3月28日(日)のメインは第42回ばんえい記念。定量1トン(牝馬980キロ)を曳くばんえいのチャンピオン決定戦です。
06、07、08年シーズンと3連覇中なのがトモエパワー。今シーズンは、準オープンクラスとの混合戦で2勝のみですが、昨シーズンは未勝利でこのレースを圧勝しており不安材料ではありません。今回が初のばんえい記念挑戦となる西謙一騎手とともにスーパーペガサス(02~05年)以来となる4連覇へ突き進みます。
スーパークリントンは07年シーズンにばんえい記念へ初挑戦し4着。昨シーズンは、北見記念を制し、帯広記念でも差のない4着、このレースでも5着と高重量戦で変わり身を見せるタイプです。今シーズンはズブさが出たのか、得意の高重量戦でも掲示板に載れないことが多くなりました。しかし、充実期である7歳シーズンだけに、衰えたというより、1トンでこそ発揮できるパワーが身についたと考えることもできそう。昨シーズンのばんえい記念より20キロ以上体重も増えました。前走まで7週連続で出走と、脚部不安も目下心配なさそうです。
NARグランプリ2009ばんえい最優秀馬に輝き、今シーズンは重賞で5勝しているのがカネサブラック。その多くがトップハンデを課せられながらの勝利だけに価値があります。昨シーズンがばんえい記念初挑戦で堂々の2着。今年も好勝負を期待したいところです。
帯広記念2連覇を成し遂げ、今回がばんえい記念初挑戦なのがフクイズミ。牝馬の優勝は、農林水産大臣賞典時代の1982年(キヨヒメ)にまで遡りますが、ここでも渾身の末脚を見せることができるでしょうか。
不気味なのはニシキダイジン。今シーズンは450万円条件からのスタートで、重賞出走は4回と多くはありませんが、すべて勝ち馬から10秒差前後に好走しています。初挑戦だった昨シーズンのばんえい記念では4着と1トンへの適性もありそうです。
出走表はこちら
【参考レース】
3/29 08年度ばんえい記念(勝ち馬:トモエパワー)
11/29 北見記念(勝ち馬:カネサブラック)
1/ 2 帯広記念(勝ち馬:フクイズミ)
2/28 チャンピオンカップ(勝ち馬:カネサブラック)