ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 今週のみどころ(12/23〜12/25) | メイン | 12/24ばんえいダービー予想 斎藤修 »

12/24ばんえいダービープレビュー

 24日(日)に3歳三冠の最終関門、ばんえいダービー(3歳オープン)が行われます。ばんえい大賞典はニシキユウ、ばんえい菊花賞はエメラルドと、ここまでの三冠戦線はいずれも牝馬が優勝しています。振り返れば昨年まで4年連続牝馬が優勝しているこのばんえいダービー。今年は果たしてどういった結果になるでしょうか。
 まず注目馬として挙げたいのは、ホクレン賞馬ニシキセンプー。今季は格付けの問題もあって目立った活躍ができませんでしたが、ばんえい菊花賞で3着に食い込むと、その後2連勝。いずれのレースでも、世代の中心と見られていたホクショウダイヤを同斤量で下しており、ここへきて一気に上昇気流に乗った印象です。帯広コースは[4-3-2-2]と相性もよく、このままの勢いを保てれば頂点奪取も十分に期待できるでしょう。トカチプリティーの全弟としての底力にも期待したいと思います。
 対するホクショウダイヤ。三冠戦線は4、7着と精彩を欠きましたが、トップクラスの実力を持っているのは証明済み。イレネー記念2着など、帯広コースでの実績も十分です。しかしばんえい菊花賞後の2戦は、ともにニシキセンプーの2着。対戦成績で考えれば分が悪いといえるでしょう。その空気を振り払うことができるか、また名実ともに世代の頂点に立てるか、ホクショウダイヤにとっては正念場の一戦といえます。
 特に注目してみたいのはナカゼンスピード。ホクレン賞4着、イレネー記念3着、ばんえい大賞典3着、そしてばんえい菊花賞2着と、重賞レースでつねに上位争いを演じており、近走もばんえい菊花賞を含め4戦連続連対を果たしています。確かに勝ち味に遅い印象はありますが、今回のような混戦時にはひょっこり顔を出してきそうなタイプ。単穴としておもしろい存在だと思います。
 ばんえい大賞典2着のカネサテンリュウは、前走の勝入混合別定390万円未満で、ニシキセンプーとホクショウダイヤに屈して4着。安定度はありますが、兄カネサブラックに見られるような、突き抜ける迫力を感じられません。しかし有力馬の1頭であるには違いなく、もしここを勝って一皮むければ、のちのオープン戦線でも楽しみでしょう。
 ばんえい菊花賞馬エメラルドは真価を問われる一戦。前走ばんえいオークスは最低人気のキキリンドウに屈しての2着で、あまり評価できる内容ではありませんでした。帯広コースは未勝利ということもあり、越えなければならない壁は、かなり高いといえます。
 ほかメジロショウリキツジノコウフクあたりが好勝負を演じられそう。ニシキユウはばんえい大賞典勝ちがフロックと言われないためにも、ここが正念場となります。

出馬表はこちら

【参考レース】
9/17 ばんえい大賞典(勝ち馬:ニシキユウ)
11/19 ばんえい菊花賞(勝ち馬:エメラルド)
12/9 勝入混合別定470万円未満(勝ち馬:ニシキセンプー)
12/10 ばんえいオークス(2着:エメラルド)
※ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞、ばんえいオークスの映像はこちら

Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.