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3/1チャンピオンカップ回顧

2009年3月 1日(日)

カネサブラックが追い比べを制す

 1日(日)は重賞のチャンピオンカップ(4歳以上、今年度重賞競走優勝馬)が行われ、カネサブラックが勝利。ばんえい十勝オッズパーク杯以来となる重賞5勝目を挙げました。

 重賞にしてはやや軽めの重量とはいえ、馬場水分は2.8%の重馬場。道中はスーパークリントンが引っ張るなか、各馬とも再三脚を止めるゆったりとした流れで進んでいきました。
 第2障害に最初に挑んだのはスーパークリントン。ひと腰で天板付近まで上がり、すかさずふた腰目を入れるとこれをクリア。ゆうゆうと障害を下りていきました。これに2馬身差で続いたのがカネサブラックで、以下ライデンロック、ナリタボブサップ、シベチャタイガーが追う展開。
 残り30メートル標識付近ではすでにカネサブラックが先頭に躍り出て、2番手にはライデンロックが浮上。スーパークリントンも必死でこれに食らいつき、三つどもえの様相を呈しました。しかし残り10メートルでライデンロックの脚が止まって2頭の一騎打ちに。息もつかせない激しい追い比べとなった結果、終始半馬身ほどのリードを保っていたカネサブラックが、スーパークリントンを力でねじ伏せてゴールイン。ライデンロックはゴール直前で再度脚が止まり、追い込んできたフクイズミ、しぶとく歩いたナリタボブサップに交わされ、結局5着で入線しました。

 今季のカネサブラックは岩見沢記念と北見記念で2着、帯広記念で3着と常に一線級で上位をにぎわしていただけに、4月以来の重賞制覇というのは意外でした。今回は、これまでの詰めの甘さを感じさせない粘り腰を披露しており、一段とたくましさを増した印象。さらなる大舞台での活躍も十分に期待できるでしょう。
 スーパークリントンは積極的な競馬で2着。北見記念制覇時もそうでしたが、いわゆる切れるタイプではないだけに障害を早めに越えられれば上位が期待できるタイプで、今回も第2障害までは理想通りの展開でした。スムーズなレース運びだったカネサブラックには屈したものの、いったんライデンロックにも交わされながら冷静に歩き続けて連対を確保したあたりは、やはり馬のキャリアの差。今後も重賞戦線で上位をにぎわす存在であることは間違いないでしょう。

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松田道明騎手「道中は少しハイペースかなと思っていました。切れではスーパークリントンより僕の馬の方に分があるので、障害を下りた時点では後半10メートルで追い込もうと思っていたのですが、馬の調子も良く、道中のペースにもついて行ってくれたので勝つことができましたね」

3/1チャンピオンカップ予想 山崎エリカ

ふた開催お休みでもカネサブラック

 今週月曜日の3レースで「久々に馬連ででかいの当てたぞぉ〜」と喜んでいたら、なんと枠連の配当が馬連の2倍以上も付いていてへこみました(7枠、8枠絡みではなく、枠番、馬番ともに3-6ね)。レースの直前まで粘って、枠連の方が配当が付くからと枠連で投票してみたら、みんな考えることは同じなのか? レースが終わってみれば馬連の方が配当が付いていたりして、結局めんどくさいだけであんまり変らないか、へたすれば損するから、「セコく打ちまわさなくてもいいや〜」と考え直して投票した矢先の出来事だっただけに本当にショックでした(´・ω・`)。みなさんもこのようなことがないように、注意しましょう! まぁ、一番注意するべきなのはσ(^ー^)ワタシだけどね(笑)。

 そんなこんなで、今週は今季の重賞競走優勝馬で競われるチャンピオンズカップです。チャンピオンカップはばんえい記念の前哨戦となる大切なレースですが、今年も核となる馬が不在の上に、各馬の重量が異なる別定戦で難解です。しかしながら、やはり古馬重賞で上位争いを演じて来た7歳馬が優勢の傾向は変らないのではないでしょうか? ナリタボブサップの安定感や、他2頭と比べると10kgの斤量減で出走できるスーパークリントンも魅力的ではありますが、私はやはり今回はカネサブラックが有力と見ました。

 ◎カネサブラックは今回ふた開催お休みさせての出走で、前走比45kg増の重量が課せられましたが、重量900kgを背負った帯広記念でスーパークリントンやナリタボブサップに先着の3着なら、それでも押し切ってしまえるだけのスタミナがあると思います。帯広記念で1着のフクイズミがその時から90kgの斤量減に対し、カネサブラックはその時から100kgの斤量減ですから、逆転の余地も十分です。

 ○にはひと開催お休みさせた帯広記念で◎に次ぐ4着に好走し、今回◎よりも10kg軽い重量なのが魅力のスーパークリントン。▲にはヒロインズカップでフクイズミを負かした実績があり、重馬場の高重量戦で流れが落ち着く今回なら浮上の余地があるトカチプリティー。

 あとは△に今季◎に先着したのは旭川記念だけで、ひと開催お休みさせての斤量増も明らかに不利な材料ではありますが、大崩れしないあたりは評価できるナリタボブサップ。他では前走の白嶺特別があまりにも不甲斐ない負け方だったので狙い下げましたが、岩見沢記念や帯広記念勝ちの実績を考慮して押さえておきたいフクイズミ。

 ◎ (7)カネサブラック
 ○ (10)スーパークリントン
 ▲ (2)トカチプリティー
 △ (1)ナリタボブサップ
 △ (4)フクイズミ

3/1チャンピオンカップ予想 矢野吉彦

2009年2月28日(土)

10キロ貰ったスーパークリントンの出番

 ヒロインズカップ、バレンタインカップと、わりと順調な決着だったとはいえ予想は的中! おかげさまで、いい感じで年度末の3月を迎えることができました。今回の重賞・チャンピオンカップは、29日に行われるばんえい記念へ向けての重要な前哨戦。しっかり当てて、締めくくりの大一番に臨みたいところです。

 昨年のこのレースでは、出走馬の負担重量の軽重差が120キロもありましたが、今年はわずか30キロ。これなら、ほぼ実力どおりに決まると考えていいでしょう。7歳牡馬トリオとフクイズミ、トカチプリティーの争いと見ました。
 実力拮抗の7歳牡馬トリオにとって、他馬と同量なのか、10キロ増減されるか、という点は重要な要素。そうするとここは、10キロ貰ったスーパークリントンの出番、ってことになります。同馬は、他の2頭より10キロ軽い荷物を曳いた北見記念に優勝。同量となった帯広記念では3着カネサブラックと差のない4着に入り、ナリタボブサップには先着しているわけですから。単純に考えて、今回は目の前にエサがぶら下がっているようなものですよ。なので、まずはこの馬から馬券を買うことにします。
 怖いのは帯広記念に勝ったフクイズミでしょうが、ひょっとしたらこの馬、出走馬に牡牝別以外のハンデ差がある時は苦戦するタイプなのかもしれません。というのも、そういうレースでは、軽量馬が飛ばして逃げ、障害も何とかこなしてしまうことが多く、この馬の追走力と末脚の切れ味では追いつけない展開になりがち、という気がしてきたんです。今回は、同馬より軽量の馬が5頭もいます。ヒロインズカップで先着を許したトカチプリティーとの重量差は、その時より10キロ縮まるとはいえ、フクイズミのほうが重いという状況に変わりはありません。ここはまだ、トカチプリティーのほうが有利と考えたいですね。
 ということで、馬券はスーパークリントンを頭に馬単流し。カネサブラック、ナリタボブサップ、トカチプリティー、フクイズミの順で金額にメリハリをつけて買ってみます。押さえは、1着カネサブラック、ナリタボブサップ、2着スーパークリントンの馬単。これで行きましょう!

 なにはともあれ、ここに出てきた有力馬には順調にばんえい記念に駒を進めてほしいですね。08年度のばんえい競馬は赤字決算になる見通しで、09年度の開催日程が発表されたとはいえ、その先の存続に関しては予断を許さない状況となりました。関係者の方々の尽力に期待するとともに、ファンのみなさんのより一層のご支援をよろしくお願い致します。では、今回はこのへんで。

3/1チャンピオンカップ予想 赤見千尋

重賞2勝のボブちゃんと女帝フクイズミ

 ◎1、カネサブラック
 ○4、フクイズミ
 ▲5、アローファイター
 ☆9、ライデンロック
 △7、カネサブラック

 詳細は、オッズパークのブログをご覧ください。

3/1チャンピオンカップ予想 斎藤修

この重量差なら実績馬上位

 ◎ナリタボブサップ
 ○スーパークリントン
 ▲カネサブラック
 △フクイズミ
 △ホッカイヒカル

 詳細は、オッズパークのブログをご覧ください。

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