11月30日(日)のメインは、重賞・第29回北見記念。ばんえい重賞のなかでも権威がある旧四市(旭川・岩見沢・北見・帯広)冠競走の第3弾で、今年も強豪9頭が顔を揃えました。帯広記念→ばんえい記念と続くBG1戦線を占ううえでも見逃せない一戦といえるでしょう。
11月29日(土)のメイン第11レースは網走湖特別(400万円未満)。前開催はこの条件の特別戦が編成されず、今回のメンバーの多くが500万円条件との混合戦、2008クラブツーリズムカップまたは七五三特別への出走でした。
主力を形成するのは500万円条件でも上位馬が揃っていた七五三特別へ参戦した2頭、コブラダイオーとイッスンボウシ。ともに早めの障害クリアから1、3着に入りました。両馬は2開催前の深秋特別(400万円未満)では後続をちぎっての一騎打ちを演じており、このクラスでは抜けた存在です。今回はともに720キロのトップハンデですが、障害巧者だけに心配なさそうで、勝ち負けの期待がかかります。
2008クラブツーリズムカップで上位に入ったカネミセンショー、ユウシテンザンは前述2頭との10キロ差を生かしたいところです。
11月30日(日)のメイン第11レースは重賞・第29回北見記念(16:30出走予定)です。このレースは別掲の北見記念プレビューをご覧ください。
この日の第10レースは第29回北見産駒特別。網走管内産馬の2歳馬によるオープン戦。出走全馬が2歳A級での連対実績がある、ハイレベルな一戦となりました。
重賞・ナナカマド賞を制したホクショウバンクは20キロ加増され570キロでの出走。世代ナンバー1の力量馬とはいえ最大35キロ差のハンデはさすがに厳しそうです。
スピード自慢のスギノハリアー、前々走2歳A-2を快勝したアアモンドヤマトらにも十分チャンスがあるでしょう。
12月1日(月)のメイン第11レースは能取湖特別(300万円未満)。前開催の初雪特別(300万円未満)は、上がり馬ギンガリュウセイが、ゴール前いっぱいになったライデンロックを差し切って7連勝を達成しました。
注目はライデンロック。前走は負けたとはいえ勝ち馬より10キロ重い負担重量で大健闘。この重量も3走目で慣れが見込め、強かったギンガリュウセイ(先週の4歳混合300万円未満を圧勝)も不在で、ここは好勝負必至です。
ホクショウドラゴンは障害で崩れるレースが続きますが、決め手はここでは間違いなく上位。先行力あるニシキタカラ、課題の障害が良化してきたカネタマル、大崩れの少ないアオノキセキにもチャンスがありそうです。