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やっぱり馬が好き(第2回)  旋丸 巴

2005年5月20日(金)

協賛レース

 お陰さまで、というべきか、今年1月、拙著「馬映画100選」でJRA馬事文化賞をいただいた。もらいなれない賞なんかもらったお陰で巻き起こったテンヤワンヤは、今、思い出しても疲弊してしまうけれど、そんな中で、一番幸福な出来事、と言えば、ばんえい競馬で受賞記念記念の協賛レースを実施してもらったことである。
 2月20日、ばんえい記念のその日に、「旋丸巴JRA馬事文化賞受賞記念」という実に小恥しい名前のレースを用意してくれたのは、地方競馬雑誌「ハロン」の編集長であり、当情報局の予想も担当されている斎藤修氏。更に、斎藤さんと共に中央競馬の小檜山調教師が同レース用に賞品を用意して下さったのだから、感謝感激、雨アラレ。
hyosyo  この二方が、万事を整えて下さったから、私は、当日、関係者進呈用著書を数部持参しただけ。であるのに、レース後には、私は偉そうにも、斎藤氏と小檜山師が用意して下さった記念品を優勝者に授与。口取り写真なんかにも納まってしまったのだから、欣喜雀躍(写真:馬の左が筆者)。この時ほど、「馬事文化賞もらって良かった」と思ったことはなかった。
 という訳で、嬉し恥しの協賛レースだったけれど、この協賛レースなるもの、実は、誰にでも実施できちゃうのである。
 市営競馬組合によると、団体での申し込みが条件。なので、友人知人で何かを記念して申し込めばOK。用意するのは調教師、騎手、厩務員、馬主、計4名分の賞品だけだから、数人で申し込めば出費もさほどではないはず。たったこれだけで自分たちの記念レースが実現。関係者に賞品を授与したり、口取り写真に参加できるのだから、いいでしょ?!
 さあ、ばんえい競馬ファン諸氏よ、あなたも、「自分のレース」を企画しよう!

馬券おやじは今日も行く(第1回)  古林英一

2005年5月15日(日)

皆勤賞の成果は…

 全国数百万のばんえい競馬をこよなく愛する同志諸君、はじめまして。吾輩が北海道の競馬関係者のごくごく限られた一部だけで有名な馬券おやじである。
 さて、早いもので、今年度のばんえいも3回旭川の前半戦が終わった。
 いやあ、いいねえ、冬が終わり、春が来て、旭川に春を告げるばんえいのファンファーレが鳴り響く。北の長い冬がやっと終わって、待ちに待った春到来…のはずが、びっくりですな。CS放送の画面見ていて吾輩は目を疑ったね。雪降ってますがね、旭川に。2月の帯広開催のVTRかと思ってしまったね。
 そんなことはともかく、今年度の吾輩は気合いが違うのである。初日からこれまで、すべての開催日の後半、3~5レースはちゃんと馬券を買っているのである。いわば皆勤賞なのである。それだけではない。CS中継を見ながら、さらに都合によってリアルタイムでレースを見ることができないときはインターネット上のレースダイジェストを見ながら、自分が買ったレースすべてをちゃんとチェックし、ノートにメモをしているのである。
 吾輩がこの世に生を受け、はや四十数年経つが、こんな几帳面なことをやりだしたのは生まれて初めてである。これも偏に、ばんえい競馬で勝ちたいという一心ゆえである。真面目に取り組めば必ずや成果はあらわれるはず。レースを読めるようになれば、吾輩はばんえい競馬の達人になれるはずなのである。
 ところが、何たることであろうか、その成果が全く出ないのである。「アホと違うか?ノートとってもダメなものはダメ」というわが連れ合いの冷笑にもじっと耐え、今に見よ、千里の道も一歩から、塵も積もれば山となる、と真面目に取り組んでいるのに、これがさっぱりダメなのである。努力が報われない世の中なのであろうか?いや、そんなことはない。きっとその成果があらわれ、次回、もしくは次々回のこのコラムにて、諸君は吾輩の戦果に驚愕の目を向けるであろう。

やっぱり馬が好き(第1回)  旋丸 巴

2005年5月 6日(金)

田舎暮らしの基礎

 東京での宮仕えにも飽きて、馬のいる土地に引っ越そうと思ったのが、もう13年も前のことである。北海道の中でも、今住む十勝に居を定めたのは色々な事情あってのことだけれど、知人達はこれを大いに怪しんだ。
「どうして日高に住まないの?」
 馬好きであれば馬産地に住むのが当然、というご高察だろうが、皆の衆よ、十勝を甘く見てはいけない。何しろ、当地には種種雑多、色とりどりの溢れて、例えるなら、犬かと見紛うミニチュア・ポニー、西部劇御用達のクォーター・ホース、ブチ模様も美しいアパルーサ、繋駕レース用トロッター、輝く白馬リピッツア、旧ソ連の名馬種ドン等々。(この中で、あなたが知ってるのは何種類?)
 そんな馬の宝庫・十勝にあって、しかし、私が最初に出逢ったのは、巷に溢れるサラブレッドでもなければ前述の馬種達でもない。
 十勝に移り住んで間もなく、我が豚犬を連れて近所を散歩していたら、防風林の向こうに何やら私の琴線を掻き鳴らす影が……。林の小道を突き進むと、目の前に広大な放牧地が広がり、そこには大きな体に優しい瞳を輝かせる重種馬達が!
 当地では「ばんえい競馬」が盛んだと知ってはいたけれど、こんなに近くで、この巨漢馬達が飼育されているとは迂闊(うかつ)にも予想していなかったから驚喜した。
 以降、私は、この地で様々な馬に出会い、運命に翻弄されてアラブ馬の生産まで手がけることになったけれど、そんな馬三昧暮らしの幕を切って落としたのは、この日の重種馬との出会いである。だから、私は今も、ばんえいの熱心なファンであり、レースも勿論、彼らの品評会にも駆けつけて、その力みなぎる巨体を眺めては陶然するのである。

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