今季のナイトレースが終了。その最終日21日(祝・月)のメインには3歳牝馬による重賞・第33回ばんえいプリンセス賞が組まれています。当日は、帯広競馬場でさまざまなイベントが行われますのでぜひご来場ください。
 20日(日)、21日には福山競馬場でばんえい競馬の場外発売が行われます。こちらも場内では、矢野吉彦アナと山崎エリカさんによるばんえい十勝トークショー&場立ち予想会や、ばん馬デモンストレーションほか盛りだくさんのイベントが予定されています。お近くの方はぜひお立ち寄りください。

 9月19日(土)のメイン第11レースにファイナルナイト賞(270万円未満・20:00発走予定)が行われます。
 能力拮抗のメンバー構成で混戦が予想されますが、近走の安定感からスギノディアスに期待します。270万円未満特別への出走となった近5走で3、1、4、3、3着。第2障害を越えた順位のままゴールすることも多い馬ですが、じりじりとですが、末脚を使えるようになったことが成長を感じさせます。ここも大崩れは考えにくいでしょう。
 フレイムスワローは決め手が武器。ここ3走の世代限定戦では不本意な結果でしたが、それまで270万円未満特別では僅差の4、2着に健闘していました。軽い馬場のほうが得意ですが、自己条件に戻っての巻き返しに期待したいところです。
 近2走は惨敗のアサヒセンショウは障害さえまともなら差のない戦いができるはず。障害巧者のホシタロウ、軽量と先行力魅力のダイヤオーザクインも争覇圏です。

 9月20日(日)のメイン第11レースは山鳩賞(オープン混合・20:00発走予定)コーネルフジが450万円未満混合で1勝を挙げている以外は、すべて今季未勝利馬という組み合わせです。
 スーパークリントンは夏負けが長引いているようで、好調時の行きっぷりがまだ戻ってきません。とはいえ障害が崩れているわけではなく、相手関係的には負けられないところでしょう。
 450万円未満格付で10キロ軽いヨコハマイサムは近5走の自己条件とオープン混合で6、6、3、8、8着ですが、着順ほど負けていません。このメンバーなら互角の戦いができるはずです。
 底力があるトモエパワーも重馬場を味方に上位に食い込む可能性がありそう。涼しくなって馬体が戻ってきたアローファイターにも注目でしょう。

 この日の第5レースに2歳A-1が組まれています。次開催の重賞・ナナカマド賞の前哨戦です。 全馬別定5キロずつ加増されハンデ差がつかないため、実力どおりの決着が予想されます。牡馬では8月16日の青雲賞(牡馬オープン)で接戦の2着争いを演じたハクバオウジレットダイヤミスタートカチホクショウバトル、牝馬では8月23日のいちい賞(牝馬オープン)を制したメンコイワタシが有力でしょう。

  9月21日(祝・月)のメイン第11レースは重賞・第33回ばんえいプリンセス賞(20:05発走予定)です。このレースは別掲のばんえいプリンセス賞プレビューをご覧ください。

今週の見どころ(9/12〜9/14)

2009年9月11日(金)

 6月20日よりスタートした今年のナイトレースも今週、来週の6日間で終了。9月26日〜10月19日はレース発走時刻をこれまでより繰り上げてのはくぼ開催となります。来年まで見おさめとなる、カクテル光線に照らされたばん馬の走りにご注目ください。

 9月12日(土)のメイン第11レースに初秋特別(450万円未満・20:00発走予定)が行われます。
 前開催の同条件戦・らわんぶき特別(馬場水分5.4%)はニシキダイジンニシキセンプーギンガリュウセイがほとんど差なく先頭で第2障害をクリアし、そこからニシキセンプーが抜け出して勝利。今回は唯一の別定10キロ増となりますが障害巧者だけに苦にしないでしょう。
 2着惜敗のニシキダイジンはもう少しパワーの生かせる馬場が希望。今回は乾いた馬場が予想されるため逆転も十分でしょう。
 3歳馬のキタノタイショウは、世代限定オープン2戦、350万円未満特別と3連勝中。特に前走はグレートサンデー、ミスターハヤサキらオープン経験馬たちを相手に圧巻の逃げ切りでした。ここは昇級初戦で重量は初めての705キロですが、勢いは侮れません。

 9月13日(日)のメイン第11レースはポテト特別(オープン・20:00発走予定)。前開催の見て来て音更!東士幌ばん曳記念(オープン・馬場水分4.9%)のメンバーが7頭を占める組み合わせです。
 ニシキユウはそのレースで4着。第2障害先頭クリアから粘れずといういつものパターンでしたが、今開催から基礎重量が10キロ増となるのは障害巧者のこの馬に有利。展開待ちの面は否定できませんが、久々の勝利は目前です。
 見て来て音更!東士幌ばん曳記念1、2着のギャンブラークイントカチプリティーは牡馬に混じっての重賞では分が悪いものの、平場や特別戦でのスピード戦なら好勝負可能。同程度の馬場であれば引き続き期待できるでしょう。追い込んで3着だったホクショウダイヤは、もっと軽い馬場になればさらなる前進が見込めそうです。
 1番人気を裏切り9着に敗れたナリタボブサップは、相手関係が有利で、得意の軽めの馬場での結果だけに体調面に疑問符がつきます。しかし目標はまだ先だけに、焦らず立て直してほしいところです。

  9月14日(月)のメイン第11レースは秋天特別(350万円未満・20:00発走予定)
 ブランドボーイは前開催の同条件戦・ふるさと銀河線りくべつ鉄道賞2着をはじめ善戦止まりのレースが続きますが、障害力を生かせる特別戦のほうが好走の確率が高いようです。障害を越えてからの踏ん張りが課題ですが、前走強いレースをした勝ち馬が抜けた今回は、勝利の期待が高まります。
 そのふるさと銀河線りくべつ鉄道賞は馬場水分7.2%でスピード戦となり、上位人気に支持された実力馬2頭、キョウエイボーイが6着、グレートサンデーが7着に敗れました。前日の降雨がそれほどでもなければ当然巻き返しがありそうです。
 前開催、4歳重賞・銀河賞に出走し3着のウメノタイショウはすでにこの350万円未満特別で連対実績があります。重量的には有利なだけに、ここを勝ってすんなり450万円条件へ昇級を決めたいところでしょう。

今週の見どころ(9/5〜9/7)

2009年9月 4日(金)

 9月6日(日)のメインは4歳馬による重賞・第17回銀河賞です。
 当日、第11レース銀河賞と最終第12レースの場外発売が行われるスパーキングナイター開催の川崎競馬場では「ばんえい十勝 in スパーキングナイター2009」と題したイベントが行われます。矢野吉彦アナとタレントの立花優美さんに中山直樹林義直両騎手を交えてのトークショー(17:55ころ、19:10ころからの2回、ウィナーズサークルにて)や、現役ばん馬によるデモンストレーション(18:40ころから)、ばん馬とお子様による綱引き対決(13:30ころから)などのほか、人気沸騰中のばんえいキティストラップの販売も予定されています。お近くの方はぜひお立ち寄りください。

 9月5日(土)のメイン第11レースはふるさと銀河線りくべつ鉄道賞(350万円未満・20:00発走予定)
 10頭中6頭が8月17日の同条件・納涼特別からの出走。そこで上位人気を裏切ったグレートサンデーに再度期待します。そのレースでは真っ先に仕掛けたものの腰が入らず最下位でした。しかしこのところ2走続けて凡走することはなく、力量からして今回は巻き返してきそうです。
 相手は近2走の3歳4歳オープンで連勝中の3歳馬キタノタイショウ。7月6日に同じ350万円条件の特別を勝利した実績もあります。当時より相手関係が楽になった今回は勝ち負け必至でしょう。
 ブランドボーイは障害さえまともなら納涼特別(3着)くらいは走れる実力があります。平場戦2連勝で再び特別挑戦のキョウエイボーイも侮れません。

 9月6日(日)のメイン第11レースは重賞第17回銀河賞(20:05発走予定)です。このレースは別掲の銀河賞プレビューをご覧ください。

 この日の第6レースに2歳A-1が組まれています。
 前開催には牡馬、牝馬それぞれのオープン特別が行われました。牝馬のいちい賞を差し切ったメンコイワタシは回避しましたが、牡馬の青雲賞を逃げ切ったテンマデトドケが出走。今回は唯一の別定10キロ増が克服できるかがカギとなりそうです。
 青雲賞で1番人気に推されたホクショウバトルはゴール前で一杯になり5着でしたが、勝ち馬と実力差はないはず。巻き返しの期待がかかります。

  9月7日(月)のメイン第11レースに日本一寒い町!陸別町杯(270万円未満・20:00発走予定)が行われます。
 ここは近走の安定感を買ってスギノディアスに期待します。近5走が3、3、1、4、3着で、負けたレースも勝ち馬とは僅差。障害のキレも悪くないだけに、少しの展開利があれば、再び勝利をものにしてもおかしくありません。
 アサヒセンショウは前開催の同条件・夕焼特別こそ8着でしたが、障害での多少のロスは挽回できる末脚の持ち主。夕焼特別2着のマックスセンプーは以前より最後の踏ん張りがきくようになっており、引き続き上位をうかがう存在です。
 平場戦で2連勝中の3歳馬アオノレクサスは、荷物を積まれる特別戦だと苦戦気味。勝ち切るにはさらなるパワーアップが必要でしょう。

今週の見どころ(8/29〜8/31)

2009年8月28日(金)

 8月29日(土)、30日(日)は発走予定時刻が普段より繰り上がり、第1レース13:00、メイン第11レース18:15、最終第12レース18:50となっておりますのでご注意ください。
 29日には十勝地方の夏をしめくくる道新十勝川花火大会が行われます。19:00打ち上げ開始予定で、最終レース後に帯広競馬場からもご覧いただけますので、ぜひばんえい競馬とあわせてお楽しみください。

 8月29日(土)のメイン第11レースに道新十勝川花火大会特別(オープン混合・18:15発走予定)が行われます。
 オープン勢は近走走りに精彩を欠く馬が多く、ハンデ的にも450万円条件馬が優勢。なかでも中心視したいのはホッカイヒカルです。テンにおかれるのは相変わらずですが、それを補えるだけの決め手があります。障害に不安を抱える馬が多い組み合わせだけに、先行勢から離されても第2障害で追いつき、きっちり差し切ってくれそうです。
 キングシャープは前々走の450万円未満決勝混合で約11カ月ぶりの白星をマーク。差して届かないことが多いものの、安定感ではこちらのほうが上です。長くいい脚が使えるコマタイショウ、実績上位のヨコハマイサムも争覇圏でしょう。
 オープン勢からはペガサスプリティー。極端に馬場が軽くなったときの逃げ残りに警戒が必要です。

 8月30日(日)のメイン第11レースは見て来て音更!東士幌ばん曳記念(オープン・18:15発走予定)ナリタボブサップホクショウダイヤギャンブラークインがそれぞれ5キロのハンデを課せられました。
 ここは前走ばんえいグランプリで4着に健闘したニシキユウに期待します。不向きな高重量戦で強豪相手でしたが、最初に仕掛けて見せ場をつくりました。先行力と障害力ではオープン牝馬でも屈指の存在。第2障害を越えてからの踏ん張りが課題ですが、相手と荷物が軽くなるここは勝利のチャンスといえそうです。
 まともなら実績的にナリタボブサップが圧勝してもおかしくない相手関係ですが、8月10日のオープン特別を出走取消、ばんえいグランプリを回避とこのところリズムに乗れていない印象。加えて馬体も減少傾向だけに、強気にはなれません。
 ほか、ばんえいグランプリ8着は実力的に負け過ぎのスーパークリントン、トップハンデは心配も差し脚堅実なホクショウダイヤ、好調を維持しているギャンブラークインも有力でしょう。

  8月31日(月)のメイン第11レースはらわんぶき特別(450万円未満・20:00発走予定)
 前開催の麦穂賞(450万円未満)は上位人気馬総崩れで波乱の結果となりました。その立役者となったのがギンガリュウセイ。第2障害をひと腰先頭で越えるとそのまま押し切りました。今回は前走よりも馬場が落ち着きそうで、メンバーもほぼ同じ。負担重量も据え置きだけに引き続き上位進出の期待が高まります。
 これに立ちはだかるのがニシキダイジン。前開催はばんえいグランプリを使われて僅差3着に入りました。こちらも重馬場は歓迎のタイプで、テンの速さとパワーでは負けていません。
 ホクトキングは麦穂賞では第2障害で体勢を崩し8着も、もともとは障害巧者だけに立て直してくるはず。同7着だったハマナカキングも実績的に巻き返しの可能性十分です。

今週の見どころ(8/22〜8/24)

2009年8月21日(金)

 8月23日(日)のメイン麦穂賞(450万円未満)は大井競馬場はじめ南関東の各競馬場、場外でも発売があります。オープン入りをうかがう好調馬たちの一戦。お近くの施設でばんえい競馬をお楽しみください。

 8月22日(土)のメイン第11レースに夕焼特別(270万円未満・20:00発走予定)が行われます。
 近3回の同条件特別で2、2、3着と安定した成績を残しているライデンヒーローに注目します。他馬に競りかけられると走りがチグハグになるのが弱点。とはいえ相変わらず障害は安定しているだけに、ここも早めに第2障害を越えられれば、大崩れは考えにくいでしょう。連軸の期待がかかります。
 この条件の安定勢力スギノディアスや、目下2連勝のアサヒセンショウも侮れない存在。一瞬の脚が武器のマックスセンプーも好位につけられれば上位をうかがう存在です。

 8月23日(日)のメイン第11レースは麦穂賞(450万円未満・20:00発走予定)
 ギンガリュウセイはこのクラス初戦となった5月9日の特別戦(馬場水分2.3%)を快勝するも、その後は9、6、10着と苦戦続き。オープン経験馬が相手だったことに加え、軽馬場での速いペースに対応できなかったことが敗因でしょう。しかし前走JRAジョッキーDAY特別では馬場水分は引き続き高め(5.3%)でしたが、馬場改修の影響か流れが落ち着いたことで、無理なく追走でき4着に上昇。今回は前走と同等かそれ以上に重い馬場が予想され、この馬の障害力が生かせる展開が見込めそう。さらなる上位進出が期待できそうです。
 決め手比べになれば負けないバンゼン、JRAジョッキーDAY特別1、2着のニシキセンプーホクトキングや、昇級初戦も実績上位のトウリュウ、好調を持続しているハマナカキングも有力でしょう。

 この日の第10レースに2歳牝馬オープンによるいちい賞が組まれています。ハンデ差なしの全馬510キロが物語るように実力拮抗の一戦です。
 ここはデビューから1、2、1着とパーフェクト連対のホクショウシャネルに期待。長くいい脚が使えるタイプで、2歳A-3での勝利はメンバー中で最上位の実績です。
 デビュー前から素質を評価されていたベツカイローズ(昨年の全道祭典ばんば1歳馬決勝大会・雌馬の部で優勝)、勝ち星は1つだけですが、2歳A-2で牡馬と互角に渡り合っているメンコイワタシが相手でしょう。

  8月24日(月)のメイン第11レースに風鈴特別(180万円未満・20:00発走予定)が行われます。
 この条件で5連勝中のキングファラオに注目。前走の180万円未満決勝はホクトタイガーの逃げ切りが濃厚かと思われましたが、離れた3番手から、はかったような差し切り勝ち。今回はこの条件の特別初挑戦で負担重量もトップハンデの685キロですが、逆らう手はありません。
 惜しくも勝ち星を逃したホクトタイガーは1歳差の兄シベチャタイガーと同様、障害力が持ち味。キングファラオとのハンデ差が前走よりさらに10キロひらくことで逆転も視野に入ります。
 出走10頭中8頭が減量特典のある3、4歳馬だけにハイペースは必至。流れに乗れればカネタマルの末脚がハマる可能性もありそうです。

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