今週日曜(3月15日)のメインには明け3歳馬による重賞・第40回イレネー記念が行われます。ちなみにレースタイトルについている“イレネー”とは、明治から昭和初期にかけ十勝地方で繋養されていた種牡馬の名前。存命中に残した直系の種牡馬は500頭以上を数えるなど、馬産地十勝の礎を築いた名馬で、その雄姿は現在でも帯広競馬場入口付近にある銅像からうかがい知ることができます。
なお今週のスカパー!の放送チャンネルは709Chです。ご注意ください。
3月14日(土)のメイン第11レースはとかちえぞまつ特別(混合500万円未満)。
前開催のひな祭り特別(混合500万円未満)は、ギンガリュウセイが、障害に苦しむ他馬を尻目に逃げ切って楽勝。今回のメンバー9頭中7頭は、そのひな祭り特別を使われていただけにギンガリュウセイが連勝を5に伸ばしそうです。その勢いから前走より5キロ増も問題ないでしょう。
強敵は前走で別のレースに出走していた2頭、ホッカイヒカル、オレワスゴイ。ホッカイヒカルは重賞・チャンピオンカップからの参戦。オープン一線級相手では、さすがに出遅れを挽回できず7着でしたが、混合500万円未満特別で勝利の実績があります。
オレワスゴイも、混合500万円未満では5戦3勝、2、3着各1回と堅実。障害巧者だけに730キロも苦にしないでしょう。
3月15日(日)のメイン第11レースは重賞・第40回イレネー記念(16:30発走予定)です。このレースは別掲のイレネー記念プレビューをご覧ください。
3月16日(月)のメイン第11レースは春風特別(300万円未満)。
中心視したいのはマルモスペシャル。昇級初戦だった3走前・幸福特別(1月31日・300万円未満)を障害先頭から押し切っており、今回のメンバーの大半はそこで下しています。近2走の世代限定戦も1、2着と好調。持ち味である末脚に障害の安定感が加わった今、このクラスでは敵なしでしょう。
マルモスペシャル不在の前開催オッズパーク賞・とかち白鳥特別(300万円未満)を逃げ切ったクロフネオーザンが相手筆頭。近走堅実駆けのミノルタイソン、障害さえまともならスギノディアスも上位に食い込む力があります。