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9/17ばんえい大賞典回顧

2006年9月17日(日)

紅一点ニシキユウが一冠制覇

 17日(日)に行われた3歳三冠の緒戦ばんえい大賞典(3歳オープン)は、紅一点のニシキユウが優勝。5年連続の牝馬ダービー馬へ向けて、期待を持たせる結果となりました。
 ホクショウダイヤと並んでトップハンデ670キロを曳くニシキセンプーが、スタートから飛ばす展開。ニシキユウ、カネサテンリュウらが続きましたが、ホクショウダイヤは後方を追走するなど、縦に長い展開。第2障害下にも、おおむねその隊列のまま到達しました。
 まだ後方の馬が障害にたどり着く前にニシキセンプーが仕掛け、ほぼ同時にニシキユウも登坂開始。2頭がすんなり越え、カネサテンリュウも差なく続きました。快調に逃げたニシキセンプーでしたが、徐々に脚いろが鈍りはじめ、残り20メートルを切ったあたりでニシキユウが先頭へ。カネサテンリュウも2番手に上がり2頭の勝負となるも、ニシキユウの手ごたえには余裕が見られ、そのまま先頭でゴールしました。カネサテンリュウはゴール前で脚いろが鈍くなり、ナカゼンスピードの強襲に遭いましたが、これをしのいで2着を確保しています。人気の一角ホクショウダイヤは670キロがこたえたか、4着に敗れました。

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9/17ばんえい大賞典予想 矢野吉彦

2006年9月16日(土)

勢いで勝負!ニシキユウ

 前回のクイーンC予想は大惨敗。ひょっとして私の予想通りに買っちゃった方がいたらスミマセン。でも、GyaOの「BANBA王」では穴予想に徹している私。このコラムでも本命予想はできなくなっちゃいました。今回はばんえい大賞典。メンバーを見渡すと大穴は狙いにくそうですが、ここも穴予想で行きます。みなさん、覚悟してくださいね。

 大きく分けて勝負になりそうなのは、ホクショウダイヤ、ニシキセンプー、カネサテンリュウ、ナカゼンスピード、ニシキユウの5頭。コーネルはちょっと格下、アアモンドゴールドははまなす賞の健闘はあるものの、前々走で負けたニシキユウ、前走で負けたナカゼンスピードとの斤量差がそのままならここでは不利、そのほかの馬は調子が今イチですからね。
 じゃぁ、5頭のうちのどの馬から買うか。ニシキセンプーはニシキユウと同じ大友栄人きゅう舎で、今回は藤野騎手がニシキユウのほうに乗ります。これは、ニシキセンプーには初騎乗となる安部騎手には申し訳ないですが、ニシキユウのほうが勝負ってことでしょう。ホクショウダイヤと同じトップハンデは格上の証とはいえ、ここは分が悪そうです。
 ということは、残る4頭の順位付け。はまなす賞からプラス20kgのカネサテンリュウが、プラス30kgとなるニシキユウ、ナカゼンスピードより有利。ならばカネサテンリュウで、としちゃうと、斎藤編集長と一緒になっちゃいます。別に同じ予想ではダメってことはないんですが、みなさんも違う予想を期待されているハズですし……。

 ヨシッ、ここはニシキユウを買ってみましょう。はまなす賞を見る限り、障害のキレではカネサテンリュウより上。増量されて初めて620kgの荷物を引くここでも、カネサテンリュウと40kg、ホクショウダイヤと50kgの差があれば、まだこの馬の勢いで勝負できると思います。
 ホクショウダイヤがトップハンデを嫌われて人気を落とすようなら、この馬からの馬単という手もありますが、軸はニシキユウとします。馬単ならいい配当でしょうが、何かに負ける気もするので、ここは馬複。カネサテンリュウ、ホクショウダイヤ、ナカゼンスピードへ流します。あとは、ここも乗り替わることなく出てきてくれた佐藤希世子騎手への応援の意味を込めて、アアモンドゴールドへも少々。これでいかがですか?

 岩見沢開催もあと3週。競馬場には秋の気配が漂っています。食欲の秋にウマイものを食べるためにも、馬券を当てましょう!

9/17ばんえい大賞典予想 斎藤修

トップハンデは苦戦か

 前回、クインカップの予想はお見事!(自画自賛)。◎→○でばっちり決まった。
 とはいうものの、高配当を期待して手広く買ってしまい、結局トリガミ。そんなに堅くおさまるとは思わなかったんだけどなあ。

 さて、ばんえい大賞典。
 クラスによる別定で、オープンの720kgを基準として、クラスが1つ下がるごとに10kg減。メンバー中もっとも格上が390万クラスのホクショウダイヤとニシキセンプーで、これが670kg。下は220万のクラスで、これが6頭いて上下の差は30kgということになる。やはりこの差をどうとらえるかがカギになりそう。
 390万のクラスで連勝しているホクショウダイヤが当然このメンバーでは断然。今シーズン旭川では負けなしの6連勝で、岩見沢に来てからも8戦4勝2着3回と、ほぼ完璧な成績。
 しかし断然と思われるホクショウダイヤにはイヤなデータがひとつ。このレースはトップハンデが人気になっても苦戦をするレースで、01年にヨコハマボーイが勝って以降は4年連続トップハンデの馬が負けている。
 というわけで本命にはカネサテンリュウ。前走はまなす賞では4着に敗れているが、そのときの相手関係を比較すると負担重量的には楽になっている。
 そして対抗にホクショウダイヤ。トップハンデではあるものの、やはりメンバーを考えれば圧勝まであっておかしくない。
 連下には、はまなす賞を勝ったニシキユウと、2連勝中のナカゼンスピード。
 ◎カネサテンリュウ
 ○ホクショウダイヤ
 ▲ニシキユウ
 △ナカゼンスピード
 馬券としては、◎→○の馬単勝負で、○→◎は押さえ程度。あとはオッズを見て◎-▲△を馬単か馬連でどうでしょう。

9/17ばんえい大賞典予想 古林英一

格と実績からホクショウダイヤ

 小生、9月10日にまたもや「BANBA王」にちょいと出してもらい、見事予想を的中させたのである。「自信度は95%!残り5%は天変地異」なんぞと大ボラ吹いたら、何と当たってしまった。たまたま久田調教師がこれを見ていたらしく、月曜日、関係者のお話をうかがうべく岩見沢の厩舎エリアをうろちょろしていたら、「見てたよ、おもしろかった」と声をかけていただいた。恐縮である。
 それにしても、どうして、マイク向けられるとその場しのぎの大ボラを吹いてしまうのであろう。我ながら困った性格である。ことあるごとに「馬」の小寺さんや「ブック」定政さんに対して、「嘘つきや~」なんぞと失礼な暴言を吐いている小生であるが、実のところ、小寺さんや定政さんのいうことにまず間違いはないと思ってはいるのだ。まず小寺さんや定政さんの見解を虚心坦懐に受け入れ、あとはギャンブルなのである。

 さて、このレース、格と実績からいえばホクショウダイヤが1枚抜けているといわざるを得ないように思う。ここは素直にホクショウダイヤを信頼しよう。人間素直が一番。さて、相手だが、これは目移りしますなあ。実力的にはニシキセンプーかカネサテンリュウのようにも思うが、カネサテンリュウははまなす賞で1番人気を裏切った4着というのが気にくわない。ニシキセンプーはホクショウダイヤと同斤量では分が悪そう。そこで、はまなす賞勝ちのニシキユウと目下連勝中のナカゼンスピードを抜擢。ついでにはまなす賞であっといわされたアアモンドゴールドもちょいと押さえてと。印は、
 ホクショウダイヤ◎
 ニシキユウ○
 ナカゼンスピード▲
 アアモンドゴールド△
 馬券的にはホクショウから馬単裏表で、ニシキユウ、ナカゼンスピード、アアモンドゴールドへ、表7・裏3くらいの比率で流すことにする。自信度は95%!残り5%は天変地異……嘘です。本当はまるっきり自信ありません。矢野・斎藤両巨匠、いかがでしょうか?

今週のみどころ(9/16〜9/18)

2006年9月15日(金)

 先週ご案内したとおり、17日(日)に3歳三冠の口火を切るばんえい大賞典が行われます。このレースに、デビュー5年目、NARグランプリ2002最優秀女性騎手賞にも輝いた佐藤希世子騎手が、重賞に初めて騎乗することになりました。ここまで1340戦108勝。並み居るベテラン・名手に混じって地道に勝ち星を積み上げてきた佐藤騎手は、今回、通算100勝に続くステップアップを果たすことになります。騎乗馬アアモンドゴールドとは、はまなす賞で2着に食い込んでいるだけに、ここもチャンス十分。他のベテランジョッキーに負けない騎乗を期待したいと思います。なお、このレースの詳細はばんえい大賞典プレビューをご覧ください。
 16日(土)に行われるのは、岩見沢えぞまつ特別(3歳以上800万円未満)。ここにはホクショウファイトやフクイズミなど、多くの有力馬がエントリーしてきました。なかでも注目はフクイズミ。前々走は6着に敗れましたが、その後1カ月ぶりとなった前走できっちり巻き返しました。ある程度勝負付けのついているメンバーでもあり、ここは十分に期待できるでしょう。前走苦しい展開ながらカネサブラックを下したホクショウファイトも、もちろん争覇圏。早めの抜け出しから、フクイズミの末脚をしのぎきれるか注目です。ほか、安定したレースを見せているスミヨシセンショーとイッスンボウシ、ツルマキシンザンらも好勝負圏内でしょう。
 第10レースに行われるのは3歳以上混合650万円未満。このメンバーならアオノキセキが巻き返すでしょう。前走リンドウ特別は800万クラスの好調馬が揃い9着に敗れましたが、その前はオープン馬を相手に2、3着。重賞2勝の実力を、ここで発揮してもらいたいものです。
 17日(日)のメインレースは、重賞のばんえい大賞典(3歳オープン)。このレースについては、前述のとおり別掲のばんえい大賞典プレビューをご覧ください。
 その前、第10レースに行われるのは3歳以上オープン混合の一戦。中心となるのは、近走一線級を相手に好走しているトカチプリティーでしょう。前走の紅バラ賞では、アンローズ、サダエリコを中心とした強豪を相手に3着に奮闘。ここも、早めの障害クリアからの粘り込みに期待が持てそうです。ほか好調のライジングサン、スターエンジェルなども中心視されそうです。
 18日(月)のメインレースは夕張川特別(3歳以上470万円未満)。このクラスは混戦模様で、毎回難しいメンバー構成となりますが、今回はコトブキライアンの地力に期待したいと思います。前々走、550万クラスとの混合戦で3着に来ているように、好調なのは確か。このクラスの常連メンバーだけに、レースの流れに左右されることも少ないでしょう。逆に新興勢力として期待したいのがキョウワテンリュウ。今季の岩見沢は8戦して7連対。連をはずしたのは、同世代との大倉山特別(4着)のみと、安定したレースを見せています。前走快勝から、ここも期待でしょう。
 第10レースにはナナカマド賞(2歳オープン)が行われます。世代のトップをひた走るシベチャタイガーのエントリーこそありませんが、その他2歳のトップクラスが出走を予定しています。中心視したいのはパンチテンリュウ。デビュー戦で競走中止も、それ以降は7戦して5着以下がない好成績。青雲賞で2着に好走したのも記憶に新しく、前走も手堅く2着にまとめたのも実力の証明。今回も安定感あふれるレースを期待したいと思います。もちろんアローファイターも争覇圏。前走パンチテンリュウを下し、久々の勝利を挙げました。復調なったと見ていいでしょう。出走すれば2カ月ぶりとなるフジノイッシン、牝馬ナンバー1ニシキガールも好勝負圏内で、コーネルフジの巻き返しにも期待したいと思います。

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