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今週の見どころ(11/29〜12/01)

2008年11月28日(金)

 11月30日(日)のメインは、重賞・第29回北見記念。ばんえい重賞のなかでも権威がある旧四市(旭川・岩見沢・北見・帯広)冠競走の第3弾で、今年も強豪9頭が顔を揃えました。帯広記念→ばんえい記念と続くBG1戦線を占ううえでも見逃せない一戦といえるでしょう。

 11月29日(土)のメイン第11レースは網走湖特別(400万円未満)。前開催はこの条件の特別戦が編成されず、今回のメンバーの多くが500万円条件との混合戦、2008クラブツーリズムカップまたは七五三特別への出走でした。
 主力を形成するのは500万円条件でも上位馬が揃っていた七五三特別へ参戦した2頭、コブラダイオーイッスンボウシ。ともに早めの障害クリアから1、3着に入りました。両馬は2開催前の深秋特別(400万円未満)では後続をちぎっての一騎打ちを演じており、このクラスでは抜けた存在です。今回はともに720キロのトップハンデですが、障害巧者だけに心配なさそうで、勝ち負けの期待がかかります。
 2008クラブツーリズムカップで上位に入ったカネミセンショーユウシテンザンは前述2頭との10キロ差を生かしたいところです。

 11月30日(日)のメイン第11レースは重賞・第29回北見記念(16:30出走予定)です。このレースは別掲の北見記念プレビューをご覧ください。

 この日の第10レースは第29回北見産駒特別。網走管内産馬の2歳馬によるオープン戦。出走全馬が2歳A級での連対実績がある、ハイレベルな一戦となりました。
 重賞・ナナカマド賞を制したホクショウバンクは20キロ加増され570キロでの出走。世代ナンバー1の力量馬とはいえ最大35キロ差のハンデはさすがに厳しそうです。
 スピード自慢のスギノハリアー、前々走2歳A-2を快勝したアアモンドヤマトらにも十分チャンスがあるでしょう。

  12月1日(月)のメイン第11レースは能取湖特別(300万円未満)。前開催の初雪特別(300万円未満)は、上がり馬ギンガリュウセイが、ゴール前いっぱいになったライデンロックを差し切って7連勝を達成しました。
 注目はライデンロック。前走は負けたとはいえ勝ち馬より10キロ重い負担重量で大健闘。この重量も3走目で慣れが見込め、強かったギンガリュウセイ(先週の4歳混合300万円未満を圧勝)も不在で、ここは好勝負必至です。
 ホクショウドラゴンは障害で崩れるレースが続きますが、決め手はここでは間違いなく上位。先行力あるニシキタカラ、課題の障害が良化してきたカネタマル、大崩れの少ないアオノキセキにもチャンスがありそうです。

今週の見どころ(11/22〜11/24)

2008年11月21日(金)

 今週の土曜、11月22日は“いいふうふ(1122)”の日にちなみ、ご夫婦、カップルで帯広競馬場へ来場の方は入場料が無料となります。また先着5組様(9:40から1階インフォメーションコーナーにて受付)は、プレミアムラウンジがおふたりで1000円(通常は1名1000円)にてご利用いただけるほか、メインレース優勝馬との記念撮影などの特典もあります。この機会にぜひ競馬場へ足をお運びください。

 11月22日(土)のメイン第11レースはサロマ湖特別(500万円未満)。前開催の七五三特別(混合500万円未満)は1〜3着を400万円条件馬が占め、今回のメンバー中ではグレートサンデーが最先着で4着でした。
 注目はそのグレートサンデー。トップハンデを課せられながら、離れた障害5番手から勝ち馬と7秒7まで差を詰めたレース内容は底力を感じさせました。5着のキョウエイボーイには8秒の差をつけていたことから、今回は順当勝ちといきたいところでしょう。格下の軽量馬が飛ばした前走と違い、ペースが落ち着きそうなのもプラスです。
 自分のタイミングで障害を越えられればキングシャープヨコハマイサムも差のないところです。

 11月23日(祝・日)のメイン第11レースは知床賞(オープン)。ここは実力牝馬3頭に注目です。
 エンジュオウカンはスピード自慢。前走レディースカップ(4歳以上8歳以下牝馬オープン)を障害先頭から粘り込んで、長期休養明け後3連勝としました。相手関係はここ3走より強化されますが、もともとは重賞4勝の実績馬。最軽量710キロは十分すぎるハンデで連勝を伸ばせそうです。
 力勝負なら望むところなのがニシキユウ。今回は8月のばんえいグランプリ(7着)以来の出走です。今開催より走路のロードヒーティングが稼働したことで、パワー重視の馬場になりそうなだけに、ハナを奪っての押し切りも考えられます。
 トカチプリティーは近9走(オープン、オールカマー)では1勝のみですが、勝ち馬とはすべて10秒差以内にまとめています。安定した障害力を武器に、今回も上位に食い込んできそうです。

 この日の第10レースは第25回釧路産駒特別。釧路・根室管内産の2歳馬によるオープン戦です。
 中心はタワノアヤカ。デビューから約100キロも増えた馬体同様、重賞ナナカマド賞3着や、メンバー中で唯一の特別(白菊賞・2歳牝馬オープン)勝ちなど近走成績も充実。ここは負けられないところでしょう。
 相手もキンノカミハイセイウンら2歳上組での実績がある馬に絞られそうです。

  11月24日(振・月)のメイン第11レースはイルミネーションカップ(4歳オープン)。4歳三冠の第2弾・銀河賞(9月7日)のほぼ再戦で、オープン720キロからペガサスプリティー(400万円条件の牝馬)の680キロまで上下40キロのハンデ差がつきました。
 注目したいのはペガサスプリティー。単勝1番人気に支持された前走レディースカップ(4歳以上8歳以下牝馬オープン)は10着でしたが、第2障害での転倒が敗因なのは明らかです。銀河賞は道中の反応が悪く6着に敗れましたが、その後、本来の行きっぷりが復活しており、負担重量にも恵まれた今回はチャンスでしょう。
 銀河賞2、5着のコーネルフジマルニゼウスは今季世代限定戦では堅実な成績を残しており、ここも上位争い必至です。
 一冠目・柏林賞(6月1日)を制し、銀河賞でも僅差4着に入ったホッカイヒカルはテンにおかれるのが弱点。とはいえ今回は流れの落ち着く特別戦だけに、一発を警戒する必要がありそうです。

今週の見どころ(11/15〜11/17)

2008年11月14日(金)

 今週の日曜、11月16日には牝馬オープンによるレディースカップが行われます。当日は、ばんえい十勝レディースデーとして、女性の方は帯広競馬場への入場料が無料になるほか、ライブスタジオ見学ツアーなども行われます。ぜひ競馬場へ足をお運びください。

 11月15日(土)のメイン第11レースは七五三特別(混合500万円未満)。500万円、400万円条件の近走好調馬が揃い激戦が予想されます。
 グレートサンデーは、トップハンデだった前開催の秋陽特別(500万円未満)を障害先頭から押し切って勝利。課題の障害が安定している今なら、前走からプラス5キロでも連勝でオープン復帰を決めてくれるでしょう。
 秋陽特別では障害で崩れて人気を裏切ったキングシャープミスターセンプーも、それまでの安定ぶりを考えれば、巻き返してきて不思議ありません。
 前開催の深秋特別(400万円未満)で後続を離して一騎打ちを演じたコブラダイオーイッスンボウシや、最軽量魅力の4歳馬コーネルフジも上位争いに加わってきそうです。

 11月16日(日)のメイン第11レースに第25回レディースカップ(4歳以上8歳以下牝馬オープン)が行われます。フクイズミの720キロからペガサスプリティーアドバンスクィーンの680キロまで上下40キロのハンデ差がつきました。
 岩見沢記念を制したフクイズミの実力が断然ですが、40キロ差なら堅実な末脚を持つペガサスプリティーに十分チャンスが見込めるはず。近3走は、4歳牝馬重賞クインカップ2着、オールカマーで1、2着と充実。特に前走はオープン一線級を相手にしての好走だけに評価できます。
 エンジュオウカンは約1年5カ月の休養明け後、2連勝中と完全復活をアピール。06年ヒロインズカップなど重賞4勝の実績馬だけに、ここも注目を集めそう。もちろん格上的存在のフクイズミ、障害巧者トカチプリティーも有力です。

 この日の第10レースは第21回南北海道産駒特別。石狩、後志、渡島、檜山、胆振、日高管内及び北海道外産の2歳馬によるオープン戦。確たる中心馬がおらず混戦模様です。
 実績でいえば5キロ加増の3頭が優勢。なかでもA級下位で安定した成績を残しているソトガハマモリウチ、10月19日の2歳A-5戦で同馬を退けて優勝しているヤクモリキマルがアタマひとつリードでしょう。

  11月17日(月)のメイン第11レースは初雪特別(300万円未満)
 注目はホクショウドラゴン。前々走は障害に苦戦したもののすぐに立て直され、勝ち馬ニシキタカラからコンマ3秒差3着。前走は好位から抜け出して勝利するなど、近7走の300万円未満で5勝、3着2回と抜群の安定感を誇ります。今回はトップハンデ725キロですが、引き続き上位争いの期待が高まります。
 相手は負担重量有利な3、4歳勢が有力。ライデンロックは前走ばんえい菊花賞は障害で転倒し最下位も、もともとは障害巧者だけに巻き返しが見込めそう。ばんえい菊花賞2着のホクショウジャパン、先行力が武器のアアモンドヤワラ、300万円未満で堅実駆けのホッカイヒカル、6連勝と勢いに乗るギンガリュウセイらが候補です。

今週の見どころ(11/8〜11/10)

2008年11月 7日(金)

 11月3日の開催を終えてのジョッキー・リーディングは、藤本匠騎手が98勝を挙げトップを独走しています。
 これまでのシーズン最多勝は00年に坂本東一騎手(現調教師)がマークした173勝ですが、藤本騎手がこのままのペースで勝ち星を重ねていけば、金字塔を打ちたてる可能性もありそうです。

 11月8日(土)のメイン第11レースに、クラブツーリズムカップ(オープン)が行われます。
 注目は4歳馬アローファイター。前開催の霜月特別でオープン昇級後初の連対。障害に苦戦した前々走オープン(9着)から巻き返しました。引き続き重馬場が予想され、前走の勝ち馬不在のここは今季初勝利のチャンスです。
 相手筆頭は霜月特別4着のスーパークリントン。9月の休養明け初戦は、休む前より50キロ近く体重を減らしており最下位でしたが、馬体が戻ってくるとともに成績も上向きです。こちらも今の馬場状態は向きそうで、さらに前進が見込めるでしょう。
 タケタカラニシキは近3走のオープン、オールカマーで2、2、3着と好調維持、トモエパワーの底力にも期待したいところです。

 11月9日(日)のメイン第11レースはレーシングカップ(オープン)
 中心はやはりカネサブラックです。約2カ月の休養明け後3走はオープン2勝、岩見沢記念2着。前開催を回避してここへの出走となりました。次開催(11月30日)に控える北見記念へ向けて落とせない一戦でしょう。
 実績上位のミサイルテンリュウ、逃がすと怖いニシキダイジン、障害巧者ヤマノミント、この重量ならスピードが生かせるホクショウダイヤらによる2着争いがし烈となりそうです。

 この日の第10レースは第15回北央産駒特別。空知、上川、留萌、宗谷管内産の2歳馬によるオープン戦です。
 メンバー中唯一、2歳A-2での連対実績があるライトアームの軸不動です。一線級相手では逃げてゴール前で捕まるレースが続いていますが、この相手関係なら負けられないところでしょう。
 相手筆頭はスターオブドリーム。10月12日の2歳A-3で、逃げ粘るライトアーム(1着)を好位での障害クリアからコンマ8秒差まで追いつめた脚は見どころがありました。
 オープン特別に出走経験のあるジャングルソングも上位争いできそうです。

  11月10日(月)のメイン第11レースは、2008クラブツーリズムカップ(混合500万円未満)。500万円条件の3頭に400万円条件のカップオーが挑む構図です。
 500万円条件の大将格は登坂力上位のトウリュウ。ここは格下馬相手の混合戦だけに、先手を奪っての押し切りが濃厚です。
 キングファラオは決め手自慢、キタノカイザーはここ2走は大敗もそれまでオープン混合、混合500万円未満などで8戦連続掲示板確保の実績があります。
 一方、カップオーの持ち味は先行力。障害しだいのところはありますが、今季、オープン勝入混合2着、勝入混合500万円未満で2連対の実績はここでもヒケを取りません。500万円条件馬との5キロ差を生かしたいところでしょう。

今週の見どころ(11/1〜11/3)

2008年10月31日(金)

 先週、帯広競馬場で行われた「全道祭典ばんば1歳馬決勝大会」では、雌馬の部はベツカイクイーン(根室地区代表・父ダイジャー)、雄馬の部はカツタロー(道南地区代表・父ヒカルセンリュウ)がそれぞれ優勝。来年のデビューが待ち遠しいところです。
 11月3日(祝・月)のメインには、3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞が組まれています。また帯広競馬場では、同日行われるダート競馬の祭典JBCを含む園田競馬の全レースの発売も行われます。

 11月1日(土)のメイン第11レースは霜月特別(オープン)
 格上位なのは前走狩勝特別(10月13日・オープン)組ですが、近走成績がいまいちなのが気がかりです。
 ここは勢いを重視して、ヒロノドラゴンに期待します。近4走の混合500万円未満ではすべて3着以内に好走。今回が昇級初戦ですが、オープンで堅実な成績を残しているツジノコウフクと昨季の世代限定戦で互角に渡り合っていた実績があり、格負けしません。特別戦の負担重量増も障害巧者のこの馬にとっては歓迎材料でしょう。
 相手筆頭はトモエパワー。狩勝特別は不向きな700キロ台前半の負担重量で、道中はしんがり追走も最後はしっかり脚を伸ばし、今回のメンバー中最先着の5着と力はみせました。前走より相手が楽になったここは前進が見込めます。
 同じく相手関係有利で、4歳馬の10キロ減も魅力のアローファイターも上位争いに加わってきそう。乾いた馬場になれば、エメラルドの逃げ、スーパークリントンのじわじわ伸びる末脚がハマる可能性もあります。

 11月2日(日)のメイン第11レースはオータムカップ(オールカマー)
 10月26日のオールカマーの再戦です。そのレースは早めに障害をクリアした3頭による叩き合い。ゴール前でペガサスプリティートカチプリティータケタカラニシキを突き離しました。5.5%と軽い馬場で決め手勝負になりましたが、今回は乾いた馬場が予想されます。上位3頭の重量差は変わらないことから、馬場を問わず力を発揮できるタケタカラニシキに巻き返しが期待できそうです。
 相手は、やはりペガサスプリティートカチプリティーらが有力。前走1番人気に推され4着のホクショウダイヤも障害さえ修正できれば巻き返しが見込めるでしょう。

 この日の第7レースに2歳A-1戦が組まれています。ホクショウバンクの540キロから495キロ(505キロから女性騎手騎乗で10キロ減)の牝馬ウィナーララまで45キロのハンデ差がつきました。
 注目は505キロのサクラエビス。前開催の白菊賞(2歳牝馬オープン)は、好位での障害クリアからいい脚で差を詰め、ゴール線上でストップしたものの4着に健闘しました。このところ早い段階で脱落するレースが続いていましたが、ぎりぎりまで辛抱できたのは調子が戻ってきた証拠でしょう。過去には25キロ差でホクショウバンクを破るなどの実績もあるだけに、今回はさらに上位進出が期待できそうです。
 相手も、白菊賞3着のワタシハスゴイ(510キロ)、2歳A-3、2歳勝入戦を連勝と復調してきたライトアーム(525キロ)ら軽量馬が有力でしょう。

  11月3日(祝・月)のメイン第11レースは重賞・ばんえい菊花賞です。このレースは別掲のばんえい菊花賞プレビューをご覧ください。

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