2月4日、都内目黒雅叙園にてNARグランプリ2009の表彰式が行われ、カネサブラックがばんえい最優秀馬、長澤幸太騎手が優秀新人騎手賞の表彰を受けました。
今週末、帯広競馬場では、カネサブラックNARグランプリ受賞記念イベントとして、同馬との記念撮影会や、写真展&レース映像放映などが行われます。
2月6日(土)のメイン第11レースは白雪賞(4歳オープン・16:50発走予定)。15日(月)に行われるポプラ賞(4・5歳オープン)の4歳馬予選です。
3歳三冠のラスト・ばんえいダービー(12月27日)は定量戦で、キタノタイショウが勝利し、ホクションバンク(今回は出走回避)が2着、アオノレクサスが3着でした。
今回はそれ以来となる同世代限定のオープン戦ですが、別定重量での争いだけにばんえいダービー5着のキンノカミ(690キロ)にチャンス。スピードが武器で、軽馬場での活躍が目立っていましたが、馬場水分が3%台まで下がった近2走でもしぶとく食い下がっています。パワーアップは明らかで、障害さえ無難なら勝利の可能性が高そうです。
アオノレクサス(725キロ)もばんえいダービーより負担重量的に有利になっており、上位争いに加わること必至でしょう。
ばんえいダービー4着のワタシハスゴイ(720キロ)は一線級の古馬牝馬相手の前走ヒロインズカップではニシキユウと叩き合いの末2着。こちらも力をつけています。
ワタシハキレイズキ(695キロ)、アアモンドヤマト(715キロ)はこのところ自己条件の270万円未満では障害で苦戦続きですが、同世代限定戦での巻き返しに期待したいところ。750キロを課せられたキタノタイショウはこれまで経験したことのない80キロ差のトップハンデを克服できるかがカギです。
2月7日(日)のメイン第11レースには立春特別(オープン・17:05発走予定)が行われます。
前走の牝馬重賞・ヒロインズカップで断然人気を裏切り4着フクイズミの巻き返しが濃厚です。前走はトップハンデ800キロを課せられ、しかも逃げたエンジュオウカンのペースにハマり第2障害でヒザを折ってしまいました。しかし今回は、負担重量がトップハンデのナリタボブサップから15キロ軽い750キロで、有利な条件。持ち前のスピードで牡馬を一蹴するシーンも十分です。
相手筆頭はナカゼンスピード。6連勝の勢いを駆り参戦した1月24日のオールカマーではカネサブラックを相手に逃げ切って圧勝しています。
今回と同じ765キロで前開催のオープン特別勝利のナリタボブサップ、同2着ホクショウダイヤも大崩れは考えにくいところです。
2月8日(月)のメイン第11レースはダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・16:50発走予定)。15日(月)に行われるポプラ賞(4・5歳オープン)の5歳馬予選です。
ここはトップハンデ745キロでもライデンロックの中心は動きません。今回と同じく別定重量戦だったイルミネーションカップ(11月23日・4歳オープン)をトップハンデで快勝し、正月の定量重賞・天馬賞でもきわどい3着。今回は馬場が乾いて障害力とパワー勝負となりそうなのもこの馬に有利でしょう。
天馬賞で僅差4着のニシキエース(710キロ)が相手筆頭。前走ヒロインズカップは大敗しましたが、同世代相手のここなら3歳牝馬三冠の底力を発揮するでしょう。
ユーファンタジーは最軽量の705キロ。10月のクインカップを鮮やかに逃げ切って4歳女王に輝いた実績からすれば有利な条件。その後、未勝利ですが、近走の走りからは上昇気配が感じ取れます。
イルミネーションカップ、天馬賞とも2着のキンセイモン(725キロ)も負担重量的に有利な印象。前走450万円未満決勝混合を制して意気上がるフレイムスワロー(725キロ)、同じ前走2着で同世代相手では崩れが少ないウメノタイショウ(735キロ)も有力でしょう。