5月9日よりスタートしたナイトレースも、いよいよ今週の開催でラスト。19日(日)のメインには4歳牝馬による重賞・クインカップが組まれており、好メンバー10頭が出走を予定しています。
18日(土)、19日(日)の2日間、帯広競馬場では「とかちばん馬まつり」が行われます。メインの人間ばん馬をはじめ、多彩なイベントが予定されています。なおこの2日間、競馬場への入場料は無料となりますので、ぜひお誘いあわせのうえお出かけください。
10月17日(金)のメイン第11レースは、とかち人間ばんばレース特別(400万円未満)。
コブラダイオーは昇級初戦となった前開催のほうせんか特別(9月27日・400万円未満)を勝利し、3戦連続連対です。もともとは登坂力で勝負するタイプですが、障害で崩れても末脚でカバーできるようになってきたことが安定感につながっているようです。極端に軽い馬場にならなければ、前走と同じ715キロで出走できるここも有力視できるでしょう。
イッスンボウシもここ4走の400万円未満では3、3、2、1着と安定度では負けていません。やはり相手筆頭はこの馬でしょう。
ユウシテンザンは前走混合400万円未満で果敢に逃げ、見せ場十分の3着に健闘。4歳馬の10キロ減は有利なコーネルフジも争覇圏です。
10月18日(土)のメイン第11レースは、2008とかちばん馬まつり特別(オープン)。
岩見沢記念を快勝したフクイズミ、同3着ナリタボブサップが出走を回避。となれば、同2着のカネサブラックが順当勝ちを決めてくれるでしょう。トップハンデ740キロは気になりますが、ここに入れば力上位は明らかです。
焦点は2着争いに絞られそうです。
最軽量710キロのトカチプリティーは今季初勝利後の前走オープン(10月13日)でも3着健闘と好調だけに、今回も上位進出が期待できそうです。
バンゼンは、前走マロニエ賞(9月28日)では障害3番手から抜け出してオープン2勝目。3走前のオープン勝ちがフロックでないことを証明しました。このメンバーならすんなり先手を取れそうなニシキダイジンも有力。馬場が軽くなればホクショウダイヤの追い込みが決まるかもしれません。
10月19日(日)のメイン第11レースは重賞・第33回クインカップ(4歳牝馬)です。このレースは別掲のクインカッププレビューをご覧ください。
この日の第10レースに芙蓉特別(2歳牡馬オープン)が組まれています。
問題は実績馬ホクショウバンクの取捨です。青雲賞(8月16日)、ナナカマド賞(9月28日)と特別、重賞勝ちを含め世代で唯一の5勝馬ですが、これまで牡馬相手では最大5キロ差のハンデを曳いた経験しかありません。今回は一気にハンデ差が15キロに開くことで苦戦が予想されます。
キンノカミは、ナナカマド賞では障害を先頭で越えたものの踏ん張りがきかず5着。とはいえ牡馬ではホクショウバンクに次ぐ着順で、今回は負担重量的にも有利になりました。
スギノハリアーはナナカマド賞では障害で後手を踏んで8着も、実力的には巻き返してきて不思議ありません。
ナナカマド賞(7着)は好位から伸び切れなかったアオノレクサスも負担重量が軽くなるここはチャンスあり。競り合いになると強いコウドウフジも侮れません。