ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2008年 | メイン | 2010年 »

2009年 アーカイブ

<<前へ 2829303132333435363738

今週の見どころ(3/21〜3/23)

2009年3月20日(金)

 今年度のばんえい競馬も残すところ6日間。前開催を終えてのジョッキーリーディングは、藤本匠鈴木恵介両騎手が159勝を挙げ、2着数の差で藤本騎手が1位をキープしています。3位の松田道明騎手には20勝差をつけていることから、リーディング争いはこの2名に絞られたとみていいでしょう。どちらが取っても初となるタイトルだけに、両者の騎乗ぶりから目が離せません。
 今週のスカパー!の放送チャンネルは、709chです。ご注意ください。

 3月21日(土)のメイン第11レースは士幌高原特別(200万円未満)
 3月15日の200万円未満勝入を豪快に差し切ったフレイムスワローが中心です。そのレースで逃げ粘って2着のミノルユウセンは今回、減量騎手騎乗の恩恵がなくなるため、フレイムスワローがさらに有利になったといえるでしょう。
 同じく差し脚で忘れてならないのがユーファンタジー。パワータイプの牝馬で、平場戦ではやや安定性を欠くものの、荷物を積まれる重賞・特別では確実に追い込んできます。
 2連勝と勢いに乗るツジノオウカも侮れません。

 3月22日(日)のメイン第11レースに白樺賞(オープン)が行われます。
 ホクショウダイヤは3月15日のオープンで勝利。積極策で障害2番手からマルミシュンキをゴール前できっちり差し切りました。同世代のライバルとしてしのぎを削ってきた2頭ですが、11回目の対戦で初めてホクショウダイヤが先着。今回はマルミシュンキが不在で、相手関係的に楽になります。トップハンデ750キロですが、連勝で今季を締めくくる可能性は十分です。
 障害巧者の牝馬2頭エンジュオウカントカチプリティー、平場オープンの大将格ホクトキングらが相手。立て直されてくればヤマノミントも力量的に差はありません。

  3月23日(月)のメイン第11レースは夢見月特別(500万円未満混合)。オープンから7頭、500万円条件から2頭、400万円条件から1頭が出走します。
 ここは、ニシキセンプーに期待します。前走3月15日の500万円未満勝入混合を好位抜け出しで勝利し、年明け早くも4勝目。昨年までの勝てないレース続きがウソのような変身ぶりです。もともと障害力には定評がありましたが、ここにきて末脚の確かさも身につけてきました。
 エメラルドは3走前のオープン混合を逃げ切って勝利。前走の牝馬オープンでも障害に詰まったものの4着と好調を維持しています。今回は相手関係からみてハナに行けそう。また得意の重馬場が予想されるだけに、しぶとい脚を見せつけるかもしれません。
 年明けにオープン混合で2着2回のワカテンザンも、格下ですが、好勝負となりそうです。

3/15イレネー記念回顧

2009年3月16日(月)

キタノタイショウが雪辱を果たす!

 15日(日)は2歳シーズンのチャンピオンを決める一戦イレネー記念(3歳オープン)が行われ、2番人気のキタノタイショウが優勝。ヤングチャンピオンシップ(1番人気-2着)の雪辱を果たすとともに、世代チャンピオンの座に輝きました。

 さすがに全馬初めてとなる670キロ(牝馬20キロ減)だけに、普段よりもゆったりとしたペース。アアモンドヤマト、コウドウフジ、キンノカミあたりが馬群を引っ張り、何度も脚を止めながら第2障害にたどり着きました。
 先頭で障害に挑んだのはアアモンドヤマト。間をおいてコウドウフジも登坂を開始しましたが、ともに登り切るには至らず。反対に、さらに一呼吸おいて登り始めたキタノタイショウ、アオノレクサスが抜群の登坂を見せ、ひと腰でクリア。先に挑んだ2頭もこれとほぼ同時に障害を下り、4頭が横一線で難関を突破しました。以下キンノカミ、ホクショウバンクが続く展開。
 しかし、そこからキタノタイショウが一気に抜け出すと、あとは独壇場。しっかりとした脚いろのまま残り10メートル標識を通過。後続とのリードを保ったまま、ゴールまで荷物を運びきりました。やや一杯になりながらも、アオノレクサスが粘りきって2着入線。猛然と追い込んだホクショウバンクは3着まで押し上げるのが精一杯でした。

 勝ったキタノタイショウは、やや遅めの7月にデビュー。しかし徐々に馬体を増やしながらパワーアップし、ヤングチャンピオンシップでは単勝1番人気に支持されるまでに成長しました。そして迎えた今回の一戦。障害をひと腰で越えただけでなく、しまいも確実に脚を伸ばしたレースぶりから、スピード一辺倒ではない力強さを感じました。重量が増えても対応できそうで、今後の成長が非常に楽しみです。
 オープンでは勝ちきれないことが多かったアオノレクサスですが、ナナカマド賞7着、ヤングチャンピオンシップ4着から前進しての2着。しまいに脚いろが鈍った点は今後の課題ですが、まだまだ成長の余地がありそうな馬体からも、今後が楽しみな1頭です。
 単勝1.4倍の断然人気に推されたホクショウバンクは3着。今回の敗因を探るとすれば、第2障害で遅れたのがすべてでしょう。高重量への対応についてはもう少しサンプルが必要ですが、ここで言えることはナナカマド賞と同様、確かな末脚を持っているということ。今後はいかに障害をこなすかという点が課題となりそうです。

成績はこちら
映像はこちら

大河原和雄騎手「なんとか一冠くらいは獲らせてあげたいと思っていたので、最後に勝ててよかったです。レースではキタノタイショウの息に合わせていくように、それだけを心がけて騎乗しました。馬場は重かったですが、それも有利に働いたから勝てたのではないかと思います」

3/15イレネー記念予想 山崎エリカ

2009年3月15日(日)

ホウショウバンクの3冠に期待

 日曜日は伝統のBG1・イレネー記念。なんでも創設されたのは私が生まれる前の1969年らしく、長いなが〜い歴史を背負っています。ちなみに帯広競馬場の正門前にある馬像が、明治時代の大種牡馬イレネー号です。みなさんも帯広競馬場に行かれた際には、ぜひ拝んで見て下さい。もしかするとイレネー号のご利益で、ばんえい競馬が当たりまくるかもしれませんよぉ〜(*^▽^*)

 さて、そのイレネー記念。◎にしてみたいのは、2歳重賞のナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップを制したホウショウバンクです。前々走の黒竹特別は休養明けで斤量25kg増が堪えて障害で止まってしまいましたが、下の馬と最大で45kg差のあった前走つばき特別では好内容の2着に好走しました。ここへ来て力をつけてきている馬もいて、世間で言われているほどズバ抜けた存在だとは思っていませんが、定量戦となるとやはり有利でしょう。

 ○には休養明けの前走つばき特別はゴール前では止まってしまいましたが、昨年11月から一気に力をつけ、4連勝で挑んだ12月のヤングチャンピオンシップで◎に次ぐ2着に好走したキタノタイショウ。一度叩かれての上積みを見込めば◎との逆転の余地もあるでしょう。

 ▲にはナナカマド賞の2着馬で、取消後の4戦も牡馬が相手でも崩れていないワタシハスゴイ。前走のつばき特別時に馬体回復を計り、ここに照準を合わせてきた気配が感じられるので、ここは狙ってみます。(皆川厩舎は大レースに照準を合わせる厩舎ですからね)

 あとは△にここへ来ての障害力が光り、道中で息を入れて終いの脚を伸ばす競馬ができるようになったアアモンドヤマトと、前々走の若竹特別で▲に先着のアオノレクサス。

 今回は◎から配当と相談しながらの購入になると思いますが、基本的には印の薄い順に削って馬券を購入したいと思います。


 ◎ (7)ホクショウバンク
 ○ (6)キタノタイショウ
 ▲ (10)ワタシハスゴイ
 △ (1)アアモンドヤマト
 △ (2)アオノレクサス

3/15イレネー記念予想 矢野吉彦

2009年3月14日(土)

素直にホクショウバンク中心

 2008年度のばんえい競馬もいよいよ大詰め。イレネー記念というレース名を聞くと、なおさら年度末っていう雰囲気になりますね。昨年デビューした若駒たちのチャンピオン決定戦。“ラス前”のこのレースをしっかり当てて、“オーラス"のばんえい記念に弾みをつけましょう!

 牡馬670キロ、牝馬650キロという、どの馬にとっても未知の荷物を曳くレース。まずは馬格がモノを言いそうです。去年のレースでは、メンバー中最重量のニシキボス(1106キロ)が2着に来ましたからね。軸馬はそういう馬の中から選びましょう。とは言っても、素直にホクショウバンクでいいんじゃないですか?
 前々走の黒竹特別と前走のつばき特別では、25キロ軽い荷物の馬に勝たれましたが、今回はその差がなくなります。黒竹特別では勝ち馬から離されたものの、つばき特別で差のない2着になっているんですから、力上位は明らか。他馬の目標にされて何かに負けたとしても、2着は確保してくれると思います。
 相手は、体重1トン以上の馬に絞りたいところですが、ハンデをもらったとはいいながら、ばんえい重量600キロ2戦目、水分2.9%のやや重馬場となったつばき特別でホクショウバンクに先着したコウドウフジと、松田騎手が乗るアオノレクサスが不気味。ホクショウバンクに先着できるのはこの2頭と見ました。
 ホクショウバンクからの馬券が売れるのは確実なのでオッズと相談する必要がありますが、まずは同馬を頭に馬単。アオノレクサス、タワノアヤカ、キタノタイショウ、コウドウフジへ流します。あとは、アオノレクサスとコウドウフジからのウラ目で穴狙い。キタノタイショウからのウラ目は押さえ程度にしておきます。ちょっとナマクラな予想になっちゃいましたか?

 ともあれ、イレネー記念の後は、ばんえい記念が待っています。観戦ツアーはこちらで募集中! みなさんもぜひ“参戦”してください。では、今回はこのへんで。

3/15イレネー記念予想 斎藤修

実績断然ホクショウバンク

 ◎ホクショウバンク
 ○キタノタイショウ
 ▲ライトアーム
 △コウドウフジ
 △ワタシハスゴイ

 詳細は、オッズパークのブログをご覧ください。

<<前へ 2829303132333435363738
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.