ばんえい競馬情報局とは?

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3/15イレネー記念プレビュー

2009年3月13日(金)

 3月15日(日)のメインは重賞・第40回イレネー記念。9月のナナカマド賞、12月のヤングチャンピオンシップから続く2歳(明け3歳)三冠の最終戦で、670キロ(牝馬650キロ)の定量での争いとなります。
 定量戦だけに、二冠馬ホクショウバンク、一、二冠目でそれぞれ僅差2着に入っているワタシハスゴイキタノタイショウらが有力でしょうが、全馬初となる重量だけに絶対視はできません。
 ここはライトアームに期待します。格下馬相手だと逃げて快勝、A-1のメンバーに入ると流れに乗れず追い込んで善戦どまりというのが昨年までのパターンでした。しかし1月18日の3歳オープンで、強豪相手に好位抜け出しを決めてからは、続く3歳オープンでも3、2着に好走と地力強化が著しい近況です。パワーなら世代でも上位に入るものがあり、一気に増えた負担重量を味方に初タイトルが狙えるでしょう。前日に雨予報が出ているのは心配ですが、大幅に馬場が悪化しなければ、この馬が真骨頂を発揮しそうです。
 相手は、冒頭に名前が出てきたホクショウバンクワタシハスゴイキタノタイショウら重賞での実績馬が有力です。
 なかでもホクショウバンクは前走(3月1日)の3歳オープンでは、最大45キロ差のトップハンデ(625キロ)を課せられながら、逃げ粘る勝ち馬(600キロ)に2秒4差まで肉薄し、底力を示しました。ここを勝てば、ばんえい2歳(明け3歳)三冠達成となるだけに、陣営も当然力が入るところでしょう。
 ワタシハスゴイは重賞に2回出走しともに2着。追い込みから先行に脚質転換して安定感が増した印象があります。キタノタイショウは昨秋4連勝時の勢いはありませんが、近走も掲示板を外さない活躍をみせています。目下世代最多8勝の力量馬だけに得意の軽馬場なら一気のタイトル奪取もありそうです。

出走表はこちら

【参考レース】

 9/28ナナカマド賞(勝ち馬:ホクショウバンク)
12/30ヤングチャンピオンシップ(勝ち馬:ホクショウバンク)
 1/18ジァニュアリー特別(勝ち馬:ライトアーム)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

今週の見どころ(3/14〜3/16)

 今週日曜(3月15日)のメインには明け3歳馬による重賞・第40回イレネー記念が行われます。ちなみにレースタイトルについている“イレネー”とは、明治から昭和初期にかけ十勝地方で繋養されていた種牡馬の名前。存命中に残した直系の種牡馬は500頭以上を数えるなど、馬産地十勝の礎を築いた名馬で、その雄姿は現在でも帯広競馬場入口付近にある銅像からうかがい知ることができます。
 なお今週のスカパー!の放送チャンネルは709Chです。ご注意ください。

 3月14日(土)のメイン第11レースはとかちえぞまつ特別(混合500万円未満)
 前開催のひな祭り特別(混合500万円未満)は、ギンガリュウセイが、障害に苦しむ他馬を尻目に逃げ切って楽勝。今回のメンバー9頭中7頭は、そのひな祭り特別を使われていただけにギンガリュウセイが連勝を5に伸ばしそうです。その勢いから前走より5キロ増も問題ないでしょう。
 強敵は前走で別のレースに出走していた2頭、ホッカイヒカルオレワスゴイホッカイヒカルは重賞・チャンピオンカップからの参戦。オープン一線級相手では、さすがに出遅れを挽回できず7着でしたが、混合500万円未満特別で勝利の実績があります。
 オレワスゴイも、混合500万円未満では5戦3勝、2、3着各1回と堅実。障害巧者だけに730キロも苦にしないでしょう。

 3月15日(日)のメイン第11レースは重賞・第40回イレネー記念(16:30発走予定)です。このレースは別掲のイレネー記念プレビューをご覧ください。

  3月16日(月)のメイン第11レースは春風特別(300万円未満)
 中心視したいのはマルモスペシャル。昇級初戦だった3走前・幸福特別(1月31日・300万円未満)を障害先頭から押し切っており、今回のメンバーの大半はそこで下しています。近2走の世代限定戦も1、2着と好調。持ち味である末脚に障害の安定感が加わった今、このクラスでは敵なしでしょう。
 マルモスペシャル不在の前開催オッズパーク賞・とかち白鳥特別(300万円未満)を逃げ切ったクロフネオーザンが相手筆頭。近走堅実駆けのミノルタイソン、障害さえまともならスギノディアスも上位に食い込む力があります。

ばんえいジョッキーファイル(26) 大河原和雄

2009年3月 9日(月)

第26回 溢れ出る勝負人魂 大河原和雄

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--- 騎手になられたきっかけから教えてください。ご出身は別海町ですね。

 ああ、別海。実家が牧場。

--- 昔から牧場をされていたのでしょうか?

 いや、親の時代から。
 ばん馬だけではなくて乗馬もいた。サラブ(レッド)はいない。牛もいたな。

--- ところで、大河原騎手は双子だそうで。かなり似ているとか。大河原さんは兄ですか、弟ですか?

 弟。兄貴は牧場やってる。一卵性。
 騎手になった頃でも間違えられた。電話なら、いまだにおふくろでもわからん(笑)。

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--- 見てみたいです! お兄さんは牧場で、大河原さんは騎手という道に進まれたのは……

 中学生くらいのときかな、近くにたまたま中央競馬の馬主さんがいて、そこに遊びに行ったり、サラに乗せてもらったりしているうちに騎手になりたくて。 でも体が大きくなったから……

--- それでばん馬の騎手を目指されたのですね。学校を卒業してからでしょうか?

 高校終わって家に2、3年いたのか。競馬場に来たのは、嫁もらったからかな……21の時か。
 自分でちょっと牧場やってたから。

--- 奥様と一緒に競馬場に来られたのですね。当時も厩務員経験が必要だったのでしょうか?

 うん、2〜3年かかった。騎手になったのが25の時か。人に紹介してもらって競馬場に入った。
 当時(の開催は)は4月から11月中頃まで、20開催くらい。

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--- それでは、多くの名馬に乗られている大河原さんですが、思い出に残る馬を教えてください。

 思い出に残ってるのは、リキミドリ。
 いつでも、持ってる100%以上の力をレースで出す。そんな馬、めったにいない。
 ばんえいの場合、1頭の馬でも騎手が途中で乗り替わったりなんだりって多いけれど、リキミドリにはデビューからずっと(乗っていた)。
 途中で死んじゃったけど……
 勝った時も負けた時も、自信持って乗れた。

--- リキミドリの素晴らしいところはどこでしょう。

 いい筋肉をしていた。……すごい。
 俗に言う柔らかい、っていうか。もち肌っていうか。

--- 他にもコーネルトップや、ばんえい記念を制したサカノタイソンなどもいますが……

 やっぱり、リキミドリだね。

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JRA Dayに石橋騎手と。似たもの同士ですね

--- 大河原さんといえば、普段も体に気を使っているそうですね。

 ストレッチ程度だ。10分くらいだよ。
 以前は腹筋だなんだってやったけど、今はもう次の日に残さんように。
 大事なのはやっぱり腰だ。痛めないようなストレッチをしている。

--- 毎日やっている方は騎手でもそう多くはないのでしょうか。後輩にアドバイスしていることはありますか?

 後輩にはさ、最低限体力つけろ、体を鍛えろって。
 あと……観察力。たまに聞くんだ、どこをしくじったと思う? どう思った? とかさ。
 気がついてて次に生かすならいいけど、気がついてて呆然としているようじゃ……

--- 服部厩舎には、所属騎手が大河原さんの他にも、鈴木恵介騎手、細川騎手、新人の長澤騎手と多くの騎手がいますね。

 他の3人に負けないように頑張ってます(笑)。
 ジャンケンで負けたらもう乗れんからな(笑)。

--- トップジョッキーばかりですよね。

 先生の人望だね。

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--- 大河原騎手は、たまにそりに座っているシーンを見かけます。あれは馬に見えないように隠れているのでしょうか?

 レースに慣れてない馬に多いんだけどね。見えないようにっていうより、馬が騎手を見ておっかながってるから、座って手綱と声でなだめて、大丈夫だよってシグナルを送る。
 練習では、降りてなだめたりするけどレースは降りられないから。

--- そうでしたか。また、レースの時に笑っているように見えるというか、余裕を感じる顔つきの時がありますよね?

 余裕はなくて、冷や汗たらたらでやってるけど……(笑)
 馬と気持ちが通じ合った時は笑えるっていうか。わかってんな、こいつって。
 まずは勝たなきゃならないんだけど、クセのある馬は不安をひとつひとつ取り除いていこうとするから、俺はそれができた時に笑っていることが多いね。
 馬と一緒に楽しんで乗ろうというか、出来るだけ会話しようとする気持ちを大切にしてる。

--- レースで大事にしていることは馬との会話でしょうか。

 それと、スタートだね。出遅れだけは……。ゲートが開いたのと一緒に、ひと息で出るのが理想だから。

--- 開くのと同時に馬を出すコツがあるのでしょうか?

 癖、わかるからね。スターターの。
 あのスターターなら、最後の厩務員がゲートから離れてから5秒後とか。
 要は、自分の乗ってる馬がきちんと立ってるか。
 馬が、(ゲートが)開くよ、っていうのがわかっているか。

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--- これからの期待馬について教えてください。

 今年能検受ける馬かな。
 3歳かい?……キタノタイショウ。
 レース覚えてくれたら、結構乗れるかなと思っている。

--- イレネー記念に期待ですね。さて、大河原さんから見るばんえいの魅力はなんでしょうか。

 子どもの目線でレースを見れる。
 下手に(馬場が)軽くならん限り、子どもでも走って間に合う。展開も見れる。

--- さて、イベントなどでいつもばんえいの盛り上げに一役買っている大河原さんですが、これからのばんえいについて一言お願いします。

 1にも2にも、俺も含めてだけど、厩舎人がお客さんの目線に立ってほしい。
 そして、ばんえいを見たことのない人に見てほしい。
 見るだけじゃなくて、競馬場に足を運んで、馬の大きさ、騎手のかけ声、馬そりの音、馬の鼻息……それらを確認してください。

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 一言一言、かみしめるように答えてくださいました。どんな時でも騎手としての自覚と誇りを持ち続けているその姿に、自分もしっかりしなきゃ、と人間として尊敬させてくれます。大河原騎手がばんえいのことを話す時の強い眼光を忘れず、私もばんえいの良さをもっとアピールしていければな…と思います。
 いつも魅せるレースをしてくれる大河原騎手、3月9日に通算2400勝を達成しました。大河原騎手にしてみたら小さな通過点かもしれませんが、おめでとうございます。


取材・文・写真/斎藤友香

やっぱり馬が好き(第54回) 旋丸 巴

2009年3月 6日(金)

西謙一騎手・結婚披露宴

 3月2日に行ってまいりましたよ〜。どこへ、って、あーた、西謙一騎手の結婚披露宴に決ってるでしょ。うひょひょ。

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会場入口

 と、変にはしゃいでいるのは、私にとって、これが初めての「ばんえい関係結婚披露宴」だったから。それ以前にも、入澤騎手、浅田騎手の披露宴にお呼ばれしていたのだけれど、折悪しく所用があって出席できなかった。

 けれども、今回こそはとスケジュール調整して臨んだそれは、もう楽しくて楽しくて。

 だって、ですよ。私のテーブルに座ったのは、当ブログの斎藤修編集長に、ジョッキーファイルの斎藤友香さん、それに佐藤希世子騎手に、おっと忘れちゃいけない我が友・谷あゆみ調教師、その他のメンツも皆さん勝手知ったる競馬場の同士諸氏。という訳で、超リラックスムードで出席したのだが……。

 300人近いお客様の前に登場した西謙一騎手も、綺麗な花嫁さんを横にして、いつもの精悍な顔つきが、ちょっぴり緩んで、誠にお幸せそうでしたのよ。むふふふふ。

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ケーキカットをする西謙一騎手と新婦

 そんな幸せ一杯の新郎新婦を見ているだけでも十二分に楽しかったのだけれど、ばんえい界のイベントだもん、それだけで終わるはずもなく……。

 まず、友人代表のスピーチが素敵だったのである。これなるスピーチを行ったのは謙一騎手と同期の船山蔵人騎手。

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心温まるスピーチを披露した船山騎手

 「ケンは俺と同期だけど、俺よりずっと成績が良くて……」「結婚も先にしちゃったけど……」と訥々と語る蔵人君。時折、言葉に詰まったりして、ハラハラドキドキのスピーチ。

 「いや〜、本当は、もっとカッコ良く締めくくるつもりだったんだけど」と、スピーチの後で、照れながら打ち明けてくれたけれど、いやいや、「いつか、ケンの家族と俺の家族で、ばんえい界を盛り上げて行こうな」という言葉からは、ばんえい界を背負う若者としての気概がは充分に伝わって、どんな偉い方々のスピーチよりカッコ良かったよ、蔵人君。

     *     *     *

 ばんえい騎手仲間で頑張ったのは、しかし、船山騎手だけではない。今年デビューの新人騎手4名も奮闘。貝羽騎手も自慢の歌声を披露してカッコ良かったけれど、その後に登場した3名の出し物が実に実に圧巻。

 何とステージに現れた長澤、菊池、林、3人の新人騎手の格好が……。

 はい、写真を掲載するから、どうぞ、ご覧あれ。

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羞恥心を熱唱する新人騎手。左から林、長澤、菊池騎手

 こんな、あられもない姿で「羞恥心」を歌う3人に、思わず、「これは『情報局』に載せられないよね」と私が呟くや、間髪を入れず、斎藤編集長の曰く、

 「ぜーんぜん平気ですよ」

 のみならず、「こういう楽しい風景を掲載した方が良いのではないか」というようなことを、あの冷静な顔を少しだけほころばせてのたまうのである。

 ええっ?! 本当にいいの?! と思いつつ、そう言われれば私の使命感に火が付いて、急ぎ斎藤友香さんとステージ下に駆けつけて撮影。

 と、サビの「人生 人生 人生 夢で生きてる」の部分で、突如、3騎手さんがお尻を向けた。ハッとする観衆の、その視界には、3騎手の紙オムツ臀部に書かれた「祝」「結」「婚」の3文字が!

 ただし、さすがに、このポーズ、若き3騎手には恥しかったようで、すぐに前を向いてしまうから、「祝・結・婚」と3人のお尻の文字がキッチリ揃うところが撮影できない。

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うまく撮れなかったけど……3騎手のお尻には「祝・結・婚」の文字が

 「歌は3番まであるから、その時に」と、友香さんと必死でステージ下から、その瞬間を待っては写真を撮りまくったのだけれど、結局、3騎手のお尻が揃ったところは撮影できず、傷心のまま席に戻ると……。

 斎藤編集長の再び曰く、

 「いくら若い男性があられもない恰好をしてるからって、そんなに必死で写真を撮らなくても……」

 ニヒニヒニヒと笑われるのである。かてて加えて「あ、しまった。お姉さま方が必死で撮影している写真を撮れば良かった」、だって。

 読者のみなさーん、編集長って、こんなに意地悪なんですよ〜。

     *     *     *

 愉快な楽しい披露宴も終わって、皆さんと挨拶したり、蔵人君と話しをしたりしていたら、そこに新人騎手のジャンボ君こと林君が。先程の羞恥心熱唱について慰労の言葉を贈ろうと思ったのだけれど、間近で見るジャンボ君は、やっぱりデッカイ!

 180センチの蔵人君と並んでも未だ大きいから、感激して写真を撮ることに。でもって、ついでだから、近くにいた谷さんをば呼び止めて、一緒に撮影。

 巨大な2騎手に挟まれたチッコイ谷さんの姿は、「何か『捕まえられた宇宙人』みたい」。

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誰が捕らえられた宇宙人やねん と吼える谷調教師

 と、そう申し上げたら、谷さんに物陰に連れて行かれて凄惨な暴行を加えられ……ってウソウソ。

 でもね、読者諸氏よ、本当に、ばんえいの騎手ってデッカイでしょ?

 という訳で、ばんえい界のパワーを堪能した披露宴だったけれど、気が付けば、主役の西謙一騎手は勿論のこと、船山蔵人騎手や新人4騎手といった若手が輝いていた披露宴。いつも賑やかな中堅騎手が霞むほどの活気とパワー。これがレースにも繋がれば、ばんえい界の未来は、かなり明るいぞ!

 頑張れ、ばんえい若手騎手諸君!

今週の見どころ(3/7〜3/9)

 3月9日(月)のメインレース・弥生特別の場外発売が行われる船橋競馬場では、当日『ばんえい十勝in船橋ケイバ』が行われます。当情報局の重賞予想でおなじみの矢野吉彦アナと、高崎競馬元騎手の赤見千尋さんによる、ばんえいの基礎知識と弥生特別勝ち馬予想トーク(競馬場特設ステージにて、14:35ころと15:10ころの2回)や、弥生特別の馬券を1000円以上購入された方にグッズが当たる抽選会(競馬場屋外特設会場にて、12:00〜16:25)などのイベントが予定されています。お近くの方はぜひお立ち寄りください。
 なお今週のスカパー!の放送チャンネルは709Chです。ご注意ください。

 3月7日(土)のメイン第11レースにたちばな賞(牝馬オープン)が行われます。
 オープン730キロ、500万円条件720キロ、オープン馬は本年度の収得賞金150万円につき10キロ加増となる別定重量戦。1月12日に行われた重賞・ヒロインズカップの再戦です。そのレースは、2番手で障害を越えたトカチプリティーが、逃げるエンジュオウカンを差し切って勝利。中団から末脚を伸ばしたペガサスプリティーフクイズミがやや離された3、4着に入りました。
 負担重量ではヒロインズカップ時と比べ、トカチプリティーは30キロ減なのに、エンジュオウカンは40キロ減だけに巻き返しが期待できそう。ヒロインズカップは8着だったエメラルドは、その後オープン混合で勝利するなど復調傾向にあります。得意の軽い馬場になれば一気に逃げ切ってもおかしくありません。

 3月8日(日)のメイン第11レースは然別賞(オープン)。オープン一線級が揃い、楽しみな一戦となりました。
 注目は2月22日の特別戦・ウィナーズカップ(本年度重賞・特別勝ち馬限定)を制したマルミシュンキ。先週(3月1日)行われた重賞・チャンピオンカップ(本年度重賞勝ち馬限定)にも、もし出ていれば好勝負になったであろう力量馬です。今回のメンバー中、唯一チャンピオンカップに出走(4着)したトップハンデ770キロのナリタボブサップとは15キロ差あるだけに、十分勝利が狙えるでしょう。ただまだ障害が本来のデキではない印象だけに絶対視はできません。
 ウィナーズカップ2着のミサイルテンリュウはこれくらいの負担重量(760キロ)ならゴール前で踏ん張りがきくので、ここも上位争いとなりそうです。
 ホクショウダイヤはウィナーズカップでは、障害でヒザを折って7着も、それまでの安定したレースぶりからは巻き返してきて不思議ない1頭。軽馬場になれば末脚が炸裂するシーンも十分です。同じく軽馬場ならヤマノミントも侮れないところでしょう。

  3月9日(月)のメイン第11レースは弥生特別(200万円未満)
 アカダケキングは、近7走の200万円未満で4勝、2着2回、3着1回と絶好調です。抜群の先行力を誇りハナに立つことも多いですが、位置取りにはそれほどこだわらずに競馬ができるタイプ。前開催の同条件特別(1着)より相手関係が楽になったここは一気の押し切りが期待できそうです。
 前走混合300万円未満で僅差4着のフレイムスワロー、積極性が戻ってきたキンセイモンらも有力。近走成績不振馬が多い組み合わせだけに相手も絞られそうです。

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