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3/21ばんえい記念予想 須田鷹雄

リピーター狙いでオレノココロ

 年度を締めくくる大一番、ばんえい記念が無観客レースになってしまったのは本当に残念。私自身もネットで応援する予定だ。

 頭数も7頭とやや寂しくなってしまったが、出るべき馬は出てきた印象。さらに、連勝記録で話題を呼び、新規ばんえいファンをたくさん招き入れてくれたホクショウマサルも出走してくる。馬券上の選択肢はたくさんある。

 ホクショウマサルが勝ったらかなりロマンのある結末となるが、馬券上過剰人気になることは確実。愛想のない話のようだが、馬券は他の馬からいきたい。ホクショウマサルの単が売れると思うので、ギャンブル的にスジがいいと思うのは他馬の単勝だろう。

 ばんえい記念はリピーターの多いレース。51回の歴史のうち、複数回優勝馬は13頭。それらの馬による総優勝回数は32回で、全体の約6割を占める。1000キロをしっかり曳ける馬はそう多いわけではなく、やはり候補は限られる。

 今年出走の優勝経験馬といえばオレノココロとセンゴクエース。選択は難しいが、2回勝っているという理由で◎オレノココロのほうを優先し、馬券は単勝一本。ただ連勝系の馬券を買う方もいると思うので、参考になるようシルシは4つつけておく。

◎7 オレノココロ
○2 センゴクエース
▲6 ホクショウマサル
△1 コウシュハウンカイ

単勝
7 6000円

 最後に一年の御礼を。今年もばんえい競馬にご投票いただき、ありがとうございました。存廃騒動から10年を遥かに超える時間が経ち、一時期の低迷を考えると年間300億円・1日平均2億円というのは夢のような話です。
 いまはコロナ騒動でどの公営競技も無観客となり、先が見通せない状況です。いまのところネットで堅調な売り上げを記録している地方競馬も、景気そのものの低迷により、また苦しい時期を迎えるかもしれません。
 ただこれまで乗り越えてきたものを思えば、ばんえい競馬はどんな苦難も克服できると思います。ここ数年の売り上げ増で、競馬業界にはひょっとすると驕りも芽生えていたかもしれません。この機会にもう一度競馬を見てくれる皆さんがいることのありがたみを噛みしめ、厩舎からメディアまで、競馬に関わる人間はより良い未来のために行動していくべきかと思います。

3/21ばんえい記念予想 斎藤修

2020年3月19日(木)

この重量でこそセンゴクエース

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎2センゴクエース
 ○7オレノココロ
 ▲3アアモンドグンシン
 △6ホクショウマサル
 △1コウシュハウンカイ

 馬複
 2-7 3000円
 馬単
 2→7 3000円

今週の見どころ(3/20~3/24)

2020年3月18日(水)

新型コロナウイルス感染症対策にともなう無観客競馬開催等の対応について

 今季最終開催は3月20日(祝・金)~24日(火)の連続5日間で実施。21日(土)にはメイン第9レースに、定量1トンによるばんえい記念が行われます。7頭立てですが、31連勝の地方記録保持ホクショウマサル、2017、18年オレノココロ、19年センゴクエースと近3回の勝ち馬や、今季重賞3勝コウシュハウンカイ、5歳での挑戦アアモンドグンシンなど精鋭揃い。発走予定時刻は17時20分。第52代の現役最強古馬が決まります。

【第26回開催1日目】
 3月20日(祝・金)のメイン第11レースは、陽炎特別(A1級-2組混合・18:05発走予定)。オープン、A1級の5頭ずつが争います。
 オープン馬◎タカラシップは、A1級混合だった前走で2着。逃げ馬をとらえきれませんでしたが、平場戦で流れに乗れていたことを評価すべき。実績ある特別戦に替わり、引き続きA1級相手の今回、着順後退は考えにくいです。
 ○カネゾウは、2開催前の深雪特別(A1級-1・2組決勝)で3着に好走している戦歴が魅力。相手強化でも今回のオープン馬の顔ぶれなら差はないはず。
 ▲ヤマノホシは、タカラシップと同じ前走A1級-3組混合が4着でした。例によって詰めを欠きましたが、他馬が障害で苦戦する確率が高まる特別戦なら、見直せるはず。
 近走、特別戦で好成績のA1級馬が少ない組み合わせ。△カネサスペシャル△ナカゼンガキタらほかのオープン馬も買い目に入れておきたいです。

【第26回開催2日目】
 3月21日(土)のメイン第9レースには、第52回ばんえい記念(4歳以上選抜・17:20発走予定)が行われます。
 年に一度の定量1トンによる高重量戦。2010年以降の過去10回では、初挑戦での勝利3回(14、17、19年)、連覇を含む複数回勝利3回(12、13、18年)となっています。
 初挑戦の3頭から5歳◎アアモンドグンシンに注目します。4歳シーズンの今季、世代限定重賞と同じ開催の岩見沢記念、帯広記念と、昨季の収得賞金順選抜、ファン選抜のレースを除けば、古馬路線重賞を皆勤。1年を通じタフに使われ、3月のチャンピオンカップを制しています。今回は、現役で4人しかいない、ばんえい記念ジョッキーのひとり松田道明騎手へ乗替わり。"天下獲り"の1989年イエヤス(当時は12月実施の農林水産大臣賞典)以来、5歳馬の勝利はありませんが、挑戦そのものが多くないのも原因。若馬10キロ減もいかして初挑戦Vへ挑みます。
 過去にばんえい記念を勝ったことがある○オレノココロ▲センゴクエースが若馬の挑戦を受けて立ちます。ともにシーズン中にスランプを経験していますが、大一番へ向けしっかり調整されてきた印象。
 地方の連勝記録を塗り替えた△ホクショウマサルは、古馬路線重賞初挑戦がこのばんえい記念。負担重量など未知数な面はあるものの、話題性だけでは終わらないはずです。

 3月22日(日)以降の見どころは枠順確定後に掲載します。

3/15ポプラ賞回顧

2020年3月16日(月)

アオノブラックが逃げ切り重賞2勝目

 3月15日(日)は重賞・ポプラ賞(4、5歳オープン)が行われ、単勝4番人気のアオノブラックが優勝。2歳時のヤングチャンピオンシップ以来となる重賞制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.インビクタ(750) 27.9
 2.アオノブラック(780) 8.2
 3.アフロディーテ(770) 43.8
 4.コウシュハレガシー(790) 35.8
 5.ミスタカシマ(770) 4.3
 6.キタノユウジロウ(790) 9.2
 7.ギンノダイマオー(750) 95.2
 8.ジェイエース(750) 4.7
 9.アアモンドグンシン(810) 2.0

 3年連続で5歳馬が勝利しているポプラ賞。今季ドリームエイジカップ、チャンピオンカップと古馬重賞を2勝しているアアモンドグンシンが単勝1番人気に支持されました。重賞6勝の牝馬ミスタカシマが2番人気で、今年も5歳馬優勢の様相に。以下、昨年のばんえいダービー3着など近走好成績を残すジェイエース、昨年9月のはまなす賞で2着のアオノブラック、そのはまなす賞を勝利したキタノユウジロウまでが単勝ひと桁台の人気となりました。

 アオノブラックが先行し、ジェイエース、アアモンドグンシン、インビクタらが追走。各馬刻みながらほぼ横一線で歩を進め、先頭のアオノブラックが69秒というペースで第2障害下に到達しました。
 9頭全頭が第2障害下に並ぶと、脚を溜めていたアオノブラックが最初に仕掛け、スンナリと先頭でクリア。2番手のインビクタ、3番手のアフロディーテまでがひと腰で続き、以下は障害で苦戦します。
 アオノブラックは力強く歩を進めると、後続との差を徐々に広げて独走態勢に。終わってみれば2着に15秒5差をつけて先頭でゴールしました。止まらず歩き切ったインビクタが2着を確保。立て直して障害4番手から追い上げたジェイエースが3着に入り、4歳馬が上位を独占。人気になった5歳馬アアモンドグンシンとミスタカシマは障害で苦戦し、それぞれ6着、9着という結果となりました。

 勝ったアオノブラックは、重賞では勝ちきれないレースが続きましたが、この勝利が18年12月のヤングチャンピオンシップ以来となる重賞2勝目。同世代には3歳三冠を制したメムロボブサップがいるだけに、来季(4歳シーズン)のリベンジに期待したいところです。

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西謙一騎手「強かったです。思った以上に道中の流れが楽でスンナリと先行できて良かったです。(馬場は)重いと思っていましたが勝ちタイムが速かったのでびっくりしています。(世代重賞で)やっと勝つことができました。今、新型コロナウイルスが流行っていますが、収束したら、また競馬場まで脚を運んで応援してください」

ポプラ賞 予想結果

4歳馬アオノブラックがポプラ賞を制覇!

レースは、障害をひと腰先頭で越えたアオノブラックが、徐々に後続との差を広げる快勝で重賞2勝目。2番手で障害をクリアしたインビクタが粘って2着を確保しました。
予想対決は4歳馬での決着により、的中者はなしという結果となりました。

【集計】投資額 6,000円×24R=144,000円

 荘司  +3,180円
 赤見  -18,600円
 須田  -23,890円
 斎藤  -39,350円
 矢野  -70,350円
 目黒  -99,940円
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 紅組  -115,360円
 白組  -133,590円

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