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今週の見どころ(6/6~6/8)

2020年6月 5日(金)

新型コロナウイルス感染症対策にともなう無観客競馬開催等の対応について

 6月7日(日)のメインにはスタリオンカップが組まれています。昨季のリーディングサイヤー上位5頭の産駒による選抜戦。昨年のこのレースの上位3頭が揃って今年も出走予定です。特にオレノココロは18、19年と連覇中。次開催の6月21日(日)には、BG3・北斗賞が控えているだけに勝って弾みをつけたいところでしょう(※オレノココロは出走を回避しました)。

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【第4回開催4日目】
 6月6日(土)のメイン第10レースは、水無月特別(A2級・20:10発走予定)
 ◎キョウエイリュウは、2歳シーズンを12戦11勝(うち重賞2勝)という成績。3歳シーズン初戦の菖蒲特別(A2級)では、初の古馬対戦ながら1番人気に推されました。結果は4着でしたが、障害に重点を置いたレースぶりで、7番手でクリアし上々の末脚を披露しています。続く前走のとかち皐月賞(3歳オープン)では、最大70キロ差のトップハンデ640キロで4着と崩れなかったのは実力の証明。今回は2度目の古馬対戦ですが、自己条件に戻り若馬の20キロ減があることから勝ち負けが期待できます。
 ○カネゾウは、菖蒲特別2着とキョウエイリュウに先着。前走のエメラルド特別(A2級-1組)では、障害で止まるも、立て直してふた腰6番手からしぶとく伸びて5着と善戦しています。今回は前走の上位3頭が不在の組合せなら首位争いに加わるでしょう。
 ▲ノエルブランは同じ前走では障害をひと腰2番手で越えている巧者。今開催から基礎重量が10キロ増となるのは相対的に有利で、8着から巻き返しを狙います。
 エメラルド特別4着△アフロディーテ、同6着△マツノタイガーはともに前走を障害ひと腰でクリアしており、この条件なら警戒が必要です。

【第4回開催5日目】
 6月7日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季のリーディングサイヤー(3歳以上)上位5頭の産駒から各2頭という条件のためか、例年、条件馬の出走も多く、今年のオープン馬は3頭。
 9年連続のリーディングサイヤーに輝いたウンカイ産駒は、このレースを連覇していたオレノココロが回避したため、1頭のみ。◎センゴクエースが主役です。前走のさつき特別(オープン)では障害が切れず6着で、2着だった昨年ほどの状態にはなさそうですが、実績上位は間違いなし。
 ○メジロゴーリキ(父ニシキダイジン)は、昨年のこのレースの3着馬。好走した次のレースで惨敗するなど、アテにしづらいタイプとはいえ、相手関係からはやはり相手評価になります。
 ▲ミノルシンザンの父カネサブラックは、昨季リーディング(収得賞金額)2位でしたが、勝利数ではウンカイを上回りました。さてこの馬は前走で5歳シーズンの初勝利をマークし意気上がるところ。A2格付でオープン馬との20キロ差をいかせば、割って入るシーンがあるかもしれません。
 △フナノクン(父ハマナカキング)は、昨年のこのレース5着でしたが、その後オープンへ昇級し地力強化。A2格付で臨む今年は昨年より10キロ軽いハンデだけに前進が期待できます。

【第4回開催6日目】
 6月8日(月)のメイン第10レースは、ライラック賞(4歳オープン・20:10発走予定)
 前回の4歳オープン・すずらん賞は、アオノブラックが1着で、メムロボブサップは10着。人気のオープン馬が明暗を分けました。今回は同レースから9頭が参戦しています。
 ◎メムロボブサップは、障害でつまずいたのが敗因で消化不良の結果。続く前走さつき特別(オープン)は、ひと腰2番手で越え、逃げたアオノブラックと追い比べを演じるところ、オレノココロに差し切られたとはいえ2着に健闘しています。今回はアオノブラックとともに最大60キロ差のトップハンデですが、3歳三冠の実績は断然。障害でミスさえしなければ首位争い必至です。
 ○アオノブラックは、3月のクリスタル特別、5月のすずらん賞とも障害2番手から抜け出しメムロボブサップに勝利。さつき特別でも同馬とコンマ8秒差(3着)と、同重量でも互角に戦えるくらいまで成長しています。
 すずらん賞9着▲ジェイエースは、前走で障害を立て直されました。重量増は課題も、ばんえいダービー3着の実績どおりなら、巻き返しが狙えます。
 △アオノゴッドは、10番人気でしたがアオノブラックと叩き合ってコンマ8秒差の2着。昇級したため多くの馬とハンデ差が10キロ縮まりますが、好騎乗を見せた村上章騎手へ戻るなら、狙ってみる価値はあります。

今週の見どころ(5/30~6/1)

2020年5月28日(木)

新型コロナウイルス感染症対策にともなう無観客競馬開催等の対応について

 5月31日(日)のメインには、オープン馬による大雪賞が組まれています。次開催の6月21日(日)に行われるBG3・北斗賞にも繋がるだけに、ここでのレース内容は重要。出走各馬の状態面を見るうえでも注目の一戦となりそうです。
 また、5月30日(土)から6月8日(月)まで"在宅でもばんえい競馬を見て楽しもうキャンペーン"が実施されます。詳細はこちらからご確認ください。

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【第4回開催1日目】
 5月30日(土)のメイン第10レースは、黒岳特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 3歳馬◎コマサンダイヤは、昨季、イレネー記念を制して世代の王者に君臨。古馬B1格付となった今季初戦の2組では、障害をひと腰2番手でクリアし楽に抜け出して勝利しています。続く、前走のとかち皐月賞(3歳オープン)では、最大60キロ差の630キロと重量を課されるも、障害5番手からじわじわと脚を伸ばして3着なら上々の内容。今回は1組の特別戦ですが、好内容のレースを続けている若馬の走りに注目です。
 相手は前週23日(土)に行われたつつじ特別(B1級-1・2組決勝)組でしょう。なかでも勝利した○シンエイパワーは、障害ひと腰先頭から一旦は突き放しており、完勝といえるレースぶり。基礎重量の増加にも対応可能で、前走の再現も十分ありそうです。
 ▲フクトクは、障害5番手から追い上げて3着を確保。2着スーパータイトルには決め脚で劣りましたが、昇級して不在なら決め手は上位。ゴール前強襲のシーンまで。
 △プレザントウェーは、障害2番手から4秒8差の5着に粘り込みました。昇級後の近2走も障害は安定しており、持ち味の先行力を生かしてどこまで。

【第4回開催2日目】
 5月31日(日)のメイン第10レースには、大雪賞(オープン・20:10発走予定)が行われます。オレノココロとセンゴクエースが6月7日のスタリオンカップへまわり、またここはコウシュハウンカイが回避と混戦模様です。
 ◎アアモンドグンシンは、明け5歳で初挑戦したばんえい記念で直線転倒した(競走中止)ダメージが心配された今季ですが、3戦して9、5、4着。障害のカカリに比例し着順を上げています。前開催のオープン・さつき特別はふた腰で越え、オレノココロの2秒6差まで迫っており、今回は勝利が期待できます。
 ○ミノルシャープもさつき特別では末脚を伸ばして5着。アアモンドグンシンと同タイプですが、こちらのほうが障害には安定感があります。軸としては上かもしれません。
 ▲ミスタカシマは、4歳時の昨年10月、すでにオープン-1組特別戦で2着があるなど、今回のメンバーなら実力は劣りません。昨季同様、重賞のあとは無理使いしないローテーションも好印象です。
 さつき特別7着△ゴールデンフウジンの巻き返しや、昨季は5月のシーズン初戦を勝っている△マツカゼウンカイも侮れません。

【第4回開催3日目】
 6月1日(月)のメイン第10レースは、旭岳特別(A1級混合・20:05発走予定)。ソウクンボーイがオープン格付、ウンカイタイショウら3頭がA1格付で、カネサスペシャルら5頭がA2格付と、3クラスの混合戦となっています。
 ◎ウンカイタイショウは、今季2走目の春駒特別(オープン・A1級混合)を逃げ切って2着に7秒1差をつける快勝。続く、前走の五月雨特別(A1級混合)では、1~2障害中間で先頭に立ってからは、後続に並びかけることさえ許さない逃げ切りで連勝を決めています。相手強化は感じられないことから連勝継続に期待です。
 ○カネサスペシャルは、オープンからA2に降級した今季4、1、3着と好調。前走エメラルド特別(A2級-1組)こそ障害でふた腰かかったため、ブチオに9秒1差もつけられましたが、追い上げる脚は見せました。今回は格上との混合戦ですが、ウンカイタイショウと15キロ差あればチャンスはあるでしょう。
 ▲ブチオは、同じ前走を障害3番手から残り30メートル付近で一気に先頭を交わし抜け出す快勝。前走からの重量増で障害がカギになりそうですが、スムーズに通過できれば再現もありそうです。
 五月雨特別で4着△カンシャノココロは、流れに乗れるかどうかですが、スムーズにレースを運んだ2走前と同じ阿部武臣騎手とのコンビで上位を狙います。

今週の見どころ(5/23~5/25)

2020年5月22日(金)

新型コロナウイルス感染症対策にともなう無観客競馬開催等の対応について

 25日(月)のメインにはスーパートレーナー賞が組まれています。昨季のリーディング上位の調教師が管理するB級馬による選抜戦で、平場戦の基礎重量に10キロ加増されるだけの条件で争われます。
 また、24日(日)の第6レースには2歳受賞-1組が組まれています。第2回開催で組まれた新馬戦(5レース)の勝ち馬が全頭出走予定だけに、今後の2歳戦線を占う意味でも注目の一戦となりそうです。

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【第3回開催4日目】
 5月23日(土)のメイン第10レースは、つつじ特別(B1級-1・2組決勝・20:10発走予定)。5月16日(土)のB1級-2組、17日(日)のB1級-1組の両予選上位馬による決勝戦ですが、B1級-2組の2着イズミクィーンが出走を回避。9頭立てで行われます。
 ◎フクトクは、1組予選では8番人気で2着と好走。ハイペースで先行したためか障害で苦戦しクリアしたのは8番手でしたが、この馬の脚力を考えれば挽回可能な差。障害7番手から伸びたスーパータイトルこそとらえきれませんでしたが、前半無理をせず、後半勝負にかけるレースで掲示板止まりだった近走から前進しています。20キロ増となる特別戦で同じような戦法がとれるかが問題ですが、前走を含めコンビを組んだ2戦とも2着と好相性の菊池一樹騎手がどう乗るか注目です。
 ○スーパータイトルは、基礎重量が軽くなったこともあり、今季は障害のカカリがよくなっています。障害を早めにクリアできれば、前走で見せた決め脚の再現が期待できます。
 2組予選も勝ったのは6番人気の伏兵▲ホクトウォーカー。決勝戦だった2走前は見せ場なしでしたが、2組の前走は徐々に押し上げ障害をひと腰2番手で越えると、イズミクィーンをコンマ2秒差で振り切っています。今回は再び決勝戦で相手強化となりますが、強い勝ち方をした前走を評価したいです。
 △シンエイパワーは、追い込み2頭による決着となった1組予選で逃げ粘って3着。展開を考えれば頑張りました。ここも先手を取って前残りを狙います。

【第3回開催5日目】
 5月24日(日)のメイン第10レースは、エメラルド特別(A2級-1組・20:10発走予定)
 前開催のA2級は、今季の収得賞金上位馬はオープン・A1級混合の春駒特別、4歳はすずらん賞、牝馬はカーネーションカップ、それ以外は菖蒲特別とレースが分かれました。
 注目はすずらん賞3着の◎インビクタ。クラス別定重賞のため2番目に重いハンデでしたが、障害をひと腰先頭で越え粘っています。4歳は自己条件の特別戦では10キロの減量があるのが有利。今季初戦の卯月特別(A2級-2組)では逃げて2着だっただけに、巻き返しが濃厚といえます。
 ○ノエルブランは、相手が強かった春駒特別でメンバー最先着の4着という成績だけで買い材料。こちらも自己条件に戻って反撃態勢です。
 ▲カネサスペシャルは、卯月特別4着、菖蒲特別1着と着順、気配とも上昇。オープン格付だった昨季は未勝利でしたが、A2級ではさすがの力をみせています。
 △センリョウボスは、9着だった春駒特別の結果は度外視が可能。卯月特別の1着馬で、A2級同士なら障害を立て直して、再び上位が狙えそうです。

【第3回開催6日目】
 5月25日(月)のメイン第10レースは、スーパートレーナー賞(3歳以上B級選抜・20:10発走予定)。昨季リーディング上位の調教師が管理するB1~B4級馬による一戦には10頭が参戦します。
 ◎テンリュウフジは、今季はB2級スタートで初戦から3連勝。続くB1昇級戦となった前走の1組では、障害を先行馬についていく格好で仕掛けるも天板に脚をかけてから手こずりひと息。結果は7着でしたが、昨季A2級で勝利した実績は上位です。前走から重量が10キロ増となりますが、格下馬もいる相手関係。息を入れながら追走できれば巻き返しが十分です。
 ○スーパータイホウもA2からの降級馬で、B2級での4戦とも障害をひと腰で越え4着以内と安定しています。障害で後続に差をつければ勝機はあるでしょう。
 ▲アオノゴッドは、4歳オープン・すずらん賞で2着と好走し、続く前走のB1級-1組では障害に重点を置いた内容で4着とテンリュウフジに先着。今回も善戦以上に期待です。
 △オレノタイショウは、1番人気だった前走B1級-2組では3着でしたが、逃げて勝ち馬とは2秒1差と見せ場はありました。今季初の3着以内を確保と良化がうかがえるだけに、選抜戦なら出番がありそうです。

今週の見どころ(5/16~5/18)

2020年5月15日(金)

新型コロナウイルス感染症対策にともなう無観客競馬開催等の対応について

 前開催は重賞が2レース実施され、ばんえい十勝オッズパーク杯はコウシュハウンカイ、牝馬限定のカーネーションカップはナカゼンガキタと、ともに1番人気が勝利しました。そして両馬とも今週出走予定。17日(日)メインのさつき特別(オープン)にはコウシュハウンカイが登場します。ばんえい十勝オッズパーク杯2~5着馬や、カーネーションカップ2着ミスタカシマなど、対戦経験がある馬がほとんどですが、賞金ハンデ10キロを課されても強さをみせることができるか。しかし、もしローテーションなどを考慮しコウシュハウンカイが回避した場合には、一転、混戦になりそうです。

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【第3回開催1日目】
 5月16日(土)のメイン第10レースは、五月雨特別(A1級混合・20:10発走予定)。ホクショウマサルが出走を回避し、オープン馬4頭、A1級馬5頭の9頭立てで争われます。
 ◎ウンカイタイショウは、今季初戦の春駒特別(オープン・A1級混合)を逃げ切って勝利。障害をひと腰で越えてからは一人旅で2着に7秒1差をつける快勝でした。今回のオープン4頭は重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯の下位馬で、うち3頭には今季初戦で先着と、相手強化は感じられません。
 ○ナカゼンガキタは、今季初戦、続く重賞・カーネーションカップ(3歳以上牝馬)とともに障害2番手から楽に抜け出して連勝。今回はA1昇級でいきなりオープン混合戦ですが、メンバー中で今季勝利を挙げているのは、この馬とウンカイタイショウだけと足踏みしている馬が多い構成。昨季終盤のオープン格付では未勝利でしたが、連勝の勢いで突破を狙います。
 ▲コウシュハレガシーは重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯では6着でしたが、障害は2番手でクリアしていた巧者。後続を離して逃げられればチャンスはありそう。
 △カンシャノココロは、ハイペースでは追走に手こずる面がありますが、春駒特別ではスムーズにレースを運んで5着。ここも流れに乗れるかがポイントになりそうです。

【第3回開催2日目】
 5月17日(日)のメイン第10レースは、さつき特別(オープン・20:10発走予定)
 スプリングカップ(オープン)、ばんえい十勝オッズパーク杯と今季2連勝していたコウシュハウンカイが回避。両レースで敗れていた馬たちが有力です。
 ◎アアモンドグンシンは、ばんえい十勝オッズパーク杯では離れた5着とはいえ、スプリングカップ(9着)とは違い障害での腰入りがスムーズ。しかも前半から飛ばしていく戦法で、復調を感じさせました。今回は負担重量減の特別戦でもう一段、変わり身に期待できそうです。
 ○ミノルシャープは、前走アアモンドグンシンとほぼ同時に仕掛けた障害で時間を要したロスもあり4着。しかし2着だったスプリングカップと同じ680キロに戻れば巻き返せるはず。
 ▲オレノココロは、前走コウシュハウンカイにこそ敗れたものの、全馬同一重量の有利さもいかし2着は確保。ばんえい十勝オッズパーク杯の次のレースは3連勝中で、今年も当然注目。
 △センゴクエースは前走3着も、レース内容としては、障害をふた腰で越えていたスプリングカップ(5着)のほうが上でした。特別戦で上がり目がありそうです。

【第3回開催3日目】
 5月18日(月)のメイン第10レースは、とかち皐月賞(3歳オープン・20:05発走予定)。昨季最終週に行われた牡馬の若草特別、牝馬の福寿草特別以来となる世代限定戦。出走馬8頭中、定量戦のイレネー記念から5頭が出走。A2級のキョウエイリュウが640キロのトップハンデで、最大70キロの重量差がつきます。
 ◎トワトラナノココロは、古馬B3格付での今季3戦とも障害をひと腰で越え3着以内と充実の近況。3月のイレネー記念は、単勝1.1倍・キョウエイリュウの競走中止があったとはいえ2着と世代上位の実力があります。勝ち馬コマサンダイヤには18秒2もの差をつけられていましたが、今回20キロのハンデ差をいかせば逆転が可能でしょう。
 ○コマサンダイヤは、イレネー記念を障害ひと腰先頭から2着トワトラナノココロに18秒2もの差をつけて勝利。世代の頂点に立つと、古馬B1格付となった今季初戦では障害ひと腰2番手から楽に抜け出して勝利しています。今回は630キロと厳しい条件ですが、連勝中の勢いもあることから突破も可能でしょう。
 ▲キョウエイリュウは、古馬A2格付となった今季初戦では4着でしたが、障害に重点を置いた走りと内容は悪くありませんでした。12戦し二冠を含め11勝を挙げた2歳シーズンの実績から、重量差を克服できれば勝ち負けになりそうです。
 牝馬△アバシリルビーは、最軽量570キロを生かしてどこまで。

5/10カーネーションカップ回顧

2020年5月11日(月)

ナカゼンガキタが久々の重賞制覇

 5月10日(日)は重賞・カーネーションカップ(3歳以上牝馬)が行われ、ナカゼンガキタが単勝1.9倍の断然人気に応えての勝利となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ナカゼンガキタ(670) 1.9
 2.サンシルクラポピー(670) 107.4
 3.テツアズマ(660) 136.8
 4.シンエイボブ(670) 4.0
 5.フェアリースズ(670) 31.2
 6.イズミクィーン(660) 35.2
 7.ジェイカトレア(650) 10.6
 8.アフロディーテ(670) 12.4
 9.ヤマノホシ(660) 32.5
 10.ミスタカシマ(690) 5.0

 単勝1番人気に推されたのはナカゼンガキタ。昨季終盤はオープンに在籍していましたが、今季はA2級からスタート。初戦を快勝し、今回はトップハンデのミスタカシマと20キロ差の670キロならと高い支持を集めました。同じく今季初戦を勝利で飾ったシンエイボブが得意の軽馬場とあって2番人気。ここまで重賞を6勝し、準重賞だった昨年のこのレースを制したミスタカシマが3番人気で続きました。

 第1障害を越えた勢いで4歳馬ジェイカトレアが先行すると、シンエイボブ、ナカゼンガキタ、ミスタカシマら上位人気3頭も差なく追走。第1障害で手間取ったサンシルクラポピーとイズミクィーン、そしてテツアズマが少し置かれる展開となりました。降雨の影響で馬場が軽くなったこともあり、先行馬は息を入れることなく第2障害下に到達。ここまで44秒というペースでした。
 第2障害下でも止まらず仕掛けたヤマノホシが、ひと腰先頭でクリア。差なく仕掛けたシンエイボブはやや苦戦します。ナカゼンガキタは自分のペースで仕掛けるとスンナリとひと腰2番手でクリア。アフロディーテ、障害でヒザをついたミスタカシマがこれに続きました。
 ナカゼンガキタが障害を越えた勢いでヤマノホシを早々と交わして先頭に立つと、後続との差を広げる一方。2着に9秒8差をつける快勝となりました。
 2着争いは接戦で、しぶとく粘るヤマノホシに、じわじわと差を詰めたミスタカシマがゴール前でわずかに交わし先着しました。

 勝ったナカゼンガキタは、17年のばんえいオークス以来となる重賞2勝目。古馬牝馬戦線では引き続き注目の存在となりそうです。また、藤本匠騎手と管理する松井浩文調教師は、ばんえい十勝オッズパーク杯のコウシュハウンカイに続いて2週連続の重賞制覇となりました。

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藤本匠騎手「雨が降って軽くなってくれたので、(勝利した)前走同様に馬場を味方にできたと思います。いつもと変わらず馬も元気でした。流れが速かったのでついていくのに大変でしたが、第2障害下だけ大事に乗りました。今、新型コロナウイルスの影響で大変な状況ですが、僕たちも競馬を盛り上げていくので応援よろしくお願いします」

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