ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
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今週の見どころ(1/23~1/25)

2010年1月22日(金)

 1月25日(月)の第10レースと、メイン第11レース・幸福特別は川崎競馬場(デー開催中)ほか各地で場外発売(←クリックすると場外発売一覧のPDFが開きます)が行われます。当日、川崎競馬場では、ばんえいグッズが当たる抽選会や、ばんえい十勝パネル展示・PRビデオ放映などが実施されます。

 1月23日(土)のメイン第11レースに愛国特別(450万円未満・16:50発走予定)が行われます。今開催より古馬の基礎重量が10キロ増。また、引き続き重めの馬場が予想されることで、障害力とパワーのある馬が有利でしょう。
 前開催の柏林馬事公苑特別は、1~5着が4秒6差以内の大接戦。うち4着エンジュオウカンを除く4頭がここにも参戦しています。
 その柏林馬事公苑特別は第2障害を越えてから一杯になる馬が続出する消耗戦でしたが、最後まで脚色衰えず歩きとおした1着イッスンボウシ、2着ウメノタイショウが、ここもやはり中心的存在。
 アアモンドヤワラはしっかり末脚を伸ばして3着。今回から別定5キロ増となりますが、障害巧者だけに苦にしないはず。
 5着だったトカチタカラも登坂力には自信を持っています。さすがにトップハンデがこたえた様子ですが、それまで450万円未満特別で2連勝していた実力は確か。基礎重量増となる今回は巻き返したいところです。

 1月24日(日)のメイン第11レースはウインターカップ(オールカマー・16:50発走予定)。オープンから180万円条件までの10頭が揃いました。
 カネサブラックは前開催のオープン特別では、最大35キロのハンデ差をものともせず逃げ切っています。ここも重量差がありますが、今季重賞4勝の格からして負けられないところです。
 相手筆頭もオープンのナカゼンスピード。ばんえいダービーを制した実績馬で、古馬上級条件に編入されてからは苦戦続きでしたが、近10走で8勝、2着1回といよいよ本格化気配が漂います。決め手には定評がありましたが、障害力が身についたのが躍進の原動力でしょう。
 同じくオープンのオレワスゴイホクトキングも有力。軽ハンデの下級組では、復活気配の昨年の4歳女王ユーファンタジーに注目です。

  1月25日(月)のメイン第11レースは幸福特別(350万円未満・16:40発走予定)です。
 前開催の霧氷特別は減量がある5歳馬3頭が1、3、4着といずれも安定して上位に食い込みました。2着に割って入ったメダマをあわせた4頭による争いが濃厚といえそうです。
 1着フレイムスワローは障害力を、2着メダマ、4着キンセイモンは決め手と、それぞれの持ち味を生かしての好走。3着アカダケキングは主導権をとらない競馬でも差のない競馬ができたことが収穫でした。この4頭のうち、今回、フレイムスワローのみ別定5キロ増となることで、ゴール前の攻防がさらに激しくなりそうです。

今週の見どころ(1/16~1/18)

2010年1月15日(金)

 先週から「OddsPark LOTO」にてばんえい競馬の五重勝式勝馬投票券の発売がスタート。初日(1月9日開催分)に220万2050円(当選1口)、2日目(10日開催分)にも150万3680円(同1口)の高額払い戻しを記録しました。なお3日目(11日開催分)は的中がなく、初のキャリーオーバーが発生。159万5998円が16日(土)開催分に繰り越しとなりました。
 ばんえいの五重勝式はランダム(コンピュータが無作為に買い目を選択)方式のため、ばんえいビギナーの方でも気軽に参加できます。なお購入にはオッズパークへの会員登録(無料)が必要となります。

 1月16日(土)のメイン第11レースに氷柱特別(270万円未満・16:50発走予定)が行われます。
 この条件の特別編入後7、3着と着順を上げてきたアアモンドゴールドに期待します。近2走は720キロを課せられており、さすがにひと腰で障害を切ることができませんが、相手が楽になった前走ではしっかり追い込んできました。今回、負担重量は据え置きで、さらに相手に恵まれた印象なだけに、勝利が望めるでしょう。
 同条件特別で勝利実績がある3頭が相手として有力。コトブキライアンは障害巧者、ニシキタカラは前走を勝利した勢いがあり、アサヒセンショウは安定した末脚が武器です。

 1月17日(日)のメイン第11レースは柏林馬事公苑特別(450万円未満・16:50発走予定)
 サホロ特別、ニューイヤーカップと450万円未満特別で2連勝中のトカチタカラの負担重量が、今回、プラス5キロの740キロだけに、他馬に逆転のチャンスがありそうです。
 その筆頭は両レースで2着のアアモンドヤワラ。ともに逃げ粘るトカチタカラをわずかに捉え切れませんでしたが、ハンデ差が10キロにひらくここは雪辱も十分でしょう。
 エンジュオウカンは前走オープン決勝混合で逃げ切って久々の勝利を挙げました。今回は自己条件に下がっただけに連勝の期待がかかります。
 近走は人気を裏切っているイッスンボウシ、ムラ駆けも実力上位のグレートサンデー、連闘から解放されたウメノタイショウらの巻き返しにも警戒が必要でしょう。

  1月18日(月)のメイン第12レースは樹氷特別(180万円未満・17:25発走予定)。この日のメインは第12レースです。ご注意ください。
 特別での実績があまりない馬が多く混戦模様ですが、ひとまずキンノカミが中心でしょう。12月27日のばんえいダービーでは730キロでも第2障害でしっかり腰が入っていたように、この馬の持ち味は障害力。やや詰めが甘いところがありますが、重量が増える特別戦のペースは向きそうなだけに、勝利の可能性もありそうです。
 メンバー中で唯一この条件の特別で連対実績があるケンジュオー、堅実な末脚を持つカミナリや、負担重量有利なカネサローズコマクインら牝馬の食い込みも考えられます。

今週の見どころ(1/9~1/11)

2010年1月 8日(金)

 オッズパークにて、新サービス「OddsPark LOTO(オッズパークロト)」が始まり、ばんえい競馬の五重勝式勝馬投票券の発売が1月9日(土)開催分よりスタートします。1日のレースの中で、指定する5レースの1着を当てるもので、的中者がいなかった場合には払戻金がキャリーオーバーされ、100円の購入に対し、最高2億円の高配当が期待できます。
 「OddsPark LOTO」の五重勝式勝馬投票券には、セレクト(投票者が買い目を選択)、ランダム(コンピュータが無作為に買い目を選択)の2つの方式があり、ばんえいでは、ランダム方式を採用。ばんえい初心者の方でも気軽に参加できます。なお開催前日の18:00~23:30にも発売が行われます。

 1月9日(土)のメイン第11レースは霧氷特別(350万円未満・16:50発走予定)。前開催の同条件戦・ばんえい十勝金杯を勝ったメダマに、負担重量が有利な5歳馬3頭が挑むという構図です。
 メダマは前走も第2障害で手間取りましたが、決め手にモノをいわせて差し切り勝ち。近走の忙しい競馬にも対応していますが、この馬にとってはマイペースで行ける重馬場が理想でしょう。その点、今回は、このところ晴天続きで、前日の馬場ハロー掛け効果も見込めるだけに、存分に実力を発揮できそうです。
 5歳馬3頭はいずれも前走で天馬賞を使われ、うち最先着だったのがキンセイモン(2着)。持ち前の切れ味に加え障害力も身についてきており、目下12戦連続3着以内と絶好調をアピールしています。
 天馬賞5着のフレイムスワローは勝利にはもうひと踏ん張りが必要ですが、ほかの5歳馬よりさらに5キロ軽いのが魅力。天馬賞では3番人気で8着のアカダケキングは、すでにこの条件の特別で勝利した実績があります。

 なお1月1日付で免許を取得した渡来心路(わたらい・こころ)騎手(20歳・今井茂雅厩舎)はこの日の第5レースがデビュー戦となります。ご注目ください。

 1月10日(日)のメイン第11レースに睦月特別(オープン・16:50発走予定)が行われます。帯広記念の2着馬ナリタボブサップ、3着馬カネサブラックが出走していますが、900キロ前後の高重量を課せられての激闘後、中7日ではやや疲れが気になるところ。
 ここは、帯広記念を回避したホクショウダイヤに期待します。10月の岩見沢記念大敗後は、特別・平場に専念し2、2、1着と安定感を見せつけていました。近2走はともに1番人気に推されながら7、6着ですが、前々走は障害で遅れをとった、前走は降雪による乱ペースと敗因ははっきり。実力的にも巻き返しを期待したいところです。
 オープン復帰後3、1、2着と絶好調の障害巧者ホクトキングも有力。前走で5歳重賞・天馬賞を使われた2頭オレワスゴイライデンロックも負担重量的に有利なだけに侮れません。

  1月11日(祝・月)のメイン第11レースに白馬賞(芦毛馬選抜戦・16:50発走予定)が行われます。
 オープンのフクイズミ(トップハンデ740キロ)、ニシキユウから、180万円条件の2頭までの10頭立て。上下60キロのハンデ差がつきました。
 芦毛馬選抜戦は、夏と冬に1レースずつ組まれています。昨年夏の白夜賞を制したフクイズミが格・実績からしてここも中心となりそう。たしかに重量差はありますが、740キロなら相手関係からして底力の違いをみせつけるでしょう。
 昨年のこのレースの覇者ロングトップ(700キロ)、明け4歳で地力強化中のアオノレクサス(710キロ)、710キロなら先行力が生かせるニシキユウ、障害巧者のトウリュウ(720キロ)らによる2着争いが激しくなりそうです。

今週の見どころ(1/1~1/5)

2009年12月31日(木)

 明けましておめでとうございます。本年もばんえい十勝、並びにばんえい競馬情報局をよろしくお願いいたします。
 さて年始は、1日(祝・金)~5日(火)の連続5日間開催で、2日(土)に4歳以上による第32回帯広記念、翌3日(日)には明け5歳馬による第3回天馬賞が行われます。なお帯広記念は川崎競馬場園田競馬場ほか全国各地の地方競馬場、場外で発売があります。お近くの施設や、オッズパーク投票などでお楽しみください。

 1月1日(祝・金)のメイン第11レースはニューイヤーカップ(450万円未満・16:50発走予定)
 前開催の同条件戦・サホロ特別の上位馬に前走ばんえいダービー2着のホクショウバンクが挑む構図です。
 サホロ特別は1~4着までが2秒3差以内の大接戦で、今回もその上位4頭いずれもが出走してきました。早め先頭から押し切った1着トカチタカラか、きっちり末脚を伸ばした2着アアモンドヤワラ、3着イッスンボウシか、ゴール前交わされたものの4着に踏ん張ったエンジュオウカンか。ここも激戦必至です。
 ホクショウバンクはばんえいダービーで番組賞金を加算したことと、今開催から180万円条件以上に格付けされている明け4歳馬の負担重量減が20キロから10キロとなったことで、昇級初戦からいきなり730キロを課せられました。しかし、この重量は前走で克服済み。歴戦の古馬たち相手にどこまでやれるか楽しみです。

 1月2日(土)のメイン第10レースは第32回帯広記念(16:20発走予定)。このレースは別掲の帯広記念プレビューをご覧ください。

  1月3日(日)のメイン第11レースは第3回天馬賞(16:55発走予定)
。このレースは別掲の天馬賞プレビューをご覧ください。

  1月4日(月)のメイン第11レースは迎春特別(270万円未満・16:50発走予定)です。近2回の同条件戦・アンタレス特別、十勝おおぞら特別はともに降雪のため軽馬場で行われ、特にアンタレス特別は馬連単で5万円台の波乱となりました。
 ここはアサヒセンショウに期待します。近2走の特別では高速決着に対応できませんでしたが、今回はそこそ馬場が重くなりそう。今季この条件の特別で2勝の実力を発揮できるはずで、相手関係的にも有利になった印象です。
 ここが昇級初戦となるホリセンショウが相手筆頭。近2走の180万円未満特別はともに僅差での勝利ですが、内容的には完勝といえるもの。いきなり好勝負が望めるでしょう。
 十勝おおぞら特別では3番人気で7着に敗れたアアモンドゴールドは2度目の720キロだけに、巻き返しが期待できそう。
 アンタレス特別では最低人気で2着に突っ込み波乱の立役者となったニシキタカラは、本来重馬場のほうが力を発揮できるタイプ。体調は引き続きよさそうなだけに、西謙一騎手に手綱が戻った今回は再度の一発を警戒したいところです。

  1月5日(火)のメイン第11レースはばんえい十勝金杯(350万円未満・16:50発走予定)
 前開催の同条件戦・ターコイズ特別で3着のアグリミズキに期待します。そのレースは降雪のなか行われ、馬場水分は7.9%の超軽馬場。スピードあるアカダケキング、決め手自慢のホクショウドラゴンに先に第2障害を越えられては、なすすべもありませんでした。この条件の特別では勝利こそないものの、障害力を生かし安定したレースを続けており、近走より相手が楽になった今回は勝利のチャンスといえそうです。
 メダマも巻き返しを期す1頭です。3戦連続連対で臨んだ前走350万円未満決勝は1番人気に推されましたが、第2障害での苦戦が響き6着。それでも絶望的な位置から勝ち馬と10秒7差まで詰めたのは力のある証でしょう。もっと上のクラスでも通用する決め手があるだけに、2戦続けて凡走は考えられません。
 ターコイズ特別2着のホクショウドラゴン、同6着で障害巧者のキョウエイボーイも有力。同9着マックスセンプーもそろそろ復活への手ごたえをつかみたいところでしょう。
 ターコイズ特別では第2障害で競走中止したスギノディアスはもともと障害巧者だけに立て直しが期待されます。

今週の見どころ(12/26~12/28、12/30)

2009年12月25日(金)

 年末年始のばんえい競馬は、12月26日(土)~28日(月)、30日(水)、1月1日(祝・金)~5日(火)と変則日程で行われますのでご注意ください。
 27日(日)は1Dayプチナイターとして実施され、発走予定時刻が第1レース12:00、メイン第11レース・ばんえいダービーが17:30となっています。
 なお28日(月)と、2歳重賞・ヤングチャンピオンシップが行われる30日(水)には、ふるさとコーナー(大井競馬場正門2階)にて、毎年恒例の競馬著名人による場立ち予想会も実施されます。お近くの方はぜひお立ち寄りください。

 12月26日(土)のメイン第11レースに十勝おおぞら特別(270万円未満・16:50発走予定)が行われます。
 前開催の同条件戦・アンタレス特別で断然人気を裏切り3着だったキンセイモンの巻き返しに期待します。そのレースは降雪のなか行われました。馬場水分は9.0%と高めで、軽馬場得意のこの馬が鉄板かと思われましたが、走路に積もった雪に脚をとられたのか、いつものゴール前一気の加速が見られませんでした。それでも勝ったコトブキライアンとは2秒6差。当時ほど極端な馬場にはならないであろう今回は豪快な差し切りを決めてくれるでしょう。
 相手筆頭はアサヒセンショウキンセイモンと同じく末脚が武器ですが、こちらはじわじわ確実に伸びてくるタイプ。アンタレス特別4着など、この条件では近走堅実に上位争いしています。
 アンタレス特別では2番人気で7着だったフレイムスワローも、障害さえ無難なら上位争いに加わってくること必至。今回がこの条件の特別初挑戦のアアモンドゴールドも近5走で4勝、3着1回と勢いがあり侮れません。

 12月27日(日)のメイン第11レースは第38回ばんえいダービー(17:30発走予定)です。このレースは別掲のばんえいダービープレビューをご覧ください。

  12月28日(月)のメイン第11レースはターコイズ特別(350万円未満・16:50発走予定)
 すでに350万円未満特別勝ちがあるマルモスペシャルに期待します。近2走は第2障害で腰が入らず9、10着でしたが、今回は11月23日以来と、1開催空け立て直されてきました。1カ月以上の休養明け初戦では、08年シーズンまで遡っても1、3、1、1着と好成績を残しており、ここは好走の確率が高いといえそうです。
 キョウエイボーイは近走、この条件の特別では人気薄ながら常に好走と、昨季まで準オープンで活躍していた力を示しています。
 障害しだいのところはあるものの、ハマるとホクショウドラゴンの決め手も脅威。障害巧者のアグリミズキホシタロウや、詰めの甘さは課題もマックスセンプーも争覇圏でしょう。

 12月30日(水)のメイン第11レースは第11回ヤングチャンピオンシップ(16:55発走予定)です。このレースは別掲のヤングチャンピオンシッププレビューをご覧ください。

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