松田騎手と好相性のウィナーミミ
ばんえい競馬ファンのみなさん、ごぶさたいたしました。2月唯一の重賞、バレンタインカップの予想です。久々なので、勘が鈍っていなければいいのですが……。
明け3歳の牝馬限定戦。全馬620キロの定量戦ならば、通算獲得賞金上位のタワノアヤカとワタシワスゴイで順当な結果になりそうな気がします。ただし、前走の若竹特別で、障害をしくじったタワノアヤカも、ゴール寸前で一瞬止まりかけたワタシワスゴイも、全く不安がないとは言えません。さらに、空模様がちょっと気がかり。前日土曜日には雪の予報も出ていて、それがどの程度、馬場状態に影響を及ぼすか、何とも微妙なところです。
極端な軽馬場にならず、全馬初重量の重賞とあってユッタリ流れるレースになれば、タワノアヤカも落ち着いてレースを進められるはず。前走のような失敗はしないでしょう。まぁあれは、障害を上がれずに引っ掛かったのではなく、上がったのにステップのタイミングが狂って運悪く転倒しただけ(?)ですから。とはいえ、軽馬場のスピードレースになって無理に先行した場合、ひょっとしたら前走の二の舞ってことも考えられます。
逆に、馬体重が900キロ半ばのワタシワスゴイにとって、前走からさらに40キロ増量される今回は意外にキツイ戦いを強いられる恐れもありそう。こちらは軽馬場になってくれたほうがいいのかもしれません。
じゃぁ、2頭以外に買えそうな馬はいるでしょうか? ウーン、定量戦ですから、なかなか見つけにくいですね。これまでに2頭と好勝負しているのはウィナーミミとイレマルリュウジン、サクラエビスあたりですが、これらの馬が好勝負しているのは2頭より荷物が軽かったときがほとんど。同重量のここで逆転するというのは、フツウに考えれば難しいでしょう。
でも、それを覚悟の上で馬券を買うなら、ウィナーミミでしょうか。この馬に松田騎手が乗った4戦では、パーフェクト連対を果たしています。その相性の良さと、1トン近くまで馬体重が増えてきた点も好材料だと思います。仕上がり早でスピードタイプの馬が先に出世を果たした後、そろそろ重い荷物を曳いて力を発揮する“第二勢力”が台頭してくる頃。ウィナーミミがそういうタイプだったらいいんですけど……。
というわけで、馬券は思い切ってウィナーミミからタワノアヤカとワタシワスゴイへ馬複。この2点を厚めに、あとは大穴を狙って他の馬にも100円ずつ流しておきますか。
今季のばんえい競馬もあと1カ月余り。世界同時不況が競馬にも打撃を与えているようですが、何とかこの危機を乗り越えて末永く存続できるよう、みなさんのさらなるご支援、ご声援を改めてお願いしておきます。では、今回はこのへんで。