この3日間で今季のばんえい競馬も終了。3月28日(日)のメイン第11レースには古馬ナンバー1決定戦・ばんえい記念が行われます。史上2頭目の4連覇を目指すトモエパワーや、今季重賞5勝の実力馬カネサブラックをはじめ今年も強豪10頭が勢揃いしました。また、場内は3日間ともイベントが盛りだくさんです。ぜひ競馬場へお出かけください。
3月27日(土)のメイン第11レースにはじゃらんカップ(270万円未満・16:50発走予定)が行われます。
前開催のとかち白鳥特別で2着惜敗のホリセンショウに引き続き期待。最後はワタシハキレイズキの決め手に屈しましたが、第2障害先頭から着実に末脚を伸ばすこの馬らしい戦いぶりで、調子落ちは感じません。今回はさらに別定5キロ増となりますが、障害も安定しているだけに問題ないでしょう。
目下2連勝と充実しているのがキタノメイゲツ。この条件の特別は初で、690キロも初ですが、障害巧者だけにこなせそうです。
ほかにも前々回の同条件特別(3月1日)を制したキタノダイチや、ホクトタイガー、スマイルダンスなど有力どころは障害巧者ばかり。登坂での小さなロスが結果に大きく響きそうです。
3月28日(日)のメイン第11レースは第42回ばんえい記念(17:15発走予定)。このレースは別掲のばんえい記念プレビューをご覧ください。
この日の第10レースはオッズパーク杯スターライト特別(5歳オープン決勝・16:30発走予定)。
トップハンデでもライデンロックの中心は動きません。3月21日の4・5歳オープンでは3着でしたが、5歳馬では最先着。しかも、勝ち馬より50キロ、2着馬より20キロも重いハンデを課せられての結果でした。
その3月21日の4・5歳オープンは馬場水分5.2%と軽い馬場で行われましたが、今回は重くなりそう。5着キンセイモン、9着ウメノタイショウの巻き返しもありそうです。
3月29日(月)のメイン第11レースは大平原特別(450万円未満混合・16:50発走予定)。オープン5頭、450万円条件4頭で争われます。
オープンの筆頭格はシベチャタイガーです。今季前半はオープン1組で戦っていた力量馬。この450万円未満混合戦では大崩れがありません。今季最終出走でシーズン初勝利といきたいところです。
ニシキガールも侮れません。前走の牝馬オープン特別は力負けし6着でしたが、3、2走前はこの450万円未満混合で1、2着と健闘していました。障害さえまともなら最後までしっかり歩ける脚がある馬。一線級との戦いから解放された今回、巻き返しがありそうです。
10キロ軽い450万円条件からはタカラオーシャンに注目。前走のオープン決勝混合(3月14日)では450万円条件勢で最先着の5着。最後の最後までマルミシュンキらオープンの強豪に食い下がる好内容で、シベチャタイガー(7着)にも先着しています。今回はオープン馬のレベルが大幅に下がっており、粘り込みがあるかもしれません。
今年度の最終レースとなる、この日の第12レースは螢の光賞(350万円未満・17:25発走予定)です。
前開催の春風特別は6着と敗れたメダマの巻き返しに期待します。もともと障害が課題の馬ですが、アオノレクサス、フレイムスワローら減量がある4、5歳の快速馬のペースにハマったことがいちばんの敗因かもしれません。今回4、5歳馬はおらず、マイペースで進められそう。自慢の末脚がさく裂しそうです。
ハマカツは春風特別で今回のメンバー中最先着の3着。軽い馬場が得意ですが、馬場水分2.4~3.4%の近4走でも3着3回とパワーアップしています。今回は春風特別の1、2着馬が不在だけに、久々勝利の場面がありそうです。
目下2連勝と勢いがあるクロフネオーザン、安定した先行力が武器のブランドボーイらも侮れません。
開催終了後、帯広競馬場は走路改修に入り、4月11日(日)に第1回能力検査を実施。新年度のばんえい十勝は、4月24日(土)に開幕となります。