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今週の見どころ(8/15〜8/17)

2008年8月14日(木)

 今週土曜(16日)には、重賞・ばんえいグランプリが行われます。ファン投票で選ばれた7頭に番組賞金上位3頭(ファン選抜馬を除く)を加えた10頭が夏のチャンピオンを目指して結集。今年も好レースが期待できるでしょう。
 なおふだんはスカパー!241chでばんえい競馬中継を放送していますが、15日(金)のみ795chに変更となりますのでご注意ください。

 8月15日(金)のメイン第11レースは納涼特別(500万円未満)
 メンバー中、前開催の北海道情報・印刷文化典十勝大会特別(500万円未満)の出走馬が7頭を占めます。そのレースは中位から伸びたコマタイショウが、障害先頭から粘り込みを図るトカチタカラとのマッチレースを制し優勝しました。
 2着トカチタカラは今季このクラス(混合戦含む)で3勝を挙げている実績馬です。軽い馬場だと追走に手いっぱいで仕掛けが遅れるため、持ち前の障害力を生かすことができません。しかし前走(馬場水分1.8%)のような馬場は得意としています。レース当日は雨の予報が出ていますが極端に馬場が悪化することがなければ、前々走で崩れた障害も立て直されてきており、好位追走からの押し切りに期待できそうです。
 前走は8着も松田道明騎手に戻っての巻き返しが期待できそうなミスターセンプー、本来の障害のキレが戻ってきたストロングペガサス、昇級3戦目で慣れが見込めるトウリュウらが相手として有力。
 前走快勝のコマタイショウも前走のように末脚がハマる展開になれば怖い存在です。

 8月16日(土)のメイン第11レースは重賞・第20回ばんえいグランプリ(20:00発走予定)です。このレースは別掲のばんえいグランプリプレビューをご覧ください。

 この日の第10レースに、今季最初の2歳特別・第29回青雲賞(2歳牡馬オープン)が組まれています。
 今年の2歳はここまで3勝が最多で、一昨年のシベチャタイガー(青雲賞までに7勝)、昨年のホクショウジャパン(同6勝)のような傑出馬がいない混戦の世代。実績でみれば、2歳-A1での勝利を含め3勝を挙げているホクショウバンクスギノハリアーキンノカミの3頭が有力でしょう。しかし負担重賞は全馬が初となる530キロ台だけに、思わぬ伏兵の台頭があるかもしれません。

 8月17日(日)のメイン第11レースは十勝川特別(400万円未満) 。
 前開催の同条件戦・マリーン特別は同じ開催に組まれたオールカマー、栗毛限定戦に馬が分散しやや手薄なメンバー構成で、2開催前(7月25日)の入道雲特別(400万円未満)の再戦模様となりました。
 ここは、入道雲特別を2番手から抜け出して圧勝のキングシャープに注目します。マリーン特別は、7.2%のスピード馬場で人気薄ヨコハマイサム(今回から500万円条件に昇級)に逃げ切りを許しましたが、中団から1秒8差まで追い込んで2着と地力は示しました。今回、相手は強化されますが、走りの安定感はこのクラス随一だけに、連軸の期待がかかります。
 マリーン特別は流れが向かず9着だった実力馬イッスンボウシの巻き返しや、ムラ駆けなところはあるものの強烈な決め手を秘めるグレートサンデー、障害次第ではシンザンウィークにもチャンスがありそうです。
 紅一点のタケトップクインは、松井浩文厩舎へ転厩して迎えた前走(8月1日)の混合400万円未満で、昨年11月以来となる久々の勝利を挙げました。転厩がよい刺激となった可能性があり、平場の400万円未満戦で好走していた近況を考えると一発の可能性もあるでしょう。

今週の見どころ(8/8〜8/10)

2008年8月 7日(木)

 今週日曜(10日)のメインは、ばんえい3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典。好調馬が集まり、熱戦が期待できるでしょう
 8日(金)には、メイン第10レース・ゴールデンホース賞が全国55カ所で発売されます。そのうちのひとつスパーキングナイター開催中の川崎競馬場では、当日、『ばんえい十勝inスパーキングナイター』と題し、安部憲二、船山蔵人両騎手(予定)が騎乗してばん馬のソリ曳き実演を行うほか、矢野吉彦アナウンサーと競馬キャスター荘司典子さんのトークショー、ばん馬とのふれあいコーナーなど数多くのイベントが行われます。近くの方はぜひお立ち寄りください。

 8月8日(金)のメイン第10レースはゴールデンホース賞栗毛馬選抜 )。オープンから400万円条件までの10頭が揃いました。
 ここは登坂力自慢のバンゼンに期待します。昨季は夏以降、おもに準オープンクラスで活躍し、今季は500万円条件で勝ち星こそないものの安定した成績を納めています。久々に馬場が乾きそうなのもプラスで、早め障害からの押し切りなるかに注目です。
 相手筆頭は同じ500万円条件のイケダガッツ。テンに置かれることが多いタイプですが、先行勢のスピードが削がれる重馬場なら離されず追走できるはず。しぶとい末脚で逆転を狙います。
 近走勝ち星がないキョウエイボーイや、ホクショウファイトも相手関係が楽になったことで巻き返したいところです。

 8月9日(土)のメイン第11レースは北海道情報印刷文化典 十勝大会特別(500万円未満)。前開催の虹色特別(500万円未満)から8頭が出走しほぼ再戦となりました。
 注目は調子を上げてきたトウリュウ。前々走の白夜賞(芦毛馬選抜)で14カ月半ぶりの勝利を飾り、このクラスへの昇級初戦となった前走虹色特別は、昨季、混合700万円未満戦で苦杯を喫してきた相手が多いメンバー構成でしたが、障害先頭クリアから少差4着に踏みとどまりました。今回は前走の勝ち馬不在のメンバー構成で、さらに得意の重馬場になりそうなのも心強いところです。
 ライジングサンヒロノドラゴンら障害力があるタイプがやはり相手としても有力。混合500万円未満で2連勝して特別戦に復帰してきたストロングペガサス、実績上位のトカチタカラも争覇圏です。

 8月10日(日)のメイン第11レースは重賞・第33回ばんえい大賞典(20:00発走予定)です。このレースは別掲ばんえい大賞典プレビューをご覧ください。

今週の見どころ(8/1〜8/3)

2008年7月31日(木)

 5月9日から始まったばんえい十勝ナイトレースも、今週から後半戦へと突入します。
 松田道明騎手が通算1000勝まであと4勝に迫っています。今季は46勝をマークし目下騎手リーディング2位、重賞でもばんえい十勝オッズパーク杯(カネサブラック)、黒ユリ賞(ニシキエース)の2勝と大活躍をみせており、大記録達成へ向け注目を集めそうです。

 8月1日(金)のメイン第10レースはシーサイド特別(オープン)。前走北斗賞組が5頭出走しています。そのレースはここには不出走のナリタボブサップが障害先頭から楽々逃げ切り勝ち。2番手で粘るミサイルテンリュウを、3番手から迫るトモエパワーがゴール線上で差し切って2着、離れた6番手から追い込んだフクイズミトモエパワーにコンマ1秒届かず4着でした。
 この3頭のなかでは、フクイズミを上位と見ます。相手関係が楽になり、700キロの最軽量ハンデなら、道中離されずに追走でき、差し遅れもないはず。第2障害で体勢を崩すようなことがなければ今季初勝利の期待が高まります。
 トモエパワーのパワー、ミサイルテンリュウの障害力は、前走のような高重量戦でこそ生きるもの。720キロのここでは持ち味を発揮するのは難しいでしょう。
 北斗賞では7着も巻き返しに期待のホクショウダイヤや、前開催のJRAジョッキーDay特別(オープン)勝ち馬でこのメンバーなら主導権をとれそうなホシマツリ、同レースで2着に入ったニシキダイジンも争覇圏。近走なかなか勝ち切れないツジノコウフクもサウスポー・大口泰史騎手での変わり身に期待したいところです。

 8月2日(土)のメイン第11レースはマリーン特別(400万円未満)
 前開催の入道雲特別(400万円未満)は、障害を2番手で越えたキングシャープが残り30メートルで先頭のイッスンボウシを交わすとそのまま突き放す圧勝劇。2着に中位から末脚を伸ばしたグレートサンデーが入り、イッスンボウシは粘れず3着でした。
 今季の400万円未満特別は開幕から連勝した馬がいない混戦。障害に不安を抱えるキングシャープだけに、ここもすんなり優勝とはいきそうにありません。またグレートサンデーも、今季400万円未満特別では2勝を挙げていますが、走りに安定性を欠くところがあり、なかなか中心視しづらいものがあります。そこで注目したいのはイッスンボウシ。抜群の障害力を武器にここ3走の400万円未満特別では2、3、3着に入っています。今回も軽めの馬場になりそうで、決め手のないこの馬にはやや不利でしょうが、そろそろ順番がまわってきてもよさそうです。
 相手は、やはりキングシャープグレートサンデーが有力ですが、軽馬場得意のブランドボーイ、人気薄での一発があるヨコハマイサムも侮れません。

 8月3日(日)のメイン第11レースはサマーカップ(オールカマー)。オープンから300万円条件までの10頭が集まりました。
 上下50キロの重量差ならここは快足馬ヤマノミントの出番でしょう。この馬の真骨頂が発揮されたのが、2走前の北海道競馬記者クラブ特別(オープン)。離された障害クリアから豪快に追い込み、前にいたカネサブラック、マルミシュンキらの強豪をゴール前でまとめて差し切る快勝劇でした。今回はオールカマーでほとんどの相手が格下馬、そしてスピード勝負に持ち込めそうな馬場状態となれば、負けられないところです。
 相手筆頭は500万円未満特別を2連勝と勢いに乗るハマナカキング。昨季後半は第2障害で離されるレースが続きましたが、現在ではしっかり立て直されており、ここでも差のない競馬ができるでしょう。
 激戦の400万円条件を牽引する活躍をみせているキングファラオシンザンウィークも軽馬場での決め手比べになれば浮上してくる可能性もあります。

 この日の第7レースに2歳-A1戦が組まれています。
 前開催の2歳-A1は、2番手につけた牝馬サクラエビスホクショウバンクをゴール前で差し切って優勝しました。
 ホクショウバンクはここ2走の2歳-A1ではともにトップハンデで2着惜敗ですが、負けて強しの印象。このレースでも連軸の期待がかかります。
 タワノアヤカは前開催の2歳-A1で4着に敗れ、デビュー以来はじめて連対を外しました。とはいえ第2障害でヒザをつきながら勝ち馬と8秒1まで差を詰めたのは力のある証明。ここも好勝負は必至でしょう。
 今回は5キロ加増となるサクラエビス、前走2歳-A2を快勝したワタシハスゴイも上位進出が期待できます。

 

今週の見どころ(7/25〜7/27)

2008年7月24日(木)

 浅田達矢騎手が、7月21日(祝・月)の第9レースをイサムフジで制し通算100勝を達成。05年1月のデビューから1010戦目にして区切りの勝利となりました。今年6月14日第11レースではギャンブラークインで古馬オープン初勝利を飾っており、今後は重賞制覇が目標となるでしょう。
 7月27日(日)のメインレースは重賞・第16回北斗賞です。この日はトゥインクルレース開催中の大井競馬場で、北斗賞の場外発売(ふるさとコーナーでは全レース発売)が行われます。その大井競馬場では、『ばんえい十勝 in TCK』と題して、矢野吉彦アナと競馬キャスター梅田陽子さんのトークショーや、十勝うまいもん☆抽選会などのイベントが行われます。お近くの方はぜひお越しください。
 なお7月25日(金)は、全11レース制で行われるため、第1レースの発走予定時刻がふだんより30分繰り下がり15:00となっております。ご注意ください。

 7月25日(金)のメイン第10レースは入道雲特別(400万円未満
 今年3月に3歳重賞・イレネー記念を圧勝したオレワスゴイが400万円条件に昇級してきました。近2走の400万円未満特別で2、3着と活躍しているイッスンボウシと300万円条件で差のない競馬をしていた実績があることから、昇級初戦でも好勝負が期待されます。3歳馬の20キロ減も有利でしょう。
 イッスンボウシは、安定した障害力が最大の武器。昇級3走目の今回はクラス慣れが見込め、勝利をうかがう勢いです。
 実績上位なのはグレートサンデー。前開催の文月特別(400万円未満)は1番人気を裏切り9着も、障害しだいでは巻き返してきても不思議ありません。
 決め手あるシンザンウィークキングファラオも争覇圏でしょう。

 7月26日(土)のメイン第11レースは虹色特別(500万円未満)
 注目したいのはバンゼン。ここ3走の500万円未満特別は馬場水分4.5〜7.6%のスピード馬場で行われました。障害で差をつけ押し切る同馬にとってはやや不利な条件でしたが、それでも4、3、2着に健闘しています。今週も中間雨が降りましたが、レース当日は晴れが予想され馬場は前回より乾きそう。今季初勝利の期待をかけたいところです。
 相手は、ともに今季500万円未満特別(混合戦含む)で2勝を挙げ実績上位のハマナカキングトカチタカラが有力でしょう。
 予想以上に時計がかかる馬場状態なら、こちらも登坂力上位のライジングサンや、前開催の白夜賞(芦毛馬選抜)を制し昇級初戦となるトウリュウの上位食い込みもありそうです。

 7月27日(日)のメイン第11レースは、重賞・第16回北斗賞(20:00発走予定)です。このレースは別掲の北斗賞プレビューをご覧ください。

 この日の第7レースに2歳-A1戦が組まれています。
 前開催の2歳-A1戦は、先頭で障害を越えたキンノカミが、3番手から猛追したホクショウバンクを半馬身退けて優勝しました。今回はこの2頭と、前開催は出走を回避したタワノアヤカによる三つどもえでしょう。
 

今週の見どころ(7/19〜7/21)

2008年7月18日(金)

 今週は7月19日〜21日、土・日・月曜の3日間開催となっておりますのでご注意ください。
 21日(祝・月)は「JRAジョッキーDay」です。昨年も好評を博しましたが、今年は、安藤勝己石橋守勝浦正樹四位洋文武幸四郎藤田伸二松岡正海の7名(予定)のJRA所属騎手が帯広競馬場に来場し、エキシビジョンレースへの騎乗、レース協賛、メインレースの表彰などを行います。
 そのほか場内では、エキシビジョンレースの優勝馬(騎手)を予想する勝ち馬予想コンテスト、渡辺和昭アナと元JRA騎手細江純子さんによるトークショーなど数々のイベントが予定されています。

 7月19日(土)のメイン第11レースは夕立特別(300万円未満)。7頭が前走7月13日の勝入300万円未満に出走していました。
 そこで3着のニシキタカラは、今季開幕から200万円条件で4連勝。このクラスに昇格後も6戦して3着以内5回と堅実さが光り、ここも好勝負は必至でしょう。
 コブラダイオーは、今季2戦目(5月16日)の勝入混合300万円未満を制して以来勝ち星から見放されています。障害が安定しないのが原因ですが、もともとは登坂力で勝負するタイプ。負けても、積極的に先行する自分のスタイルは貫いており、きっかけひとつで巻き返してもおかしくありません。
 300万円未満を3連勝中と勢いに乗るキタノイチオク、地力強化が著しく4歳馬の10キロ減も魅力のアアモンドヤワラ、このクラスの上位安定勢力ヤマトチカラらの食い込みもありそうです。

 7月20日(日)のメイン第11レースは紅バラ賞(4歳オープン)。オープンから300万円条件までの9頭が集まりました。
 今季ここまでに行われた4歳オープン戦は、すずらん賞(5月3日)、重賞・柏林賞(6月1日)、ライラック賞(6月29日)の3戦ともほぼ固定メンバーによる争いで、コーネルフジが柏林賞を除く2戦を制しています。その柏林賞でのコーネルフジは中団のまま伸びを欠いて7着でしたが、ほかの出走馬がいずれもすずらん賞より20キロ増だったのに対し、同馬だけ唯一30キロ増となったことが敗因として挙げられるでしょう。今回は、すべての馬がライラック賞より10キロ増(出走取消だったシベチャタイガーを含む)と、コーネルフジにとって負担重量面で不利はなく勝ち負けの期待がかかります。
 相手探しの一戦で、ライラック賞で2着に入ったマルニゼウス、世代限定戦では安定した戦いを繰り広げているミサキスペシャルプリンセスモモや、地力あるアローファイターらが候補として浮上します。

 7月21日(祝・月)のメイン第11レースはオープンによるイーバンク銀行協賛JRAジョッキーDay特別(20:05発走予定)。
 ここはヤマノミントが中心。前開催の北海道記者クラブ特別(オープン)は、中位での障害クリアから脚を伸ばし、前にいたカネサブラック、マルミシュンキらオープン一線級をゴール前でまとめて差し切る快勝劇でした。持ち前のスピードが生きる馬場状態だったこともありますが、力のあるところを示しました。今回は、相手関係が楽になっているのにもかかわらず、負担重量が据え置きの720キロであることから十分連勝を狙えるでしょう。
 ニシキダイジンは、その北海道記者クラブ特別では先頭で障害を越え粘っていたものの、ゴール前で後続に飲み込まれて6着でした。とはいえヤマノミントと2秒7差なら悲観する必要はありません。ほかのニシキの馬との兼ね合いはありますが、すんなり先行できれば怖い存在です。
 障害力上位で格上的存在のツジノコウフクや、牝馬重賞・カーネーションカップ勝ちがあるニシキユウらも争覇圏。時計がかかる馬場ならスターエンジェルの食い込みにも警戒したいところです。

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