7月12日(日)のライラック賞へ向け調整されていたカネヅル(牝4、岡田定一厩舎)が3日早朝、心不全のため死亡しました。昨年は、3歳三冠レースのばんえい菊花賞を制覇。豪快な末脚を武器に活躍した名牝だけに残念でなりません。
先週から帯広競馬場には、ナイトレース恒例のビアガーデンがオープンしています。ジンギスカンを食べながら、ビール片手にレース観戦するのも、普段とは違った楽しみがありそうです。
7月11日(土)のメイン第11レースは北海道競馬記者クラブ特別(オープン・20:00発走予定)。
前開催の重賞・旭川記念はフクイズミが第2障害先頭からそのまま押し切って圧勝。6番手のホクショウダイヤがナリタボブサップ(3着)、カネサブラック(4着)らを差し切って2着に入りました。
ホクショウダイヤは前走が古馬による世代混合重賞で初連対となりました。負担重量は軽いほうが持ち味を生かせるだけに、今回はさらに有利にレースを運べるでしょう。
ホクショウダイヤが第2障害で苦戦するようなら、登坂力に勝るナリタボブサップに逆転のチャンスが生まれそう。
地力強化が目覚ましいアローファイターや、旭川記念は第2障害で競走中止したツジノコウフクの巻き返しの可能性も。
このところ精彩を欠いているトカチプリティーは今季絶好調のサウスポー・船山蔵人騎手への乗替りできっかけをつかみたいところでしょう。
7月12日(日)のメイン第11レースにライラック賞(4歳オープン・20:00発走予定)が行われます。
5月31日に行われた4歳三冠の初戦・柏林賞は1〜5着が2秒5差のなかにひしめく大接戦でした。うち1〜3着のライデンロック、ウメノタイショウ、アカダケキングがここにも出走。3頭のハンデ差は変わっておらず、今回も激戦必至です。
柏林賞は第2障害でもたついて8着のオレワスゴイは、前走のオープン混合では逃げ粘るライデンロックをコンマ4秒差まで追い詰め2着と復調をアピール。まともなら前述3頭をまとめて負かせる実力を秘めています。
前走紅バラ賞(4歳牝馬オープン)を制した紅一点のユーファンタジーも、決め手勝負になれば上位食い込みがありそうです。
この日の第5レースに2歳A-1が組まれています。
世代で唯一の3勝馬ミスタートカチが出走を回避。ホクショウバトルにチャンスが廻ってきました。デビュー2戦目の未受賞戦では2位入線馬に15秒近い差をつけ1位入線しましたが、第2障害手前で外側によじれたため5着に降着。続く受賞戦で初勝利を飾ると、その後2、1着と完全に軌道に乗りました。前開催の2歳A-1での上位馬、レットダイヤ(1着)、テンマデトドケ(3着)が相手です。
7月13日(月)のメイン第11レースは深緑特別(270万円未満・20:00発走予定)。
マックスセンプーは前開催の米処おいしい旭川米杯(270万円未満)2着で3戦連続連対。ゴール前でのひと押しがきくようになり、成績が安定してきました。ここも引き続き好勝負が期待できそうです。
逆に障害を越えてから粘れないレース続きなのがライデンヒーロー。同じ前走では10着でしたが、このクラスの特別戦をすでに勝利した実績があります。展開が向けば、一気に逃げ切る可能性もありそうです。
同じくこの条件の特別勝ちがあるトマランサーや、障害巧者ぶりが復活気配のスギノディアス、昨季は旧500万円未満(準オープン)混合戦で勝ち星マークのタカラテンクウらも争覇圏でしょう。