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1/4天馬賞予想 斎藤修

格上位のシベチャタイガー

 ◎シベチャタイガー
 ○ペガサスプリティー
 ▲アローファイター
 △カネサリュウ
 △アアモンドヤワラ

 詳細は、オッズパークのブログをご覧ください。

1/4天馬賞プレビュー

 1月4日(日)のメインは4歳(明け5歳)三冠の最終関門・第2回天馬賞。一冠目・柏林賞(6月1日)、二冠目・銀河賞(9月7日)はクラス別定戦でしたが、このレースは牡馬760キロ(牝馬740キロ)の定量で争われます。
 ハンデ差がつかないので、格付上位馬が有利なのは明白。となればオープンクラスのアローファイターシベチャタイガーカネサリュウの3頭が中心となりそうです。
 今回はこの3頭からカネサリュウに注目します。2歳から3歳春にかけて、ホクレン賞、定量で争われたイレネー記念の2重賞を制した実績馬ですが、その後は第2障害に苦戦の連続で長らく低迷。しかし前々走オープンでは6着も、ふた腰目がしっかり入っていました。そして前走オープンでは障害をひと腰クリアから久々の掲示板確保で4着と、良化著しい近況です。障害のキレさえ戻ればしっかり歩ける脚があるだけに好勝負が期待できそう。道中おかれる面があるだけに、他馬のスピードが削がれる重い馬場も歓迎材料です。
 銀河賞を制している障害巧者のシベチャタイガー、重馬場なら最後まで踏ん張りがきくアローファイターのオープン勢に、大レースでの勝負強さが光る牝馬ニシキガール(500万円条件)を加えた3頭は、3歳時に定量戦の重賞を制していた実力馬。同条件のここも上位進出の可能性が高いでしょう。
 そのほか、柏林賞馬ホッカイヒカル、連勝中のペガサスプリティーアアモンドヤワラらもいますが、ここは勢いより格を重視したいところです。

出走表はこちら

【参考レース】

 6/ 1 柏林賞(勝ち馬:ホッカイヒカル)
 9/ 7 銀河賞(勝ち馬:シベチャタイガー)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

正月開催・後半戦の見どころ(1/3〜1/5)

 正月のばんえい競馬も5日(月)まで残り3日間。後半戦では、4日(日)に、4歳(明け5歳)三冠の最終戦・第2回天馬賞が行われます。
 ところで、1月1日付で、貝羽(かいわ)智生(19歳・大友栄人厩舎)、菊池一樹(22歳・大橋和則厩舎)、長澤幸太(20歳・服部義幸厩舎)、林義直(21歳・今井茂雅厩舎)の新人騎手4名が誕生しました。3日(土)にお披露目(13:20ころと13:55ころの2回)がありますので、帯広競馬場パドック横表彰台前にお集まりください。
 なおこの3日間のスカパー!の放送チャンネルは795chとなっています。

 1月3日(土)のメイン第11レースばんえい十勝金杯(混合500万円未満・16:40発走予定)
 前開催(12月22日)のサンタクロース特別(500万円未満・馬場水分6.5%)は、ペガサスプリティー、キョクシンオーと軽馬場巧者のワンツーでしたが、レースの流れをつくっていたのはコブラダイオー。トップハンデながら僅差3着に粘り込み底力を示しました。今回は、好位抜け出しを決め勝利した11月15日の七五三特別(混合500万円未満・馬場水分2.4%)のほぼ再戦。馬場水分は前走より落ち着きそうなだけに、巻き返しは必至でしょう。
 カネミセンショーは近5走の混合500万円未満、400万円未満特別で4連対と勢いに乗っているだけにここも好走は必至。七五三特別3着のイッスンボウシも上位進出が期待できそうです。

  1月4日(日)のメイン第11レースは重賞・第2回天馬賞(16:30発走予定)。このレースは別掲の天馬賞プレビューをご覧ください。

 1月5日(月)のメイン第11レースに迎春特別(300万円未満・16:25発走予定)が行われます。
 ここは、前走白馬賞(芦毛限定)でオープン馬を破って勢いに乗るロングトップに期待。人気薄での好走が目立ちますが、楽に逃がすとしぶとい脚を使います。
 近7走の300万円未満で5連対と好調なスギノディアス、強烈な決め手を誇り復活気配のホクショウドラゴン、テンが速いキタノイチオクらも差はありません。 

1/2帯広記念回顧

フクイズミ鮮やかな差し切り勝ち!

 2日(金)に行われたのは帯広記念(4歳以上オープン)フクイズミが持ち前の末脚で制し、重賞5勝目を挙げました。

 徐々に馬場水分が下がり、このレース時点で4.7%。高重量戦ということもあり、中間点で2度止まり、3度止まり、ようやくといった感じで第2障害にたどり着きました。各馬横一線も、ニシキダイジン、ナリタボブサップ、スターエンジェル、ミサイルテンリュウの順。
 早めに仕掛けたのはミサイルテンリュウとニシキダイジン。特にニシキダイジンは掛かりよく、ひと腰で天板近くまで登坂。一歩遅れて動いたナリタボブサップ、エンジュオウカン、カネサブラックも上々の登坂を見せました。しかし先頭クリアはニシキダイジン。差なくエンジュオウカン、その後ろにナリタボブサップが続き、以下カネサブラック、スーパークリントン。ミサイルテンリュウとトモエパワーが並んで下り、フクイズミは8番手からでニシキダイジンとはおおよそ15秒差。
 先頭はニシキダイジン。その後ろが大混戦で、残り30メートル付近でエンジュオウカンが止まり、カネサブラックが抜け出し、トモエパワーも押し上げましたが、大外から豪脚一閃フクイズミ。残り15メートルで2番手に上がったフクイズミは、しぶとく脚を伸ばすニシキダイジンをさらに追いつめ、馬体がゴール線を越えたあたりで並び掛けると、交わしきったところがゴール。この馬らしい、寸前での逆転勝利を飾りました。ゴール線上でわずかにもたついたニシキダイジンでしたが、なんとか2着を死守。3着にトモエパワー…、と思われたところソリの後端が残っており、その隙にカネサブラックが滑り込んで3着となりました。以下、地道に歩き続けたスーパークリントンが4着で、トモエパワーが5着。

 フクイズミが勝つ時は常に“鮮やか”という表現がなされますが、今回はいつも以上に鮮やかな差し切り勝ち。いくら末脚確かなフクイズミといえども、880キロを曳いての障害8番手は絶望的な位置と思われました。しかし残り30メートルである程度の位置まで押し上げられたのが、今回の勝因。とにかく前を交わしていくだけ、というこの馬らしい見事なレースを演じてくれたと思います。
 軽めの馬場なら先行力あるニシキダイジンにもチャンスがありましたが、馬場水分が下がってきただけに同馬の2着には驚かされました。今季はばんえいグランプリ制覇など目覚ましい地力強化を果たしており、ムラ駆けタイプとはいえ今後も決して軽視はできない存在と言えるでしょう。
 1番人気のカネサブラックは3着。障害4番手から徐々に前を交わし…、という可もなく不可もないレースぶりでしたが、決め手に欠ける面がここでも3着という結果に表れてしまった印象です。ただ、重量に左右されず安定して上位に食い込むあたりは、さすがのひと言。今後も重賞戦線の主役であることは間違いありません。

成績はこちら
映像はこちら

尾ヶ瀬馨騎手「今日は第2障害で難儀したけど、この馬の力で勝つことができました。第1障害ではバランスを崩しましたが、馬場が重くなるとそういう部分を見せるタイプ。最後はニシキダイジンをなんとか捕まえなければと思って真剣に追って、僅差でしたがゴールでは勝ったなと思いました。すごい馬ですし、ばんえい記念にも1度挑戦してみたいと思わせる馬ですね」

1/2帯広記念予想 山崎エリカ

2009年1月 1日(木)

高重量戦ならスターエンジェル

 新年あけましておめでとうございます。新年早々、歯痛に悩まされている山崎です。“一年の計は元旦にあり”と言いますが、「今年は歯痛かよ!」と思うととてもブルーな気分になります。でも馬券はビシッと当てて、潤いのある1年にしたいです。

 そんなこんなで、新年第一弾の帯広記念の予想。◎にしてみたいのは2分30秒台を超える高重量戦に強く(1月1日の最終レースが馬場水分5.5%で、2日は雪が降らないことを考えると、2分30秒台前後で決着する可能性が高い)、昨年のばんえい記念で3着、今季のばんえいグランプリで2着、北見記念で3着のスターエンジェルです。

 スターエンジェルがばんえい記念で先着を許したトモエパワーは今季不振で休養明け。ミサイルテンリュウも今季の重賞で連対実績がないことを考えると、昨季の勢いは欠いているように思われます。またばんえいグランプリを制したニシキダイジンはノーマークで競馬ができたことが好走の要因なので(今回もノーマークなのがちょっと怖いですが)、信頼するには至りません。北見記念の覇者スーパークリントンも、脚部不安でひと開催お休みさせた後ですから、今回は厳しい結果が待っているのではないでしょうか? 北見記念2着のカネサブラックは古馬重賞で再三2着に好走している強い馬ではありますが、久々のレースとなった前走でそれなりに好走していることを考えると、疲れはないのかと心配になります。

 それら諸々を考慮した結果、決着タイム次第では勝ち切れないまでも、スターエンジェルから馬券を買うのがもっとも無難なのではないかという結論に達しました。もちろん、強い馬が力を出し切って3着、4着という結果も考えられなくはありませんが、おそらく上位争いはしてくれるでしょう。

 ○には登板力はこのクラスではトップクラスで、今季不振でも斤量が増量されるのは好材料のミサイルテンリュウ。▲には北見記念は-48kgの大幅馬体減で6着に破れたものの、賞金によるハンデを背負わされた前2走で崩れがなく、横綱競馬をした岩見沢記念でも3着なら侮れないナリタボブサップ。

 以下△に約1年半の休養明け後に4連勝し、前2走でも2着、3着と崩れていないエンジュオウカン(前走3着も2着とはタイム差なし)。他では休養明け初戦のグリーンパーク特別(オープン特別)を快勝後の旭川記念で大きく崩れただけに、今回もその二の舞になるのではないかという不安が過ぎりますが、岩見沢記念と北見記念で2着の実績があればアッサリと通用しても不思議ではないカネサブラック。あとはスターエンジェルがそこまで人気がないようなので、もう1頭押さえたいフクイズミ。フクイズミは以前より障害がスムーズになって今季の岩見沢記念を制しているので、880kgの重量を背負う今回でも買っておきたいです。

 ◎スターエンジェル
 ○ミサイルテンリュウ
 ▲ナリタボブサップ
 △エンジュオウカン
 △カネサブラック
 △フクイズミ

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