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2/15バレンタインカップ回顧

2009年2月15日(日)

ウィナーミミ大混戦を制す!

 15日(日)に行われたのは新設重賞のバレンタインカップ(3歳牝馬オープン)。ここは3番人気のウィナーミミが重賞初制覇を果たし、世代女王の座に君臨しました。

 やや軽めの馬場(5.1%)のなかスタートが切られ、道中は3、4度止まる流れ。各馬未経験の620キロだけに慎重に出方をうかがい、ほぼ横一線のまま第2障害を迎えました。
 最初に障害に挑んだのはコマクイン。それにやや遅れてウィナーミミ、サクラエビスが動く展開。そのなかから、ややバランスを崩しながらもコマクインが抜け出し、先頭でクリア。アアモンドグレイド、ウィナーミミがほぼ同時、2番手で追撃態勢に。以下、ワタシハキレイズキ、タワノアヤカが続き、ワタシハスゴイとスーパーコマチが並んで6番手から。
 残り30メートル標識の手前で先頭に立ったのはウィナーミミ。しかし1馬身差で続く2番手争いが大激戦で、スーパーコマチ、アアモンドグレイドが脚いろよく上昇。一瞬も気が抜けない我慢比べとなった状態で残り10メートル。まだ先頭はウィナーミミ。アアモンドグレイドとスーパーコマチが2番手で懸命に食い下がり、ワタシハスゴイも急追。結果およそ2秒の間に4頭がゴールする大接戦は、ウィナーミミに凱歌が上がりました。0秒8差2着にワタシハスゴイ、それから0秒9差3着にスーパーコマチが入線。0秒2差4着にアアモンドグレイドという結果になりました。

 現3歳世代が初年度産駒となる父インディボクサーにとっても、これが重賞初制覇。現役時代はオープンで走り、ヨコハマボーイを下すなど力のあるところを見せていました。自身は重賞への出走がかないませんでしたが、今後はウィナーミミをはじめとする産駒の活躍に期待が集まることでしょう。
 ただ、まだまだ力量に差が見られない3歳牝馬勢。今後の勢力争いのゆくえに注目したいところです。

成績はこちら
映像はこちら

松田道明騎手「厩舎でも“間違いなく強くなる”と期待していた馬。いいスピードがあるので馬場が軽いのもよかったと思います。強豪もいましたから、障害のうまい馬だから引きつけておいて、相手のミスを誘うような乗り方をしました。これからどんどん強くなっていくと思いますよ」

2/15バレンタインカップ予想 山崎エリカ

2009年2月14日(土)

ワタシハスゴイがすごいことに期待

 日曜日は3歳牝馬の重賞として新設されたバレンタインカップが行われます。ところでみなさんは義理チョコを含めて何個くらいもらいましたか? 私は10個くらいあげましたが、ホワイトデーで返ってくるのはだいたい1〜2個です(´・ω・`)。それもストレートにホワイトチョコだったりするので(ホワイトチョコは鼻血出そうになるからたくさん食べられないの)、ちょっとだけ食べてだいたい誰かにあげてしまいます。だからバレンタインが近づくといつも損をした気分になります。義理チョコ10個購入した分は、バレンタインカップで回収だわ!

 そんなこんなのバレンタインカップ。◎にしてみたいのは昨年9月のナナカマド賞で2着に好走し、その後も強い牡馬相手に大崩れしていないワタシハスゴイです。前々走のジャニュアリー特別ではタワノアヤカに先着を許しての3着でしたが、それは新春特別取り消しの影響もあったものと思われるし、タワノアヤカが転倒後の一戦となる今回は、同馬を軸にした方がベターのような気がします。

 ○には前走の若竹特別は転倒して競走中止したものの、前々走のジャニュアリー特別ではワタシハスゴイに先着(2着)し、前走を除けば昨年9月のナナカマド賞からすべて複勝圏内のタワノアヤカ。前走の転倒が致命傷なら今回は使わないでしょうし、実際にレースを見ていても馬がひっくり返るようなひどい転倒の仕方ではなかったので、そこまでの影響はないものと思われます。

 ▲には前走の若竹特別は休養明け好走の反動で障害では大きくよれ、スムーズさを欠きましたが、もともと障害巧者だけに重量増の定量戦ならプラスに転じると思われるウィナーミミ。

 あとは△に、ひと開催休ませての重量増は明らかにマイナス材料ではありますが、12月の若駒特別で◎に先着(2着)のサクラエビス。他では新春特別を勝ったイレマルリュウジンといったあたりなのでしょうが、同馬は重量が加算されての前2走が障害で手間取りすぎなので、その辺りがどうかな? イレマルリュウジンを買うくらいなら○-▲の縦目を押さえた方がいいような気がしますが、一応の買い目は加えておきます。

 ◎ (7)ワタシハスゴイ
 ○ (8)タワノアヤカ
 ▲ (1)ウィナーミミ
 △ (3)サクラエビス
 △ (4)イレマルリュウジン

2/15バレンタインカップ予想 矢野吉彦

松田騎手と好相性のウィナーミミ

 ばんえい競馬ファンのみなさん、ごぶさたいたしました。2月唯一の重賞、バレンタインカップの予想です。久々なので、勘が鈍っていなければいいのですが……。

 明け3歳の牝馬限定戦。全馬620キロの定量戦ならば、通算獲得賞金上位のタワノアヤカとワタシワスゴイで順当な結果になりそうな気がします。ただし、前走の若竹特別で、障害をしくじったタワノアヤカも、ゴール寸前で一瞬止まりかけたワタシワスゴイも、全く不安がないとは言えません。さらに、空模様がちょっと気がかり。前日土曜日には雪の予報も出ていて、それがどの程度、馬場状態に影響を及ぼすか、何とも微妙なところです。
 極端な軽馬場にならず、全馬初重量の重賞とあってユッタリ流れるレースになれば、タワノアヤカも落ち着いてレースを進められるはず。前走のような失敗はしないでしょう。まぁあれは、障害を上がれずに引っ掛かったのではなく、上がったのにステップのタイミングが狂って運悪く転倒しただけ(?)ですから。とはいえ、軽馬場のスピードレースになって無理に先行した場合、ひょっとしたら前走の二の舞ってことも考えられます。
 逆に、馬体重が900キロ半ばのワタシワスゴイにとって、前走からさらに40キロ増量される今回は意外にキツイ戦いを強いられる恐れもありそう。こちらは軽馬場になってくれたほうがいいのかもしれません。
 じゃぁ、2頭以外に買えそうな馬はいるでしょうか? ウーン、定量戦ですから、なかなか見つけにくいですね。これまでに2頭と好勝負しているのはウィナーミミとイレマルリュウジン、サクラエビスあたりですが、これらの馬が好勝負しているのは2頭より荷物が軽かったときがほとんど。同重量のここで逆転するというのは、フツウに考えれば難しいでしょう。
 でも、それを覚悟の上で馬券を買うなら、ウィナーミミでしょうか。この馬に松田騎手が乗った4戦では、パーフェクト連対を果たしています。その相性の良さと、1トン近くまで馬体重が増えてきた点も好材料だと思います。仕上がり早でスピードタイプの馬が先に出世を果たした後、そろそろ重い荷物を曳いて力を発揮する“第二勢力”が台頭してくる頃。ウィナーミミがそういうタイプだったらいいんですけど……。
 というわけで、馬券は思い切ってウィナーミミからタワノアヤカとワタシワスゴイへ馬複。この2点を厚めに、あとは大穴を狙って他の馬にも100円ずつ流しておきますか。

 今季のばんえい競馬もあと1カ月余り。世界同時不況が競馬にも打撃を与えているようですが、何とかこの危機を乗り越えて末永く存続できるよう、みなさんのさらなるご支援、ご声援を改めてお願いしておきます。では、今回はこのへんで。

2/15バレンタインカップ予想 斎藤修

本当にすごいかワタシハスゴイ

 ◎ワタシハスゴイ
 ○タワノアヤカ
 ▲サクラエビス
 △イレマルリュウジン
 △ウィナーミミ

 詳細は、オッズパークのブログをご覧ください。

2/15バレンタインカッププレビュー

2009年2月13日(金)

 2月15日(日)のメインは第1回バレンタインカップ。3歳牝馬による新設重賞で、定量620キロで争われます。
 ここは同世代のオープンで牡馬相手に堅実な活躍をしている2頭、タワノアヤカワタシハスゴイに注目します。
 タワノアヤカは昨年4月の第1回能力検査で牝馬の一番時計をマークした素質馬です。牝馬オープンの白菊賞(10月13日)、産地限定オープン戦・釧路産駒特別(11月23日)を含め、ここまで同世代牝馬最多の6勝。今回もスピード能力全開で押し切りを狙います。1100キロの雄大な馬体から、初の620キロでも心配なさそうです。
 ワタシハスゴイは重賞ナナカマド賞(9月28日)で牡馬ナンバー1・ホクショウバンクの僅差2着がある実績馬。1月2日のオープン特別は体調不良で出走取消、その後の前々走はマイナス23キロと大幅に馬体を減らしながらも3着と地力上位を示しました。タワノアヤカとはこれまで13回対戦し5勝8敗と分が悪いですが、馬体重が戻ってくれば大舞台での勝負強さを発揮してくるでしょう。
 この両馬による一騎打ちが濃厚ですが、割って入るとすれば切れ味が武器の2頭、サクラエビスウィナーミミ。可能性がありそうなのはこの4頭でしょう。

出走表はこちら

【参考レース】

 9/28 ナナカマド賞(2着馬:ワタシハスゴイ)
10/13 白菊賞(勝ち馬:タワノアヤカ)
 1/18 ジャニュアリー特別(2着馬:タワノアヤカ)
 2/ 1 若竹特別(2着馬:ワタシハスゴイ)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

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