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3/1チャンピオンカップ回顧

カネサブラックが追い比べを制す

 1日(日)は重賞のチャンピオンカップ(4歳以上、今年度重賞競走優勝馬)が行われ、カネサブラックが勝利。ばんえい十勝オッズパーク杯以来となる重賞5勝目を挙げました。

 重賞にしてはやや軽めの重量とはいえ、馬場水分は2.8%の重馬場。道中はスーパークリントンが引っ張るなか、各馬とも再三脚を止めるゆったりとした流れで進んでいきました。
 第2障害に最初に挑んだのはスーパークリントン。ひと腰で天板付近まで上がり、すかさずふた腰目を入れるとこれをクリア。ゆうゆうと障害を下りていきました。これに2馬身差で続いたのがカネサブラックで、以下ライデンロック、ナリタボブサップ、シベチャタイガーが追う展開。
 残り30メートル標識付近ではすでにカネサブラックが先頭に躍り出て、2番手にはライデンロックが浮上。スーパークリントンも必死でこれに食らいつき、三つどもえの様相を呈しました。しかし残り10メートルでライデンロックの脚が止まって2頭の一騎打ちに。息もつかせない激しい追い比べとなった結果、終始半馬身ほどのリードを保っていたカネサブラックが、スーパークリントンを力でねじ伏せてゴールイン。ライデンロックはゴール直前で再度脚が止まり、追い込んできたフクイズミ、しぶとく歩いたナリタボブサップに交わされ、結局5着で入線しました。

 今季のカネサブラックは岩見沢記念と北見記念で2着、帯広記念で3着と常に一線級で上位をにぎわしていただけに、4月以来の重賞制覇というのは意外でした。今回は、これまでの詰めの甘さを感じさせない粘り腰を披露しており、一段とたくましさを増した印象。さらなる大舞台での活躍も十分に期待できるでしょう。
 スーパークリントンは積極的な競馬で2着。北見記念制覇時もそうでしたが、いわゆる切れるタイプではないだけに障害を早めに越えられれば上位が期待できるタイプで、今回も第2障害までは理想通りの展開でした。スムーズなレース運びだったカネサブラックには屈したものの、いったんライデンロックにも交わされながら冷静に歩き続けて連対を確保したあたりは、やはり馬のキャリアの差。今後も重賞戦線で上位をにぎわす存在であることは間違いないでしょう。

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松田道明騎手「道中は少しハイペースかなと思っていました。切れではスーパークリントンより僕の馬の方に分があるので、障害を下りた時点では後半10メートルで追い込もうと思っていたのですが、馬の調子も良く、道中のペースにもついて行ってくれたので勝つことができましたね」

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