6月28日(日)のメインには3歳以上による重賞・第40回旭川記念が組まれています。ばんえいの重賞でも権威がある四大記念競走(ほかに、岩見沢記念、北見記念、帯広記念)の初戦で、今年も好メンバー10頭が揃いました。このところ悪天候に悩まされ軽めの馬場状態が続いていましたが、今週に入ってから天気が安定。久々に、ばんえいの醍醐味であるパワフルなレースが期待できそうです。
6月27日(土)のメイン第11レースに旭川のお米JAたいせつ米杯(350万円未満・20:00発走予定)が行われます。
ここ2開催の十勝川西長いも特別、十勝岳特別(ともに350万円未満)と連勝したニシキセンプーが今開催から450万円条件に昇級。強敵がいなくなったことで、今回は十勝川西長いも特別で僅差2着のメダマの巻き返しが濃厚です。十勝岳特別は無念の出走取消でしたが、ここはきっちり差し切ってくれるでしょう。
相手は十勝岳特別4着で障害巧者のトウリュウが有力。昨季は準オープンクラスで勝ち星をマークしている格上馬グレートサンデーとヨコハマイサム、昇級2戦目でペース慣れが見込める4歳馬ウメノタイショウも争覇圏です。
6月28日(日)のメイン第11レースは第40回旭川記念(20:05発走予定)です。このレースは別掲の旭川記念プレビューをご覧ください。
この日の第7レースには3・4歳牝馬オープン決勝が組まれています。6月20日の紅バラ賞(4歳牝馬オープン・馬場水分6.9%)と21日の黒ユリ賞(3歳牝馬オープン・同7.5%)の1着を除く上位馬による一戦です。
4歳馬では、紅バラ賞2着のスマイルダンスに注目。不向きな忙しい流れのなか主導権を奪って粘り込んだレースぶりには好感が持てました。格、実績ともナンバー1なのはニシキエース(5着)ですが、さすがに最大70キロ差のトップハンデは厳しそうです。
一方の3歳勢。黒ユリ賞は2〜5着までがわずか3秒6差の大混戦でした。追い込んで届かなかったスーパーコマチ(3着)に今回は流れが向きそうです。叩き合いになれば4着ワタシハキレイズキがしぶとさを発揮する場面も一考です。
6月29日(月)のメイン第11レースは米処おいしい旭川米杯(270万円未満・20:00発走予定)。
ここは、若さあふれる快速馬2頭、4歳のアカダケキング、5歳のライデンヒーローの対決に注目です。
アカダケキングは前々走の4歳重賞・柏林賞では押っつけて行き先頭で第2障害を越えると、見せ場たっぷりの3着に健闘。前走平場の270万円未満でも先行し先団3頭の争いから抜け出し勝利しています。
ライデンヒーローは5月16日の270万円未満特別を勝利。続くシャクナゲ特別(270万円未満)では負担重量が5キロ加増、前走からは15キロ加増となりましたが、逃げ粘ってコンマ8秒差の3着と底力を示しました。
2頭の前回の対戦は昨年9月15日で、その時はライデンヒーローが勝利。2度目となる今回はどちらに軍配が上がるでしょうか。
ほかにも、目下2連勝のマックスセンプー、シャクナゲ特別を差し切ったトマランサーら好調馬が揃いました。近2走のオールカマーは惨敗だったコマヨシニセイが自己条件で巻き返す可能性もありそうです。