10月19日(日)のメインは今年のナイトレースのラストを飾る重賞・第33回クインカップ。4歳重賞のなかで唯一の牝馬限定戦で、クラス別定重量で争われます。同世代牝馬だけの争い(オープン戦)は、昨年12月のばんえいオークス以来で、なかなか実力の比較が難しい一戦となりました。
ニシキガール(700キロ・ばんえいオークスなど2勝)、ペガサスプリティー(690キロ・ばんえいプリンセス賞)、プリンセスモモ(690キロ・ばんえい大賞典)、エリザベスライデン(680キロ・07年度黒ユリ賞)ら重賞勝ちがある馬は最軽量馬(670キロ)から10〜30キロ重いハンデが課せられました。各馬力をつけ実力差が詰まってくる時期だけに、重量差を生かして670キロの馬が台頭する余地は十分でしょう。
ヒカルアサヒは3歳牝馬三冠中2戦で2着に食い込んだ実績。特に定量戦の三冠目・ばんえいオークスでの2着は評価できるでしょう。ばんえいオークス後は自己条件で1勝しか挙げていませんが、持ち前の障害力は重賞のような高重量戦でこそ生きてくるもの。ガラリ一変の走りで、タイトル奪取の可能性も十分です。
アグリタカラは3歳三冠の二冠目・ばんえいプリンセス賞の2着馬で、先行力が持ち味。重いか、軽いか、馬場状態がはっきりしたほうが好走の確率が高いタイプで、前日、当日の天気には注目したいところです。
トモエマツノは鋭い末脚が武器です。ばんえいプリンセス賞(3着)のようにハマるとここでも一発があるかもしれません。先日通算100勝を達成した西謙一騎手とのコンビで人馬とも重賞初制覇を目指します。
680〜700キロの4頭は、ここで好走すれば、4歳三冠の最終戦・天馬賞(09年1月4日)や、古馬牝馬重賞・ヒロインズカップ(09年1月12日)へ向けて楽しみが広がります。
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【参考レース】
07. 9/17 ばんえいプリンセス賞(勝ち馬:ペガサスプリティー)
07.12/ 1 3歳牝馬混合150万円未満(勝ち馬:トモエマツノ)
07.12/ 9 ばんえいオークス(勝ち馬:ニシキガール)
07.12/15 3歳混合200万円未満(4着:アグリタカラ)