リピーター狙いでオレノココロ
年度を締めくくる大一番、ばんえい記念が無観客レースになってしまったのは本当に残念。私自身もネットで応援する予定だ。
頭数も7頭とやや寂しくなってしまったが、出るべき馬は出てきた印象。さらに、連勝記録で話題を呼び、新規ばんえいファンをたくさん招き入れてくれたホクショウマサルも出走してくる。馬券上の選択肢はたくさんある。
ホクショウマサルが勝ったらかなりロマンのある結末となるが、馬券上過剰人気になることは確実。愛想のない話のようだが、馬券は他の馬からいきたい。ホクショウマサルの単が売れると思うので、ギャンブル的にスジがいいと思うのは他馬の単勝だろう。
ばんえい記念はリピーターの多いレース。51回の歴史のうち、複数回優勝馬は13頭。それらの馬による総優勝回数は32回で、全体の約6割を占める。1000キロをしっかり曳ける馬はそう多いわけではなく、やはり候補は限られる。
今年出走の優勝経験馬といえばオレノココロとセンゴクエース。選択は難しいが、2回勝っているという理由で◎オレノココロのほうを優先し、馬券は単勝一本。ただ連勝系の馬券を買う方もいると思うので、参考になるようシルシは4つつけておく。
◎7 オレノココロ
○2 センゴクエース
▲6 ホクショウマサル
△1 コウシュハウンカイ
単勝
7 6000円
最後に一年の御礼を。今年もばんえい競馬にご投票いただき、ありがとうございました。存廃騒動から10年を遥かに超える時間が経ち、一時期の低迷を考えると年間300億円・1日平均2億円というのは夢のような話です。
いまはコロナ騒動でどの公営競技も無観客となり、先が見通せない状況です。いまのところネットで堅調な売り上げを記録している地方競馬も、景気そのものの低迷により、また苦しい時期を迎えるかもしれません。
ただこれまで乗り越えてきたものを思えば、ばんえい競馬はどんな苦難も克服できると思います。ここ数年の売り上げ増で、競馬業界にはひょっとすると驕りも芽生えていたかもしれません。この機会にもう一度競馬を見てくれる皆さんがいることのありがたみを噛みしめ、厩舎からメディアまで、競馬に関わる人間はより良い未来のために行動していくべきかと思います。