ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
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リニューアルのお知らせ

2008年4月23日(水)

 「ばんえい十勝」となって2年目を迎えるばんえい競馬の開催が、いよいよ4月26日にスタートします。
 そして、早いもので4年目に突入する当「ばんえい競馬情報局」もプチ・リニューアル。今後も、ばんえい十勝のお友として、よろしくお願いします。

●新連載「ばんえいジョッキーファイル」
 ばんえい競馬のジョッキーを紹介する、「ばんえいジョッキーファイル」が新たにスタートします。
 担当するのは、北海道新聞主催「ガンバレ!ばんえい十勝 ばん馬写真コンテスト2008」で大賞を受賞した斎藤友香さん。ジョッキーたちの生の声と写真で、素顔に迫ります。

●女流馬券師・山崎エリカさん登場!
 はじめて馬券を買ったその日に66万円強、2回目に80万円くらい儲かって「私は競馬をやるために産まれてきた女」と思い込んだ(ホームページプロフィールより)という、生まれついての馬券師・山崎エリカさん。
 中央競馬の予想では穴馬券をバシバシとヒットさせることで知られていますが、ばんえい競馬の馬券もほぼ毎週のようにネットで投票しているとのこと。今シーズンから新たに重賞予想のコーナーに登場していただきます。
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 なお、ばんえい競馬の伝道師・矢野吉彦アナの予想も引き続き掲載、斎藤修の予想はオッズパークのブログに掲載します。ぜひとも参考にしてください。

今週の見どころ(3/22~3/24)

2008年3月21日(金)

 今週の日曜日(23日)には、いよいよ最強馬決定戦・ばんえい記念が行われます。当日は、3歳(牡馬、牝馬)、4歳、5歳の各世代のオープン特別が組まれるなど非常に豪華な番組構成。また須田鷹雄氏(競馬評論家)、当情報局の重賞予想やコラムでお馴染みの、矢野吉彦、古林英一、斎藤修各氏による「ばんえい記念トークショー」をはじめ盛りだくさんのイベントが予定されています。
 なおその前日(22日・土曜日)には、重賞13勝を挙げた名牝サダエリコ引退式(16:00ころより競馬場スタンド正面にて)が行われます。こちらにもどうぞご参加ください。
 この3日間はすべて全11レース制で行われます。第1レースの発走時刻は、ばんえい記念が行われる23日のみ11:00、そのほかの日は11:30となりますのでお間違えなく。

 3月22日(土)のメイン第10レースは、じゃらんカップ(430万円未満)。前開催の同条件戦・桜月特別の再戦模様となりました。
ここは昇級後3戦連続して2着のユウシテンザンに注目します。その3戦いずれも先頭で障害をクリアしながら、ゴール前で粘りが足りずの惜敗。しかし今回は、3走前の勝ち馬はすでに500万円条件に昇級、2走前の勝ち馬は今開催は世代限定戦への出走で不在、前走で先着を許したホクショウドラゴンとは5キロ重かった重量が、同重量になることで逆転の目は十分。4度目の正直が見込めます。
 相手筆頭はもちろんホクショウドラゴンですが、豪快な末脚を秘めるキングシャープカネミセンショーの2頭や、このクラスの上位安定勢力であるシンエイスターも争覇圏でしょう。

 この日の第9レースにオッズパーク携帯ライブ配信記念(勝入別定250万円未満)が行われます。
 ここは、3月15日と3月17日の250万円未満をそれぞれ制しているサロマオーザンマルトオーカンの一騎打ちが濃厚。
 割って入るなら近3走の250万円未満で2連対のチカラショウグンが有力です。

 3月23日(日)のメイン第10レースは重賞・第40回ばんえい記念。(16:30発走予定)。このレースは別掲ばんえい記念プレビューをご覧ください。

 この日の第9レースは5歳オープンによるオッズパーク賞スターライト特別です。
 ここはハンデ有利なメダマに注目します。今回とほぼ同メンバーだったダイヤモンドダスト賞(2月10日・5歳オープン)を障害先頭から押し切りました。今回も軽量を生かして前に行き、障害でつけたリードを自慢の末脚で守り抜く盤石のレースが見られそうです。
 世代限定戦ではトップハンデを負うことが多いものの安定して上位に食い込んでいるホクショウダイヤや、前々走の重賞チャンピオンカップで古馬一線級を退けたツジノコウフク、昨年の4歳三冠のうち2戦で2着と実績上位のヒロノドラゴンらも上位争いが期待できそうです。

 この日の第8レースに4歳オープンによるクリスタル特別が行われます。
 ここは昨年、賞金別定で行われた3歳三冠の一冠目・ばんえい大賞典制覇の実績があるプリンセスモモに期待します。ハンデ差を生かせれば、今回も好位からの抜け出しに期待できそう。軽馬場での活躍が印象的ですが、前々走のウィナーズカップでは馬場水分0.9%の重馬場でも逃げ切り勝ちを収めるなど、地力強化も顕著です。
 相手も、軽ハンデのミサキスペシャルコーネルフジエリザベスライデンらが有力でしょう。

 この日の第5レースは若草特別(3歳オープン牡馬)です。
 3月9日に行われた定量戦の重賞イレネー記念はオレワスゴイが圧勝し、3歳ナンバー1の座を射止めました。今回オレワスゴイは出走せず、混戦模様となりました。
 中心はニシキボス。今年に入ってからの5戦で、同重量~10キロ軽いハンデでオレワスゴイとほぼ互角の勝負を繰り広げていました。オレワスゴイ不在の今回は、安定した先行力を武器に、勝ち負けが期待できるでしょう。
 相手候補は、障害巧者ライデンロック、ハンデ有利なカイセテンザンが有力。上がり馬ウィナータカラの勢いも見逃せません。前走イレネー記念では第2障害で転倒し最下位だったホクショウジャパンは、前々走と比べ、ほかの有力馬とのハンデ差が小さくなっており巻き返しも期待できます。

 この日の第4レースは福寿草特別(3歳オープン牝馬)です。
 ここはデビューから11戦して8連対、3着を外したのは1回だけと堅実なウィナーナナに注目です。スピードとパワーを兼備。前開催の3歳オープン特別でもハンデ差があったとはいえ、障害先頭から牡馬一線級を完封しています。これまでに牝馬に先着を許したのは、障害で大きく体勢を崩した3走前の3歳A2戦(6着)のみ。トップハンデでも牝馬限定戦の今回は、格の違いを見せつけてくれるでしょう。
 相手は、牝馬オープン特別勝ちがあり牝馬で唯一イレネー記念に挑戦したニシキエースや、前走条件級を快勝して勢いのあるプリンセスビジンカネヅルらが有力です。

 3月24日(月)のメイン第11レースは蛍の光賞(500万円未満)。昨年まではその年度で(定年により)引退する11歳馬、8歳牝馬のためのレースでした。しかし今年度より定年制がなくなったため、そのレース名を引き継ぎ、シーズンの最後を飾るレースとして生まれ変わりました。
 ここはタカラオーシャンの昇級2戦目の変わり身に期待します。オールカマー、430万円未満と連勝して臨んだ前走夢見月特別(500万円未満)は障害で後手を踏んで最下位でした。しかし負担重量740キロは前々走で勝利した実績があり、あと問題はペース慣れだけ。決め手ではこのクラスでも間違いなく上位で、今回は勝ち負けが見込めるでしょう。
 その夢見月特別では1番人気で7着だったイナノプリンセスは、極端に重い馬場(馬場水分0.8%)に自慢の先行力を削がれたのが敗因。少しでも馬場が湿るようなら巻き返しも十分にありそう。
 今回のメンバーで夢見月特別最先着の3着ワカテンザンや、登坂力魅力のストロングペガサスも争覇圏。前走混合500万円未満を制しているオホーツクブルーも侮れません。

 この日の第10レースは大平原特別(600万円未満)
 中心視したいのはコマタイショウ。今年に入ってから混合700万円未満と600万円未満で6戦して4連対の安定した成績を挙げています。前開催の同条件戦・弥生特別でも真っ先に仕掛け、この馬の勝ちパターンかと思わせましたが、2歩目がなかなか踏み出せず坂の途中でへたりこんでしまい7着。しかし実績からすれば、今回は十分巻き返しが見込めるでしょう。
 相手は、弥生特別を逃げ切ったフクノカミカゼや、同レースで好位追走から1秒差の2着に食い込んだミスターハヤサキが有力。末脚が復活気配のキョクシンオー、障害しだいではハマナカキングの上位食い込みも警戒したいところです。

今週の見どころ(3/15~3/17)

2008年3月14日(金)

  今季のばんえい競馬の開催も残すところあと6日間。オーラスを迎え各陣営とも力が入ります。より一層の熱戦が期待できそうです。
 来週日曜(23日)には年度末の大一番・ばんえい記念が行われますが、当日のプレミアムラウンジの利用には事前の予約が必要です。この日は、「ばんえい記念特別プラン」(4000円)として普段のサービスにはない様々な特典が提供されます。どうぞお早目にご予約ください(定員に達したため予約は締め切りました)。
 さて今週の3日間はともに全11レース制での施行。第1レースの発走時刻は普段より30分繰り下がり11:30となりますのでご注意ください。

 3月15日(土)のメイン第10レースはオッズパーク2周年記念(360万円未満)です。
 中心は前開催の勝入別定360万円未満を圧勝したコブラダイオー。これで昇級後は4戦3勝と好調です。特別戦の重量増は、抜群の障害力を誇る同馬にとっては有利に働きそう。今回も勝ちパターンである早め障害からの押し切りに期待できるでしょう
 昇級3戦目の変わり身に期待したいのがキンハンター。道中は後方に控え障害を越えて一気に追い込む競馬が信条です。300万円条件ではコブラダイオーと好勝負を繰り広げており、実力的には見劣りしません。
 ほかにも、先行力魅力のニシキコブラ、このクラスで好走続くキヨマサ、実績上位のアオノキセキら楽しみなメンバーが揃い、好レースが期待できるでしょう。

 3月16日(日)のメイン第10レースは白樺賞(オープン混合)です。
 ここはオープン下級相手に好走を続けるホクトキングに期待します。ここ2戦は惨敗していますが、前々走(4着)はオープン一線級との対戦、前走ウィナーズカップ(7着)は、最大90キロ差のトップハンデ(タイ)を負ったことが敗因。今回は混合戦で、相手関係が格段に楽になったことで巻き返しは必至でしょう。
 この条件の上位安定勢力ヤマノミントホシマツリも有力。決め手あるシンザンウィーク、700万円条件への昇級初戦の前走・オープン混合で3着に好走したバンゼンらの700万円条件勢も侮れません。

 3月17日(月)のメイン第10レースは春風特別(300万円未満)です。
 実力伯仲のメンバーが揃い混戦が予想されますが、近2走のこの条件で連続2着に健闘しているライズドラゴンに注目します。早めの障害クリアから流れ込むのが勝ちパターン。前々走で先着されたキクスイホマレは障害しだいのところがあり、前走で突き放されたコーネルフジは23日のスターライト特別出走予定のため今回は不在。ここはライズドラゴンが順当に勝利で決めてくれるでしょう。
 ホワイトオーザンが相手の筆頭。近7戦の同条件戦で4着以内6回の安定感は魅力です。やや決め手不足なところはありますが、今回も上位進出が期待できます。
 障害さえまともならシンエイイナズマもそれほど差はありません。

今週の見どころ(3/8~3/10)

2008年3月 7日(金)

 今週日曜日(9日)には明け3歳馬による重賞・イレネー記念が行われます。その当日、NARグランプリ2006ばんえい最優秀馬にも選ばれた名牝アンローズ引退式(14:55ころより帯広競馬場スタンド正面)も行われます。帯広初勝利となった今年2月17日のレースから2連勝中と好調な同馬は現在、引退レースのばんえい記念(3月23日)に向け調整されています。
 なお8日(土)と10日(月)は、全11レース制。第1レースの発走時刻は普段より30分繰り下がり11:30となりますのでご注意ください

 3月8日(土)のメイン第10レースは弥生特別(600万円未満)。前開催のオオワシ特別の再戦模様となりました。
 コマタイショウは安定した登坂力と、並ばれても抜かせない根性を武器に、近4走の600万円未満、混合700万円未満ですべて連対と好調です。その4走で今回のメンバーのほとんどに先着している実績がありここは不動の中心です。
 相手筆頭はハマナカキング。近2走は障害でてこずり7、9着に敗れていますが、それまではこのクラスでも上位を賑わせていた馬。もともとは障害巧者だけに、今回は久々となる鈴木恵介騎手での巻き返しに期待したいところです。
 ほか、このクラスの上位安定勢力のミスターハヤサキ、昇級戦だったオオワシ特別でも4着に健闘したフクノカミカゼも争覇圏でしょう。

 3月9日(日)のメイン第11レースは3歳重賞・第39回イレネー記念。(16:30発走予定)。このレースは別掲のイレネー記念プレビューをご覧ください。

 この日の第10レースに、ウィナーズカップ(重賞優勝馬・特別競走優勝馬限定)が行われます。先週行われた重賞・チャンピオンカップに出走できなかったメンバーによる一戦。クラス別定戦でハンデ差がひらきましたが、実績あるオープン馬が中心となりそうです。
 そのなかでも抜けた存在がフクイズミ。オープンで4走連続して2着と勝ち切れないレースが続きますが、相手関係が楽になったここなら豪快な末脚で突き抜ける場面がありそうです。
 焦点は、障害巧者ホクトキング、実績上位のタケタカラニシキ、安定したレースぶりが光るホシマツリらによる2着争いでしょう。

 3月10日(月)のメイン第10レースは夢見月特別(500万円未満)です。
 ここは昇級戦でもタカラオーシャンに期待します。近11走で7勝、2着3回と充実一途の近況。その7勝にはトカチプリティーら格上馬たちを破ったオールカマーでのものも含まれています。道中の位置取り不問で使える末脚は大きな武器。上位争いは必至です。
 相手は、前開催の同条件戦を障害先頭から押し切ったイナノプリンセスや、安定した障害力が光るヒロノドラゴン、テンのスピードなら負けないエメラルド、大崩れのないコーネルら5歳勢が有力でしょう。

今週の見どころ(3/1~3/3)

2008年2月29日(金)

 今週、来週と日曜日のメインには重賞が組まれています。今週(3月2日)はチャンピオンカップ。今季の重賞勝ち馬のみが出走権のあるレースで、まさにチャンピオンのなかのチャンピオン決定戦。歴戦のオープン馬と世代の頂点を極めた若駒たちの対決が楽しみです。なお1日(土)と3日(月)は、全11レース制。第1レースの発走時刻は普段より30分繰り下がり11:30となりますのでご注意ください

 3月1日(土)のメイン第10レースは桜月特別(430万円未満)。前開催の同条件戦・キタキツネ特別の再戦模様となりました。
 その前走は、先頭ですんなり障害を越えたメダマが悠々逃げ切り勝ち。障害2番手からユウシテンザンがそのまま2着に粘り、3番手以下は障害で苦戦し大きく離されました。
 メダマはこれで前々走の5歳オープンから連勝と勢いがあります。今回は前走より5キロの加増となりますが、余裕あるレースぶりから不安はなく、3連勝の期待が高まります。
 ユウシテンザンは、昇級後2走連続で2着と安定しており今回も好勝負は必至です。
 怖いのは前々走まで2連勝、昇級戦のキタキツネ特別では4着のキングシャープ。多少離されてもリカバーできる豪快な末脚が武器ですが、さすがに前走は障害で差をつけられすぎました。障害さえ普通にこなせれば、一気に突き抜ける可能性を秘めています。
 勝ち切れないまでも近5走の同条件戦ですべて3着以内に健闘のカネミセンショー、決め手あるタケノホウシュウも争覇圏でしょう。

 3月2日(日)のメイン第11レースは重賞・第29回チャンピオンカップ。(16:30発走予定)。このレースは別掲のチャンピオンカッププレビューをご覧ください。

 この日の第7レースに、3歳A2によるアクアマリン特別が組まれています。
 前開催の、なきうさぎ特別(3歳A2)を圧勝したライデンロックがオープンに昇級し、イレネー記念(3月9日)に出走予定のため、4着以下を20秒近く引き離して2着争いを演じたキタノドリーマーウィナータカラにやはり期待がかかります。
 なきうさぎ特別は競走除外も実績上位のドラゴンスーパーや、前走3歳A3戦で障害2番手から抜け出し楽勝のボンバイエが一角崩しを狙います。

 3月3日(月)のメイン第10レースはひな祭り特別(オープン混合)。オープン勢がやや手薄なメンバーだけに、700万円条件馬にも十分チャンスがありそうです。
 ホクショウダイヤは前開催の丹頂特別(オープン混合)では、着順こそ4着だったとはいえ、障害で大きくバランスを崩し、もはや絶望的ともいえる位置から追い込んで、勝ち馬と6秒4差まで詰めました。障害は決して苦手ではなく、今回は巻き返しなるかに注目でしょう。
 今季、オープン混合や混合700万円未満でも勝利しているバンゼンは、700万円条件への昇級戦とはいえ、まったく格負けしていません。
 オープン勢では、実績上位のサダエリコが有力。丹頂特別2着のシンエイキンカイも障害さえスムーズなら、ここを勝ち切るだけの力は十分です。

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