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5/3ばんえい十勝オッズパーク杯予想 矢野吉彦

2020年5月 1日(金)

相性の良い条件でコウシュハウンカイ

 ばんえい競馬新シーズン、明けましておめでとうございます。新型コロナウイルスの禍の中、無観客とは言え開催できることは、厩舎関係者をはじめとする方々の心がけのおかげ。このまま無事に来年3月までの開催が続けられますように!

 そして、開幕週に馬券をご購入いただいたみなさん、誠にありがとうございます。ご存知のように、4月24日の初日売上は5億9233万8900円に達し、2007年4月に始まった帯広単独開催の最高発売額を記録!25~27日も連日の3億超えと絶好のスタートとなりました。まさに、みなさんのおかげです!!

 ただし、これらの数字はいずれも"手数料"のかかるネット発売による金額です。直(じか)の馬券発売はもちろん、帯広競馬場でのJRA場外発売や、場内+各場外での他場発売ができない分、主催者からすると減収になっている部分も少なくありません。去年より大幅に売上が増えないと、心配は消えません。みなさん、今後も何卒よろしくお願いいたします!!!

 さて、新シーズンで気分一新の予想合戦。ここで今季の所信を表明させていただきます。昨季は3連単5頭ボックスを押し通しましたが、今季は全レース3連単1頭軸マルチの相手5頭で行きます!

 その手始めは、いつものようにオッズパーク杯。ここは、このレースを得意としているコウシュハウンカイを軸にします。スプリングカップ1着からここへというのは、同馬にとって恒例のパターン。今年も衰えはないでしょう。○▲△の5頭へ流して的中を祈ります。

 とりあえずここは当たればいいという程度。高配当はあんまり期待していません。では、今回はこのへんで。

◎5 コウシュハウンカイ
○9 オレノココロ
▲7 ミノルシャープ
△1 センゴクエース
△4 コウシュハレガシー
△6 ソウクンボーイ

3連単軸1頭マルチ
5→9,7,1,4,6 各100円 計6000円

今週の見どころ(5/2~5/4)

2020年4月30日(木)

新型コロナウイルス感染症対策にともなう無観客競馬開催等の対応について

 5月3日(祝・日)のメインには、今季第1弾の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯が行われます。前年度の収得賞金順での上位馬に出走資格がある重賞で、例年、条件級馬の出走がありますが、今年はすべてオープン馬。減量がある牝馬や4歳もいないため全馬720キロ同重量での争いとなります。となれば、重賞にしては軽い負担重量への適性と、開幕して間もないこの時期の仕上がりが勝負を分けるポイントといえるでしょう。
 オッズパークでは、『ばんえい十勝オッズパーク杯キャンペーン』(5/2~5/4)を実施しています。

※開催日程/時刻についてはこちら

【第2回開催1日目】
 5月2日(土)のメイン第10レースは、春駒特別(オープン・A1級混合・20:05発走予定)。オープン(2頭)、A1級(4頭)、A2級(4頭)の3クラス混合戦です。
 A2級馬にとっては敷居が高い感があり、有力なのはオープンとA1級馬。10頭中5頭が使われていた青葉特別(オープンとA1級の混合)組から2着◎ウンカイタイショウに注目します。ゴールデンフウジンの決め手に屈した格好も、逃げてタイム差なしは胸を張れる結果。そのゴールデンフウジンがオープンへ昇級したため10キロ差つく今回は勝機到来といえます。
 ○メジロゴーリキが対抗です。持久力勝負になりづらい軽めの負担重量は不向きな印象ですが、昨季重賞で2着2回、3着3回などがあるバリバリのオープン馬。この相手関係なら軽視できません。
 青葉特別で追い込みを決めた▲ゴールデンフウジンは、前述のとおりハンデが不利になるため3番手評価。
 △オレワチャンピオンは、5着だった青葉特別から鈴木恵介騎手とコンビ継続。A2級馬も加わる今回のメンバー構成なら巻き返しが期待できます。

【第2回開催2日目】
 5月3日(祝・日)のメイン第10レースは、BG2・第14回ばんえい十勝オッズパーク杯(20:10発走予定)。昨季の収得賞金順で上位の4歳以上による選抜戦で、すべてオープン馬で負担重量は720キロです。
 ◎コウシュハウンカイがこのレース3勝目を目指します。初挑戦となった15年から5年連続で出走し、2勝、2着3回とすべて連対。今季初戦のスプリングカップ(オープン)では、障害を2番手で越えると、逃げるミノルシャープをゴール前で交わして勝利しており、態勢は整ったといえるでしょう。
 ○オレノココロは、このレースを3勝(15、16、19年)し、17年は2着。5着と唯一、複勝圏内を外した18年は、シーズン初戦を競走除外と順調に使えていませんでした。今年はスプリングカップを4着と敗れましたが、一度使ってからの参戦となるだけに連覇も可能でしょう。
 ▲ミノルシャープは、スプリングカップでは7番人気で2着に好走。着差も1秒6と見せ場十分の内容でした。前走から40キロ増でも、まだまだスピードを生かせる重量だけに引き続き警戒が必要です。
 スプリングカップ5着△センゴクエース、同8着△ホクショウマサルも、障害さえまともなら上位が狙えます。

【第2回開催3日目】
 5月4日(祝・月)のメイン第10レースは、すずらん賞(4歳オープン・20:10発走予定)。オープン670キロから1重量区分ごとに10キロ加減する別定戦。メムロボブサップとアオノブラックが670キロでトップハンデ、B2級のダイリンファイターら4頭の630キロまで最大40キロ差がつきます。
 出走馬10頭中9頭が3月のクリスタル特別(4歳オープン)に出走。早めに障害を越えたアオノブラック、メムロボブサップがトップハンデでも力をみせ1、2着。10キロ軽いジェイエースが障害5番手から3着に伸びました。
 ◎メムロボブサップは、今季初戦のスプリングカップ(オープン)が障害3番手クリアから、コウシュハウンカイに6秒差まで迫っての3着と上々の内容。昨季3歳三冠を制覇しており、同世代が相手なら当然勝ち負けになるでしょう。
 ○アオノブラックは、ばんえいダービー2着馬で、ポプラ賞を勝っています。今季初戦の青葉特別(A1級混合)では3着に敗れましたが、今回と同じ670キロをひと腰で越えており、上位争い十分です。
 ▲ジェイエースは、クリスタル特別より上記2頭とのハンデ差が10キロ広がるのは恵まれました。
 △ダイリンファイターは、クリスタル特別を5着など今年2月から8戦連続で掲示板内を確保。地力強化がうかがえるだけにハンデ差を生かせば浮上の余地はあるでしょう。

今週の見どころ(4/24~4/27)

2020年4月23日(木)

新型コロナウイルス感染症対策にともなう無観客競馬開催等の対応について

 今週から2020年度のばんえい十勝が開幕。来年3月21日(火)までの26開催150日間に渡り熱戦が繰り広げられます。
 開幕週は24日(金)~27日(月)でナイター競馬による変則4日間開催。開幕日である4月24日(金)のメインには、オープンのスプリングカップが組まれています。5月3日(祝・日)に行われる今季重賞第1弾・ばんえい十勝オッズパーク杯へ向けても見逃せない一戦です。

 ※開催日程/時刻についてはこちら

【第1回開催1日目】
 4月24日(金)のメイン第10レースはスプリングカップ(オープン・20:10発走予定)。9頭による一戦ですが、BG1・ばんえい記念からの参戦組が優勢でしょう。
 特に◎ホクショウマサルは、初挑戦ながら3着を確保。連勝記録は31で止まりましたが、障害4番手から脚を伸ばし、ゴール前では一杯になったものの見せ場十分の内容でした。680キロで臨める今回は持ち味のスピードが生かせるだけに、この相手でも勝機十分。
 ○コウシュハウンカイは、4着に敗れましたが、持ち前の先行力をいかし障害は先頭でクリアと見せ場を作っていました。重量が軽い前半戦は好成績を残しているだけに、勝ち負けになるでしょう。
 ▲アアモンドグンシンは、明け5歳での初挑戦ながら障害を2番手で越え、レースを盛り上げました。ゴール手前約10メートルで転倒し競走中止という結果は残念でしたが、この経験は生きてくるはず。重賞で2勝を挙げるなどオープンでの実績は十分。若馬の減量がなくなる5歳シーズン初戦で好結果を残すことができるか。
 △オレノココロは、ばんえい記念3度目の制覇。680キロの今回は流れに乗れるかどうかとなりますが、地力は断然だけに軽視はできません。

【第1回開催2日目】
 4月25日(土)のメイン第10レースは、卯月特別(A2級-2組・20:10発走予定)
 ◎アフロディーテは、2月の重賞・ヒロインズカップで逃げ切り勝ちを収めている古馬女王。A2級初戦となった1月の1組特別戦では、障害ひと腰3番手クリアから5着とクラスで通用のメドを立てています。減量がなくなる5歳シーズンとはいえ、賞金順の編成で抜けた馬がいない2組なら逃げ切りに期待です。
 若馬の10キロ減がある4歳馬3頭も当然有力。○インビクタは、2月にA2級-1組の特別戦で2着に逃げ粘っています。▲ジェイエースは、2月にA2級決勝の平場戦で逃げ切りと、ともにすでにこのクラスで好成績を残しています。
 もう1頭△ギンノダイマオーは、昨季終盤は精彩を欠きましたが、春先の軽い負担重量なら障害の立て直しに期待です。
 △カネゾウは、昨季最終開催のオープン混合の特別戦を快勝し、いいかたちでシーズンを終えました。A1からの降級はさほど有利ではありませんが、好調さを生かすか。

【第1回開催3日目】
 4月26日(日)のメイン第10レースは、青葉特別(A1級混合・20:10発走予定)
 全馬が昨季はオープン格付だったことを考えれば、A1へ降級し負担重量が有利な馬を狙いたいところ。なかでも◎ゴールデンフウジンは、10月のオープン-1組特別戦でミノルシャープを差し切って勝利。ばんえい十勝オッズパーク杯4着をはじめ、重賞でも4回掲示板内を確保しており、今回のメンバーなら実績上位といえます。昨季のこのレースの勝ち馬で今季も好発進を決めるか。
 ○ウンカイタイショウも降級馬。昨季は軽馬場のときに好成績を残しており、雨が予想される今回は条件が向きそう。ちなみにこちらは昨年のこのレースで2着でした。
 ポプラ賞馬▲アオノブラックは、オープンでは2月の如月特別(オープン-2組)での2着が最高ですが、メンバー中唯一の4歳。若馬の10キロ減を生かしたところ。
 如月特別の勝ち馬△ソウクンボーイは、基礎重量が軽いシーズン序盤はひと息の印象も、このメンバーなら軽視できません。
 △カンシャノココロも降級してのこの相手関係なら、力は足ります。

【第1回開催4日目】
 4月27日(月)のメイン第10レースは、ミズバショウ特別(A2級-1組・20:05発走予定)。ナカゼンガキタ、フェアリースズ、フナノクンがオープンからの降級で、他6頭はA1からの降級ですが、うち5頭は5歳で、3月14日の花月特別(A1級-1組)で対戦しています。
 ◎ナカゼンガキタは、昨季終盤ではオープン格付。前走の陽炎特別(A1級-2組混合)は格下A1級が相手で、障害3番手からしぶとく脚を伸ばして2着。敗れはしたものの、勝ち馬とは1秒4差と僅差のレースでした。A2級からのスタートなら今季初戦を白星で飾りたいところ。
 相手は花月特別の1~3着馬が有力。○オールラウンダーは、花月特別では1番人気で3着。障害をひと腰2番手でクリアすると、逃げるノエルブランをゴール手前20メートルでとらえたものの、4、5番手から伸びてきたマツノタイガー、ミノルシンザンに差されました。同レースを含め5戦連続2着か3着と勝ち切れておらず、踏ん張りが課題となりそうです。
 ▲ミノルシンザンは、花月特別では終いにいい脚を使って2着。先行馬が苦しくなる展開ならここも浮上に警戒。
 △マツノタイガーは、花月特別が8番人気での勝利。A1級初戦でも6着とはいえ末脚に見どころはあり、クラス3走目で持ち味を存分に発揮しました。障害の位置取り次第で好勝負が可能です。

3/21ばんえい記念回顧

2020年3月22日(日)

オレノココロが昨年2着の雪辱果たす

 21日(土)は重賞・ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝2番人気のオレノココロが、激戦の末、ばんえい記念3度目の制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.コウシュハウンカイ (1000) 9.6
 2.センゴクエース(1000) 6.3
 3.アアモンドグンシン(990) 20.5
 4.カブトゴールド(1000) 107.5
 5.ソウクンボーイ(1000) 57.2
 6.ホクショウマサル(1000) 2.1
 7.オレノココロ(1000) 2.2

 年度末の最強馬決定戦に、7頭の精鋭が集結。1番人気はホクショウマサル。地方競馬最多連勝記録を更新中で、久々の重賞挑戦ながらも2.1倍と高い支持を集めました。17、18年とこのレース連覇のオレノココロが2.2倍で差のない2番人気。昨年の覇者センゴクエースは3番人気で、5年連続のばんえい記念挑戦になるコウシュハウンカイが4番人気となりました。

 まず第1障害を先頭で越えたのは5歳でばんえい記念初挑戦となったアアモンドグンシン。これにオレノココロ、コウシュハウンカイ、センゴクエースが追走するかたち。ホクショウマサルら3頭は第1障害で手間取り遅れをとります。
 1000キロ定量戦(5歳馬は990キロ)ということもあって各馬何度も刻みながら歩を進めますが、中間点を過ぎたあたりではオレノココロが先頭に。立て直したホクショウマサルも先行勢に加わってきます。センゴクエースを先頭に上位人気4頭がほぼ横一線で第2障害下に到達。ここまで2分15秒というペースでした。
 カブトゴールドを除く6頭が第2障害下に並び、ひと時の静寂が訪れます。オレノココロがこれを破り最初に仕掛けると、センゴクエース、ホクショウマサルも登坂を開始。ほかも懸命に挑戦するなか、コウシュハウンカイがふた腰で天板に到達。直後膝をついてしまいますが、立て直すと先頭でクリアします。
 障害で苦戦する他馬を尻目にコウシュハウンカイがリードを広げます。しばらくしてアアモンドグンシン、オレノココロの順で障害をクリアし、ホクショウマサルはさらに少し離れた4番手からという展開に。コウシュハウンカイが残り20メートル手前で一杯になると、アアモンドグンシンが詰め寄りますが、残り10メートル手前で体勢を崩してしまいます。ホクショウマサルが2番手に上がり、ゴール前は激戦となりました。しかし、20メートル手前で一度止まったオレノココロが猛然と追い上げて抜け出し先頭でゴール。センゴクエースは、ホクショウマサルからさらに遅れた障害5番手から最後まで止まらずに猛追しますが1秒9差で2着。ホクショウマサルは3着で32連勝とはなりませんでした。なお、アアモンドグンシンは残り10メートル手前で競走中止となりました。

 勝ったオレノココロは、昨年はセンゴクエースの2着に敗れていましたが、見事その雪辱を果たしました。この勝利で自身の持つ重賞最多勝記録も"24"に更新しました。また、鈴木恵介騎手は4度目のばんえい記念制覇、管理する槻舘重人調教師は4連覇という快挙達成となりました。

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鈴木恵介騎手「春先は調子良かったのですが、夏の暑さでだいぶこたえて立て直すのに相当時間がかかりました。前々走からようやく良くなってきたのでだいぶ苦労した1年でした。障害は時間がかかると思いましたが、馬場も重く、1トンなので障害を降りてからの脚は馬を信じていました。(残り20メートル手前で)止まった時はなかなか返事がなく、結構辛そうだなと思いました。ゴール前にもう一度止まるかなと思いましたが、よく持ち堪えてくれました。10歳ですが、まだ若い気持ちもあるので活躍してくれると思います。今日はファンの皆さまがいなくて寂しい気持ちでしたが、また来年度から皆さまが来れるような状態になって白熱あるレースを披露していきたいです」

ばんえい記念 予想結果

オレノココロが3度目のばんえい記念制覇!

レースは3番手で障害をクリアしたオレノココロがゴール手前で抜け出して勝利。障害は苦戦したものの止まらずに追い込んだセンゴクエースが2着。ホクショウマサルが3着を確保しました。
今年度最後の予想レースは6名全員が的中。2019年度の予想対決は紅組が勝利となりました。

赤見:馬単3000円的中! 収支+8,700円
須田:単勝6000円的中! 収支+7,200円
斎藤:馬複3000円的中! 収支+3,000円
荘司:3連単500円的中! 収支+2,500円
目黒:3連単400円的中! 収支+800円
矢野:3連単100円的中! 収支-4,300円

【集計】投資額 6,000円×25R=150,000円

 荘司  +5,680円
 赤見  -9,900円
 須田  -16,690円
 斎藤  -36,350円
 矢野  -74,650円
 目黒  -99,140円
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 紅組  -103,360円
 白組  -127,690円

2019年度、お疲れさまでした。

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