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正月開催・前半戦の見どころ(1/1・1/2)

2008年12月31日(水)

 正月のばんえい競馬は、1月1日(祝・木)〜5日(月)の連続5日間。前半戦では2日(金)のメイン第10レースに古馬BG1・第31回帯広記念が行われます。
 その帯広記念は全国発売が実施されます。当日、川崎競馬場では、ばんえいの基礎知識&帯広記念の予想トークショーが行われます。出演は、競馬評論家の須田鷹雄さん、矢野吉彦アナ、競馬キャスターの荘司典子さんで、12:55ころ、14:25ころの2回が予定されています。お近くの方はぜひお立ち寄りください。
 なおこの2日間のスカパー!の放送チャンネルは795chとなっていますのでご注意ください。

 1月1日(祝・木)のメイン第11レースはニューイヤーカップ(混合500万円未満・16:40発走予定)。500万円条件から4頭、400万円条件から5頭が出走します。
 注目は400万円条件のタケノホウシュウ。メンバー中5頭が出走していた12月13日の勝入混合500万円未満では、最軽量のオレワスゴイには突き放されたものの3着以下を6秒4ちぎって2着。オープン経験馬の底力を示しています。
 イケダガッツは500万円未満特別では勝ち切れないものの、相手が楽になったここは当然有力視できる存在。同じく近走500万円未満でいまひとつのトウリュウキングファラオも巻き返してきて不思議ありません。

 1月2日(金)のメイン第10レースは重賞・第31回帯広記念(16:20発走予定)。このレースは別掲の帯広記念プレビューをご覧ください。

 この日の第11レースにオッズパーク賞・新春特別(3歳オープン・16:55発走予定)が行われます。
 ここは実力牝馬2頭に注目します。重賞ナナカマド賞2着馬ワタシハスゴイは好位から堅実な脚を使うタイプ。若駒特別(2歳オープン)2着があるサクラエビスは牝馬らしい切れ味が武器です。今回と同じ5キロ差で近走両馬はほぼ互角の戦いを繰り広げており、ここも好勝負を演じてくれそうです。
 牡馬の有力馬はコウドウフジ。前走若駒特別は8着でしたが勝ち馬とは5秒7差と着順ほどは負けていません。

今週の見どころ(12/27・12/28、12/30)

2008年12月26日(金)

 年末年始のばんえい競馬は変則日程で、年内は12月27日(土)、28日(日)、30日(火)の開催。ばんえいダービーが行われる28日、ヤングチャンピオンシップが行われる30日は年末プチナイターとして実施。発走予定時刻が通常と変更になっています。
 ところで30日、大井競馬場のふるさとコーナー(正門2階)では「ばんえい十勝年末プチナイター場立ち予想会」を行います。出演は矢野吉彦アナ、元高崎競馬騎手の赤見千尋さん、競馬アナリストの斎藤修さん、競馬評論家の須田鷹雄さんほかで、時間は14:00〜17:20頃を予定しています。お近くの方はぜひお立ち寄りください。
 なおスカパー!の放送チャンネルは27、28日が709ch、30日が795chとなりますのでご注意ください。

 12月27日(土)のメイン第11レースは十勝おおぞら特別(400万円未満)
 前開催のアンタレス特別(400万円未満)を快勝し500万円条件に昇級したペガサスプリティーはその初戦を圧勝しました。ここは同馬と近走の世代限定戦で互角の戦いを繰り広げていたアアモンドヤワラに注目します。テンが速く障害もキレているだけに、滅多なことでは崩れなそうな雰囲気があります。今回は昇級初戦ですが互角以上の勝負が期待できそう。4歳馬の番組賞金順では10番目だけに、次開催(1月4日)にひかえる重賞・天馬賞(明け5歳限定)への出走を確実にするためにもきっちり賞金を加算しておきたいところです。
 この条件の上位安定勢力イッスンボウシが相手筆頭。スピード自慢の4歳馬マルニゼウス、調子が上向きの実力馬タケノホウシュウ、メンバー中でアンタレス特別最先着(4着)のカネミセンショーも好勝負が期待できそうです。

 12月28日(日)のメイン第11レースは重賞・第37回ばんえいダービー(17:25発走予定)。このレースは別掲のばんえいダービープレビューをご覧ください。

  12月30日(火)のメイン第11レースは重賞・第10回ヤングチャンピオンシップ(16:45発走予定)です。このレースは別掲のヤングチャンピオンシッププレビューをご覧ください。

 この日の最終第12レース(17:20発走予定)にオッズパーク賞'08ファイナルカップ(オープン)が行われます。
 ホクショウダイヤは12月23日のオープン特別では、好位で障害を越えると自慢の末脚でナリタボブサップを競り落として勝利。ヤマノミントは12月21日のオープンでカネサブラックの僅差2着に健闘しています。1月2日の帯広記念でも人気を集めそうなナリタボブサップ、カネサブラックと前走で大接戦を繰り広げた2頭がここでは力上位でしょう。
 オープンの牡馬一線級と好勝負を続ける牝馬トカチプリティーも相手が楽になったことでチャンスがありそうです。

今週の見どころ(12/20〜12/23)

2008年12月19日(金)

 今週は12月20日(土)〜23日(祝・火)の連続4日間開催。この4日間、帯広競馬場では「ばんえい十勝クリスマス」として、クリスマスプレゼント大抽選会(21日)、クリスマスチャレンジばんえい(23日)ほか各種イベントが実施されます。
 なお今週のスカパー!の放送チャンネルは795chとなりますのでご注意ください。

 12月20日(土)のメイン第11レースにサホロ特別(300万円未満)が行われます。前開催のアルデバラン特別(300万円未満)はアアモンドヤワラが障害先頭から後続を突き放して圧勝。400万円条件への昇級を決めました。
 そのアアモンドヤワラを11月17日の初雪特別(300万円未満)で寄せつけず快勝したのがギンガリュウセイ。続く11月22日の4歳混合300万円未満も好位から抜け出して勝利し、目下8連勝と絶好調です。今回は相手関係的にも負けられないところでしょう。
 相手筆頭はホクショウドラゴン。アルデバラン特別はトップハンデながらも豪快に末脚を伸ばして2着と底力を示しました。
 このクラスの上位安定勢力アオノキセキ、300万円未満で2戦連続連対中のミノルタイソンも争覇圏です。

 12月21日(日)のメイン第11レースは芦毛馬選抜による白馬賞。オープンから300万円条件までの9頭が揃いました。
 最大40キロのハンデ差がありますが、極端な軽馬場にならなければ格付上位馬が信頼できそう。オープンながら牝馬20キロ減のため710キロで出走できるニシキユウと、500万円条件の2頭、障害巧者のテンカ、末脚自慢のトウリュウによる争いが有力でしょう。
 近3年のこのレースでは、最軽量ハンデ馬が必ず1頭は3着以内に食い込んでいることからエビスオニワカにも警戒したいところです。

 この日の第10レースに若駒特別(2歳オープン)が行われます。
 好メンバーが揃っていた十勝産駒特別(12月7日)で、ゴール前激戦を繰り広げた1〜5着馬が出走してきました。好位抜け出しで3連勝を決めたキタノタイショウ、しっかり歩き通して2着のアオノレクサス、逃げ粘って3着のコウドウフジ、控える競馬から猛然と追い込んで4着のワタシハスゴイ、5着だったものの決め手では上位のサクラエビス。今回はその十勝産駒特別の上位再戦となりそうです。


 12月22日(月)のメイン第11レースはサンタクロース特別(500万円未満)
 やや混戦模様ですが、ここはコブラダイオーに期待します。昇級初戦となった前開催のオリオン特別(500万円未満)はトップハンデがこたえたか障害に苦戦して7着。8月下旬から続いていた連続連対は7でストップしました。とはいえ勝ち馬(ヨコハマイサム)から12秒6差と着順ほどは負けていません。このクラス、745キロの重量も2走目で慣れが見込める今回、巻き返しは必至でしょう。
 このところの軽めの馬場を味方に好走を続けるキョクシンオー、オリオン特別を好位追走から差し切ったヨコハマイサム、早めに先団にとりつく競馬ができればイケダガッツも差のないところです。

  12月23日(祝・火)のメイン第11レースにはオープン馬によるホワイトクリスマス賞(16:30発走予定)が行われます。
 注目したいのはナリタボブサップ。前々走北見記念は大幅な馬体減が影響したか精彩を欠き6着も、やや馬体重を戻した前開催の師走特別(オープン)では3着に巻き返しました。目標は連覇を目指す次開催(1月2日)の帯広記念でしょうが、ここを勝って弾みをつけておきたいところでしょう。
 ミサイルテンリュウは師走特別では逃げたものの、フクイズミに差し切られて2着でした。とはいえ強烈な決め手を持つ同馬に障害を2番手で越えられては仕方ありません。そのフクイズミが不在のここは当然上位争いとなりそうです。
 前に行きたい馬が揃ったことでホクショウダイヤの末脚がハマる可能性もあるでしょう。

今週の見どころ(12/13〜12/15)

2008年12月12日(金)

 今週日曜、12月14日のメインは、3歳牝馬三冠の最終戦・ばんえいオークス。三冠馬誕生なるか、それに待ったをかける馬はいるのか、見どころ満載となりそうです。なお今週のスカパー!の放送チャンネルは709Chとなりますのでご注意ください。
 オッズパークでは、昨年好評だった「ばんえい騎手年賀状キャンペーン」を今年も実施します。12月13日(土)〜12月23日(祝・火)までの期間中、オッズパークでばんえい競馬の馬券を3000円以上購入された方全員に、ばんえいのお気に入り騎手から直筆サイン入り年賀状が届くというもの。なお12月23日までにご応募いただいた方が対象となります。

 12月13日(土)のメイン第11レースはシリウス特別(オープン)。出走10頭中、前開催の知床賞(オープン)のメンバーが7頭を占める組み合わせ。その知床賞は、先頭で第2障害を越えたエンジュオウカンがそのまま押し切って、長期休養明け後4連勝。障害3番手からトカチプリティーが差を詰めるも、最後は勝ち馬と脚色が一緒になり3秒2差の2着でした。この2頭が後続をちぎっており、ここも一騎打ちが予想されます。
 割って入るなら、前走北見記念を使われた2頭、タケタカラニシキスターエンジェルが有力でしょう。

 12月14日(日)のメイン第11レースは重賞・第33回ばんえいオークス(16:30発走予定)です。このレースは別掲のばんえいオークスプレビューをご覧ください。

  12月15日(月)のメイン第11レースはアルデバラン特別(300万円未満)
 注目はアアモンドヤワラ。11月17日の初雪特別(300万円未満)では障害4番手から差を詰め僅差の3着、前々走4歳オープンも僅差4着、前走の4歳オープン勝入混合では逃げ粘って勝利と、安定した先行力を武器に近走堅実な走りをみせています。
 3歳馬の20キロ減が魅力のホクショウジャパンも初雪特別4着、続く300万円未満、勝入300万円未満で1、2着と好調。今回も上位進出が狙えそうです。
 ホシタロウも決め手勝負になるときついものの、この条件では堅実に上位に食い込んでいる1頭。障害がスムーズならホクショウドラゴンも差はありません。

今週の見どころ(12/6〜12/8)

2008年12月 5日(金)

 先週日曜に行われた重賞北見記念はスーパークリントンが勝利。今季、重賞では10、7、8着でしたが、初めて出走全馬が800キロ台半ばを課せられる高重量戦で巻き返しました。今開催からは3歳以上のばんえい重量が前開催までよりも10キロ加増されることで、これまで低迷していたパワータイプの馬たちの躍進も十分考えられるでしょう。

 12月6日(土)のメイン第11レースにオリオン特別(500万円未満)が行われます。秋口からこの条件の中心馬だったグレートサンデーが前開催のサロマ湖特別(500万円未満)を快勝しオープン昇級で混戦模様となりました。
 注目はコマタイショウ。9月20日以来久々の出走ですが、今回のメンバー中、今季、500万円未満特別(混合戦除く)で2勝を挙げているのはこの馬だけ。長く使えるいい脚を持っているだけに、障害さえまともなら、ここも勝ち負けになって不思議ありません。
 近走勝ち星がないキングシャープも自分のタイミングで障害を越えられれば差のないところです。
 決め手勝負にかける印象が強かったキョクシンオーはサロマ湖特別、前走勝入混合500万円未満では逃げて3、2着と新たな一面をみせました。ゴール前が混戦になるようならヨコハマイサムや、前走500万円未満を圧勝のイケダガッツも侮れません。

 12月7日(日)のメイン第11レースは師走特別(オープン)。力量的に上位なのは先週の北見記念出走組でしょうが、高重量を曳いた翌週の出走だけに疲れがないか心配です。
 ここはその北見記念を回避したホクショウダイヤに期待します。重賞のような高重量戦では分が悪いものの、オープン特別では持ち前の鋭い末脚を生かし堅実に上位争いしています。このところの軽めの馬場状態もプラスで、ここは勝利のチャンスでしょう。
 オープン特別では大崩れが少ないヤマノミントも軽い馬場になれば上位進出の期待が高まります。
 北見記念組では、6着のナリタボブサップに注目。その前走は第2障害でヒザをつく障害巧者らしからぬレースぶり。余力を残して敗れた印象があり、今回は雪辱戦です。先行力あるニシキダイジンは同レース8着も、負担重量が軽くなったここは注目が必要です。

 この日の第10レースは第27回十勝産駒特別。十勝管内産の2歳馬によるオープン戦です。
 先週までに2歳馬による産地別オープンは4レース行われ、いずれも2番人気以内の馬が勝利。ハンデを課せられても実績馬が順当に力を発揮しているようです。このレースも、実績で抜けている2頭、重賞ナナカマド賞(9月28日)の2着馬ワタシハスゴイ、目下世代最多タイの6勝を誇るキタノタイショウによる争いでしょう。

  12月8日(月)のメイン第11レースはアンタレス特別(400万円未満)
 ここはこの条件の上安定勢力イッスンボウシペガサスプリティーをはじめとする軽ハンデの4歳勢という構図です。
 イッスンボウシは安定した登坂力を武器に、400万円条件に昇級後13戦してうち11戦で3着以内と堅実な成績を残しています。激闘を繰り広げてきたライバル・コブラダイオーが準オープンへ昇級し不在だけに、負けられないところでしょう。
 4歳馬4頭では、牝馬ペガサスプリティーが筆頭格。3走前に崩れた障害も前々走できっちり立て直されており心配なし。秋にはオールカマーで格上馬相手に善戦していた実績もあり、イッスンボウシとの30キロ差を生かしたいところです。
 4歳馬の残りの3頭、ミサキスペシャルホッカイヒカルマルニゼウスは世代限定戦ではペガサスプリティーと好勝負を繰り広げている顔ぶれだけに、上位に食い込む可能性は十分でしょう。

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