やっぱり格でニシキセンプー
いや~、とにかくばんえい競馬の存続が決まってホッとした。
11月下旬から存続の決まる12月14日まで、ばんえい競馬のことを考えなかった日は1日もなかったような。日々こんなにばんえい競馬のことばかりを考えていたのはおそらく初めてだと思う。
馬券を買っていてもそれが当たるかどうかよりも、とにかくばんえい競馬が存続してくれるかどうかのほうが頭の中では大きな位置を占めていたことも確か。
でもまだ安心はできない。これからが大変だ。続けられるとはいえ、来年度は関係者の報奨費などが4割もカットされて競馬が行われるのだ。まず赤字を出さないことが最初の目標だが、バブルのころの賞金までとはいわないものの、せめてばんえい記念の1着賞金が1000万円で持ちこたえていたころの賞金レベルには戻せるように、なんとかしたいところだろう。
そういうわけで去年から三冠の最終戦となったばんえいダービー。
今シーズンの3歳戦線は、最軽量のニシキユウが1番人気で勝ったばんえい大賞典はともかく、ばんえい菊花賞は6番人気の牝馬エメラルドが勝ち、ばんえいオークスは最低人気のキキリンドウが勝つという波乱の結果が続いている。定量戦の菊花賞とオークスは本来なら格付けどおりに決まりそうなものだが、これがばんえい競馬の難しさであり、おもしろさなのだろう。
ばんえいダービーはここ4年、ずっと牝馬が勝っている。今年も一冠目のばんえい大賞典、二冠目のばんえい菊花賞と牝馬が制し、牝馬優勢の傾向は続いている。
で、今回出走する牝馬はといえば、ばんえい大賞典を勝ったニシキユウと、菊花賞を勝ったエメラルド。
ニシキユウは菊花賞でもそうだったように定量でこのメンバーではいかにも厳しい。菊花賞ではコースや馬場状態に助けられた印象が強いエメラルドはもう一度このメンバーに入って勝てるかという図はあまり浮かんでこない。
結局は格どおりの予想になってしまうわけだが、帯広に来て2連勝のニシキセンプーから狙ってみる。
相手には、菊花賞で1番人気となったホクショウダイヤ。帯広では470万クラスで2戦連続ニシキセンプーの2着に敗れているが、やはりこのメンバーでは上位。
あとは菊花賞馬エメラルド、その菊花賞ではゴール前一旦は先頭に立って惜しい2着だったナカゼンスピード、菊花賞2番人気で4着だったカネサテンリュウまで。
◎ニシキセンプー
○ホクショウダイヤ
▲エメラルド
△ナカゼンスピード
△カネサテンリュウ
馬券は、ニシキセンプーからの流しは当然として、ホクショウダイヤからも流してみたい。
が、枠順を見て不安がないでもない。
先週の開催は土日月とも帯広にいたのだが、月曜日はとにかく8枠がよく来た。8レース以降はすべて大外の馬が連対し、9~11レースは3レース連続で枠連8-8という決着だった。
ならばホクショウダイヤとともに8枠に入ったニシキユウの大駆けもあるのかなと。
ま、それは当日の傾向を見てってことで。