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9/15ばんえいプリンセス賞プレビュー

2008年9月13日(土)

 9月15日(祝・月)のメインは3歳牝馬三冠の第2弾・第32回ばんえいプリンセス賞。200万円条件(650キロ)から3頭、120万円条件(640キロ)から7頭が出走します。
 6月15日に行われた一冠目・黒ユリ賞は、障害を先頭で越えたニシキエースが一旦はウィナーナナに先頭を譲ったものの、残り20メートルで差し返すとそのまま突き放して勝利。勝ち馬とほぼ同時に障害をクリアしたウィナーナナカネヅルキタノメイゲツがほぼ横一線で2〜4着に続きました。
 この上位4頭で、黒ユリ賞から各馬30キロずつ加増(650キロ)されているなか唯一20キロ増(640キロ)なのがキタノメイゲツ。その一冠目では先行策から真っ先に仕掛ける積極的なレースを披露、その後、自己条件120万円未満で8戦して5連対と好調な近況です。近走手綱を取っていた藤島隆雅騎手から大口泰史騎手への乗替わりで、勝負気配が漂います。
 実績から見て相手もニシキエースウィナーナナカネヅルに絞られそうです。
 ニシキエースはメンバー中で唯一、今回の重量を経験している強みがあり、マイペースで運べれば二冠奪取の可能性もあるでしょう。
 ウィナーナナは今回の出走馬中で唯一、200万円未満戦での勝ち星があります。牡馬相手の重賞・ばんえい大賞典(8月10日)ではスムーズな障害クリアから一度も止まらずに歩きとおし2、3着馬と僅差の4着と力のあるところを示しました。
 カネヅルはきっちり使える末脚が魅力です。馬場水分0.1%以上1.5%未満で4勝(連対率66.7%)の実績はメンバー中トップ。当日は重馬場が予想され、同馬にとって大きな後押しとなるでしょう。
 黒ユリ賞では4着馬と5着馬の間には30秒近くのタイム差があり、今回、トップハンデ馬と10キロしか重量差がないのでは下位馬の巻き返しは厳しそう。また同レース不出走組も強調材料に欠ける近況だけに、今回は黒ユリ賞の上位再戦となりそうです。

出走表はこちら

【参考レース】

 6/15黒ユリ賞 (勝ち馬:ニシキエース)
 7/ 6とかちダービー (2着馬:ウィナーナナ)
 8/10ばんえい大賞典 (4着馬:ウィナーナナ)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

9/7銀河賞プレビュー

2008年9月 5日(金)

  9月7日(日)のメインは第16回銀河賞。昨年から4歳三冠の第2弾としてこの時期に移設、クラス別定重量で争われる一戦です。
 負担重量は、オープン2頭の730キロから400万円条件の牝馬3頭の690キロ(710キロから牝馬20キロ減)まで上下40キロ差がつきました。一冠目・柏林賞(6月1日)を含め、それ以降に行われた4歳(3歳との混合戦含む)オープン4戦で連対した4歳馬7頭(1頭は3歳馬)中5頭が30キロ以上のハンデをもらっていた馬。ここもやはり軽量馬が有利でしょう。
 となると、好走の可能性が高そうなのは、690キロのニシキガールペガサスプリティープリンセスモモと、700キロのミサキスペシャルホッカイヒカルの5頭。
 なかでもミサキスペシャルは、それらの4戦ですべて4着以内と堅実だけに有力でしょう。安定した障害力が武器のパワータイプで、重馬場になればさらに好走の確率が高まります。
 逆に軽い馬場になれば台頭してきそうなのが、前開催のはまなす賞(3・4歳オープン・馬場水分4.6%)を障害2番手から差し切ったペガサスプリティーや、柏林賞(同4.2%)で2着に追い込んだプリンセスモモの牝馬2頭です。
 20キロ減の牡馬2頭、コーネルフジははまなす賞を回避しここに備えてきたローテーションが魅力、マルニゼウスは決め手ではナンバー1。力のいる馬場状態なら牝馬勢を押しのけ上位に食い込んでくるでしょう。
 オープン格付のアローファイターは、3歳時に定量戦のばんえいダービーを圧勝している実力馬。世代限定戦では安定して上位に食い込んでいますが、ここもトップハンデで勝ち切るまではいかないでしょう。

出走表はこちら

【参考レース】

 6/ 1柏林賞(勝ち馬:ホッカイヒカル)
 6/29ライラック賞(勝ち馬:コーネルフジ)
 7/20紅バラ賞(勝ち馬:マルニゼウス)
 8/24はまなす賞(勝ち馬:ペガサスプリティー)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

 

8/16ばんえいグランプリプレビュー

2008年8月14日(木)

 8月16日(土)のメインは、ファン選抜重賞・第20回ばんえいグランプリ。ファン投票で上位のカネサブラック、マルミシュンキ、ミサイルテンリュウが出走を見送ったのは残念ですが、それでも好メンバー10頭が揃いました。
 7月27日の北斗賞は、ナリタボブサップ(ファン投票2位)が障害先頭から押し切り、圧倒的な支持にこたえ旭川記念から重賞連勝。他馬からプレッシャーをかけられることなく、マイペースを守って障害を越えられたことが勝因として挙げられるでしょう。今回も、引き続きカネサブラック、マルミシュンキら強敵が不在だけに、重賞3連勝も考えられます。しかし、今回は北斗賞には不在だったニシキダイジン(ファン投票24位)、ニシキユウの強力先行2騎にペースを乱される可能性もあり、すんなり主導権を握れるかがポイントになりそうです。
 フクイズミ(ファン投票1位)は、今季、牝馬限定のカーネーションカップ(4着)、旭川記念(2着)、北斗賞(4着)と出走した重賞すべてで掲示板を確保しています。前走シーサイド特別(オープン)は、馬場水分5.8%と軽い馬場でしたが、先行勢から離されず追走し、障害をひと腰で越えると自慢の末脚で抜け出して勝利。昨年11月以来の白星で、負け癖を払拭できたのも好感触です。道中息が入る高重量戦なら置かれる心配もなく、障害さえスムーズにクリアできれば好勝負は必至でしょう。
 トモエパワー(ファン投票3位)は、800キロを曳いた北斗賞では、障害3番手クリアからゴール前でミサイルテンリュウを差し切って2着。ナリタボブサップからは13秒6も離されましたが、やはり高重量戦では軽視できないところです。
 気になるのがニシキユウ(ファン投票17位)。今年5月のカーネーションカップでは同重量のフクイズミを退けて優勝しています。06年のばんえい大賞典制覇をはじめ、暑い季節は安定して成績を残せるタイプで、障害のタイミングがあえば一発の可能性を秘めています。
 軽馬場で前が競る展開ならホクショウダイヤ(ファン投票11位)の決め手、ゴール前が混戦になるようならタケタカラニシキ(ファン投票15位)のしぶとい脚も侮れません。

出走表はこちら

【参考レース】

 5/11カーネーションカップ(勝ち馬:ニシキユウ)
 6/22旭川記念(勝ち馬:ナリタボブサップ)
 7/27北斗賞(勝ち馬:ナリタボブサップ)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

8/10ばんえい大賞典プレビュー

2008年8月 8日(金)

 8月10日(日)のメインは、第33回ばんえい大賞典。ばんえい菊花賞(11月3日)、ばんえいダービー(12月28日)と続くばんえい3歳三冠の初戦で、三冠中で唯一、別定重量戦(残り二冠は定量戦)として行われます。400万円条件から120万円条件までの10頭が揃いましたが、メンバー的には、7月6日のとかちダービー(3歳オープン)出走馬が6頭を占めます。
 注目は唯一の400万円条件馬であるオレワスゴイ。3月に定量戦で行われた重賞・イレネー記念では、第2障害を先頭で越えるとゴールまで一度も止まらずに逃げ切った実力馬です。その後行われた3歳オープン戦にはすべて不出走だったため、今回はイレネー記念以来の対戦となるメンバーがほとんど。しかも初経験となる最大40キロ差のトップハンデを課せられ、他馬との力関係がつかみにくいのですが、古馬中級条件戦のペースを経験している強みを買って中心視します。
 これに続くのがとかちダービー1、2着のライデンロックウィナーナナ。そのレースは、ほぼ同時に先頭で障害をクリアした3頭による大接戦。ライデンロックが残り30メートルで抜け出すと、ゴール前で一度止まったものの後続を振り切って勝利。ゴール線上で詰ったカイセテンザンを、牝馬ウィナーナナが差し切って2着に入りました。
 ライデンロックは、安定した先行力を武器に今季開幕から200万円未満と世代限定戦で9戦8連対と絶好調。ひと開催あけてここに臨んできたローテーションも好感触です。
 一方のウィナーナナも、牝馬重賞・黒ユリ賞を含め目下8戦連続連対と地力強化をうかがわせる近況。障害巧者だけに、高重量戦は有利でしょう。
 ほか、2歳時にヤングチャンピオンシップ勝ちがある実績馬ホクショウジャパン、大口泰史騎手に乗替わってからとかちダービー以外の5戦を全勝のカイセテンザンも上位圏内でしょう。
 牝馬カネヅルは、追い込んで届かないレースが多いものの、馬場が極端に重くなるようなら上位食い込みも一考です。

出走表はこちら

【参考レース】

 3/ 9 イレネー記念(勝ち馬:オレワスゴイ)
 6/15 黒ユリ賞(2着馬:ウィナーナナ)
 7/ 6 とかちダービー(勝ち馬:ライデンロック)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

7/27北斗賞プレビュー

2008年7月25日(金)

 7月27日(日)のメインは重賞・第13回北斗賞。今季ここまでの3歳(4歳)以上による重賞は牝馬限定戦を除き2戦、ばんえい十勝オッズパーク杯(4月27日)、旭川記念(6月22日)ともに別定戦でしたが、このレースは800キロ(牝馬780キロ)の定量戦で行われます。ばんえい十勝オッズパーク杯の覇者カネサブラックや、同レースと旭川記念でともに僅差3着に入ったマルミシュンキの名がないのは寂しいですがそれでも強豪8頭が揃いました。
 ここはナリタボブサップに期待します。ばんえい十勝オッズパーク杯はカネサブラックとの一騎打ちとなり2着、旭川記念は障害先頭から押し切る盤石のレースで優勝。前走のオープン戦で今季初めて連対を外しました(4着)が、高重量戦は障害巧者のこの馬にとって有利。今季5戦して、今回のメンバー中で先着された馬はおらず、重賞連勝が濃厚です。
 このレースを2連覇中のミサイルテンリュウは、カネサブラック、ナリタボブサップ、マルミシュンキら若い世代の台頭もあり今季はここまで未勝利です。とはいえ旭川記念では、離れた障害クリアから4着と見せ場は作るなど、9歳になった現在もそれほど力落ちは感じません。メンバー的に楽になった今回は好勝負に持ち込めるはずです。
 牝馬フクイズミは、旭川記念、続く前走白夜賞(芦毛馬選抜)ともに後方から鋭く追い込んで差のない2、3着に健闘しています。このところは課題の障害も安定しており、第2障害での苦戦が響き最下位だった昨年の雪辱を期したいところでしょう。
 面白そうなのは5歳馬ホクショウダイヤ。同期に世代限定重賞3勝のマルミシュンキがいたため日陰の存在ですが、決め手ではオープン一線級に入っても見劣りしません。ばんえい十勝オッズパーク杯では僅差の4着、前走七夕特別では古馬オープン特別初制覇と勢いがあり、初の800キロでも楽しみがひろがります。
 負担重量800キロなら、ばんえい記念2連覇など高重量戦で持ち味を発揮するトモエパワーにもチャンスがあるかもしれません。

出走表はこちら

【参考レース】

 07/7/2207年度北斗賞(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)
 4/27ばんえい十勝オッズパーク杯(2着:ナリタボブサップ)
 6/22旭川記念(勝ち馬:ナリタボブサップ)


※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

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