力が抜けている2強の決着か
ばんえいダービーは堅かったですね。まぁ強い馬がちゃんと走ればそういうことになるわけですが......。
今度のヤングチャンピオンシップも、ばんえいダービー以上に堅そうです。ここはテンマデトドケとホクショウバトルの力が抜けていると思いますよ。10頭の中で、馬体重が1トンを超えているのはこの2頭だけ。大雪の影響が残る軽馬場とはいえ、荷物を積まされた今回は当然ながら馬力も必要です。1トンを超える馬体はそれだけで大きな武器になるでしょう。この2頭の馬券が断然の人気を集めそうですが、逆らうわけにはいきません。
もし波乱が起きるとすれば、2頭のどちらかがもう一方を意識するあまり、無理なレースをしてしまった場合。あるいは、楽に勝てそうなメンバーということで、慎重さに賭けるレースをした場合。このどちらかだと思います。そうなると、もう何が来てもおかしくないレースになっちゃいます。ソコソコ人気になっている馬より、もっと気楽に乗れる超人気薄の馬のほうが絡んで来たりして......。アッと驚く大波乱は、こういう堅そうなレースだから起きるものでもあります。
そこまで考えるとワケがわからなくなりますから、基本的な予想に立ち返りましょう。ここはテンマデトドケとホクショウバンクの馬複1点勝負。ひょっとしたら2倍はつかないかもしれないので、2点は買えそうにありません。あえてもう1点付け加えるならば、テンマデトドケからトレジャーハンターへの馬単ですか。テンマデトドケが強すぎて、負かしにいったホクショウバンクが跳ね返され、その間隙を突いてトレジャーハンターが2着に食い込むというストーリー。主戦の藤野騎手をホクショウバンクに譲ったアウルメンバーよりも、リーディングジョッキーの鈴木恵介騎手が乗るトレジャーハンターのほうがおもしろそうですからね。
さて、30日も28日に続いて、大井競馬場ふるさとコーナーで場立ち予想会を実施します。予想陣はおよそ10人ほどになる見込み。他ではメッタに見られない賑やかなイベントになりそうです。お近くの方はぜひご来場ください。では、よいお年を!