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6/21北斗賞回顧

2020年6月22日(月)

伏兵ミノルシャープが逃げ切って快勝

 6月21日(日)は重賞・北斗賞(3歳以上オープン)が行われ、単勝6番人気のミノルシャープが優勝。18年9月、銀河賞以来の重賞制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.アアモンドグンシン(770) 5.2
 2.センゴクエース(770) 9.1
 3.ミスタカシマ(750) 27.9
 4.ホクショウマサル(770) 9.6
 5.メジロゴーリキ(770) 29.9
 6.キタノユウジロウ(770) 129.2
 7.ミノルシャープ(770) 15.4
 8.オレノココロ(770) 2.5
 9.コウシュハレガシー(770) 81.8
 10.コウシュハウンカイ(780) 3.3

 ここまでばんえい重賞最多勝記録となる24勝を挙げているオレノココロは、北斗賞では15年の2着が最高着順。まだ制していないタイトルですが、前走のオープンで今季初勝利と弾みをつけており、単勝2.5倍で1番人気に支持されました。今季初戦から連勝でばんえい十勝オッズパーク杯を制したコウシュハウンカイが3.3倍で続き、前走のオープンを快勝したアアモンドグンシンが5.2倍。以下、センゴクエース、ホクショウマサルまでが単勝ひと桁台に推されました。

 第1障害を越えた勢いでアアモンドグンシンが先行し、ミノルシャープ、メジロゴーリキ、センゴクエースらが追走。コウシュハウンカイ、コウシュハレガシー、そしてキタノユウジロウが少し置かれましたが、前はほぼ横一線の展開。わずかにアアモンドグンシンが先頭で第2障害下に到達し、ここまで64秒というペースでした。
 まず障害を最初に仕掛けたのはミノルシャープでひと腰でクリア。後続は一斉に登坂を開始したものの、アアモンドグンシンがヒザをつき、メジロゴーリキが天板で転倒するなど各馬障害で苦戦します。立て直したアアモンドグンシンが2番手でクリアし、以下、コウシュハウンカイ、コウシュハレガシー、オレノココロの順で続きます。
 逃げるミノルシャープは軽快に歩を進め、障害でつけたセーフティリードを守り切って快勝。しぶとく脚を伸ばしたアアモンドグンシンが6秒9差で2着。3着争いは上位人気2頭の接戦で、粘るコウシュハウンカイを、じわじわと差を詰めたオレノココロがゴール前でわずかに交わしました。

 勝ったミノルシャープは、3歳時のはまなす賞、4歳時の銀河賞に続く重賞3勝目で、約1年9カ月ぶりの重賞制覇。古馬重賞ではここまで昨年の旭川記念、北見記念と2着が2回ありましたが、これが初の古馬タイトルとなりました。持ち味の先行力が生かせる条件なら今後も重賞の舞台での活躍が期待できるでしょう。

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島津新騎手「(重賞を)ひとつは絶対に取るという気持ちで今シーズン臨んでいたので勝つことができてホッとしています。いつもと変わりなく調子はよさそうでした。思った以上にレースの流れが遅く、障害をひと腰で上げられればゴールまでもってくれるかなと感じていました。(馬場状態も)この馬にとってはベストな感じでした。ゴール前で脚色が鈍くなる面があるので、止まらずに歩き切ってくれてホッとしています。この後は徐々に重量が重くなりますが、馬体もあるので今後も馬とともに成長していきたいです」

北斗賞 予想結果

伏兵ミノルシャープの勝利で的中者なし

今年度の予想対決第3Rは、6番人気のミノルシャープが勝利したことで的中者はなし。引き続き荘司さんが後続を離す展開となっております。

【集計】投資額 6,000円×3R=18,000円

 荘司  +17,970円
 矢野  -2,960円
 赤見  -3,800円
 須田  -4,500円
 目黒  -9,000円
 斎藤  -18,000円
---------------------------------------
 紅組  +5,170円
 白組  -25,460円

6/21北斗賞予想 荘司典子

2020年6月20日(土)

センゴクエースの連覇に期待

 昨年まで7月に行われていた北斗賞。旭川記念と開催時期が入れ替わっていることが今回予想する上でのポイントになるのかも?と思いますが、それは承知の上であえて過去の北斗賞の成績を参考にしてみることにしました。

 センゴクエースは昨年のレースで第二障害を3番目に降り、そこから突き抜けて1着。今季はまだここまで勝ち鞍がありませんが前走で復調気配を見せていて、昨年同様に積極的な競馬をすれば当然連覇も視野に入ります。

 昨年2着のコウシュハウンカイ。昨年と同じく外枠となってしまいましたが、北斗賞は5歳で初出走した時に8着だった以外は2着、2着、1着、2着と4年連続連対中。10kg他馬より負担しますが百戦錬磨のこの馬には問題ないでしょう。10歳馬の勝利は2011年のニシキダイジンまでさかのぼることから○対抗にしましたが、このレース2回目の勝利も可能大。

 北斗賞は2015年2着のオレノココロ、2018年2着のマルミゴウカイ、昨年3着のメジロゴーリキと、5歳馬が馬券圏内に来る点も見逃せないところ。そこで、前走で古馬オープンを勝ったアアモンドグンシンにも期待。昨年4歳で果敢に挑戦して9着でしたが、この1年で成長した姿を見せて欲しいです。

 さらに、なぜかまだこのレースを勝てていないオレノココロ、昨年3着のメジロゴーリキまで加えて。

 大混戦必至とみて馬券は3連複にします。組み合わせによってはトリガミもあるかもしれませんが、ここはあまり勝負せず地道にいきたいと思います。

◎2 センゴクエース
○10 コウシュハウンカイ
▲1 アアモンドグンシン
△8 オレノココロ
△5 メジロゴーリキ

3連複
2-1,5,8,10 各1000円 計6000円

6/21北斗賞予想 矢野吉彦

順当にオレノココロから

 パンパカパーン!もうみなさん忘れちゃったかもしれませんが、今季の3連単1頭軸マルチが、2戦目のカーネーションカップで早くも"効果"を発揮しましたね!
 しかも、人気薄を軸馬にしての的中。こういうのを想定していたわけですよ。さぁ、この調子で行きましょう!!

 とは言ってはみたものの、北斗賞はあんまり荒れないんじゃないかと思っています。ここなら、オレノココロが勝てそうです。コウシュハウンカイと10㎏の差がついたところでもありますから。

 なので、まずは順当にオレノココロを本命にします。相手には、コウシュハウンカイ、センゴクエース、ホクショウマサル、メジロゴーリキ、ミノルシャープを選んでみました。オレノココロが勝った場合、60倍以上付く組み合わせがあるかどうかわかりませんが、まぁ当たればいいでしょう。

 鈴木恵介騎手には申し訳ありませんが、ちょっとばかり取りこぼして2、3着に敗れ、相手に選んだ馬のうちの2頭が来てくれれば、それもまたマルチにした意味が出てくるんですけどね。では、今回はこのへんで。

◎8 オレノココロ
○10 コウシュハウンカイ
▲2 センゴクエース
△4 ホクショウマサル
△5 メジロゴーリキ
△7 ミノルシャープ

3連単軸1頭マルチ
8→10,2,4,5,7 各100円 計6000円

6/21北斗賞予想 赤見千尋

オレノココロに北斗賞初制覇のチャンス

 今シーズン2戦目の古馬重賞北斗賞。本命にしたのはオレノココロです。全馬同重量だったシーズン初戦のばんえい十勝オッズパーク杯では2着に敗れましたが、勝ったコウシュハウンカイは今回10キロ重い780キロ。コウシュハウンカイにとってこの重量が苦になるとは思えませんが、オレノココロよりも10キロ重いというのは大きなポイントでしょう。今シーズン初戦こそ4着と崩れたものの、その後は2、1着と安定して好勝負しています。意外にもまだ北斗賞で勝利はないのですが、ここ2年はその前に行われた旭川記念を勝って重量が重くなっていた、ということもあるので、開催時期が変更になった今年は初制覇のチャンスです。

 対抗はコウシュハウンカイ。今シーズン2連勝と絶好調ですね。少し間隔が開きましたが、10歳ですし大事に使われている印象。10キロの重量差ならばオレノココロ以外に対しては気になりません。

 5歳馬アアモンドグンシンは前走で古馬オープン制覇。昨年の北斗賞では9着と惨敗しましたが、そこから大きな成長を感じています。

 実績馬センゴクエース、そろそろ復活に期待したいホクショウマサルまで。

◎8 オレノココロ
○10 コウシュハウンカイ
▲1 アアモンドグンシン
△2 センゴクエース
△4 ホクショウマサル

馬単
8→10 3000円
8→1,2,4 各1000円 計6000円

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