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今週の見どころ(2/14〜2/16)

 2月15日(日)には新設の3歳牝馬重賞・第1回バレンタインカップが行われます。当日は女性ジョッキーや厩舎女性スタッフによるチョコレートのプレゼント(14:55ころからスタンド中央付近)もあります。ぜひ競馬場へお出かけください。
 なお今週のスカパー!の放送チャンネルは709chとなっておりますのでご注意ください。

 2月14日(土)のメイン第11レースは白嶺特別(オープン)
 ここはフクイズミに期待します。極端な軽馬場で前が止まらない流れになると厳しいものの、帯広記念(1月2日)制覇の実績はこの中に入れば一枚上。ナリタボブサップ、カネサブラックが不在のメンバーなら負けられないところでしょう。
 そのフクイズミをヒロインズカップ(1月12日)で破っているトカチプリティーは当時よりハンデ差が縮まるものの、最軽量745キロはやはり有利。障害で差をつけ、フクイズミの追い込みをかわしたいところです。
 軽馬場得意のホクショウダイヤ、ペースを握るとしぶといニシキダイジン、オープン特別では堅実駆けのミサイルテンリュウも争覇圏です。

 2月15日(日)のメイン第11レースは重賞・第1回バレンタインカップ(16:30発走予定)です。このレースは別掲のバレンタインカッププレビューをご覧ください。

 この日の第10レースはポプラ賞(4・5歳馬オープン)。先週のダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)と白雪賞(4歳オープン)の上位馬が出走できるレースです。
 ホッカイヒカルはダイヤモンドダスト賞では障害3番手から、前を行くコーネルフジシベチャタイガーを計ったように差し切って、混合500万円未満特別から2連勝中です。スタートで置かれるのは相変わらずですが、その欠点を十分にカバーできる障害力、決め手を身につけてきました。
 4歳勢は白雪賞2、3着馬が回避でやや手薄なメンバーとなっただけに、優勝馬マルモスペシャルには期待がかかるところです。

  2月16日(月)のメイン第11レースは丹頂特別(400万円未満)
 タケノホウシュウは前々走まで混合500万円未満で3戦連続連対。前走愛国特別(混合500万円未満)で6着に敗れましたが、勝ったホッカイヒカルを別格とすれば、2着馬とは3秒4差と着順ほど負けていません。今回は久々の自己条件同士の戦いだけに当然上位争いに加わってきそうです。
 もう1頭注目したいのが前開催きさらぎ特別(混合500万円未満)で5着のブライトダンサー。その前走は昇級初戦ながら特別挑戦。前々走からプラス55キロの負担重量と厳しい条件でしたが、後方から豪快に末脚を伸ばしてきました。障害に甘さがありますが、今回はクラス2戦目での上がり目に期待できるでしょう。
 ワカテンザンは年明けにオープン混合で連続2着と実績上位の存在。きさらぎ特別はゴール前で失速し4着だったカップオーも巻き返してきそうです。

ばんえいジョッキーファイル(24) 松本秀克

2009年2月 6日(金)

第24回 いぶしの松 必殺の秀 松本秀克

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 俺人気あるぞ。すごいんだぞお前、ファンが俺から馬券買って、いっぱい取ったって。複勝から、馬から、枠から……

--- すごいですねー。

 本当にすごいって思ってんのか。お前応援してんのか? ちゃんと写真撮ってんのか? 俺の写真ねーべ。

--- 撮ってますって(笑)。私は、もっとファンレターを増やすためにジョッキーファイルを……

 これ以上ファン増えたら困るぞ。大変だぞ。お前、嫉妬するんじゃないぞ。

--- ……ではまず、騎手になられたきっかけを教えてください。

 だまされた。
 簡単に(騎手免許)もらえるっていうから来たんだ。かなり時間かかった。
 だから卒業アルバムに書いたんだ。俺はばんばの騎手になるって。
 当時は騎手人気あって、受ける人多かったな。

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--- 砂原町(現森町)出身ですね。藤野騎手や恵介騎手のことはご存知でしたか?

 知らない。
 小学校のとき、馬いたからな。牛もいた。

--- そして苦労の末、騎手になられました。思い出の馬を教えてください。

 まずは初勝利の馬だ。

--- タカラセイウンですね。なぜでしょうか。

 初めて勝ったからだ。そりゃそーだべや。
 初勝利、カツラホープの初騎乗。そういうのはビデオに撮っておいてるぞ。
 記念のもんだと思って、○秘映像で。外に流されたら俺も困るけど。
 初勝利は3戦目か。自厩舎(当時は久田厩舎)の馬だった。

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トモエパワーと

--- それでは、トモエパワーについて教えてください。

 今乗ってねぇもん。昔乗ってた、ってことだけだ。
 今乗ってれば言えるけど。違うか?

--- ……そうですね。では、アンローズについて教えてください。
 大友厩舎時代に担当されていたんですよね。首に怪我をした時にもずっとついていたとか。

 アンちゃんはねー。俺、好きだった。俺はアンちゃんと結婚したかった。嫁にもらいたかった。
 人間と同じで美人だ。ちゃんこい(北海道弁で小さくてかわいい意味)よな。鼻っつら白いところな。俺鼻かじったぞ。受け持っていた馬だからな。
 怪我した時はな、俺も大変な事したなーと思って、これでやめようかと思ったぞ。自分の不注意だからな。自分が気つけていたらさ。
 その時の彼女がな、心配してな……って、ファンが怒るか? 俺は嘘言ったりしないから。
 そうやって心配してくれている人がいて。ファンの馬でもあるからな。

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勝負服は「信号機」だそうです

--- では『雪に願うこと』の名シーンについて教えてください。40分あたりで、食堂のおばちゃんを助ける重要なシーンに出演されています。根岸監督が絶賛していたとか(笑)。

 助演男優賞な。出ますって手挙げたんだ。したら俺選ばれたのさ。二枚目だから。
 あのシーンは3〜4時間やって帰ってきた。セッティングもあったからな。
 Tシャツもらって、弁当出てよ。あれは自信になるべ。俳優んとこに名前出て、同じ扱いだべや。

--- 松本騎手は歌がうまいと評判ですよね。吉幾三が十八番だとか。

 いや、普通だ。何でも歌うんだって。今は幅広く。EXILEも歌うんでねぇか?
 吉幾三は着メロにしてるだけであって、カラオケでは歌わね。演歌もうやめた。二枚目だから。
 頑張ってEXILEよ。それ言っとけ。

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人間ばん馬にて。はちまきが似合います

--- わかりました(笑)。
 さて、松本さんはあちこちにばんえいのアピールに行かれていますよね。まずはフランス。

 フランスはちょうど50勝してな、バカンスだ。初フライトがフランスよ。反応はよかった。良すぎた。
 やっぱりよ、遺産として残していきたいもんであるしさ。ただ頑張ってもだめなもんであるし。
 この前Aiba石狩行った時、パンフレット持った人がサインくれってな。俺の馬券で儲けてるかもな。
 次の日の石狩の盛り上がり、半端じゃなかったっていうぞ。すごい声援だったって。きたきたきた、うおーって、一瞬だけ(この日のレースは最後失速……)。
 福山か? 行った日パチンコ行ってよ。やられた。お好み焼きうまかった。

--- 俺のここを見てくれ、というところがあれば教えてください。

 勝つ時かっこいい。サイン書くぞ。俺は嘘言わねーから。モットーだもの。いぶしの松、必殺の秀ってな。
 負けたら……来たら困っちゃうな。
 騎手もいろいろあるけどよ。一頭一頭さ、乗る馬大事にすること心がけて、勝つ一心で、と思うぞ。

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--- では最後に、ばんばを残すために……

 客が入ってほしいけど、俺はまず、自分のファンを持ってほしい。俺とかな。
 だからな、俺のファンの人にファンレターよろしくって。
 帯広でやってるっていってもよ。前、床屋行ったら、私近くにいるから、いつでも行けると思って行ったことないっていう人もいたから。
 気軽に来れるように、ファンクラブ作るから。年会費無料。会報なし。
 条件は、ファンであれば。ファンクラブ会員募集中だ。言っとけ。
 後ろに(花嫁)って付けてな。ハハハハハ。


 キャラクターのいい松本騎手。紹介したいと思いながら遅くなってしまいました。今回もテンポの良いトークに爆笑です。
 ふと見せる競馬に対する真面目な一面に、応援したいな、と思わせてくれる騎手です。もっとファンが増えてほしいな、と思っています。みんなでファンクラブ会員になりましょう(笑)。


取材・文・写真/斎藤友香

今週の見どころ(2/7〜2/9)

 2月5日、都内目黒雅叙園にてNARグランプリ2008の表彰式が行われ、ばんえい最優秀馬に選ばれたナリタボブサップを管理する大友栄人調教師が関係者を代表してトロフィーを受け取りました。ナリタボブサップは今季も旭川記念、北斗賞とすでに重賞を2勝。3月29日の大一番ばんえい記念に向けて、今後のローテーションが注目されます。
 なお今週のスカパー!の放送チャンネルは709chとなりますのでご注意ください。

 2月7日(土)のメイン第11レースは北斗七星特別(オープン)
 ここは前開催の銀嶺特別(オープン)を1番人気で僅差4着のニシキユウに注目します。その銀嶺特別は障害巧者が揃った一戦。ニシキユウは先行力を生かし先頭で第2障害をクリアしたものの、後続も続々と障害を越え、最後は飲み込まれてしまいました。今回は近走障害に不安を抱える馬が多い組み合わせで、馬場(前走馬場水分6.0%)も重くなりそう。この馬向きの流れが見込めるだけに、巻き返しが期待できそうです。
 相手筆頭は、オープンで5戦連続連対中のホクトキング。銀嶺特別(2着)から負担重量の加増がないだけにここも勝ち負けでしょう。
 ひと開催空けて調整されたマルミシュンキも実績上位だけに侮れないところ。前走節分特別(オープン)は障害を越えて粘れなかったエンジュオウカンも相手関係が楽になったここは上位争いに食い込んでくること必至です。

 2月8日(日)のメイン第11レースはダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)。1月4日の5歳限定重賞・天馬賞の再戦となりました。
 なおこのダイヤモンドダスト賞と第10レース白雪賞(4歳オープン)の上位馬が、来週日曜のポプラ賞(4・5歳オープン)へ出走します。
 注目は牝馬ニシキガール。天馬賞2着後のヒロインズカップは古馬牝馬一線級の洗礼をうけ9着でしたが、続く混合500万円未満では1、2着に好走。4歳時は不本意なレースが続いたものの、3歳時にはばんえいオークスを制している実力馬の復活を思わせる近況です。課題の障害も安定。実績、好調度からして最軽量710キロは断然有利だけにここは逃げきりを決めてくれそうです。
 天馬賞圧勝のアローファイター、ヒロインズカップではニシキガールに先着(3着)しているペガサスプリティー、天馬賞は障害で苦戦し4着もその後立て直されたホッカイヒカルらが相手として有力でしょう。

 この日の第10レースに白雪賞(4歳オープン)が行われます。
 キタノメイゲツは3歳牝馬三冠で4、3、3着と堅実な成績を残しました。特に定量戦の三冠目・ばんえいオークスはハイペースで馬群を引っ張っての3着と、格上馬相手でも互角にやれることを証明しています。自己条件(200万円未満)ではひと息のレースが続きますが、障害力が武器だけに荷物を積まれる特別戦なら変わり身を見せてくれるはず。他馬より30〜85キロも軽いハンデからいっても好勝負に持ち込みそうです。
 ライデンロックは1月3日の4歳オープンでは最大50キロ差のトップハンデを課せられながらも僅差4着に追いこんで地力上位をアピール。その4歳オープンで3着に好走したオレワスゴイや、力をつけているアカダケキングも争覇圏でしょう。

 この日の第9レースは黒竹特別(3歳牡馬オープン)。次週(2月15日)に3歳牝馬の重賞・バレンタインカップが行われる関係で、牡馬のみの特別戦が編成されました。
 トップハンデのホクショウバンを除けば、各馬5キロ以内のハンデ差に落ち着きました。期待したいのはコウドウフジ。前走3歳勝入A-2・3ではハナを奪うとそのまま逃走。2着ヤマトジャイナーに18秒8もの差をつけ、昨年10月以来となる白星を挙げました。相手なりに駆ける堅実さがウリですが、この勝利で勢いづいた今回はどんなレースをみせてくれるでしょうか。
 年が明けて3歳オープン特別を制しているライトアームアオノレクサス、スピード比べになれば強いスギノハリアーも差はありません。重賞2勝と実績断然のホクショウバンクは25キロ差のハンデが克服できるかがカギです。

  2月9日(月)のメイン第11レースは立春特別(500万円未満)。 ここは近2走の混合500万円未満、愛国特別(混合500万円未満)で5、4着と調子を上げているミスターセンプーに注目します。昨年10月後半以降は障害で苦戦の連続でしたが、夏には500万円未満特別で3戦連続連対するなどこのクラスでの実績は文句なし。もともと決め手あるタイプだけに、障害のキレが戻ってきた今なら勝ち負けになって不思議ありません。
 前走きさらぎ特別(混合500万円未満)を押し切ったキョウエイボーイ、このクラスの上位安定勢力ヨコハマイサム、障害巧者のカネミセンショーコブラダイオーも有力でしょう。

ばんえいジョッキーファイル(23) 藤島隆雅

2009年1月30日(金)

第23回 200mで見せる破天荒 藤島隆雅

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--- 騎手になられたきっかけを教えてください。ご出身は風連町(現・名寄市)すね。

 家に馬いたんで。うん、ばん馬用の馬を飼ってた。子どもの頃から馬の世話してた。
 本当は農業高校行きたかったんだけど、高校行かないで競馬場行けって言われて。

--- そうでしたか。それで、中学を卒業してすぐ競馬場に来たのですね。騎手になろうと思って?

 そうですね。騎手になりたくて競馬場に来た。

--- では、今までで思い出の馬を教えてください。初勝利はキクノフミヒメでしたが。

 キクノフミヒメ……うーん、思い出……(考え込む)あのときは。結構楽勝だったんで。

--- そうですか? 8番人気で穴をあけていましたが……

 そうそう、ダイコーアラシ。でかいんですよ。自分の担当馬で、一番競馬場ででかったの。一番大きいときで1300キロ近くあったし。乗るときも大変(笑)。

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--- では勝負服について教えてください。

 この色は藤野さんからもらった色です。藤野さんからは色々もらってたんですよね。ヘルメットに、弁当箱ももらったし……。最初はこの騎手服じゃなかったんです。受かって1月から3月まで、3ヶ月しか着ないで(笑)。あまり目立たないからって変えました。最初は、赤い部分が青だったんです。

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--- かわいがられていたのですね。では、プライベートについて教えてください。よく行くお店とかありますか?

 食べ物屋さんね。屋台村にあったんだけど、札幌に引っ越しちゃって……。今は何もないな。
 この前、ダチョウに会ってきた!

--- 芽室町にあるファームクロダですね! ダチョウに乗れるんですよね、私も行きたいんです。乗りましたか?

 いや、乗んない。乗りたくないなって。50kg以下じゃないと乗れないって。ロデオマシンに乗った。牛の形してるやつ。

--- さて、昨年度のガイドブックに座右の銘を「破天荒」と書かれていました。藤島騎手は穴をあけるイメージがありますので、ぴったりだと思いました。

 あー。最近そうでもないけど(笑)。破天荒は、中学生の頃文集に書いてね。その時から。
 で、どんな意味だっけ?(笑)。

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--- 俺のここを見てくれというところはありますか?

 難しいな。レースを見てほしい。乗り馬も見てほしい。

--- 乗り馬? パドックのでしょうか。どんな暴れ馬でも手なずけるとか。

 (笑)うん。

--- 大きなダイコーアラシにも乗っていたわけですものね。大きい馬っておとなしいですか?

 ダイコーアラシはおとなしかったけど、馬はピンキリですね。

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--- では、目標を教えてください。自分自身でも、ばんえい全体でも。

 ばんえいは、もう少しメジャーになってほしい。
 風連でも、みんながみんな馬に関わっていたわけではないから、友達でも知らない人いるしね。
 雪まつりだったら、雪の上そりでひっぱらすのやってたけどね。今はやってるのかな。


 おとなしそうな藤島騎手。何を考えているかわからないけれど、突然面白いことを言うそのギャップが面白かったです。
 それがレースにも現れて、穴を開けてくれるのでしょう。
 これからも驚くような馬券を期待しています!


取材・文・写真/斎藤友香

今週の見どころ(1/31〜2/2)

 1月30日(金)〜2月1日(日)の3日間、第46回おびひろ氷まつり(会場:帯広市緑ヶ丘公園)が行われます。大雪像、氷彫刻の展示や、雪の迷路、夜空を彩る冬の花火のほか様々なアトラクションで盛り上がる毎年恒例の一大イベントです。
 これに合わせ帯広競馬場でも、31日(土)、1日(日)に、おびひろ氷まつりinばんえい十勝『馬の冬まつり』が開催されます。帯広競馬場スタンプラリー、馬とのふれあい、そのほか盛りだくさんの企画が予定されています。またイベント期間中、氷まつり会場から帯広競馬場まで無料のシャトルバスが運行します。ぜひ競馬場にも足をお運びください。。
 なお今週のスカパー!の放送チャンネルは795chとなりますのでご注意ください。

 1月31日(土)のメイン第11レースに幸福特別(300万円未満)が行われます。
 注目はここ2開催の300万円未満特別で連続2着のホクショウドラゴン。トップハンデを課せられながら、ともに離れた3番手から勝ち馬に迫っています。引き続きトップハンデですが、ここもバテない末脚を武器に上位争いに加わってきそうです。
 障害巧者のスギノディアスも近2開催の同条件特別で1、3着と安定感あふれる走りを披露。4歳馬マルモスペシャルは昨年11月以降200万円条件で3着を一度も外さない活躍をみせているだけに、昇級初戦といえど即通用しておかしくありません。2連勝と勢いに乗るエビスオニワカも侮れないところです。

 2月1日(日)のメイン第11レースは節分特別(オープン)
 前開催の柏林馬事公苑特別(オープン)から勝ち馬カネサブラックと最下位馬を除く6頭が参戦。ここは同2着のナリタボブサップに期待します。その柏林馬事公苑特別では、すんなり障害を2番手で越えると、カネサブラックには交わされましたが、最後までしっかり伸びました。馬体減もあり、近走やや精彩を欠いていましたが、久々にこの馬らしいレースができたのは収穫でした。
 このところの軽めの馬場を味方に、自慢の決め手を発揮しているのがホクショウダイヤ。昨年10月以降、オープン特別、オールカマーで一度も5着以下がなく、近走いかに安定して末脚を使えているかがうかがい知れます。
 柏林馬事公苑特別組以外では、紅一点のエンジュオウカンに注目。近2走の重賞では勝てませんでしたが、大幅に負担重量が軽くなるここは、スピード能力全開で逃げ切る可能性もあるでしょう。

 この日の第10レースに若竹特別(3歳オープン)が行われます。
 ここは最軽量牝馬2頭のなかからウィナーミミに期待します。2走前の2歳A-1(12月6日)を逃げ切って楽勝。ヤングチャンピオンシップ(12月30日)を回避しひと息入れられたあとの前走3歳A-2(1月11日)は2番手から抜け出す圧勝劇で目下2連勝。これまで勝ち味に遅い面がありましたが、それも徐々に解消されてきたようです。スピードならA-1のメンバーに入っても上位だけに、3連勝で初のオープン特別勝ちといきたいところです。
 重賞で上位入着の実績があるワタシハスゴイタワノアヤカはハンデを積まれていますが、最軽量馬と10キロ差なら地力で克服できそう。当然上位争いに加わってきそうです。

  2月2日(月)のメイン第11レースはきさらぎ特別(混合500万円未満)
 ここはカップオーに注目します。2走前の混合500万円未満(1月11日)では、ブランドボーイトウリュウとの叩き合いを制して勝利。今回のメンバー中6頭が出走していた前走の勝入混合500万円未満(1月17日)はゴール前でのストップが響き6着でしたが、障害はキレていました。ここは前走の1、2着馬が不在。主戦の尾ヶ瀬馨騎手の騎乗となれば巻き返してきて不思議ありません。
 先行しての粘りが身上のブランドボーイマックスセンプー、馬場が回復すればキョウエイボーイも有力。キングファラオの末脚も展開がハマると侮れないところです。

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