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今週の見どころ(6/6〜6/8)

2009年6月 5日(金)

 6月8日(月)のメインには新設の特別オッズパーク杯ヤングジョッキー賞が行われます。1日(月)のメインレースでは、今年1月デビューの長澤幸太菊池一樹両騎手がワンツーを決めました。ベテランに混じって奮闘を続ける若手騎手たちの競演にご期待ください。
 なおその前日7日(日)には、ヤングジョッキー賞に出場予定の騎手によるトークショー(帯広競馬場1階中央特設会場にて、時間は未定)も予定されています。こちらもお楽しみに。

 6月6日(土)のメイン第11レースに士幌高原特別(450万円未満)が行われます。前開催クラブツーリズムカップ(5月23日・450万円未満)の上位3頭が揃って出走。
 なかでも近走充実しているのが2着だったホクトキングです。続く前走のオープン決勝混合(5月30日)では第2障害先頭から押し切って勝利。2番手から追ってきた30キロ軽いエンジュオウカンを逆に突き放しての完勝でした。今回は前々走より5キロ増なのに加え、3連闘で馬体が維持できるかも心配ですが、それらを差し引いても連軸は外せないでしょう。
 ギャンブラークインはクラブツーリズムカップでホクトキングを破っており、ここも好勝負できそう。同3着で前記オープン決勝混合でも3着に健闘したハマナカキングは軽馬場巧者。ここ2走よりもホクトキングとの差を詰めてくるでしょう。同じく軽馬場なら快足馬ホシマツリの上位食い込みも一考です。

 6月7日(日)のメイン第11レースはとかちダービー(3歳オープン)。3月15日に行われた重賞イレネー記念以来となる同世代によるオープン特別です。
 キタノタイショウはそのイレネー記念を圧勝し2歳世代チャンピオンとなりました。今季開幕からの2戦は270万円未満で、ヨコハマイサム、イケダガッツら古馬の中堅クラスと20キロ差で互角のレースぶり。ここは軽馬場となりそうなだけに、40キロ差のトップハンデの影響は少なそうです。
 年明けから急上昇中なのがアオノレクサスです。イレネー記念ではキタノタイショウ、ホクショウバンク(今回は不出走)の二強に割って入り2着を確保。その後3歳A1、3歳勝入A1・A2、今季初戦の180万円未満と3連勝しました。
 軽馬場得意のコウドウフジや、格下ですが伸び盛りのスターオブドリームにも警戒したいところです。

  6月8日(月)のメイン第11レースはオッズパーク杯ヤングジョッキー賞(オールカマー)。若手騎手10名による選抜戦です。
 270万円条件、180万円条件からそれぞれ5頭ずつ。様々な路線から出走馬が集まり混戦模様ですが、前走180万円未満決勝(5月30日)で1着のキングファラオ菊池一樹騎手)に期待します。昨季は準オープンで活躍した力量馬。今季は格付編成替えにより180万円条件からのスタートで、ここまで5戦4勝と実力をみせつけています。多少障害で苦戦してもリカバーできる決め手の持ち主。強敵となりそうなのは同型のカネタマル林義直騎手)ですがキングファラオのほうが柔軟性があるだけに有利でしょう。
 前走、重賞柏林賞で6着のフレイムスワロー浅田達矢騎手)、4歳180万円未満で1、2着のミノルユウセン貝羽智生騎手)、キタノドリーマー長澤幸太騎手)の4歳馬3頭が続く存在。目下2連勝と勢いに乗るコマヨシニセイ入澤和也騎手)も侮れません。

今週の見どころ(5/30〜6/1)

2009年5月29日(金)

 5月31日(日)のメインは重賞第3回柏林賞。9月6日の銀河賞、来年1月3日の天馬賞へと続く4歳世代三冠の初戦です。今年も精鋭10頭が揃い好レースが期待できそうです。
 今週も薄暮開催で、発走予定時刻は第1レース12:30、メイン第11レースは、柏林賞が行われる31日のみ18:00、30日(土)、6月1日(月)は17:55となっております。ご注意ください。

 5月30日(土)のメイン第11レースに十勝川西長いも特別(350万円未満)が行われます。
 ここはニシキセンプートウリュウの対決に注目が集まりそう。前開催の450万円未満決勝混合でワンツーを決めたのをはじめ、今季開幕からの4戦すべてで対戦し、ほぼ互角の戦いを繰り広げています。切れ味のニシキセンプーか、障害力のトウリュウか、どちらに軍配が上がるでしょうか。
 キョウエイボーイは相変わらず最後の踏ん張りがきかないものの好調をキープ。メダマは昇級後も4、3着と手堅い走りをみせているだけにここも好勝負できそう。前がやり合えばホクショウドラゴンの末脚が届く場面も一考です。

 5月31日(日)のメイン第11レースは重賞・第3回柏林賞(18:00発走予定)です。このレースは別掲の柏林賞プレビューをご覧ください。

  6月1日(月)のメイン第11レースは八千代牧場特別(180万円未満)。平場戦では好走しても、荷物を積まれる特別戦では苦戦するやや非力なメンバーが多い組み合わせです。
 前開催の緑風特別(180万円未満)は9着だったワタシハスゴイの巻き返しに期待します。その前走は第2障害でヒザを折ってしまったのがすべて。堅実な末脚があるだけに、立て直してくれば上位争いに加わってきそう。このクラスの特別戦は前走に続き2度目で慣れも見込めるはずです。
 相手筆頭はダイエイヒーロー。昨季終盤は準オープンクラスの混合戦で勝ち負けしていた実績があります。
 障害には自信を持っているツジノオウカキタノイチオクがこれらに続く存在。軽馬場になればヨシノハヤトの出番もありそうです。

今週の見どころ(5/23〜5/25)

2009年5月22日(金)

 先週日曜(17日)第3レースに行われた今シーズン初の勝ち馬だけの2歳戦は、ミスタートカチ(牡、前原和信厩舎)が逃げ切って2連勝としました。シーズンで最初にデビューから2連勝を飾った2歳馬を調べてみると、過去5年では、08年ホクショウバンク(ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップ)、06年シベチャタイガー(ばんえい菊花賞、銀河賞)、04年カネタマル(イレネー記念、ばんえい菊花賞)など活躍馬が並びます。ミスタートカチがこのあとどんな成長をみせてくれるのか楽しみです。
 なお今週も薄暮開催のため、発走予定時刻が第1レース12:30、メイン第11レース17:55となっております。ご注意ください。

 5月23日(土)のメイン第11レースはクラブツーリズムカップ(450万円未満)
 オープン特別を快勝し昨シーズンを締めくくったホクトキングは年度替わりのクラス編成により350万円条件へと降格。そして今シーズン開幕からの2戦ともに好位追走から差し切って連勝と、格上位の実力をみせつけています。今回は昇級初戦ですが、オープン復帰への通過点でしょう。
 ギャンブラークインは前走の牝馬重賞カーネーションカップでは僅差の2着。前々走の春駒特別(4月27日・450万円未満混合)では楽々逃げ切って今回のメンバーの半数を下しており、ここは早めに動いてホクトキングを封じたいところです。
 前開催の450万円未満決勝混合(5月16日)は障害での苦戦が響いて7着のハマナカキング。近走、人気を裏切ることが多いものの、障害さえすんなりクリアできれば差のない戦いができるはず。軽い馬場もプラスでしょう。
 同じく軽い馬場ならホシマツリの巻き返しも一考です。

 5月24日(日)のメイン第11レースさつき特別(オープン)
 前開催シルバーカップ(オープン)のメンバー10頭中7頭がここにも出走してきました。その前走は、逃げ粘るナリタボブサップ(1着)を、やや離れた2番手からライデンロック(2着)が猛追し馬体を併せたままゴール。見ごたえのある一騎打ちとなりました。今回はライデンロックが5月31日の重賞柏林賞へまわったため不在。またライバルのカネサブラックもいないだけに、ナリタボブサップにとっては負けられない一戦となりそうです。
 第2障害で体力を使い末脚が不発に終わった(6着)ホクショウダイヤは軽い馬場で巻き返しは必至。スーパークリントンは上位2頭からは離されたものの障害3番手から最後まで粘れたのが収穫でした。
 前走は牝馬重賞カーネーションカップに出走(6着)したニシキユウはとにもかくにも障害を越えてからの踏ん張りがカギ。展開待ちということになりますが、常に一発の警戒が必要なタイプでしょう。

  5月25日(月)のメイン第11レースにシャクナゲ特別(270万円未満)が行われます。
 前開催の新緑特別(270万円未満)はライデンヒーローが逃げ切り、出走取消を挟んで2連勝。昨年は4歳の第2グループで主役を張っていた底力を示しました。コンスタントに使えないのが悩みですが、順調であれば3連勝の期待ができそうです。
 キンサマは同じ前走で3着。好位から安定して脚を使えるタイプで、ここも上位争いに加わってくるでしょう。
 雨の影響が残る馬場状態なら4着だったスピード馬ハマカツの巻き返しもありそうです。

今週の見どころ(5/16〜5/18)

2009年5月15日(金)

 開幕週から始まった2歳戦。先週終了現在で、第1回能力検査で一番時計を叩き出したレットダイヤをはじめ18頭が勝ち名乗りを上げました。17日(日)第3レースには今季最初の勝ち馬ばかりの2歳戦が組まれています。一日の前半に行われることが多い2歳戦ですが、ぜひこちらにもご注目ください。
 なお今週も薄暮開催のため、発走予定時刻が第1レース12:30、メイン第11レース17:55となっております。ご注意ください。

 5月16日(土)のメイン第11レースは新緑特別(270万円未満)
 キョウワテンリュウは長く使える末脚の持ち主。今季初戦を快勝し臨んだ前走270万円未満決勝(5月3日)では第2障害最後方クリアから鋭く追い込んで勝ち馬から5秒0差の3着に健闘しました。昨季後半は準オープンクラスで勝ち星マークの実績もあり、ここに入れば格上の存在です。
 出走取消を挟んで3連勝中の障害巧者ヒグマキングや、こちらも4戦連続連対と勢いが出てきたキンサマ、堅実なハマカツも有力。3歳馬アオノレクサスは昇級初戦ですが、ここでも十分通用するスピードの持ち主です。

 5月17日(日)のメイン第11レースはシルバーカップ(オープン)
 前走ばんえい十勝オッズパーク杯(4月26日)組が人気となりそう。なかでも2着ナリタボブサップが中心。当日は重い馬場が予想されますが、前走より相手関係が楽になっただけに実績的に負けられないところでしょう。
 ばんえい十勝オッズパーク杯は8.8%の超高速馬場。スピード勝負では分が悪かったスーパークリントン(8着)は乾いた馬場となりそうな今回は巻き返し必至。同4着ホクショウダイヤは前が止まらない流れのなか、離れた6番手からよく伸び、3着争いに加わってきました。決め手勝負になれば一目おきたい存在です。
 前走大雪賞(5月3日・オープン・3着)より相手強化も5歳馬の勢いにかけたいアローファイター、ノド鳴りの手術後初戦となった同レース2着で復活ののろしを上げたツジノコウフクにも注目です。

  5月18日(月)のメイン第11レースは緑風特別(180万円未満)
 ここは最軽量610キロのワタシハスゴイに注目します。180万円条件でのここ2戦とも好位追走からすんなり障害を越え1、4着と、歴戦の古馬に混じっても一歩もヒケをとらない戦いぶり。40キロのハンデは有利だけに、3歳牝馬で最高位格付のプライドにかけ負けられないところです。
 ミノルユウセンも開幕から180万円条件で2、1着と好調。4歳馬の格付では13番目だけに、ここで賞金を加算し、次開催(5月31日)に行われる重賞・柏林賞出走に望みをつなげたいところでしょう。
 ほかにも、今季2戦2勝のコウドウフジ、2戦2連対のキタノドリーマーリードムサシホッカクヒメら好調馬が揃っており、熱戦が期待できるでしょう。

今週の見どころ(5/9〜5/11)

2009年5月 8日(金)

 今週より薄暮開催がスタート。6月15日(月)までの18日間は発走予定時刻がこれまでより繰り下がります。ご注意ください。
 10日(日)のメインは母の日にちなんだ重賞・カーネーションカップ。当日、帯広競馬場では、新人騎手によるトークショーやカーネーションのプレゼントなど様々なイベントも予定されています。

 5月9日(土)のメイン第11レースは若葉特別(450万円未満・18:00発走予定)
 注目はギンガリュウセイ。昨年9月以降、一度も3着を外さない破竹の快進撃を続け、前走ばんえい十勝オッズパーク杯で古馬一線級に初挑戦。馬場水分8.8%の超高速馬場での乱ペースに巻き込まれ6着でしたが、第2障害を3番手で越え見せ場は作りました。今回は自己条件での戦いだけに、負けられないところ。主戦の藤野俊一騎手に戻ったのも心強い材料です。
 ハマナカキングは今季開幕からオールカマーに2度出走し1、9着です。1番人気に推された前走は第2障害での苦戦が原因だけに参考外。こちらも自己条件に戻っての巻き返しなるかに注目です。
 ハマナカキングと同じ2走を使われ2、1着のヤマノミントはオープンクラスからの降級馬。ここに入れば実績上位だけに、障害力を生かして上位争いできそうです。

 5月10日(日)のメインは3歳以上牝馬による重賞・第2回カーネーションカップ(18:00発走予定)です。このレースは別掲のカーネーションカッププレビューをご覧ください。

  5月11日(月)のメイン第11レースは青葉特別(350万円未満・17:55発走予定)
 ここではホクトキングの実績が抜けています。昨季は平場オープンの大将格として活躍。今季初戦の350万円未満特別(4月25日)では、同じくオープンからの降級馬エンジュオウカンとの後続を離しての一騎打ちを制しています。今回はそのエンジュオウカンが不在(10日のカーネーションカップに出走)だけに、連勝が濃厚でしょう。
 相手筆頭はニシキセンプー。今季2度出走したオールカマーで、元オープン馬ヤマノミントと差のない競馬をしていました。両レースとも得意の軽馬場に助けられた感は否めませんが、ここにきて走りに安定感が出てきました。
 障害のキレが戻ってきたトウリュウや、オープンからの降級馬トカチタカラもここに入れば上位進出が期待できそうです。

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