明けましておめでとうございます。本年もばんえい十勝、並びにばんえい競馬情報局をよろしくお願いいたします。
さて年始は、1日(祝・金)~5日(火)の連続5日間開催で、2日(土)に4歳以上による第32回帯広記念、翌3日(日)には明け5歳馬による第3回天馬賞が行われます。なお帯広記念は川崎競馬場、園田競馬場ほか全国各地の地方競馬場、場外で発売があります。お近くの施設や、オッズパーク投票などでお楽しみください。
1月1日(祝・金)のメイン第11レースはニューイヤーカップ(450万円未満・16:50発走予定)。
前開催の同条件戦・サホロ特別の上位馬に前走ばんえいダービー2着のホクショウバンクが挑む構図です。
サホロ特別は1~4着までが2秒3差以内の大接戦で、今回もその上位4頭いずれもが出走してきました。早め先頭から押し切った1着トカチタカラか、きっちり末脚を伸ばした2着アアモンドヤワラ、3着イッスンボウシか、ゴール前交わされたものの4着に踏ん張ったエンジュオウカンか。ここも激戦必至です。
ホクショウバンクはばんえいダービーで番組賞金を加算したことと、今開催から180万円条件以上に格付けされている明け4歳馬の負担重量減が20キロから10キロとなったことで、昇級初戦からいきなり730キロを課せられました。しかし、この重量は前走で克服済み。歴戦の古馬たち相手にどこまでやれるか楽しみです。
1月2日(土)のメイン第10レースは第32回帯広記念(16:20発走予定)。このレースは別掲の帯広記念プレビューをご覧ください。
1月3日(日)のメイン第11レースは第3回天馬賞(16:55発走予定)
。このレースは別掲の天馬賞プレビューをご覧ください。
1月4日(月)のメイン第11レースは迎春特別(270万円未満・16:50発走予定)です。近2回の同条件戦・アンタレス特別、十勝おおぞら特別はともに降雪のため軽馬場で行われ、特にアンタレス特別は馬連単で5万円台の波乱となりました。
ここはアサヒセンショウに期待します。近2走の特別では高速決着に対応できませんでしたが、今回はそこそ馬場が重くなりそう。今季この条件の特別で2勝の実力を発揮できるはずで、相手関係的にも有利になった印象です。
ここが昇級初戦となるホリセンショウが相手筆頭。近2走の180万円未満特別はともに僅差での勝利ですが、内容的には完勝といえるもの。いきなり好勝負が望めるでしょう。
十勝おおぞら特別では3番人気で7着に敗れたアアモンドゴールドは2度目の720キロだけに、巻き返しが期待できそう。
アンタレス特別では最低人気で2着に突っ込み波乱の立役者となったニシキタカラは、本来重馬場のほうが力を発揮できるタイプ。体調は引き続きよさそうなだけに、西謙一騎手に手綱が戻った今回は再度の一発を警戒したいところです。
1月5日(火)のメイン第11レースはばんえい十勝金杯(350万円未満・16:50発走予定)。
前開催の同条件戦・ターコイズ特別で3着のアグリミズキに期待します。そのレースは降雪のなか行われ、馬場水分は7.9%の超軽馬場。スピードあるアカダケキング、決め手自慢のホクショウドラゴンに先に第2障害を越えられては、なすすべもありませんでした。この条件の特別では勝利こそないものの、障害力を生かし安定したレースを続けており、近走より相手が楽になった今回は勝利のチャンスといえそうです。
メダマも巻き返しを期す1頭です。3戦連続連対で臨んだ前走350万円未満決勝は1番人気に推されましたが、第2障害での苦戦が響き6着。それでも絶望的な位置から勝ち馬と10秒7差まで詰めたのは力のある証でしょう。もっと上のクラスでも通用する決め手があるだけに、2戦続けて凡走は考えられません。
ターコイズ特別2着のホクショウドラゴン、同6着で障害巧者のキョウエイボーイも有力。同9着マックスセンプーもそろそろ復活への手ごたえをつかみたいところでしょう。
ターコイズ特別では第2障害で競走中止したスギノディアスはもともと障害巧者だけに立て直しが期待されます。