今週日曜日(9日)には明け3歳馬による重賞・イレネー記念が行われます。その当日、NARグランプリ2006ばんえい最優秀馬にも選ばれた名牝アンローズの引退式(14:55ころより帯広競馬場スタンド正面)も行われます。帯広初勝利となった今年2月17日のレースから2連勝中と好調な同馬は現在、引退レースのばんえい記念(3月23日)に向け調整されています。
なお8日(土)と10日(月)は、全11レース制。第1レースの発走時刻は普段より30分繰り下がり11:30となりますのでご注意ください。
3月8日(土)のメイン第10レースは弥生特別(600万円未満)。前開催のオオワシ特別の再戦模様となりました。
コマタイショウは安定した登坂力と、並ばれても抜かせない根性を武器に、近4走の600万円未満、混合700万円未満ですべて連対と好調です。その4走で今回のメンバーのほとんどに先着している実績がありここは不動の中心です。
相手筆頭はハマナカキング。近2走は障害でてこずり7、9着に敗れていますが、それまではこのクラスでも上位を賑わせていた馬。もともとは障害巧者だけに、今回は久々となる鈴木恵介騎手での巻き返しに期待したいところです。
ほか、このクラスの上位安定勢力のミスターハヤサキ、昇級戦だったオオワシ特別でも4着に健闘したフクノカミカゼも争覇圏でしょう。
3月9日(日)のメイン第11レースは3歳重賞・第39回イレネー記念。(16:30発走予定)。このレースは別掲のイレネー記念プレビューをご覧ください。
この日の第10レースに、ウィナーズカップ(重賞優勝馬・特別競走優勝馬限定)が行われます。先週行われた重賞・チャンピオンカップに出走できなかったメンバーによる一戦。クラス別定戦でハンデ差がひらきましたが、実績あるオープン馬が中心となりそうです。
そのなかでも抜けた存在がフクイズミ。オープンで4走連続して2着と勝ち切れないレースが続きますが、相手関係が楽になったここなら豪快な末脚で突き抜ける場面がありそうです。
焦点は、障害巧者ホクトキング、実績上位のタケタカラニシキ、安定したレースぶりが光るホシマツリらによる2着争いでしょう。
3月10日(月)のメイン第10レースは夢見月特別(500万円未満)です。
ここは昇級戦でもタカラオーシャンに期待します。近11走で7勝、2着3回と充実一途の近況。その7勝にはトカチプリティーら格上馬たちを破ったオールカマーでのものも含まれています。道中の位置取り不問で使える末脚は大きな武器。上位争いは必至です。
相手は、前開催の同条件戦を障害先頭から押し切ったイナノプリンセスや、安定した障害力が光るヒロノドラゴン、テンのスピードなら負けないエメラルド、大崩れのないコーネルら5歳勢が有力でしょう。